【サッカー/オランダ】ユトレヒトの高木善朗、９月１１日以来のベンチ入り。デビューはお預けも「チャンスをつかみかけている」

継続φ ★

「仕方ないです」

練習でも高木の調子がいい――というオランダ人記者の情報が、こちらにの耳に届いていた。
１０月半ば、エルビン・クーマン監督が辞任し、バウタースコーチが監督に昇格してから２度、高木はリザーブリーグの試合を免除されていた。

それは、トップチームでの試合参加も視野に入れてのことだったのだろう。ＡＺ戦があった週のリザーブリーグにも高木はメンバー入りしていなかった。
「ドイツの２部、フォルトゥナとの練習試合では先発で、右で使われたり左で使われたり。

練習でもうまくやれるようになってきたし、なんか手応えまではいかないですけど、チャンスをつかみかけているところにいる。
たぶん、監督たちも出してみようかなあ、どうしようかなあ……みたいな」

プレッシャーに慣れ、ボールを持ったらしっかり１人かわすことができる特徴が、チームメートにも伝わった。
「４対４の練習だと、１対１になったら『こいつ１人外せるから』というんで、パスを出してドリブルをさせようとする。だから『お前、行け行け』みたいな感じ。

それで味方が動いてくれない（苦笑）。でも、前だと『早く出せ、早く出せ』と言われていた。今は『こいつは仕掛けるんだな』っていうのを分かってもらえ、
監督やコーチもそこを見ていてくれている。だから、練習の後は『いいプレーだったよ』とか言ってくれていますし、徐々によくなってきているとは思います。
これ以上、後退はできないんで、前に前に成長していきます」