【話題】“プロジェクトSEX”　性のタブーをぶち破れ！…“AVで作られたSEX神話を壊したい”、産科医・宋美玄さんの挑戦[5/17]

もろだしφφ ★

（※抜粋です。全文は「週刊女性」誌面でご確認下さい）

　思わせぶりなポーズで喘ぐ女性のイラスト。タイトルにもSEXの文字が躍る。書店で手に取るのは恥ずかしいけれど、ホントはちょっと
読んでみたい。

　みんなそんなふうに思うのか、Amazonや楽天といった通販での売り上げが非常に高く、これまでの発行数なんと40万冊！
『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』（ブックマン社刊）著者の産婦人科専門医・宋美玄さんは、一躍、女性が頼る
“SEXの救世主”に躍り出た。
（中略）
　産婦人科専門医として働いている宋先生には、日ごろから気になっていたことがあった。女性が女性の体を知らないのだ。子宮が
どこにあるのかさえ知らない女性がいる。男性のほうにも気になるほどが山とある。妻帯者や、経験の豊富さを自慢するモテモテ君で
すら、女性のSEXをまったくわかっていないのだ。

　「感じているのにイケないのを『オーガズム障害』といい、性科学界ではディスオーダー（心身機能の不調）の一種と考えています。
ところがオーガズムは、男性が女性にとって都合のいい動きをしてくれないと得られない。つまり、男性側の責任なのに、彼氏から
“感じないお前はおかしい”と言われてしまい、“私はどこか変なんでしょうか？”と相談に来られる女性が多いんです」

　これを助長しているのが、AVなどから生み出される誤ったSEX神話だ。

　「AVでは男性が何かすると女性はすぐにオーガズムに達します。それで男性はAVどおりにならないと、“お前（彼女）は変だ”と。
AVって男性のファンタジーをもとに作られたもので、SEXの本当の姿ではありませんよね。そんなAVに毒されて、あれがSEXの教科書
と思っている人に、“それは違うよ”と言いたいというのがありましたね」

　誤ったSEX神話の成立には、実は女性側にも非がないわけではないという。

　「女性にもAVのように演技する子もいるし、たいていの女性は“それじゃ感じない”なんてとても言えない。それでイッたフリや感じた
フリをしていたら、男性だって自分が間違っているなんて思いません。だからSEXの問題って、男と女のどっちかだけが悪いってわけでは
ないんですよね」

　“AVで作られたSEX神話を壊したい”。本を発行するにあたってのそんな狙いはぴたりと的中する。　
（中略）
　ときおり軽快な関西弁を織り交ぜつつ、ざっくばらんにSEXについて語る宋先生。率直で親しみやすいその姿勢は、神戸生まれで
神戸育ち、気さくで合理的な関西人だからかもしれない。また名前からもわかるとおり、在日三世という出生を持つ。

　「パスポートは今でも韓国のもので、祖父母は戦時中に日本に出稼ぎにやってきた韓国人です。子どもの頃はイジメという
ほどではないけれど、名前でからかわれたことはありますね。宋というと“宋は損する”とか、なにかあると“韓国に帰れ！”とか」

　付き合っていた彼の両親に交際を反対されたことは数知れず。結婚話がなくなったこともあったという。

　「でも親の決めた枠を超えられないような男はやめたほうがいいと思うから、リトマス試験紙を持ってるんやと思っています」と、
カラッと笑う。

　在日三世ではあるものの、「韓国語はアンニョンハセヨ（こんにちは）、カムサハムニダ（ありがとう）で、はい終了」

　自分を韓国人と思ったこともなく、ずっと「自分は神戸人」と思っていたという。
（中略）
　さて、そんな宋先生に、SEXとはどうあるべきかを聞いてみた。

　「SEXにタブーはありません。2人が同意していてケガがなければ、“なんでもどうぞ”と思います。私に言わせると、悪いSEXとは、
“相手の身体を使ったマスターベーション”だけやと思います」

　男女を問わず、相手がどう思っているか、感じているかも考えず、自分だけが満足するためだけのSEX。

　「そんな相手とのコミュニケーションを大切にしないSEXだけが、しちゃいけないSEXやと思います」

（以下略）

ソース（週刊女性　5/31号　54～59ページ　「人間ドキュメント」　取材・文　千羽ひとみ氏）

【話題】“プロジェクトSEX” 性のタブーをぶち破れ！…“AVで作られたSEX神話を壊したい”、産科医・宋美玄さんの挑戦[5/17]

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