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今日読んだSF/FT/HRの感想 13冊目

1 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/07/29(金) 20:33:08.18
読了した小説の感想を書き込んでください。
必須条件は本の題名、作者、点数(10点満点)、感想

SF・FT・HRであれば漫画や映画でも可です。

まとめサイト
http://www2.atwiki.jp/zgok0079/

前スレ
今日読んだSF/FT/HRの感想 12冊目
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/sf/1284019400/

★荒らしの自作自演や陰湿な挑発、ID表示でも明らかな煽り書き込み等などはスルーを、反応した書き込みにもスルーを。
(反応すると削除依頼の妨げとなります。 荒 ら し の 名 誉 毀 損 書 き 込 み があっても却下されます)

 上記の名誉毀損書き込みを行った、荒らしコテハンにどうしても我慢できない場合は以下のスレへ。

【頭吊】ミステリ板住人被害者の集い94【コレルトレス】
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1279965735/
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その32
http://toki.2ch.net/test/read.cgi/tubo/1255750352/
(「書斎魔神」は「ミステリ板住人」の別ハンです)
書斎魔神・アホアホ語録指導部屋 7
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/movie/8993/1280155828/l50

262 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/12(土) 02:12:39.54
>>258
安部公房はR62号の発明を読んで、なんて新しいことをする人なんだ、と思った。
R62号は今でも時々思い出す。

263 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/12(土) 06:29:28.27
ジョー・ウォルシュ ファージング3部作
「英雄たちの朝」8点
「暗殺のハムレット」10点
「バッキンガムの光芒」9点

英国がドイツと単独講和したことでファシズムが世界を支配した並行宇宙を
舞台にした改変歴史サスペンス・ミステリ連作。
オーソドックスな事件物ミステリである1作目の前半こそやや退屈だったが、
終盤の衝撃的な権力犯罪で帳消し。
ヒトラー爆殺計画に利用される女優と取り締まる警官の視点から
警察と反政府派の行き詰る攻防を描く2作目がラストまで完璧な出来で10点満点。
英国版ゲシュタポの隊長を務めながら裏でユダヤ人を逃がしている主人公が
養子の娘を逮捕され次第に追い詰められていく3作目もバツグンの面白さ。
ラストは確かに痛快なのだが、ちょっと話がうますぎなので、まあ9点ぐらいで。
改変歴史ディストピアSFとしてみても傑作なのだが、
それ抜きでミステリ、サスペンスとしても普通に楽しめるのがいい。
登場人物にホモが多すぎなのはちょっと笑った。作者、ヤオイの気があるのかも。

264 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/12(土) 10:28:24.86
>>245>>251
そもそもそいつは読んでないし。
ほとんどが書評からのパクリだということが証明されている。

265 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/12(土) 15:18:42.71
>>263
> 登場人物にホモが多すぎなのはちょっと笑った。

同性愛者は「秘密の生活」というものに慣れているので地下活動〜レジスタンスに向いている
……とはギャビン・ライアルが『クロッカスの反乱』の登場人物に語らせているけど、
ファージング3部作には主人公がホモであることの必然性が感じられなかったな。

ラストのアレもある種の「デウス・エクス・マキナ」って奴なのかな?

266 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/12(土) 22:07:28.63
マイノリティが抑圧される構図にするためという
説明はできるけど、別にホモでなくてもいいんだしね。
ユダヤ人とホモばかりが強調されてるので、
時代背景からユダヤ人は自然だけど
ホモだけがどうしても浮いてしまう。
有力閣僚までホモってのはさすがにどうかと思ったw

267 :ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE :2011/11/13(日) 06:29:06.50
筒井康隆「漂流 本から本へ」   5点
筒井堂版「ぼくはこんな本を読んできた」とでもネーミングしたい著作だが、
内容的には立花氏のそれとは異なり、仕事(著作活動)に関連した最近の
読書エッセイではなく、幼少期から作家として全盛期だった70年代に至る
まで影響を受けた本をチョイスしてその思い出を綴ったものである。
取り上げられた書籍に絶版なものが多く、古書やライブラリーに
期待しなければならないものが多いのが残念な感はあるが、
今更ながら、「ほぉ、筒井堂がこんな本まで」という興趣に富む作。
手塚治虫「ロストワールド(前世紀)」「宇宙戦争」「盗まれた街」
「発狂した宇宙」「人間の手がまだ触れない」「宇宙の眼」「地球の長い午後」
他にもSF的要素がある作はあるものの、完全にSFに分類されるもので、
取り上げられたのはこの7作のみと意外に少ない。
しかも、1作は手塚漫画、ハインライン、クラーク、アジモフという御三家の作は皆無、オールタイムベスト上位の常連作でもオールディス作品ぐらい
であり、ブラウン、シェクリイ、フィニイというたSF史上では二列目の作家の作品が高評価され、チョイスされているのが面白いものあり。
(ディックも現在は絶版の「宇宙の眼」である)
バラード、ヴォネガット等の作が無いのも、筒井作品を思うに不思議な感あり。

268 :ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE :2011/11/13(日) 06:29:42.76
本格デビュー前にセリーヌの「夜の果ての旅」を愛読したのが、
後年の難解過ぎる作への影響かと思われるが、
この点は個人的には残念であった。
ミステリ板住人としては、大乱歩、クリスティ、ハメットあたりをSFの大御所
がしっかりと押えてくれている嬉しさはあり。
ビアスはアウル・クリーク、新田次郎は八甲田山、風太郎の明治ものでは
「幻燈辻馬車」を最高傑作としている点は、本読みとしての慧眼を感じさせ、全く同意である。
(新田は「孤高の人」、風太郎は「警視庁草紙」としない点がさすが)
本書を読んでわかるのは、SFのみを耽読していては、到底、SF作家にはなれないということ。
(筒井堂に至っては難解で知られるハイデカーまで読破しているのだ)
各人、この点を肝に銘じておけ!!!

269 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/13(日) 10:46:03.10
>>264
どこかの書評で書かれていたことを誤解したとしか思えないようなことを平気で書いているからな。
本当にその作品を読んでいるならまず絶対にしないような間違いを平気でやるし。

ミス板での話だけど、奴は以前経済学関連の新書をミステリーだと言い張って感想をデッチ上げたことがあった。
その際、その本に書かれていないことを書かれているかのように論評していた。
あれは間違いなく、某書評で著者の別の著作のことに触れた部分を
その本に書かれていることだと勘違いしたんだろうなw

270 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/13(日) 16:06:36.75
>>269
そんなデッチアゲ「論考」をもう何年やってんだ?
真性の頭のおかしな人なんだろうね

271 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/13(日) 17:30:04.01
「論考」と呼ぶにはあまりに拙劣。「感想」と呼ぶにはあまりに僭越。
早朝からこんな駄文を連投するのは書いた当人の精神安定のためである、としか思えない。
何より、一読者としての楽しさが皆無だ。何が目的か知らんが毎度の点数付けに至っては
独善を通り越して、読書量が少ない故の視野狭窄すら伺わせる。

272 : 【22m】 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/13(日) 19:14:13.62
横田・会津「新・日本SFこてん古典」

小説じゃないんで一言だけ。
ヨコジュン聞き役状態の回が多すぎw
このタイトルで聞いてるだけなのはどうなのよと

273 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/13(日) 20:07:25.34
>>271
点数付けはこのスレのデフォでしょ。奴がアホなのは同意するが。

274 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/14(月) 13:42:44.58
>>273
点付け自体を言っているんじゃないでしょ。
>>271は点の付けのことを言っているんだろ。

275 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/14(月) 14:46:35.75
>>274
流れを読むと、「読んでもいないのに、悪意を持って点数付けされても不愉快だ」と、いう意味に読めるけど。


276 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/14(月) 18:50:31.23
>>275
>>271はまさにそう言ってるんだけど。
それに対して>>273は「点数付けはこのスレのデフォでしょ」なんてズレたこと言っている。
それともまさか「点数付けはこのスレのデフォ」だから「悪意を持って点数付け」することに文句を言うな
と言っているのか?

277 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/14(月) 19:06:34.80
どうでもイーガン

278 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/14(月) 19:08:28.61
いくらスルー推奨しても必ずレスするやつが複数出てくる
結果的にミス住が煽り師として優秀だと証明することになってしまうことにいい加減気づけない馬鹿がなんと多いことか

279 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/15(火) 00:00:25.85
剣姫読んだ
チート設定sugeeeeee

280 :ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE :2011/11/19(土) 15:17:26.28
山野浩一「X電車で行こう」   3点
この作者の作品が再編集され創元SF文庫から再刊(全2冊)されたそうなので、
懐かしくなり、書庫タン w)から、このハヤカワ文庫を持ち出して来たような次第だ。
まず、好評につき、収録作品全話講評から逝ってみようか!!!
・「闇に星々」
美しい超能力者ピートと公認作家志望の主人公(=私)の孤独な魂の触れ合い
をリリカルに描く、これぞアニメねたにどんぴしゃな作。
超能力者集団から脱出したピートが追い詰められ、憬れの火星へとテレポートする展開は、「テレポーーーーーーーーーーーーーート!」と絶叫させ、
よりアホなSF者にもわかり易くすべきだったやもしれぬ(w
闇と星が出合わなければ輝かない、スーパーな能力持つ女性ピート(=星)
挫折気味で可哀想だった男=主人公(=闇)この喩えが、なかなかに素敵
ではある。
・「雪の降る時間」
SFのネタとしては、主人公はとっくに死んでいる(戦時中、帰省の際に駅の
ホームで父親と共に空襲に遭う)、タイムスリップものだなと読んでいるうちに
展開が見えて来るので、おそらくSF初学者が感じるであろう不気味な
サスペンスは相当に弱まるものはあるね。
どこか「続・タイムトラベラー」の救いが無い時間世界を想起させるものが
あった。
とは言うても、それなりに面白く読了は出来るものの、高い評価は困難か。

281 :ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE :2011/11/19(土) 15:18:52.25
・「消えた街」
大団地街が舞台で、このタイトル、ウルトラセブンの1エピを想起
(怪獣ダンカンが登場する回。*注 ビートの弟子ではない(w )した。
外の社会からは大団地街そのものが消滅(不可視化)し、荒地と化してしまうというサスペンスフルな展開、ただし、SFネタとしてはおなじみ
時空の歪みによる異次元化に過ぎないので、新鮮味は乏しく、本作も高評価
は無理かと思う。
・「赤い貨物列車」
大阪行きの季節外れの観光列車のまったりした風景が、
謎の集団により連続殺人の場へと変わってゆくサスペンスは強烈。
ただし、SF的説明は皆無であり、終盤のラインゴルト号(当時のドイツ連邦
鉄道の最新式特急)の唐突な登場にも、唖然とするばかり。
(謎の集団はこれに乗り換え、列車と共に忽然と消える)
まあ、筒井堂的不条理の世界ちゅーか、よくわからめな作ではあった。
・「恐竜」
タイトルから想起する内容とは異なり、高校サッカー部の合宿風景から
スタート。
今読むと、強豪校の選手はこんな理屈っぽくないし、ロマンティックじゃないわいとの批判は出よう。この辺は時代性の反映ゆえか。
ラストは部員のひとりが毎晩夢に見た恐竜(自己の化身か)が実体化して
登場。なぜかワロタ、これも今いちわからない作である。

282 :ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE :2011/11/19(土) 15:19:31.62
・「列車」
キズキズ発ゲソゲソ行各駅停車というネーミングに、思わず「吉里吉里人」を
想起したが、メーンは何と減価償却ネタ(作中には「原価償却」とあるが誤りであろう)、異色作ではあろうが、明らかにおかしいと思われる点が目につく。
まず「今後、絶対に原価償却される可能性はなかったのだ」
とあるが、会計学上、これは有り得ないでしょ。
(ラストは事故により臨時損失として処理出来たということか、
だが、これは減価償却ではないが)
・「X電車で行こう」
鉄ちゃんでもあるSF者、エリントンの名曲をもじったタイトルからもわかる
とおり、加えてジャズも好きなら、たまらない作であろう。
首都圏の鉄道に忽然として登場した姿無きX電車、謎を解明するための仮説は呈示されるものの、遂にその正体は不明なままエンドとなる。
主人公も一介の鉄ちゃんなリーマン(作中で馘首されてしまう)であるため、
その謎の解明に積極的に取り組むというわけでもない。
まあ、少し示唆される主人公の思念が実体化したと見る線がSF的にストレートな解釈であろうか。

283 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/19(土) 18:15:45.12
>>211
エロシーンあるよ。翡翠のディルドーでエミコが突かれまくるシーンがある。
それでブチ切れて・・・・・

284 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/19(土) 18:28:26.38
数十年前の作品に新鮮味がないとかバカなのか

285 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/19(土) 18:38:29.73
バカでしょ。というか山野浩一作品集は「いま読んでも新鮮だ」と
評判になってるのに、まったく読めてないことを露呈している。

「筒井堂」とかいう誰にも通じない独りよがりの愛称も見苦しい。

286 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/19(土) 19:33:50.18
>>279
だいたい剣姫じゃなくて、拳姫だよな。


287 : 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/11/19(土) 19:41:02.75
新機軸のSF小説を書いて欲しいじゃん!?♪。

288 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/21(月) 16:13:11.94
世界幻想文学大系全15巻17冊を読破(一応)
【総評】
誰かが、最終的に秩序が勝利するミステリに対して世界が決定的に変容するのが幻想小説である、といっていたような気がするが、
この大系に収録された作品たちはその定義を大体は裏切る。
ぶっとんだ幻想とか、突飛な構想の作品があるわけでもないので、あまり小説的な面白さを求めると期待はずれになるかもしれない。

J・カゾット『悪魔の恋』(1772・フランス)★★★☆
シンプルなお話だが、挿画で+1点。ちょっと両性具有を匂わせるところも何気にポイントが高い。

M・G・ルイス『マンク』(1795・イギリス)★★★★
上下巻。2つの物語が絡まりあう所が小説的にも面白い。こちらの悪魔も、最初は少年として出てくるが被り物を取ると少女になる萌えキャラ。

C・B・ブラウン『ウィーランド』(1798・アメリカ)★★★
脱力の真相。これでいいのか。

A・フォン・アルニム『エジプトのイザベラ』(1812・ドイツ)★★★
マンドラゴラがしゃべって歩いたことしか記憶にない。

C・R・マチューリン『放浪者メルモス』(1820、イギリス)★★
上下巻。挿話が連続する果てしない苦行だった。再読する気力ナシ。

H・ド・バルザック『セラフィタ』(1835・フランス)★★★☆
説教・神秘思想の部分は今や真剣に受け取る余地はないが、小説としてはそれなりに面白い。

T・ゴーチェ『ミイラ物語』★★★★
細密な描写が、作者が行ったこともないらしいエジプトを現出させる楽しい小説。一時のロマンに酔った。

J・バルベイ・ドールヴィイ『魔性の女たち』(1874・フランス)★
無理でした。女は悪魔で恐ろしい、という話(だっけ?)



289 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/21(月) 16:13:37.47
W・S・モーム『魔術師』(1908・イギリス)★★★★
最も通俗。大系の中にこの1冊があることで、小説を書く技術というものがどれほど素晴らしいかを実感できる。

W・デ・ラ・メア『魔女の箒』(1925・イギリス)★★★
童話?3匹のサルが旅をする話。

G・ベルナノス『悪魔の陽の下に』(1926・フランス)☆
無理その2。わたしたち神父は日夜悪魔の誘惑と闘っています、という話(だっけ?)

G・K・チェスタトン『詩人と狂人たち』(1929・イギリス)★★★
探偵モノの連作。今となっては厳しい。

『現代ドイツ幻想短編集』★★★☆
イメージに反してドイツで幻想文学が隆盛しているとはいえないと、編者が認めている。

C・ウィリアムズ『万霊節の夜に』(1945・イギリス)★★☆
もはや忘却の彼方。月報に解説を寄せた人が、原書で読んだきりの記憶を元に書いてるので内容を間違っていたことを覚えている。

ボルヘス『創造者』(1960・アルゼンチン)★★★
詩集。大体の主題は伝わるが、どうも詩の翻訳って読む気がうせる。



290 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/21(月) 19:25:34.24
万霊節の夜には確かに退屈だった。
どうせならヴァージニア・ウルフぐらい突き抜ければ
違う楽しみ方も出来るのに、中途半端に
普通の小説にしようとしてるから尚更つらかったわ。

291 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/21(月) 19:27:46.07
ウィーランドは確かに後半ミステリっぽくなるから
幻想を期待したらそういう評価かもな
ただ、解かれてない謎もあるからアンチミステリ的な感じだが

292 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/21(月) 23:10:19.16
>>288-289
参考になります、サンクス!

293 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/22(火) 00:19:30.81
スポンサーから一言 9点

表題作で9点あるくらいの本
全体的にSF初期を思わせる単純さ(と言ってあれなら分かりやすさ)が大変によろしい

294 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/22(火) 15:31:15.95
マンクは冗長ではあるけど昔の文体としてはかなり読みやすかったな
内容は確かに読ませるストーリーテリングでゴシック小説を堪能した記憶がある

295 : 【11.6m】 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/22(火) 18:18:31.08
セラフィタはえらく面白かった記憶が
角川で読んだんだけどね

296 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 13:57:28.91
筒井康隆『旅のラゴス』(1986)5点
どこでも絶賛の渦だが、どうしても、これが名作だとか傑作だとは思えない。
ラゴスが世界を旅する話で、おいおいに世界の設定などがおぼろげながらわかってくるのだが、
まあ何十年もの間にいろいろとあってラストは最初の場所に舞い戻り、ロマン(女)をもとめてまた旅立つ。
私の読解力の及ぶ限り、どうみてもそれだけの話である。それなのに?
「この作品が日本人作家によって 日本語で書かれたこと自体が奇跡である。」amazonレビューより
などという褒め方を見ると不条理世界に迷い込んでしまったような気分にさえなる。

297 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 14:15:03.59
追記
各氏の感想を読むに、何十年の間の「いろいろ」の部分が素晴らしいということなのかもしれない。
しかし、どうも、実験小説やスラップスティックで心荒ませてしまったツツイストたちが素朴な物語で一挙に釣られたという印象がぬぐえない。
それとも、そもそも筒井の「おれ」に感情移入できない人間には向かない作家なのだろうか?

298 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/24(木) 14:30:56.48
ttp://www2s.biglobe.ne.jp/~ttsyhysh/diary/20cen_enq.html
20世紀Sf考課表
ここ見ると、ホントに評価は人それぞれだなって勇気づけられるw

299 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/25(金) 02:45:41.89
ここで紹介されてたジョー・ウォルシュ ファージング3部作。興味惹かれて読みました。
とても面白かった。大満足。>>263ありがとう。

300 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/25(金) 18:39:39.83
俺もファージング読もうと思ったけど1巻しか売ってなかった
しかも高いな

301 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/26(土) 23:55:43.97
ファージングにおけるホモの扱いについては、当時のナチにとってのユダヤ人というのが、その当時のイギリス支配階級にとってのホモだからとしか言いようがないんだが…
ナチにとっての内部の敵の重さが、ユダヤ人>ホモな位、イギリス支配階級にとっての内部の敵の重さは、ホモ>ユダヤ人ってだけの話。
1954年にもなって、天才科学者にして二次大戦の頭脳英雄たる英国人アラン・チューリングがどんな死に方をさせられたかは、この板なら常識だと思ってたんだが。
(ドイツ人(ナチではなく)にとってのユダヤ人がどんなもんかは、アレクサンダー・シュタールベルク「回想の第三帝国」参照。改宗ユダヤ人に祖を持つガチなプロイセン貴族にして騎兵将校の回想録です)

302 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/27(日) 02:14:44.24
・・・などと意味不明の供述をしており動機は未だ不明

303 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/27(日) 03:05:42.46
>>301
常識ってほどでもないと思うから、
説明してくれてありがとう。

304 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/27(日) 09:36:26.08
専門版はいい人が多いな

305 :257:2011/11/28(月) 12:32:52.09
「龍の卵」やっと読了
いや、すごいドラマだわ
下等生物が数字を覚え宗教を作り人類を超える科学を得るまでのストーリー
中性子星が舞台で地球の100万倍の早さで歴史が進み人間の時間でわずか数ヶ月での出来事
難解な部分が多く後書きにある専門的補遺を先に読んだほうが?
先に読んじゃダメか
登場人物が歴史とともに頻繁に入れ替わり感情移入ができず辛かった
スウィフト=キラーの章が面白かった
「第一の命令は、休息すること。第二の命令は、よく食べること。そして第三の命令は体を平らに拡げること。」

306 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/28(月) 13:00:11.14
>>305
乙!
俺は未読だから
今度挑戦してみる〜♪

307 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/11/28(月) 16:00:19.16
>>299
なんか違和感をおぼえて、しばらく考えこんでしまった
それじゃイーグルスだよっ

308 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/02(金) 11:22:47.22
『空の都の神々は』(N・K・ジェミシン)

これはいい。
世界設定は少し込み入ってる。世界と人間を創りだした三柱の神はかつて
互いに争い、弟神イテンパスが勝利を収める。争いの火種になった妹神
エネファは滅ぼされ、兄神ナハド(夜の君)とその子神達はイテンパスを崇める
イテンパス教団の顧問を務めるアラメリ家の後継者達の命令に服従しなければならない
という枷をかけられ捉えられている。アラメリ家は神の力を「武器」として使い世界を支配している
そんな世界。

主人公は現在の当主デカルタ・アラメリの孫娘イェイナ。
イェイナの母(デカルタの娘)はかつて地方の小国を治める貴族と駆け落ちして
アラメリ家から出奔、イェイナはアラメリ家から離れて育ったが、19歳になったある日
絶対支配者デカルタ・アラメリから彼の居城スカイに来るよう呼び出しを受ける。

というような出だし。物語はスカイの内部で進行するんだけれども、このスカイも神が作った
空中城のようなシロモノで極めて奇妙なところ。
アラメリ家の血を引く者たちと共に、人間の体に閉じ込められたナハドや子神達も住んで
いるが、人間の姿をとっていても神ゆえ彼らの行動原理や思考は異質。
時には危険な存在で、彼らを服従させられるアラメリ直系の者であっても、命令を誤れば
自らの命を落としかねない、という。

デカルタの甥と姪とともに後継者候補になれと命ぜられたイェイナ。
ストーリーが進むに連れて自らの出生の秘密や、神々の愛憎入り交じる関係やなんかが
徐々に明らかにされ、ラストの「継承の儀式」へと物語は収束していく。やや陰鬱な進行
なんだけど世界の奇妙さはずば抜けてるし、ラストへの盛り上げ方はしっかりエンターテイメント
してて飽きさせない。最近読んだファンタジーでは最高に面白かったものの一つだな。
あんまファンタジー読まないけど。100点中90点付けたい。

309 :名無しは無慈悲な夜の女王:2011/12/10(土) 13:55:31.64
『龍は眠る』 (宮部みゆき) 7点
台風の夜、雑誌記者高坂昭吾は道端で立ち往生している少年を車に乗せた。マンホールの蓋が開け放たれているのを見つけた二人の横を、黄色い学童用傘が暴風に飛ばされて行った。その時、少年は、自分がサイキックであることを告げた。
ある日昭吾のもとに脅迫状が届き、半信半疑の雑誌記者と正義感の強いサイキック少年は事件に巻き込まれる。
サスペンス作家によるSFっぽい作品。主題はやはりサスペンスだが、超能力がスパイスになって、SFファンにも馴染みやすい?でも、超能力の謎は解明されない。
主人公に迫る危機の薄ら寒い雰囲気に引き込まれて、一期に読了。

310 :ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE :2011/12/10(土) 14:50:19.50
矢野徹「さまよえる騎士団の伝説」    1点
「てつっあん」と言えば、念仏ではなく(w、このスレでは矢野さんで決まり
ではあるが、逝去時に「この1冊」として、
アニメ化された「カムイの剣」でも、漫画化された「地球0年」でもなくして、本作品集を推す声もあった。
だが、今読むと・・・。
異人の女の子と仲良くなるという展開(注 天海ではない(w )が多いが、
これは作者てつっあんの願望か?
一応、好評な収録作品全話講評逝ってみようか!!!
・「さまよえる騎士団の伝説」
伝説のさまよえる騎士団はタイムスリップしていたのだお・・・
表題作に冠されたわりには、結局、SFネタはこれだけとは・・・
(最後の最後にホラーネタとしては、ヘレーネ生まれ代わりが示唆されるが)
似たメーンネタでも、同じく第一世代の作家豊田氏の手になるジュブナイル
続時かけの哀切感溢れるラストを知る者には、
ありふれたハッピーエンディングも萎えるものあり。
・「雪嶺の密使」
本邦ではまだヨガが珍しかった頃に書かれたお話だとわかる。
本筋ではないが、テツはとかく神聖視されがちなダライラマにクールな
視線を注いでいるようなのは面白いものあり。
ミステリ仕立て(殺人事件)のストーリーがメーンではあるが、
真相はトンデモ未満(桃園がテンシンを殺し変装で入れ替わり)。
ミステリ板住人の俺に言わせれば正に「問題外」です。
空気な存在だった従者アグラが腕利きの間諜だったというのも、お約束過ぎる天海という感あり。

311 :ミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE :2011/12/10(土) 14:51:05.69
・「太陽神への讃歌」
おなじみアトランチスねた、本作もやっと最後に来てタイムトラベラー説が
登場(トトとプリンセスを救う)、かろうじてSFテーストになる。
妖僧ポセイドンは、どう見ても元ネタ、ラスプーチン。
大袈裟で期待を促すタイトルに反して、たいした作ではないという感大だ。
・「昇天する箱舟の伝説」
収録作品中の最長作品であり、最もSFしている作ではあるが、
海底のアトランチス(またかよ感あり)、海底人は人類と共通の先祖を
持った存在、今は人造人間の美女多数、かろうじて脱出したドイツ人との
ハーフな帝国海軍将校(技官)は語る。
要約すると、「これ」だけなんだよね・・・
最後のくだり(ヘルダ=海底人の子孫)は、作者曰くお遊びそのものだし。
・「耳鳴山由来」
これもつまらんです。
トモが持つ黒い筒が鉄砲、稚彦=翁・・・
この辺は、まともな読み手にとっては見え見えだし、
たいしたオチ(ナイフあった!)も無く終了とは・・・

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