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『読みました』報告・海外編Part.6

1 :名無しのオプ:2010/09/12(日) 10:47:37 ID:R7m5b5b8
『読みました』報告の形式は自由です。
ただし当然ながら犯人、トリック、プロット等々の
メール欄以外でのネタバレは厳禁です。

なお国内作品は、海外編のスレッドにお願いします。

『読みました』報告・国内編(書斎厳禁)Part.7
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1284255539/l50

【前スレ】
『読みました』報告・海外編
http://book.2ch.net/test/read.cgi/mystery/984541588/l50
『読みました』報告・海外編Part.2
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1072265453/l50
『読みました』報告・海外編Part.3
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1141910665/l50
『読みました』報告・海外編Part.4
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1222100201/l50
『読みました』報告・海外編Part.5
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1222100201/l50
『読みました』報告・海外編Part.5
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1272900112/l50
『読みました』報告・海外編(書斎厳禁)Part.5
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1275659798/l50


このスレは
 書 斎 魔 神 及 び そ の 支 持 者 の 投 稿 禁 止
書 斎 魔 神 一 派 は下記の専用スレへどうぞ。

『読みました』報告スレッド その2
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1284039066/l50

416 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/10/08(土) 15:29:14.65 ID:Kp6yTrBi
レオ・ブルース「結末のない事件」を読む。
この作家3連発。ちょいマイブームな感あり。
前記した「ロープとリング事件」ではビーフの黒星的に語られているエピだが、
むしろ、最終章まで読めば、彼氏の名探偵ぶりが存分に発揮されている作と
わかる。おなじみとなったビーフとワトスン役のミステリ作家タウンゼント
のユーモラスな掛け合いはあるものの、謎解き以外の無駄な要素を極力排した
本格オタの嗜好にばっちしな展開。
締めはバークリー作品に先例有りとの指摘もあるが
(自己の正義の実現>遵法精神という点も含めて)、
レオなりに自家薬籠中にものにしており、この点のみで減点することも
なかろう。
なお、本筋には関係しない点だが、
ビーフが燻製ニシンをパクつくシーンでは、「レッドへリング」(後に作中に
このワードそのものも登場する)に絡めたジョークでも書いて欲しかった
とは思う。
また、翻訳のミスなのか、原書どおり(教育程度が高いと思われない女性の
陳述のため、原作者のミスではなく故意という可能性もあるか?)
「一度以上お見えになった方は他に思い出せません」(66頁)、
これはどう考えても「二度以上・・・」の誤りでしょ。

417 :名無しのオプ:2011/10/09(日) 15:00:49.61 ID:ODEMijp5
>412

あんたに、ユーモアのセンスがないだけ。

418 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/10/09(日) 20:52:51.48 ID:GQAuXJ9h
レオ・ブルース「死体のない事件」を読んだ。
正直言うて、今まで読んだビーフ・シリーズでは一番つまらんかった。
犯人は死亡・ガイシャ探しという通常の逆をゆく設定そのものは面白いのだが、
解説でも指摘されているとおり、手がかり十分なフェアな本格ミステリという構成からは程遠く、強引なひとりよがりな推理が多いうえに、
終盤部分では、謎解き前に真相が見える感あり。
真田氏の解説は詳細でそれなり読み応えがあるものだが、当然、言及されて
いると思った、「司直の手が及んで来ている危険性を告げられながらも、
なぜガイシャが「仕事」を続けることに固執したか?」
(切迫した状況を考慮すれば、明記されている理由では不自然で、
到底、納得がゆくものではない)
この点に関する指摘が無いのは残念であった。
余談だが、ラストネームに拘泥してゴールズワージイ巡査に厳しく当たる
スチュート警部の印象は悪し。
既読の次作「結末のない事件」の私立探偵になったビーフに対しても
低姿勢な彼氏を思うと、その対照がおもしろし。

419 :名無しのオプ:2011/10/10(月) 22:30:51.13 ID:maIu/ngm
レジナルド・ヒル「異人館」
村に残る異人館の謎を、聖職者の主人公と数学者のヒロインが力を合わせて探るミステリー。
正直言って、つまらなかった。これはヒルらしくない人物造形の浅さが原因だと思う。
特にヒロインのサム・フラッドは、数学者である必然性がなく、なんとなくとってつけたようなヒロインだった。

420 :名無しのオプ:2011/10/11(火) 01:36:00.17 ID:p+qJG3Q8
「日曜哲学クラブ」アレグザンダー・マコール・スミス 創元推理文庫
古都エディンバラに住む中年の女性哲学者が、コンサートで
墜落死する若者を目撃し、事故か他殺か、その謎を解こうとするもの。
本格ではなく、どちらかといえば、コージーミステリーに近い。
あまり細かい事実を集めず、直感だけで推理してゆく。
哲学者独特の晦渋な思索がモノローグでつづられているので、少々退屈。
同世代の女性には共感が持てるかもしれない。
エディンバラという街の個性を描くのも、作者のねらいだったように
思える。古い閉塞感はあるが、穏やかな街。
ゆったりと街の雰囲気を楽しみながら読むのがよいと思う。
退屈と思いながらも、最後まで読めたのは、自分も古い変化
の少ない街に住んでいるからかも。
ミステリーとしてのおもしろさより、紀行もの的おもしろさが
勝った。読み手を選ぶ一冊。




421 :名無しのオプ:2011/10/11(火) 07:41:12.22 ID:K+nlsULS
>>420
コージーミステリーってジャンルとしては本格の一種じゃないの?

422 :名無しのオプ:2011/10/11(火) 22:37:50.58 ID:vUKZeaXv
どちらかがどちらかを包含するような関係ではないと思うけど

423 :名無しのオプ:2011/10/12(水) 11:49:45.38 ID:mHPXG70O
クリスティ「死者のあやまち」
田舎屋敷での犯人探しゲームでの殺人。
どうともとれる証拠を基に推理が組み立てられるので、クイーン的なミステリを期待すると「アンフェアじゃん」と言うことになる。
この小説の肝はクリスティお得意の「メル欄」なので、クリスティ好きなら真相は結構早く分かりそう。

424 :名無しのオプ:2011/10/13(木) 17:26:22.75 ID:N+spduP8
ウールリッチ「死を呼ぶ弾丸/にせの受取人」
岩崎書店から出ている子供向けにリライトした本。
小学生の時に読んだのを久しぶりに再読してみたが、「死を呼ぶ弾丸」はすっかり忘れていた。
当時「にせの受取人」の意外な展開に強くショックを受けたのを、懐かしく思い出しながら読了。
子供が本好きなら、読ませてみるといいかもね。

425 :名無しのオプ:2011/10/15(土) 16:15:40.06 ID:ptEaqxdE
>>421
最近のコージーミステリの定義ってミス・マープルの時代とは違うらしいよ。
素人女探偵がやみくもに事件に首突っ込んでなんとなく解決するのが基本らしい。
謎よりもロマンス重視で。詳しくはwiki参照。

426 :名無しのオプ:2011/10/15(土) 18:52:52.72 ID:K/2DYm3d
最近のミステリドラマはみんなそれだな
>素人女探偵がやみくもに事件に首突っ込んでなんとなく解決

427 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/10/15(土) 19:00:22.81 ID:i6j1c9Z3
「グラン=ギニョル傑作選」を読む。
あの本格のマエストロ、ジョンを魅了したグラン・ギニョルから7作の
シナリオを収めた作品集。
あらためて、アンリ・シリーズに代表される初期ジョン作品は、
このグラン・ギニョルの世界を彼氏流に筆で再現したものだったことが
実感された。
ただし、読物としての構成に凝ったジョン作品とは異なり、
あくまで「見せる」こと(文字どおり見世物)を前提として書かれ、
紙数の制約もあるシナリオゆえ、今読むと、格別に面白いものはない。
この点は、黄色い部屋やオペラ座の怪人といった長編や恐怖夜話の如き短編
も巧みなビッグネーム、ガストンにおいても例外ではなかったようだ。
一応、収録作品全話講評逝ってみようか!!!
・「闇の中の接吻」 モーリス・ルヴェル
グラン・ギニョルではおなじみな硫酸ネタ。この手のものでは典型的な
グロ作品。だが、まあ、それだけである。
・「幻覚の実験室」 アンドレ・ド・ロルド、アンリ・ボーシュ
タイトルからフランケンシュタインのような迫力溢れる作を期待すると、
外される感あり。マッドサイエンティスト絡みな三角関係、ありふれた
リベンジものである。
・「悪魔に会った男」 ガストン・ルルー
前記したとおり、ビッグネームの手になるものだけに期待したのだが・・・
普通に三角関係(小説版にはこの設定は無いとのことだが)絡みな因縁噺に
過ぎないという感あり。

428 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/10/15(土) 19:00:55.68 ID:i6j1c9Z3
・「未亡人」 ウジェーヌ・エロ、レオン・アブリク
これはギロチンねたを使ったコントとして書かれたものとのこと。
ラストも凄惨さは無く、多少ユーモアさえ感じさせるものとなっている。
通念とは異なり、グラン・ギニョルにはこの手の話もあるというのはわかるが、
まあ、それだけといえばそれだけか。
・「安宿の一夜」 シャルル・メレ
安宿における緊迫感溢れるシーンの連続で最後まで読ませるものはある。
・「責苦の園」 ピエール・シェーヌ
タイトルの責苦の園=中国の処刑場の直接描写が無く(原作小説にはあるとのこと)、登場人物の会話で間接的にその凄惨さが語られるというのは、
意外であった。演出上の困難さ回避のためであろうか。
代わりというては何だが、シナリオのオリジナルである中国人少女の背中の皮を剥ぐシーン(細かい演出に関しての指示も書き込まれている)は、
読んでいるだけでも凄いものはあるが。
・「怪物を作る男」 マクス・モレー、シャルル・エラン、ポル・デストク
「闇の中の接吻」や「責苦の園」のようなグラン=ギニョルらしい
凄惨なラストを期待していると、上手く外されるという感あり。
女性観客ウケ狙いの作であろうか。
解説には「本作はグラン=ギニョル劇の中でもとりわけ猟奇性の高い作品」
とあるが、そうとは思えぬ。
キメラねたとかあるゆえの評価であろうか。

429 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/10/15(土) 19:01:26.55 ID:i6j1c9Z3
巻末には「グラン=ギニョル主要作品紹介」という文献が付されているが、
アウトラインだけでは判断し難いものがあるとはいえ
本書収録作品よりも面白そうなもの多数。
解説でも指摘されているとおり、スーパーナチュラルな内容のものは殆ど無い
のが時代性を考えると不思議な感はあり、モーパッサンのような書き手は
いても、ジャンルとしての怪奇小説が英米ほどには愛読されていないフランス
だからであろうか。

430 :名無しのオプ:2011/10/15(土) 20:36:02.35 ID:EsECqUEG
www

431 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/10/16(日) 18:33:31.49 ID:gaAv7HSM
スチュアート・カミンスキー「刑事エイブ・リーバーマン 冬の裁き」を読む。
老刑事を主人公にした翻訳第1作、シリーズでは第3作とのことである。
警察小説好きな俺だが、うーん、少し期待し過ぎたかなという感はある。
ウインディ・シティの通称さえあるシカゴの冬の情景描写は、詳細かつリアル、
これに主人公たちの心情が被るという作品の雰囲気は悪くはないのだが、
とっくにマクベインやスウェーデンの夫婦作家がやってることだし。
本作に限っていえば、刑事たちの24時間を描くという趣向も、
マクベイン、否、それ以前にJ・J・マリックがやっとるし。
近年のこのジャンルのヒット作であるフロスト・シリーズのような痛快な
はじけぶりも期待出来ない地味な作風でもあるし、
最後のドンデン返し(これも強い偶然性絡みな設定)まで、一応、読んだ程度
というたところ。

432 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

433 :名無しのオプ:2011/10/25(火) 11:32:25.28 ID:WiRvkhyv
とアガサスレに書いたらクソ運営に削除されましたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
冗談も通じないクソ運営はコカイン入りチョコ食べて死ねwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

434 :名無しのオプ:2011/10/25(火) 16:06:26.74 ID:kJKe3Kte
冗談になってないお前が死ねや、クズ

435 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

436 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

437 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

438 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

439 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

440 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2011/10/30(日) 22:39:15.73 ID:uN0ILdaU
「さらば、ミスター・ナイスガイ」ナンシー・スパーリング(ソニー・マガジンズ)

お人好しのアレックスは周囲から舐められっ放し。
会社では上司にイジメられ、恋人もそいつに寝取られる始末。
挙げ句マンションから追い出され安いアパートでルームシェアをするハメに。
度重なる仕打ちにとうとうキレたアレックスは生まれ変わり復讐を決意する。

皆さんよくご承知でしょうが、私はこういう筋にいたく弱いのです。
変わるまでのやられターンが長く感じてもどかしいですが、復讐ターンに入ると……
ロメロの「URAMI」って映画がありましたが、あれほどでなくとも
本作の主人公の変貌ぶりも中々見事なものです。
復讐のみならず才能を如何なく発揮し邁進していく姿は清々しささえ感じさせ
サラリーマン小説としても良い味を出しています。
女の癖に読ませるじゃないかと。

ただ、一つ不満なのは復讐が温く思えること。
よくありがちな「復讐なんてふじこふじこ」と中途で諭されるようなことはありませんが、
個人的にはもっと苦しめたれと言いたいですね。

441 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2011/10/30(日) 22:59:14.87 ID:uN0ILdaU
「ECスキャンダル」スタンレー・ジョンソン(講談社)

英国の下院議員モートンは首相から強引にECコミッショナーに任命される。
明らかな左遷と落ち込むモートンに、かねてから覇気のない夫に不満を募らせていた
妻イザベルは愛想を尽かし同行を拒否して不倫にのめり込む。
失意のままブリュッセルに渡ったモートンを待っていたのは
英独の巨大製薬会社に関する一大スキャンダルだった!

初めて読む作家だが、実は以前「アイスキャップ作戦」をロマ読みしていた。
閑話休題。ECが舞台のポリティカルスリラー、しかもNTRものということで
物珍しさと期待とが入交左近に早漏。

面白かった。謀略ものとしても主人公のプライベートも。
後者に関してはこうくるのかと。これはイギリス人ならではって気がするね。
アメリカ人ならあっちだろう。
そして終盤のどんでん返しも見所である。これは「アイスキャップ作戦」でも発揮されていた。

もっと読みたいなと思ったらん十年前に実業之日本社からだって。無理ぽ。
……と思っていたのであるが。

442 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2011/10/30(日) 23:55:46.61 ID:uN0ILdaU
「虚言の報酬」ロイ・ジョハンセン(徳間書店)

仕事を辞め金に困り切羽詰まってポリグラフ検査技師に甘んじているケンの下へ
舞い込んできた依頼。それは、刑事事件の被告人がポリグラフを騙せるように
して欲しいというものだった。気が進まないながらも戦争の後遺症に苦しむ弟のため
依頼を受けたケンだったが、その後被告人が殺され
彼は否応なく大金の絡んだ陰謀に巻き込まれてゆく。

創元、早川は別格にしても、扶桑社文庫の次にびっくり箱なのは
徳間文庫ではないかと思っているわし(光文社文庫も捨てがたいけどね)。
もう活動は止んでるみたいだけど、ブコフでの探査は止められない。

で、これもその収穫の一つであった。いや、良く出来てるよこれ。
まずポリグラフ技師ってのが意表を衝くじゃない。まるで昨今のアメリカドラマの先駆けのような
専門職主人公で。ポリグラフの裏ワザは興味深いし。
そしてプロットも秀逸で脇筋含めしっかりと築かれている。先が読めないもんな。
フーダニットにも力を入れているし。デビュー作とは思えぬ出来映えかと。

ただ、妻を親友に奪われても尚2人と親しく付き合っているような冴えない主人公が
超美人の弁護士とあっさりベッドインしちゃうのは違和感がある。
この辺りの安易さは母ちゃんの影響かねと下衆の勘ぐりをするわしであった。

ちなみに脚本出世作の「殺人調書101」は観てたけど、ここでも奥さんを寝取られてたような。
ピアース・ブロスナンて意外に寝取られ男優。

ああ、334のスタトレネタにはニヤリ。

443 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

444 :名無しのオプ:2011/11/03(木) 18:47:24.37 ID:SjSRJxvs
「よく喋る死体」(短編)フレデリック・フォーサイス
内容が判りやすくて面白かったです。
容疑者が最後まで一言も喋らないのですが、人物描写が素晴らしかったです。
死体は条件の整った暖かい場所で保存すれば急速にミイラ化し、
ミイラ化すれば死臭を発しないそうです。
私には意外でした。
50数ページの短編ながら、イギリスとアイルランドの微妙な関係も勉強になりました。
エンディングも良かったと思います。

445 :名無しのオプ:2011/11/05(土) 12:39:25.76 ID:jMaxYsTt
>>>444
おじいさんに場末の食堂で朝メシ食べさせるところも面白かった。

446 :444:2011/11/05(土) 21:06:18.66 ID:0flHYjxY
>>445
そうなんですよ
映像が見えるような描写でした
この作者の作品をもっと読みたくなりました。

447 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/11/06(日) 11:56:08.14 ID:hbM+a7R0
レドモンド・オハンロン「コンゴ・ジャーニー」を読む。
あのモケレ・ムベンベ探索の旅。なのだが、そこ(テレ湖)へ行くまでの
川とジャングルの道中記が大部分を占め、またそこが読ませどころでもある。
この板では一応「冒険もの」として紹介するのだが、(確かに先進国では考えられないような事態が続出はある)、読めば「アドベンチャー」でなく
「ジャーニー」と冠されたのは実感できよう。
政治的、衛生的に緊迫した状況下にありながらも、
どこかマターリしたユーモラスな展開なんである。
従って、上・下巻で750頁超というボリュームということもあって
読むのがタルい面もあることはある。
著者レドモンド、学友である動物学者のラリー、黒人の学者マルセランが
メーンな登場人物だが、いずれもキャラが十分に立っており、彼らのやりとりが非常に面白しだ。
脇ながらガイド役のマヌー、ヌゼというキャラも良し。

448 :名無しのオプ:2011/11/06(日) 12:30:17.10 ID:sgtaCbVn
あっ、これはアドベンチャーじゃない!
しかも面白くない!

そんなことに気付いたからってここに書くな

449 :名無しのオプ:2011/11/06(日) 17:58:50.12 ID:JUanefhP
流石にそれは苦しいぞ
一々コメント付けないでスルーすれば良い

450 :名無しのオプ:2011/11/07(月) 18:42:06.30 ID:5ANzH+Lt
レンデル「わが目の悪魔」「カーテンが降りて」を再読

やっぱおもしれー!

451 :名無しのオプ:2011/11/13(日) 16:58:08.24 ID:9ZIinrrq
ヘニング・マンケル「背後の足音」上下読む。おもしろくて土日で一気読みでした。
疲れ果てていながらもここぞというときにはアドレナリンでまくりの主人公
それぞれに悩みを抱えている同僚たち、意外な犯人像、すべて良く書けている。
スウェーデンの小説って質が高いというかなんでこんなに面白いんだ?

452 :名無しのオプ:2011/11/16(水) 20:45:08.71 ID:H/69xBL4
西東登「蟻の木の下で」読みました。
凶器の意外性はちょっと漫画チックで犯行も非現実てきだけど、
何より戦争をその下地に持ってきたのが面白かった。
傷痍軍人はいまから30〜40年前はけっこう池袋や上野で見かけたけど
あのなんともいえない白装束に身を包んだ義手・義足がインパクト大だった。
当時の風俗も垣間見えて自分の趣味にも合っていて読んで良かったともう。

453 :名無しのオプ:2011/11/17(木) 00:32:38.69 ID:EJ1jpjjj
>>452
白装束着た傷痍軍人いつの間にか見なくなったね
自分は33歳だけど子供のころ池袋の駅前で良く見たよ

454 :名無しのオプ:2011/11/17(木) 16:13:42.18 ID:yu+QWxfh
>>453
池袋の東口あたりによく座っていました。

ところですみません、ここは「海外版」でした。間違えました。

455 :名無しのオプ:2011/11/18(金) 00:08:56.13 ID:UbOdg/Dt
転落少女と36の必読書 を読んだ人いませんか?
感想が聞きたい

456 :名無しのオプ:2011/11/18(金) 22:52:44.17 ID:UbOdg/Dt
レビューがどこにもないからamazon.comで見ることにしたけど
英語が読めなかった orz

457 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/11/20(日) 14:16:02.11 ID:+PvxDPO5
ジョン・ディクスン・カー「グラン・ギニョール」
アマチュア時代のジョン作品と遂に未完に終わった探偵小説傑作集に付された
論考を収めたオタ向きな1冊。
収録作品全話講評逝ってみようか!!!
・「グラン・ギニョール」
「夜歩く」の原型の作だが、解説でも触れられているとおり、
アンリのキャラ、登場人物の扱い等に異なる部分も多し。
コンパクトに纏まったこれぞ怪奇探偵小説というた作であり、
やや冗長な面もある「夜歩く」を再読するのであれば、本作を読むべし。
・「悪魔の銃」
今読むと、やや偏見まじりなロシアの描写は迫力に富むものの、
内容的には古めかしい因縁話に終始している。
まあ、ジョンがDD時代に書いたコテコテな怪奇小説という点が、
オタの興を惹くのみの作と言い得る。
・「薄闇の女神」
本作はナポレオン時代のスペインの濃い描写が目を惹く時代小説。
異色の女剣士、屈折した三角関係風ロマンス等、面白い要素はあるものの、
まだまだ生煮え感大。
・「ハーレム・スカーレム」
オチもしっかりつくS・S。こういう軽いタッチのアメリカン・ミステリ風
な作(とはいうても、ジョンはメリケン人ではあるが)は、
ジョンらしい面白さを欠く平板な印象のものである。
・「地上最高のゲーム」
ジョンがネタばれを気にせずに「本格ミステリとは何ぞや」を語りまくった
論考の見本のような読み応え溢れる作。
各人、慎んで読め!!!

458 :名無しのオプ:2011/11/20(日) 17:31:13.03 ID:cYOxIDE6
>>456
米尼のレビューざっと読みした感じ
・とにかく長い。スロースタートで後半勢いづくまでがキツい
・一文も長いし独特の言い回しとか文学作品からの引用が多くて読みづらい
・それに慣れることができれば面白い…かも
・全部読み終わっても謎のまま残る部分がたくさん
・全編を通して読者はペスルに試されてる感じ
・「こういう文学」をわかってるフリしたい人たちが褒めてるだけ

かくいう自分も興味はあれどなかなか読み出す勇気が出ない
でも金原が訳でどう料理してんのかも気になるんだよなあ
ど…どなたかレビューを…

459 :名無しのオプ:2011/11/20(日) 17:49:55.42 ID:tHmvpIuV
>>458
サンクス
こりゃスルーだな
薔薇の名前で釣られるところだった


460 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

461 :名無しのオプ:2011/11/22(火) 06:25:57.86 ID:XQ7Zj8tc
ネタバレ禁止だピョン

462 :あぼーん:あぼーん
あぼーん

463 :読後感 ◆VkkhTVc0Ug :2011/11/23(水) 17:12:27.68 ID:ZCRwB0MA
「二流小説家」デイヴィッド・ゴードン(早川書房)

いい年をして通俗小説を書き散らして食いつないでいる売れない作家ハリー。
しかしそんな彼が殺人鬼ダリアンからの依頼を受けて告白本を書くことに。
ただしそれには条件があって、ダリアンのファンの女性たちに会い、
それを元にエロ小説を書かなくてはならない。戸惑いつつも依頼を受けたハリーだったが、
訪ねた女性たちが次々と殺されてしまう。

まず前フリが長い。「○○に会いに行く」とやるべきことが決まっているのにすぐ行動せず
ダラダラする主人公の描写が興を削ぐ。だから事件が始まるまで大分かかるし、
その後も所々挿入される作中作がまた無駄やなあと。いや、楽しめるっちゃ楽しめるのよ。
でも特に読みたくはないっていうかね。伏線でもないし。
あと事件の捜査もあんまり熱心じゃないし、第一遺族がおっさん相手に
あんなにフレンドリーにベラベラ喋るかよ。

ここで誉めると、クレア萌え(笑)。ちなみにトリンドルで脳内再生。
アメ公って何かっつーと虐待だと騒ぐイメージがあるから、
怪しい中年と女子高生のプラトニックな関係なんて理解する回路がないと思っていたから意外。

真相はまあまあ意外? フーダニット自体はメグレで読んだ。それだけで終わらないのもプラスかな。

ベスト1は他にあり。

464 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/11/26(土) 19:34:27.82 ID:LZCmtBIy
ジョン・ディクスン・カー「幻を追う男」を読む。
ラジオドラマ集3作を収録。
御三家中では、こってりと書き込みタイプ(特に初期・中期)のジョンには、
会話文が多く演劇的な要素が多いアガサや論理重視だがわりとすっきりした
作風のエルと比較して、シナリオ向きではないのではと思われだが、
創元推理文庫収録のラジオドラマ台本や本書収録作品を読めば、その懸念も
ぶっ飛びであろうか。
・「誰がマシュー・コービンを殺したのか?」
タイトルはコック・ロビンのもじりでしょ。
ラジオらしいどんでん返しが面白い作。
トリックもジョンらしい早業が上手く決まっておる。
・「あずまやの悪魔」(オリジナル版)
読み終えてまず思う、はて、大のおのこ(ひとりは十代の青年だが、
肉親でもある)が2人もいて、おなごだけで現場へ行かせるか?
ということ。これは重要点。
・「幻を追う男」
ミステリとしてはガイシャに関する重要な事実が終盤まで読者に伏せられた
ままであり、本格ミステリのマエストロであるジョンらしくないNGぶり。
ただし、本作はジョン時代ロマンのラジオドラマ版と理解すれば、
御都合主義な展開を気軽に楽しめば良い程度のものなのかとも思う。

465 :名無しのオプ:2011/12/01(木) 06:39:46.03 ID:eB7JzBsQ
>>456
涙拭けよ

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