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『読みました』報告スレッド その2
- 1 :名無しのオプ:2010/09/09(木) 22:31:06 ID:DvRfdtwd
- 読んだミステリーの感想を書きましょう。
- 752 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/03/06(日) 20:28:59.62 ID:O5ctQD+A
- パトリック・クエンティン「悪魔パズル」を読む。
本格ミステリベスト10にランクインはしているが、
実態は記憶喪失ネタのサスペンス・ミステリである。
舞台は陽光輝くカリフォルニア山中の邸宅ではあるが、
カトリーヌ・アルレー、ボワロー&ナルスジャック、
セバスチアン・ジャプリゾ等のフランス・サスペンス・ミステリにありそうな
設定と雰囲気である。
ダルースという夫妻を主人公にしたシリーズの1作であるため、
冒頭から主人公が記憶喪失につけ込まれて、何らかの陰謀に巻き込まれているのは明らかであり、この点のサスペンスは皆無。
創元推理文庫に収録された「追跡者」のようなノンキャラ作品として
書いていれば先が見えない強烈なサスペンス作品に仕上がった可能性を秘めた作だったであろうと思われるのが残念や。
フーダニットとしては、一番怪しくない人物が犯人であるという法則まんま、
特にロリコン気味の椰子はころっとやられるかもなー(w
ちなみに俺は中盤であっさりとわかりました。
まあ、横溝作品にもあると同様な衝撃狙いの犯人設定れす。
ハードカバーの堂々たる新刊で出すほどの作とは思えず、
ペーパーバック相当のクオリティゆえ、日本では文庫相当程度の作ってことになろうか。
- 753 :名無しのオプ:2011/03/18(金) 09:13:54.13 ID:6/bNzp4m
- 「お台場アイランドベイビー」伊与原新氏
最近じゃなくて数ヶ月前に読んだ奴。
第30回横溝正史ミステリ大賞受賞で綾辻行人が帯に推薦文書いてたような気がしたけど、内容は本格じゃなくてハードボイルド
舞台は近未来で、東京に直下型の大地震が起こった後の街を描いている。
埋立地が液状化でくずれたり、治安が悪化して立ち入り禁止区域がもうけられたり、
外国人や貧困者が勝手にスラム街作ったり、武装警察が闊歩してたりする世界で、
「ちょっと現実離れしすぎの世界観じゃねwww」とか思いながら読んでたけど、
今回の東日本大震災見ると、ほんとに東京で震災になったらこういう世界になるかもなぁ、と急に現実感がわいてきた。
- 754 :名無しのオプ:2011/03/20(日) 08:27:56.74 ID:luUxXhCw
- 島田荘司『龍臥亭幻想』
ストーリーはそこそこ楽しめたんだけど、トリックや推理部分は
随分と強引というか力技だな〜と思った
誰か読んだ人いる?
- 755 :名無しのオプ:2011/03/20(日) 10:48:28.81 ID:eAyjtX6q
- 島荘はロマンチックさとあの力技が魅力なんだよ
- 756 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/03/21(月) 00:13:13.65 ID:O4iOQr59
- >>754
トリックの基本的な発想は斜め屋敷と共通するものがあるかと思う。
- 757 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/03/21(月) 00:14:10.30 ID:O4iOQr59
- 野村胡堂「銭形平次捕物控(九) 不死の霊薬」を読む。
収録作品全話講評
「死相の女」
タイトルだけは横溝ミステリを想起させるような面白さを期待させるものの、
いわゆる凡作。シリーズのパワーダウンを感じさせるものとなっておる。
「金の茶釜」
ミステリ的興趣は金の茶釜の隠し場所(これもいたってシンプル)のみという作。まあ、それだけ。
「敵討果てて」
冒頭の三河屋の集まりシーンでは、これから何があるのかと期待させるものが
あったが、父子の出会い等偶然性が強い展開に終始した凡作。
「三千両異変」
土蔵の千両箱を小道具に使った偽装トリックがちょい面白い程度の作と
いうたところか。
「百四十四夜」
タイトルにちなんだ秘密メッセージねたと盗賊話。
意外な盗賊の正体等、鬼平談のようなちょいスリルを味わえる作ではある。
「身投げする女」
八五郎メーンな作。あ秋ちゃんとのその後の成り行きが気にかかる?
「不死の霊薬」
今でも通じるような新興宗教ネタで読ませる。
シリーズ中の傑作「金色の処女」「南蛮阿呆宮」とか好きな向きには
お薦めの冒険談に仕上がっている。
「復讐鬼の姿」
独身時代の平次捕物談だが、本巻収録で他作にも顔見世する石原の利助が
以前はこんなに意地悪野郎とは・・
与力笹野新三郎を巡るリベンジ談だが、結末もすっきりしない(冤罪はあったのか?、リベンジャーである兄弟はマジであぼーんしたのか等々)もので出来はよろしくないという感あり。
「永楽銭の謎」
これも石原の利助との対立ねた。平次が投げ銭の名手ゆえに冤罪になりかける。
まあその辺がちょい興を惹く程度の作に過ぎない。
*「七人の花嫁」は「奇譚 銭形平次」に関する論考を参照されたし。
- 758 :名無しのオプ:2011/03/21(月) 03:39:03.45 ID:7u7bnFjB
- 読んでない、読んでない
- 759 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/03/21(月) 10:25:19.15 ID:EbisKqEL
- 角田喜久雄「髑髏銭」を読む。
日本伝奇小説の神髄、日本伝奇小説の頂点に立つ大作・・・とあるが。
正直言うて、知識人がマジで読むような類の作ではないです。
中卒・高卒の爺(最も当時は大学進学率が低く、珍しいことどころか恥ずべきことではなかったわけだが)が、老後に縁側で昼寝しているぬこの隣で
またーり読む程度の代物と言うたところか。
ヒーローとヒロイン(三四郎とお小夜)はステレオタイプとしても、
殺人鬼銭鬼灯は実は子供好き、蓮っ葉に見える女掏りお銀は人情家とか、
書いておけば、作者は「人間が描けてる」とか評されるとでも思うたのであろうか?
いずれも唐突で上面な印象を残すだけに終っているという感あり。
また、冒険小説的興趣をそそる肝心要な髑髏銭にまつわる浮田の八宝の件は
最後の最後に駆け足で記されるだけという展開、これじゃあ駄目っしょ。
まあ、角田翁が日本のH・R・ハガードに成る気がないOR成れなかった、
どちらかがわからんけどね。
いずれにしろ、「奇蹟のボレロ」「高木家の惨劇」と謎解きミステリでは、
まずまずの手管を見せた作者の時代小説だけに残念な出来であったとは言い
得る。
必殺シリーズ最高傑作と評されることが多い「必殺仕置人」の登場キャラの
念仏の鉄と鉄砲玉おぎんの元ネタが、この作にあったのがわかったのが
収穫ぐらいかな。
坊主姿の正義の怪人念仏の仙十郎、惚れっぽく気風が良い女掏りのおぎん、
念仏のキャリア(仕置人の鉄はマジで元僧侶)以外はまんまや・・・
- 760 :名無しのオプ:2011/03/21(月) 10:35:12.47 ID:7u7bnFjB
- 読んでない、読んでない、読めるワケがないw
- 761 :名無しのオプ:2011/03/23(水) 20:02:56.43 ID:xce2mpz3
- >角田喜久雄「髑髏銭」を読む。
清張スレで菊村到はミステリー作家じゃないと言い張っていたくせに
「髑髏銭」はミステリーと言いたいのかよw
頭悪すぎだなw
- 762 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/03/24(木) 12:12:20.12 ID:Wr/F9wzT
- >>761
視野狭過ぎ(w
しっかりしろよ。
一応、冒険もの(伝奇小説にはこの類が多い)はミステリ板の守備範囲となっている。
ホラーはSF板。
- 763 :名無しのオプ:2011/03/24(木) 14:20:37.31 ID:JZgBZ9sm
- 冒険小説や伝奇小説まで「ミステリー板の守備範囲」といいながら
一方では、サスペンス小説はミステリではない、と言い張るアホ。
その場その場でひたすら言い繕うアタマの悪さが全開だな。
- 764 :名無しのオプ:2011/03/24(木) 15:49:46.12 ID:0EaYinqU
- >>762
>視野狭過ぎ(w
>しっかりしろよ。
お前、なにを指摘されているのか理解できていないんだなw
視野の狭過ぎを指摘されているのはお前なんだよお前。
しっかり自分が清張スレでなにを言っていたか思い出せ能無しw
>>763
ノンフィクションや自伝すらミステリーだと言い出すくせに
なぜか菊村到をミステリーではないと言い張るのですからね。
- 765 :名無しのオプ:2011/03/24(木) 19:35:25.79 ID:JZgBZ9sm
- 知識の無さから「松本清張は芥川賞作家で唯一のミステリ作家」と
やってしまい、その誤った結論を死守するために四苦八苦。
誰が見ても明らかな推理作家である菊村到を「サスペンス作家だから
ミステリ作家ではない」と強弁する苦し紛れの珍定義w
サスペンス小説ですらミステリではないと言い張る奴が、冒険小説や
伝奇小説はミステリとみなす不思議。
いかに行き当たりバッタリに書き込んでいるかが、よく分ります。
- 766 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/03/25(金) 12:41:34.50 ID:t77aHvOe
- >>763
サスペンスはミステリ以外の小説にも多用されるテクに過ぎない。
例えば、喪前は未読だろうが(w
大谷崎の名作「細雪」にもパニック小説風の部分さえあるのだ。
こういった基本点だけでも心しておけ!
菊村到の件は笹沢左保のサスペンス小説を比較例に挙げて、
詳述した。
>>764-765が笹沢作品に疎いという事実は確認した(w
- 767 :名無しのオプ:2011/03/25(金) 13:32:13.49 ID:Tt+p/hcN
- 「サスペンスの要素を一部に含んだ作品」
と
「サスペンスに主眼を置いて書かれた作品」
の違いが分らない馬鹿w
後者はミステリ以外の何物でもないし、菊村作品は明らかに後者。
お前はまったく読んでいないだろうがね。
- 768 :名無しのオプ:2011/03/25(金) 22:53:33.24 ID:z4CEHd1T
- ついでにいえば
サスペンス物は笹沢佐保しか書いていないとでもいうのだろうかこのバカ書斎はw
それにだな、
お前、「読んだフリ」スレで「サスペンスがあるからミステリー」と今まで幾度言い張ったと思っているんだ?
ほんと行き当たりばったりのことしか言わんな書斎という無能はw
- 769 :名無しのオプ:2011/03/25(金) 23:36:47.85 ID:z4CEHd1T
- おっと、「笹沢左保」だったw
しかし「サスペンス」といっても色々なパターンがあることくらい
普通に本を読んでいれば分かりそうなものなのにw
ウールリッチやボアロ&ナルスジャックだって「笹沢左保のサスペンス小説を比較例に挙げ」れば
相当の差異があるんだぜ?
本格ミステリーだってE・クイーンを「比較例に挙げて」
A・クリスティや鮎川哲也等について「詳述」すればいくらでも否定できる。
ほんとバカはどこまでいってもバカw
とこんなレスをするとバカ書斎のことだから
今度は「共通点だけ」を取り上げて「詳述」するというアホな反論をしてくるんだろうなw
- 770 :名無しのオプ:2011/03/26(土) 00:13:59.77 ID:D+xuMdB3
- 何かを比較するときにどういう部分を恣意的に取り上げるかで
否定も肯定も簡単にできるんだよね。
それに書斎の論考wだと
菊村こそがサスペンスミステリ作家であり
笹沢は実はミステリ作家ではない
という言い方もできる。
要は棒のどちら側を握るかで
結論を180度ひっくり返すことがたやすくできるという子供だましの論法。
だからあの詳述とやらには塵ほどの意味もない。
- 771 :名無しのオプ:2011/03/26(土) 03:07:06.08 ID:FqJyvMy9
- というか単に「名前を出している」だけで全然「詳述」してないしw
みんなが指摘しているけど、書斎魔神は菊村作品をまったく読んでおらず
なんとか自説の反証にならないように必死で屁理屈をこねてるだけ。
- 772 :名無しのオプ:2011/03/26(土) 04:31:16.78 ID:zGVNpcE4
- >>>764-765が笹沢作品に疎いという事実は確認した(w
>>764-765のレスからどうやったらそういう「事実は確認」できるんだ?
あいかわらず論理もなにもないただの罵倒しかできないんだなw
- 773 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/03/27(日) 10:27:39.17 ID:iFW4ZBuL
- サスペンス小説=ミステリと思うているアホがいるのはわかった(w
花袋の名作「蒲団」なんかもサスペンス小説と言えるが、これをミステリと言うキティは存しないのだ。
ジョルジュ・シムノン「ブーべ氏の埋葬」を読む。
メグレ警部シリーズで著名な作者だが、(ちなみに訳者も同シリーズで
おなじみ長島良三氏である)
本作は河出から刊行中のシムノン本格小説選の最新刊であり、
ミステリとしてセールされたものではない。
ただし、内容的には完全にミステリしている作。
第二次大戦後の巴里のある朝、古本屋の店頭で急死したブーべ氏とは、
果たして「何者」であったのか?
彼の死後に種々の人物が登場し、謎は深まるばかり・・・
うーん、シムノンっていうか、E・アンブラーかおな感あり。
雰囲気だけだが、「デミトリオスの棺」とか想起した。
(ただし、あの手のドンデン返しはないです)
コンパクトに纏まっており、戦時のスパイ談に絡めた解決も悪くは
なく、決してつまらなくはないのだが、この手の話は俺がジョルジュに期待
するものとは異なるという感あり。
キャラ的には、下積みの老刑事ボーペールが良い味を出している。
そして、リュカ刑事はあのメグレの部下と同一人物なのだろうか?
8月の物語なので、休暇中の刑事が多いとの記述があるから、
ジュールは夫人とバカンスか?
- 774 :名無しのオプ:2011/03/27(日) 10:37:42.83 ID:iAkd4zmV
- サスペンス小説=読者にサスペンスを感じさせることに主眼を置いた小説
つまりミステリの一種だろ。
「蒲団」がサスペンスに主眼を置いた作品とは知らなかったよw
サスペンスの要素を含む小説=サスペンス小説 とでも思っているのかな。
>サスペンスはミステリ以外の小説にも多用されるテクに過ぎない。
自分自身でこう言ってるのを、もう忘れてしまったらしい。
- 775 :名無しのオプ:2011/03/27(日) 10:52:26.20 ID:3GOlhxIT
- またあほう得意の「誰にも教えないあとづけ定義」で大暴れかよ
いい加減書斎は「○○をこの意味で使っている」って 最 初 に 明示したうえで
論考してくれよ
お前いつも後で「その意味じゃない」って威張ってばっかりじゃねえか
- 776 :名無しのオプ:2011/03/27(日) 11:32:09.85 ID:paHBBU8i
- >(ただし、あの手のドンデン返しはないです)
ここだけ文体が違うな。パクリ元の文章に手を加えるのを忘れたんだなw
しかしこの馬鹿が読んだと称したこの本こそ、いったいどこが「ミステリ」なんだか。
犯罪が行われ、警察官が登場する小説がミステリだとでも思っているのかね。
>>774
殺人その他の犯罪が行われたり
警察官が登場したり
謎を論理的に解明したりということすら
その他もろもろ別にミステリーの専売特許じゃありませんしね。
- 777 :名無しのオプ:2011/03/27(日) 13:41:09.53 ID:1NrmPtV/
- 「フンとブン」をミステリだと言ってたキティはいたよねw
- 778 :名無しのオプ:2011/03/27(日) 14:19:04.04 ID:paHBBU8i
- じゃあ笹沢左保のサスペンス小説と「蒲団」との同意性とやらを「詳述」してみろよw
清張スレで「菊村到のことを忘れていた」と一言言えばそれで済んでいたことなのに
自己正当化するために次から次へと変なことを言い出すからお前はバカにされるんだよ。
- 779 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/03/27(日) 23:42:59.79 ID:P780kbtK
- >サスペンス小説=読者にサスペンスを感じさせることに主眼を置いた小説
>つまりミステリの一種だろ。
この前提からして完全にNG。
これでは世の多くの小説がミステリになってまう(w
例えば、古典では芥川の「羅生門」や「藪の中」は明らかにサスペンスにも主眼が
置かれているが、これらをミステリと断定する者は存在しない。
前記した「蒲団」を見ても、より日常空間に舞台設定し、女弟子との関係性から
生じるサスペンスが肝になっている作である。
>>776はおなじみ論拠(パクリ先と称するもの(w )を明示しない罵倒だが、
わずかに一点だけ注目すべきものあり。
>謎を論理的に解明
濃淡はあれどこれが主眼に来ている作は単なるサスペンス小説でなく、
「サスペンス・ミステリ」の名称にふさわしいものと言い得る。
前述したとおり、菊村作品はこの点が弱く、笹沢氏の「ミステリ」でなく「サスペンス」
と銘打たれた作品群と同様なポジショニングが妥当。
前に清張スレで奥泉光をミステリ作家などとのたまうアホが乱入、
即座にフェードアウトしたが、叩きのためにここまで常識外れを書く者がいるのには
唖然とした憶えがある。
しかし、「サスペンス・ミステリ」といえば、この板の連中はシムノンには手も足も
出ないみたいだな(w
これは論考への反応を見ればわかる。
この作家こそ「サスペンス・ミステリ小説」と「サスペンス小説」の両方を書き分ける
代表格であった。
- 780 :名無しのオプ:2011/03/27(日) 23:56:41.91 ID:iAkd4zmV
- >これでは世の多くの小説がミステリになってまう(w
ならねーよwwwwww
世の中の多くの小説が「読者にサスペンスを感じさせること」に
主眼を置いているのか? そんなバカなことがある訳がない。
ちなみに芥川龍之介は意識的に推理小説を書いており、その代表作の
「羅生門」と「薮の中」はミステリのアンソロジーにも入っている。
菊村到、笹沢左保、奥泉光、シムノン、いずれも作品内容に即した
具体的な言及は一切なし。読んでないのが丸分りだね。
- 781 :名無しのオプ:2011/03/28(月) 07:02:12.08 ID:mc77xpZf
- サスペンスの定義が俺様とは違うのだ、ってあとづけで威張って終わりじゃんか
で、決してどういう意味で使ってるいるのかだけは誰にも提示しない、と
書斎っていつもこのパターン
- 782 :名無しのオプ:2011/03/28(月) 11:12:55.00 ID:xT+YScZZ
- サスペンス小説をミステリではないと断言したり
自分の主観(というより都合w)で区分けしたりと
発言がブレブレだなバカ書斎www
>>781
いや書斎は定義すらしていませんよ。
一見定義に見えてもそれは他の作家には全く適用できないという
その場しのぎのいい加減な屁理屈ですからw
- 783 :名無しのオプ :2011/03/28(月) 13:39:41.77 ID:wlLrjSEM
- 「フランキー・マシーンの冬」
翻訳物は苦手だったがコレ読みやすいのなんの
上下あっという間に読了。クリント・イーストウッドが
20才若かったら主人公にピッタリで映画化希望てとこなんだが。
- 784 :名無しのオプ:2011/03/28(月) 14:39:22.77 ID:GMplfeMz
- ダフネ・デュ・モーリアの「レベッカ」のような心理サスペンスもの、
ああいうゴシック・ロマン型ももちろんミステリーに分類されるわけですよね?
- 785 :名無しのオプ:2011/03/28(月) 16:23:25.17 ID:xT+YScZZ
- いろいろと見苦しい言い訳しているが、世間一般では菊村到はミステリ作家だぜ。
ボクチンはそう思わないといくら泣き叫んでも無駄だよ無知書斎w
- 786 :名無しのオプ:2011/03/28(月) 16:43:32.86 ID:3PZMwcNa
- 泣き叫んでなんかいない!!!!!!!!!!!!!!
- 787 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/03/28(月) 23:20:23.40 ID:FzVOcWUY
- やっぱりシムノン出されるとついて来れないかという感あり。
まあ、今は読まれてないけどね。
「雪は汚れていた」なんかは、殺しもあるサスペンスフルな作ながら、
ミステリではないという典型作。
>「羅生門」と「薮の中」はミステリのアンソロジーにも入っている。
この単純さにはマジでワロタ。
これは「ミステリとしても読める=読んでみよう」という単なる「趣向」
でしょ。決して一般論たり得ない。まあ、俺もよくやるけど(w
また、菊村、笹沢、奥泉作品に関しては既に清張スレで詳細に言及済みだ。
- 788 :名無しのオプ:2011/03/29(火) 06:22:23.74 ID:T99AHJg/
- お前めちゃくちゃすぎてそりゃついていけんわ
- 789 :名無しのオプ:2011/03/29(火) 07:29:29.75 ID:K2/R6w29
- >>「羅生門」と「薮の中」はミステリのアンソロジーにも入っている。
>この単純さにはマジでワロタ。
>これは「ミステリとしても読める=読んでみよう」という単なる「趣向」
>でしょ。決して一般論たり得ない。まあ、俺もよくやるけど(w
芥川が執筆していた当時の状況、作品の刊行状況、同時代の評価
なんにも知らないということが、よく分るレスでしたw
自分の狭い見識を世間一般の常識だと思い込んでるタコツボ馬鹿。
お前には物事の基本的な知識というものが欠けているんだよ。
- 790 :名無しのオプ:2011/03/29(火) 11:35:07.69 ID:khaCFxI5
- >また、菊村、笹沢、奥泉作品に関しては既に清張スレで詳細に言及済みだ。
ちっとも「詳細」ではないうえに
この点については>>769-770でとっくに論破済みw
- 791 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/03/29(火) 21:12:13.72 ID:artVs3aQ
- 分が悪いと見たか、無知なのか、シムノンはスルー状態のまま、
(シムノンを起点にすれば、スレ違いモードにならなかったのにな)
>>788→単なる罵倒
>>799→思わせぶりなこと(具体性無し)を書いて逃げ切りモード、
>>780→詭弁連発
これはお約束な末期症状なわけである。
清張スレでも記したとおり、芥川賞受賞作やこれに先立つ直木賞候補作でも
ミステリの範疇で把握出来る作を書いており、後に日本推理作家協会賞受賞、
社会派ミステリの旗手にして多数の謎解きミステリを書いた清張先生と、
非ミステリで芥川賞を受賞、後にサスペンス小説を多く書いた菊村氏では
そのポジショニングが全く異なり、比較論そのものが意味をなさないのは自明。
また、完全スレ違いの話題でもあり、清張スレ無き今、雑談スレあたりで取り上げる
べきものと言い得る。
- 792 :名無しのオプ:2011/03/29(火) 21:19:04.60 ID:K2/R6w29
- 「芥川賞を受賞したミステリ作家は松本清張だけ」といっておいて
他にも芥川賞を取ったミステリ作家の実例を出されたら
清張とはポジショニングが異なる
とは、またみっともない逃げ口上だな。
「芥川賞受賞」「ミステリ作家」この2点を満たすかどうかが問題で
作風だの「ポジショニング」だのは、まったく関係ない。
「松本清張と同じ作家は松本清張だけ」といっていれば反論されなくて
済んだのになw
- 793 :名無しのオプ:2011/03/29(火) 21:24:48.46 ID:6HwXpmVh
- 分が悪いから罵倒に走っているわけかw
あまりに悔しくて手が震えているせいか、レス番号を見事に間違えてやがるww
>>>780→詭弁連発
これなんか>>790のことらしいが、あれのどこが詭弁だ?
お前がしようとしていた反論(つまり意図的に異なる部分のみを取り上げて否定)を封じられて
地団駄踏んでいるんだなw
>分が悪いと見たか、無知なのか、シムノンはスルー状態のまま、
>(シムノンを起点にすれば、スレ違いモードにならなかったのにな)
お前のパクリ感想文が菊村到とどう関係があるんだ?
話を逸らそうとして見当違いの罵倒をするとはみっともないw
>そのポジショニングが全く異なり、比較論そのものが意味をなさないのは自明。
だいたい「ポジショニング」wなんて作家ごとに違うだろ。
それにこれ、笹沢と菊村の「比較論」wにそのままあてはまるw
詭弁で逃げるしかない書斎、哀れ哀れ。
- 794 :名無しのオプ:2011/03/29(火) 21:30:39.80 ID:6HwXpmVh
- >>792
要するに書斎のほざいていることを纏めると
芥川賞を受賞したミステリ作家で
清張と同じ「ポジショニング」で
清張と同じ作風で
清張と同じ執筆量で
清張と同じ知名度で
清張と同じ売れ方をしたのは
松本清張ただ一人
というものですね。
春風亭柳昇の決まり文句じゃあるまいしw
- 795 :名無しのオプ:2011/03/30(水) 10:33:28.18 ID:PiCxnJfg
- 書斎は後付けの言い訳ばかり。
しかもそれが却って自分の首を絞めているというアホな展開。
- 796 :名無しのオプ:2011/03/30(水) 15:33:15.82 ID:CkCVo54L
- >分が悪いと見たか、無知なのか、シムノンはスルー状態のまま、
>(シムノンを起点にすれば、スレ違いモードにならなかったのにな)
芥川賞を受賞したミステリ作家、菊村到
の話をするのにシムノンがどう関係してくるんだ?
同じレスで
>そのポジショニングが全く異なり、比較論そのものが意味をなさないのは自明。
と言い切っているのだからシムノンと菊村を比較しろと言っているわけじゃないよなw
無関係の題材でこちらを煽り、話を逸らそうとするのはいつもの卑怯な書斎の手口だな。
それともなにかな、書斎は
「サスペンス作家」は全員が同じ「ポジショニング」だとでも言うのかな?
それとも「ミステリ作家と呼べるサスペンス作家」というものをデッチ上げて
その全員が「同じポジショニング」だとでも言うのかな?w
- 797 :名無しのオプ:2011/03/30(水) 22:01:51.68 ID:aRzVYTLL
- びっくり館の殺人読破。
暗黒館の次だったからかな、イマイチな終わり方だったかも。
もっとびっくりするのかと期待して読んだのがいけなかったのか
拍子抜けした。
- 798 :名無しのオプ:2011/03/30(水) 23:49:43.25 ID:sKGm9sz5
- >>794
ムチャクチャうまい纏めだな
- 799 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/03/31(木) 20:33:16.75 ID:AtoW7LIW
- 自爆したな(w
>お前のパクリ感想文
要引用により論証を求む。これでギブアップっしょ(w
>シムノンがどう関係してくるんだ?
ここは読後報告スレであり、シムノン作品に関しては直前に俺が論考を呈示しているが、
清張作品、菊村作品に関しては皆無。
従って、シムノン作品に関連付けた論議はOKだが、他は完全スレ違いという道理と
相成る。こんな簡単な事がわからぬ者は退場したまえ(w
- 800 :名無しのオプ:2011/03/31(木) 21:33:59.91 ID:Zxkq+Cis
- 完全錯乱状態で口から泡を吹いてるようなレスだなwww
- 801 :名無しのオプ:2011/03/31(木) 22:41:27.41 ID:6Eks80B7
- 「俺以外はみんな間違っている」って吊り上った眼でキーキー言ってる書斎・・・滑稽というか憐れというか
- 802 :名無しのオプ:2011/03/31(木) 23:00:21.32 ID:cozUhVrC
- >要引用により論証を求む。これでギブアップっしょ(w
お前がこれまでに求められてきた全ての「要引用による論証」をするのが先だなw
あ、それともその件全てお前の「ギブアップ」でいいのかな?w
で、この後のみっともない言い訳は全く言い訳にもなっていない。
何とか話をそらしたくてシムノンと言い出したことを白状しているようなもんだ。
完全スレ違い?
それはお前が追い詰められると必ずと言っていいほど持ち出す言葉だが
そう思うのならどうして最初から無視しないんだ?
さんざん言い訳言い逃れをしておいて何を今さらスレ違いなんだかw
- 803 :名無しのオプ:2011/04/01(金) 00:34:35.02 ID:W+GlIV5g
- >>761を見ればわかるように
菊村到やサスペンスものについての件は書斎がシムノンの嘘感想文をでっち上げる前からされている。
しかもこの件は書斎の嘘感想文に絡めたミステリーの分野論でもある。
更に言えば書斎はこのときから現在に至るまで延々とこの件について語るレスに噛みついている。
つまりありとあらゆる意味で>>799は見当違いの言逃れにすぎないわけだ。
自分がいつどんなことを言っているのか覚えていろよアホ書斎。
- 804 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/02(土) 11:59:22.04 ID:GbuctMuy
- 相変わらずシムノン作品に関して言及せず、罵倒・逃げ切りモード全開か、
正直、失望すますた(w
エドワード・アタイヤ「細い線」を読む。
過去には本邦で映画化・テレビドラマ化もされた作なのだが、
とうに絶版。だが、予想外の面白さであった。
端的に言えば、人間(殺人を犯した普通人の心理)も描けているし、
ミステリとしての伏線(前半のぬこ殺し、次男のキャラ)も良し。
全体を通じては、表立っては1度も登場しないガイシャである美女セリナ
こそ真のヒロインであり、終盤は主人公ピーターの妻マーガレットの
完全メーン展開という構成も凝っており面白い。
解説にはサスペンス・ノベルとあるが、ミステリのジャンル的には
フランスに多いサスペンス・ミステリに分類されるものでしょうな。
これが「ミステリなのか?」という見解もあろうが、
この点は、あの大乱歩やA・バウチャーが評価している以上は、
無問題でしょう。
「私の家族と母に」という序文は、通読後に思うと「コワ・・・」という
感あり。
- 805 :名無しのオプ:2011/04/02(土) 12:03:49.70 ID:eFd/cmQn
- >相変わらずシムノン作品に関して言及せず、罵倒・逃げ切りモード全開か、
>正直、失望すますた(w
結局どうして菊村到の件でシムノンを絡める必要があるのか具体的に論証できず
それどころか>>803で見事に完全論破されて悔しいから
罵倒で逃げようという相変わらずの頭の悪さはどうしようもないね。
シムノンに絡めてほしいならまずお前が絡めてみろよ。
もっとも「都合のいい部分だけを取り出して肯定否定をする」といういつもながらの方式は
既に封じられているからよろしくなw
- 806 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/03(日) 15:58:47.13 ID:rBAoEZ2J
- 「大密室 幻の探偵小説コレクション」を読む。
日本では共作で知られるピエール・ボアローとトーマ・ナルスジャックの
単独執筆時代の各1作品(いずれも密室もの)を収めた書である。
いずれもコンパクトに纏まった楽しめる作であった。
翻訳者である松村喜雄氏(大乱歩の甥っ子としても有名)巻末解説でも
指摘されているところであるが、創元やHMの文庫で共作を読み耽った時期が
ある俺としては、この両者の作風の違いを知るうえでも非常に興味深いものがあった。
ピエールの「三つの消失」は、名画の消失、侵入犯の消失、そして護送車の
消失と謎の連発を名探偵(単独執筆時代のレギュラーキャラだったアンドレ・ブリュネル)が謎解きしてゆく、フランス・ミステリらしからぬ、
英国風の正調本格ミステリとでも称すべき作。
発想の盲点を突いた第一の謎解き、ジョン風のバカ風味溢れる第二の謎解きは
かなり面白く思ったが、一番大掛かりな第三の謎解きは偶然性の絡み(ラッパの音)もあって、今ひとつな感あり。
トーマの「死者は旅行中」は、船内というクローズドサークルを舞台に、
犯行現場と思われる船室からの人間消失(これが犯行トリックの肝心要ともなっておる)等の不可能犯罪が連続する作。
- 807 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/03(日) 16:00:32.10 ID:rBAoEZ2J
- 雰囲気は洒落たタイトルからもわかるとおり、主人公のジャーナリストが
謎の美女に誘われるままクルーザーに乗船する発端からして、
いかにもフランス・ミステリらしいムーディな展開である。
謎解きは豪快だが、ピエール作品と比較すると粗い感は否めないものあり。
「死者の中から」「悪魔のような女」「影の顔」「呪い」「女魔術師」というた
共作後の代表作は、作風的にはトーマ寄りという感あり、
ピエールはトリック・アイデア提供主体という説は当たりかと思う。
しかし、それなりに読ませるこれらの作(いずれも冒険小説大賞受賞作)が、オタ向きにハード−カバーで刊行されたのみであり、
本格ミステリ好きが多い本邦で手軽に読めないってのは残念なものがある。
- 808 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/03(日) 16:01:53.51 ID:rBAoEZ2J
- 佐々木信夫「道州制」を読む。
巷間話題にのぼることは少ないが、本書を読むと道州制導入無くして、
日本の悪化した財政の再建は有り得ず、ゆえに将来も無いという感を持った。
都庁勤務経験もある大学教授の手になるものだけあって、
道州制の仕組み(種々の制度が考えられるとのこと)、その必要性、税財政制度といった総論的問題に止まらず、東京や政令指定都市等の大都市の位置づけ
というた各論にもそれぞれに1章を設けて論じられており、
この制度の像がリアルに感じられ、読み応えあり。
参考までに言及された最終章(第8章)の海外の自治制度は、
ミステリ等を読むにも参考に資するものあり。
まあ、お国様々(国によって地域でも様々)というた感があり、
生活に密着した制度に無知である以上、
いかに名手の手になるものであっても、翻訳小説を100%実感するのは無理
だとわからされた。
全体を通じて、コンパクトで読み易いのがとにかく良。
ただし、著者の大学の講義の習慣と初学者向きという趣旨のせいか、
繰り返しの説明が目につくのが、ややうざい感はある。
- 809 :名無しのオプ:2011/04/03(日) 16:23:10.26 ID:lSjccU8E
- 数々の追及に全く回答することができず
読んだフリで誤魔化そうとする哀れな書斎。
だったら最初っからいちいち咬みついてくるなよこの狂犬野郎。
- 810 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/04(月) 20:34:20.98 ID:7fIwQhhn
- >>809
>狂犬野郎
自己紹介乙(w
今週末にも2〜3冊面白い本を紹介する予定。
各人、心して待て!
- 811 :名無しのオプ:2011/04/04(月) 20:37:20.22 ID:rqOPiaIp
- >>810
ご苦労さん。
そういういちいち咬みつくようなレスしかつけられないからお前は「狂犬野郎」なんだよ。
まともに反論できないから罵倒でしか返せないんだねw
で、菊村の話より後から持ち出されたシムノンを絡めないと
どうしてスレ違いになるんだ?
お前が狂犬じゃないというのならまずそこから説明しろよw
- 812 :名無しのオプ:2011/04/04(月) 20:43:41.00 ID:4emNZCG2
- 龍臥亭幻想
まあ65〜70点くらい
- 813 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/05(火) 22:08:22.92 ID:exz+QTOc
- >>812
うーん、それなりに楽しめる作ではあったが、
前記したとおり、基本的発想に斜め屋敷と相通じるものがあるのが気がかり。
もう少し低く60点ジャストぐらいなら納得だ。
- 814 :名無しのオプ:2011/04/05(火) 22:09:52.40 ID:LI/nkd6g
- と、読んでもいない本を適当に貶める頭の悪い書斎であったw
サスペンス小説がミステリーではないと断言するだけのことはあるw
- 815 :名無しのオプ:2011/04/05(火) 22:51:33.35 ID:J65zpI/A
- >>813
メル欄について、どう思う?
- 816 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/07(木) 20:14:00.57 ID:5NcbH69s
- >>815
「龍臥亭事件」と勘違いした。失礼!
- 817 :名無しのオプ:2011/04/07(木) 21:19:18.41 ID:A4u1GeJx
- >>816
えー!マジかよ?
- 818 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/08(金) 20:51:26.00 ID:K0V4YLRb
- >>817
マジだ。
事件の方の>>813の評価はどう思うか?
忌憚の無いところを聞かせて欲しい。
- 819 :名無しのオプ:2011/04/08(金) 22:53:21.30 ID:nwOVctDy
- >>818
龍臥亭幻想しか知らなかったから龍臥亭事件は読んでないんだ
気づいて読もうかと思ったけど、あの分厚さを見て読む気が失せたよ
- 820 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/09(土) 18:54:45.76 ID:KOhhgOv3
- >>819
俺は「幻想」を読んで論考をアップするから、君は「事件」を読んでみてはどうか。
- 821 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/09(土) 18:57:30.29 ID:KOhhgOv3
- 田中瑩一「伝承怪異譚―語りのなかの妖怪たち」を読む。
三弥井民俗選書の1冊。
現在は島根大学名誉教授の職にある著者が長年に渡り出雲・石見・隠岐地方で収集した民話・世間話を中心に、
その「意味」を読み解いたミステリ的趣向にも富むコンパクトに纏まったなかなかに面白い書であった。
アニメ「まんが日本昔ばなし」で話題になった「十六人谷」の原話と思われる
エピをその全国分布にまで視野を広げて考察した
第1章(「炭焼き小屋に来る女」)からして興味深いものあり。
アニメ版と異なり、魔性の女(?)のリベンジは無く、退治されたり、
逃げ去ったりしてエンドというパターン。
同番組では「猫の芝居」(遂にようつべでアップされなかったが、印象深い話)
というエピも俺の好きなものだが、正体を見られた寺の飼い猫が姿を消す
というソフトなラストのアニメ版とは大きく異なり、
これも原話(第6章「もの言う猫、踊る猫」)では芝居を見られた猫が和尚を
噛み殺すという凄まじい展開。
この辺の原話における「明」を「暗」へ、「暗」を「明」へというライターに
よる巧みな脚色もおもしろしや。
また、いわゆる雪女の美形イメージもハーンの創作によるイメージが大であり、
原話とは異なるという指摘も、今更ながら成程感あり。
(まん昔でもハーン作品に沿った作りであった)
- 822 :名無しのオプ:2011/04/10(日) 12:10:37.38 ID:KqiPyEo8
- でもサスペンス小説はミステリーじゃないんだとさw
- 823 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/10(日) 20:59:13.13 ID:zAHQ12aY
- 志賀直哉「大津順吉・和解・ある男、その姉の死」
表題の3作を収録した中編集。
小説の神様の長編代表作が「暗夜行路」、
短編が「小僧の神様」「城の崎まで」、
だとすれば、中編では文句無しに表題作のひとつ「和解」かと思う。
長年に渡り不和な関係にあった作者と父の和解の顛末を、
淡々と綴ってしみじみとした余韻を残す名編である。
「父との不和の原因が具体的に書かれていない」という評があったとのことだが、
作者は「和解の喜びを動因として書いたもので、
そういう時に不和の原因を読者のためにくわしく書くという気持ちになれなかった。
私自身では不和の原因を書かずに和解の喜びを現わせた点をむしろ満足している」と記している。
そう言えば、
「暗夜行路」でも「時任謙作は死んだのですか?」との問いが多かった
そうだが、夫婦の和解ということを書ければどちらでも良いと思うという趣旨
を述べていたような。
「書かざる部分」があるにもかかわらず、テーマは首尾一貫し、
人間の営みを活写し、感興を催す。
正に「純文学」の凄味「ここにあり」である。
- 824 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/10(日) 20:59:58.05 ID:zAHQ12aY
- とかく全ての顛末を書かずにはおられないという内在的制約を伴う
「ミステリ」が文学足り得ない因は、この辺にもあるのである。
作者と父が不和に至る顛末の一端を描いたのが「大津順吉」。
「その晩私は千代と事実夫婦になった。私は初めて女のからだを知った。・・・」
この白樺派らしいあっさりした記述が良し。
どこかハードボイルドなんである。(この点は機会があれば詳述したく思う)
姉というフィクショナルなキャラを置き、腹違いの弟という客観的な視点
を置いたうえで、父との不和の顛末を描いたのが「ある男、その姉の死」
ということになる。
本作終盤の近親相姦を暗示させるようなシーンには驚きあり。
- 825 :名無しのオプ:2011/04/10(日) 21:13:51.59 ID:rj9eSFwl
- ミステリーの板でミステリーではない小説の
パクリ感想文を書き込むきちがい書斎w
あいもかわらず幼稚な文学論もさることながら
>とかく全ての顛末を書かずにはおられないという内在的制約を伴う
>「ミステリ」が文学足り得ない因は、この辺にもあるのである。
ミステリ観もレベルが低いというか視野が狭すぎるというかw
- 826 :名無しのオプ:2011/04/10(日) 22:07:59.96 ID:+io+uV/l
- ここに書いたということは志賀直哉の小説は人間が描かれていないパッと読んでポーンなものだと判断したんだなw
- 827 :名無しのオプ:2011/04/10(日) 23:47:05.00 ID:C7fcxHMP
- 志賀直哉は高校の教科書にも
載っているけど
「城の崎まで」ってなんだよソレはw
- 828 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 00:03:12.91 ID:Ylffbysw
- なにせ「うろ覚えの大家」だからw
- 829 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 00:27:39.07 ID:Szo6xnHB
- 翻訳不可能論なんてほざく前に日本語が読めるようになれよ書斎w
- 830 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 01:07:53.88 ID:MzJotgTU
- 「和解」のくだらなさは異常
歴史的意味を捨象すれば、「大人の作文」以上のものではない
「城崎にて」は、まあまあの「エッセイ」だな
「城の崎まで」という作品は浅学にして知らぬ
- 831 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 10:26:39.17 ID:9vYqUXzV
- 書斎の純文学への造詣の深さはとうていミス板住人には追いつかないのだろう。
ある意味気の毒ではなるな。ミス板住人がもっと謙虚になるべきだわな。
- 832 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 10:40:41.65 ID:butskIJp
- 純文学?ヘェーw
書斎が板違いのレスをしていると
支持者も理解しているわけだwwwww
で、「純文学への造詣の深さ」って
城の崎まで
のどこが?
- 833 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 12:19:05.71 ID:M/+OpnyF
- なにを言われているか理解できていないんだなww
- 834 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 13:15:34.74 ID:MhK4jhyX
- 頭吊支持者も文盲w
馬鹿って感染するんだな
- 835 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 15:24:52.35 ID:VYVrgA0Z
- >>832
まぁまぁ、もちつけよw
831をよ〜く読んでみろよ
書斎の純文学への造詣の深さは、ミス板住人に追いつけないレベルだ、と言っているだろ。
つまり、
純文学への造詣の深さ …… ミス板住人 >> とうてい追いつかない壁 >> 書斎
だと言っているんだよ。
だからミス板住人は、ある意味気の毒である書斎に対してもっと謙虚になってあげてください。
と、言っているんだよ。
だろ?>831w
- 836 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 18:28:21.33 ID:9vYqUXzV
- なんとしても書斎を貶めないと気がすまないんだなあ。
圧倒的な負けを何度も経験して狂ったか(w
- 837 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 18:31:59.10 ID:385mzUJc
- お前毎日毎日そうやって自分で自分を偉そうに見せててむなしくない?
- 838 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 19:48:45.40 ID:JMikhRmq
- >>836
>圧倒的な負けを何度も経験して狂ったか(w
書斎の悪口を言うなよw
- 839 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 21:16:14.98 ID:f0neDk9Q
- しかし本気で何が笑われているか理解できてないみたいだな
- 840 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 21:27:13.58 ID:f0neDk9Q
- ≪書斎用語≫ ≪正≫
オランダ棺の秘密 オランダ靴の秘密
オランダシューズ THE DUTCH SHOE MYSTERY(オランダ靴の秘密)
ガラスの町 ガラスの村
読者を欺むかるるなかれ 読者よ欺かるるなかれ
セロの焦点 ゼロの焦点
血蛞蝓 血蝙蝠
怪塔記 妖塔記
九十五羽の烏 七十五羽の烏
猫が知っていた 猫は知っていた
芥川龍之介の犯罪 芥川龍之介の推理
暗黒予知 暗黒告知
待ってる 待っている
闇にきらめく 闇にひらめく
- 841 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 21:28:00.58 ID:f0neDk9Q
- ≪書斎用語≫ ≪正≫
殺しのプレリュード 殺しの序曲
殺しのワイン 別れのワイン
野望の果実 野望の果て
月は地獄や 月は地獄だ
マスクマンの人形 マクスンの人形
キタ・セクスアリス ヰタ・セクスアリス
人間の阿呆 人生の阿呆
書く技術・考える技術 考える技術・書く技術 問題解決力を伸ばすピラミッド原則
サンフェリアン寺院〜 サン・フォリアン寺院〜
シエーン シェーン
ブリッコ ブリット
仕掛人梅枝 仕掛人梅安
スターシップバトルトゥーズ スターシップトルーパーズ(「宇宙の戦士」映画化時の題名)
ゴジラ対メカニックゴジラ ゴジラ対メカゴジラ
- 842 :名無しのオプ:2011/04/11(月) 21:33:42.71 ID:f0neDk9Q
- 書斎の痴性あふれる主張とその顛末
「影武者徳川家康」(新潮文庫)は絶版 → 当時から現在に至るまで現役
http://tv2.2ch.net/test/read.cgi/kin/1027030788/331
「銀河盗賊ビリイ・アレグロ」は長編 → 連作短編集
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1071729734/308
「影武者徳川家康」(新潮文庫)は絶版 → 当時から現在に至るまで現役
http://tv2.2ch.net/test/read.cgi/kin/1027030788/331
「銀河盗賊ビリイ・アレグロ」は長編 → 連作短編集
http://book3.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1071729734/308
「忍者月影抄」(角川文庫)は短編集 → 長編
http://tv2.2ch.net/test/read.cgi/kin/1027030788/251
「羊たちの沈黙」の映画版はスターリング捜査官の性別が変更されている → 原作でも映画でも女性
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1138283365/90
最近も「そして誰もいなくなったはポワロが登場する作品」など活躍が続く
- 843 :名無しのオプ:2011/04/15(金) 20:36:38.08 ID:5TR1C7La
- ID:lYRZjaRj絶好調だなw
- 844 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/16(土) 21:26:31.23 ID:0vhSKlA9
- ハル・ホワイト「ディーン牧師の事件簿」を読む。
うーん、名人E・D・ホック亡き今、アルテは長編作家だし、
本格短編ミステリの後継かと期待したのだが・・・
トリック、ストーリーテリング、キャラ構成等、全ての面でホックには
まだまだ遠く及ばないというのが正直な感であった。
探偵役が引退した牧師ということもあるが、必要以上に宗教談義が長いのも
日本人である俺にはうざく思われた。
(知識人のひとりとしては、決して宗教、特にキリスト教に興味がないわけ
ではないが、ミステリで「これ」を長々と語られても困るわけである)
一応、大好評な収録作品全話講評逝ってみようか!!!
・「足跡のない連続殺人」
タイトルどおりの3件の不可能犯罪談。
トリックは、ホックのような明解でシャープなものではなく、
ジョン風の力技である。犯人キャラだけ見ればサイコ・ミステリとして書いた方が面白かったかもしれぬ。
・「四階から消えた狙撃者」
読んでいて犯人は早めにわかった。
後はハウダニットの問題だが、やはりかなり強引な力技である。
街中で発生した不可能犯罪設定は凄く興味深いものなのだが、
解決が今ひとつという感あり。
・「不吉なカリブ海クルーズ」
ひょんなことから、ディーン氏がカリブ海クルーズに参加することになる
クローズドサークルものである。
わりと長めの作品でそれなりの読ませはするが、
本格ミステリを読み慣れた目には犯人はわかり易い。
ゆえに前収録作品と同様にハウダニット部分の出来次第と相成るが、
アクロバティック過ぎるトリックに萎えるものあり。
- 845 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/16(土) 21:27:11.65 ID:0vhSKlA9
- ・「聖餐式の予告殺人」
動機部分に関連するとはいえ、宗教談義が長くうざい作。
怪人物たちの正体、人間消失、毒物混入の謎等のミステリねたも平板なもの
であり特筆すべきものがない。
・「血の気の多い密室」
これも強引な作りな密室ものという表現がぴったしな作。
血液を使用したレッドへリングはだけは面白いものがあるが、
まあそれのみとも言い得る。
・「ガレージ密室の謎」
まさか最後の最後に肛門ネタのトリックが出て来るとは・・・(w
文字どおりアクロバティックでダイナミックな密室ものだが、
それだけに創りが粗いという感は否めない。
ホックのサム・ホーソーン・シリーズは、新刊が待ち遠しものがあったが、
このシリーズは、まあ、仮に第二集が出てもスルーだろうな。
- 846 :名無しのオプ:2011/04/16(土) 23:58:12.98 ID:whojHofd
- 読んでない、読んでないw
- 847 :名無しのオプ:2011/04/17(日) 01:24:43.98 ID:7OkIYiYv
- 「ディーン牧師の事件簿」
先に誰かが面白くないって
感想書いてるよw
- 848 :名無しのオプ:2011/04/17(日) 01:50:14.95 ID:i2zKeKci
- 頭吊ジジイは気持ち悪い
- 849 :名無しのオプ:2011/04/17(日) 09:30:36.07 ID:Av5SRr9v
- 「ディーン牧師の事件簿」se4
は翻訳書のはずだよな?
翻訳は不可能なはずなのにそんなもの読んでなにが論考だバーカw
自分がなにを主張しているのかもうすこし頭使うんだな
能無し書斎。
- 850 :名無しのオプ:2011/04/17(日) 16:30:35.62 ID:GnpZEtc3
- 札幌駅殺人事件(西村京太郎)読了。
半分辺りからオチわかっちゃったよ…
その前によんだ東京駅・上野駅が割と面白かっただけに残念だ
- 851 :書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2011/04/17(日) 21:09:06.45 ID:AcA37lE4
- >>846-848
まあ、1,050円返してくれれば未読(読まなかったこと)扱いでもOK。
そんくらいガックリだった。
ところで、
>犯人キャラだけ見ればサイコ・ミステリとして書いた方が面白かったかもしれぬ
この点はどう思う?
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