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ワイが文章をちょっと詳しく評価する![5]

1 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/12/30(木) 21:31:12
掌編、いつでも募集中!
採点、100点満点!
評価、コメント数行!
結果、コメント一行!

前スレ
ワイが文章をちょっと詳しく評価する![4]
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/bun/1285859746/
ワイが文章をちょっと詳しく評価する![3]
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/bun/1272763741/
ワイが文章をちょっと詳しく評価する![2]
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/bun/1254570717/
ワイが文章をちょっと詳しく評価する!
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/bun/1249125836/

文章の一部、よい! オチがない、よい! 他人の文章、ダメ!

点数の意味
10点〜、日本語が書ける!
20点〜、日本語の意味がわかる!
30点〜、読み物に近い!
40点〜、形にはなっている!
50点〜、楽しめる域に入る!
60点〜、作品として出せる!
70点〜、欠点がほとんどない!
80点〜、佳作の域に突入!
90点〜、未知の領域!
満 点―、神様は評価できない!

ここまでの最高得点78点!(`・ω・´)

2 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/12/30(木) 21:41:57
前スレの927に言っておく!
見込みのない者の文章で議論が白熱することはない!
多数の人間が何かを感じ取った結果である!

ワイの考え!(`・ω・´)

3 :名無し物書き@推敲中?:2010/12/30(木) 21:51:11
つーか前スレ873
たまたま一人称論争が始まった時近くにいたから引き合いに出されただけで、
超絶技巧ではないが、書き慣れてないだけで全然酷い文章ではない

とフォローしようと思ったらお前の書き込みで容量オーバーじゃねーか
やっぱりお前が悪い

4 :名無し物書き@推敲中?:2010/12/30(木) 22:08:07
色々と間の悪い子だなあw
でも良かれ悪しかれ起爆力があったと

それより浅薄な知識でいたずらに技法を否定する輩よ
表現の幅を自ら狭めるなんて愚の骨頂だね

5 :名無し物書き@推敲中?:2010/12/30(木) 22:20:07
下手=才能がないってのは違うからな。
ここまで皆が話をしたのは、彼や彼の小説に何かしら引かれるものがあったからだと俺も思うわ。

実際、彼のひとつ前に書いてた人なんて点は高かったけど、誰も話題にしてない。
こんな年の暮れの糞忙しい時期にわざわざ感想書いてくれた、ぷぅぎゃああああああさんへ
笑ったww と感想返しするのはあり得んなと皆から見限られてるのだろうし。

本を読んで小説を毎日書いてれば、創作技術なんてのは自然に上がるけど
そんなの最低条件であって、それからどう抜けるかって時に
書き手の魅力というのは大きな力になると思うよ。多分。

6 :葦田春穂 ◆pMxEzE7OCs :2010/12/30(木) 23:50:18
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/bun/1285859746/925
私は根っからのサディストだから神の視点で書くとすごく意地悪な神様になっちゃうの。

だからやらない。

7 :名無し物書き@推敲中?:2010/12/30(木) 23:55:31
意地悪というほどでもないな。
自意識過剰。
気にしすぎだろ。

読んでないけどw

8 :名無し物書き@推敲中?:2010/12/31(金) 03:35:24
ワイスレもこれで5つ目か……。
ぷぅぎゃあああは偉いな。
一円にもならんのに人の文章を読んで評価してw

9 :珈琲:2010/12/31(金) 04:02:20
>>5
不快な気持ちにさせたのなら申し訳ない!
「笑ったww」は確かに不謹慎でした。あれはぷぅぎゃああああさんが批評の前に言った言葉が俺の名前とかけられているように感じたからです。知ってもらえているのかな?と(今思えば自意識過剰でした)嬉しさのあまり軽薄な書き込みをしてしまった。申し訳ない。

多忙の中、いつも懇切丁寧に批評してくださるぷぅぎゃああああさんには並々ならぬ感謝と尊敬の念を抱いています。また、このスレで度々起こるみなさんの議論(クロスカッティングなど)も勉強させてもらっています。素晴らしいスレだと思っています。
ぷぅぎゃああああさん、みなさん、良いお年を!

10 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2010/12/31(金) 06:34:02
   §;; ━┓〃  ━
   §;;  ┃━━  ┃
   §;; ━┛   ━┛
  _(ニ)_  ..┃
 /∴∵∴ヾ..┃
‖ ̄ ̄ ̄:}}}..┃
{―( ̄ ̄)::}}} ┃
{ニOニニ::}二)二)
{____}}}∩・ω・´)今年を振り返る意味で休み、
        へ ⊂ノ 新年に向けて英気を養うのも悪くない! 良いお年を!
         ..`く..

11 :873 ◆yTnZsJG4cE :2010/12/31(金) 15:11:48
かなり出遅れた感がありますけども
望外にもフォローしてくださったスレ主様を始めとした皆さまに感謝の意を。
正直、集中砲火は避けられないと思っていた矢先だったので、今度は正しい意味で皆さんの愛でブラウザが見えないです(´;ω;`)
もちろん現段階では「書き慣れていない」荒さの方が先行するということなのでしょうが、それでも「見込みがある」「引かれるものがあった」という言葉は、大変励みになります。例え、半分以上手心によるものだとしてもうれしいです。
しかし、どちらにしてもまだまだ未熟であることには変わりないとは思いますので、これからも弛まず精進していきたいと思っています。

繰り返しになりますが、年末でお忙しい中、大変的確かつ参考になる評価をくださったスレ主様に感謝と尊敬の意を表させて頂きます。
そして私にフォローしてくださった方々にも、改めてお礼申し上げます。もちろん、私の文章への厳しい意見に対しても真摯に受け止めさせて頂きます。
スレ主様を始めとして、皆さまの書き込みを拝見させて頂いても、大変良質で有意義なスレッドであると感じました。
早急なスキルアップは現実問題厳しいにしても、今回を機に少しでも創作技術を上げられたらと思っています。

それでは。またこちらを利用させて頂く折には、是非ともよろしくお願いいたします(´・ω・)ゞ
ぷぎゃああああああ様、皆さま。良いお年を。

12 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/01(土) 05:07:21
雪が降る中、新年を迎えた!
今年もワイのスレッドをよろしく!
*   。  ...__。 0  *
  .    |○:::|  。 
 ○ o . .i___」 .    ゜
゜  ゜ (`・ω・´)∪/ *
  o─(  。 ・.)´。    °
.    ゜ .

13 : 【大凶】 【78円】 ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/01(土) 05:26:42
新年最初の運試し!

14 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/01(土) 05:30:28
久しぶりに大凶を見た!
次は初夢に挑戦!

不貞寝ではない!(・ω・´;)

15 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 18:12:42
以前、スレでワイさんに評価して頂いた者です。
新作が出来ましたので、評価をお願いしたく候。

アルシャマと竜 http://t.co/iMXdspV

16 :アルシャマと竜 1/7:2011/01/02(日) 21:50:41
 ある日、あるところに、冒険者がいました。いまどき冒険なんて流行らないと言う人も
いるでしょうが、実際に居たのだからしかたがありません。その冒険者の名は、アルシャ
マといいました。これはそのアルシャマのお話です。
 アルシャマはその時、アビダ砂漠の真っ只中にいました。正午に合流する予定だったキ
ャラバンは、待てど暮らせどやって来ません。おおかた盗賊にでも襲われたのでしょう。
当時のアビダ砂漠では、そんなことはしょっちゅうなのでした。
 アルシャマは物資の補給を諦め、前進しました。直射日光の刺す昼の間はテントで日差
しを避けて眠り、氷点下まで冷える夜は毛布に包まり、主に朝と夕に前進しました。どん
なに苦しいときであっても、とりあえずまっすぐ歩けば砂漠を抜けられるのです。アルシ
ャマは冒険者でしたから、苦しいのには慣れていました。問題は水筒に残された水の量だ
けでした。


17 :アルシャマと竜 2/7:2011/01/02(日) 21:51:45
「すまんが、水と食料をわしに分けてくれんかね」
 老人はアルシャマに頼みました。アルシャマに、もう一人分を養うだけの水と食料があ
るはずがありません。断ってもいい頼みでした。断るべきであろう頼みでした。
 けれども、アルシャマは根っからの冒険者でした。困っているところを人に助けられ、
そして助け合うからこそ、これまで生きてこられたのです。アルシャマは水筒と乾パンを
老人に進呈しました。どちらも、砂漠の真ん中では、黄金にも勝るしろものです。老人は
それを受け取ると、礼を言い、水を飲み、パンを食べました。
「アルシャマよ、水と食糧をありがとう。わしは、感謝の代わりにそなたの願いを叶えて
やりたい。何でも願いを言うがいい」
 老人は、アルシャマを射抜くように見据えて言いました。もしアルシャマが普通の人だ
ったなら、すぐにでも願ったでしょう。砂漠を脱出したいと。キャラバンに合流したいと
。奇跡のようなオアシスが欲しいと。けれども、アルシャマはアルシャマでした。
「『願い』は無いね」
 アルシャマははっきりした声で、そう言いました。老人は驚いたようでした。とてもと
ても驚いたようでした。アルシャマを上から下までじっくり眺め、何か奇妙なものに出会
ったように目をくるくると回しました。老人は実のところ、それまで真の冒険者というも
のを見たことが無かったのです。

18 :アルシャマと竜 3/7:2011/01/02(日) 21:53:12
 アルシャマは昼が来る前に、黙々とテントを張りました。もう水と食料は無いのです。
ここが死に場所だと思うと、いっそせいせいした気持ちでした。全ての準備を整えると、
アルシャマは老人に言いました。
 水と食料のうち、食料は無くてもなんとかなること。とにかく水が必要であること。雨
が降ることに期待するしかないこと。旅人の神アルセスにはもう祈ったこと。あとは雨を
待つだけだということを。
「もし待っても雨が降らなかったら?」
 老人は心配そうに尋ねました。
「そのときは、死ぬことになる」
 アルシャマは事も無げに言いました。胸を張って、威風堂々とした態度で言いました。
老人は知りませんでしたが、アルシャマはいつでもそういうふうに生きていたのです。後
ろを返り見たり、うじうじ悩んだりはしないのです。今では忘れ去られて久しいのですが
、それが本当の冒険者というものの姿なのでした。

19 :アルシャマと竜 2/7:2011/01/02(日) 21:54:49
 陽炎の先に、不思議な蜃気楼が揺らめきます。アルシャマは幻には惑わされずに、まっ
すぐ進みました。すると、不思議な形をした塔が見えてきました。今度は蜃気楼ではあり
ません。正真正銘、本物の塔です。砂漠の真ん中に塔があるなんて、誰が想像するでしょ
うか。アルシャマは水源を期待して、その塔のほうへと歩いていきました。
 塔は、砂で出来ていました。ところどころに規則的な突起があり、登ろうと思えば登れ
そうでした。
 アルシャマは冒険者でしたので、とりあえず登ってみることにしました。足を突起に。
手を次の突起に。手に力を込めて身体を引きあげ、再び足を突起に。手を次の突起に。そ
れを繰り返して、アルシャマは塔を制覇しました。頂上から眺めても、まわりは、見渡す
限り砂漠でした。それで、アルシャマはまだまだ歩かねばならないことを悟りました。ア
ルシャマはいつものように毛布を被り、塔のそばで眠りました。夢の中で、旅人の神アル
セスに出会いましたので、アルシャマは砂漠からの脱出を慎ましやかに祈りました。

20 :アルシャマと竜 3/7:2011/01/02(日) 21:56:00
 目が覚めると、塔は無く、一人のか細い老人が立っていました。ぼろきれを纏ってはい
ましたが、何の迷いも憂いも無い目をした、威厳のある老人でした。
「目が覚めたかね。若者よ」
 アルシャマはまず塔が無くなったことを知り、次に自分の装備がきちんと残っているの
を見て、自分が眠った場所から動いていないことを確信しました。それから、きちんと立
って、老人に向かって言いました。
「俺はアルシャマ。目は覚めてる。ここにあった塔が消えた。代わりにあんたが現れた。
まるで謎かけ遊びだね」
 アルシャマは深く考えないことにしました。アルシャマは謎かけに時間を費やすよりは
、目の前の老人のほうに興味がありました。老人は杖を持ってはいますが、別に足腰は悪
くなさそうでした。それより、杖以外に何も持っていないことのほうが不思議でした。砂
漠を行く人は、必ずテントと毛布と水筒を持って歩くものと相場が決まっているというの
に。

21 :アルシャマと竜 4/7:2011/01/02(日) 21:57:37
「すまんが、水と食料をわしに分けてくれんかね」
 老人はアルシャマに頼みました。アルシャマに、もう一人分を養うだけの水と食料があ
るはずがありません。断ってもいい頼みでした。断るべきであろう頼みでした。
 けれども、アルシャマは根っからの冒険者でした。困っているところを人に助けられ、
そして助け合うからこそ、これまで生きてこられたのです。アルシャマは水筒と乾パンを
老人に進呈しました。どちらも、砂漠の真ん中では、黄金にも勝るしろものです。老人は
それを受け取ると、礼を言い、水を飲み、パンを食べました。
「アルシャマよ、水と食糧をありがとう。わしは、感謝の代わりにそなたの願いを叶えて
やりたい。何でも願いを言うがいい」
 老人は、アルシャマを射抜くように見据えて言いました。もしアルシャマが普通の人だ
ったなら、すぐにでも願ったでしょう。砂漠を脱出したいと。キャラバンに合流したいと
。奇跡のようなオアシスが欲しいと。けれども、アルシャマはアルシャマでした。
「『願い』は無いね」
 アルシャマははっきりした声で、そう言いました。老人は驚いたようでした。とてもと
ても驚いたようでした。アルシャマを上から下までじっくり眺め、何か奇妙なものに出会
ったように目をくるくると回しました。老人は実のところ、それまで真の冒険者というも
のを見たことが無かったのです。


22 :アルシャマと竜 5/7:2011/01/02(日) 21:58:43
 アルシャマは昼が来る前に、黙々とテントを張りました。もう水と食料は無いのです。
ここが死に場所だと思うと、いっそせいせいした気持ちでした。全ての準備を整えると、
アルシャマは老人に言いました。
 水と食料のうち、食料は無くてもなんとかなること。とにかく水が必要であること。雨
が降ることに期待するしかないこと。旅人の神アルセスにはもう祈ったこと。あとは雨を
待つだけだということを。
「もし待っても雨が降らなかったら?」
 老人は心配そうに尋ねました。
「そのときは、死ぬことになる」
 アルシャマは事も無げに言いました。胸を張って、威風堂々とした態度で言いました。
老人は知りませんでしたが、アルシャマはいつでもそういうふうに生きていたのです。後
ろを返り見たり、うじうじ悩んだりはしないのです。今では忘れ去られて久しいのですが、
それが本当の冒険者というものの姿なのでした。

23 :アルシャマと竜 6/7:2011/01/02(日) 22:00:13
 待つこと三日目。ぽつ。一滴の滴がテントを叩きました。ぽつぽつ。すぐにそれは、雨
音に変わりました。雨です。砂漠にめったにないことながら、ざあざあと雨が降りました
。アルシャマは布を大きく広げ、高低差を利用して水を水筒に集めました。水筒がいっぱ
いになってから、アルシャマは空を仰ぎ、天の恵みを舌で直接味わいました。アルシャマ
は笑いました。まるで子供のように笑うと、老人に微笑みかけました。
「いま『願い』を一つ思いついた」
 うまいこと雨が降った記念に、友達になろう。それは願いと言うには、あまりに簡単な
ことのようでした。老人は、アルシャマという男にいよいよ興味を持ちました。そしてだ
んだんと、アルシャマの計画を理解し始めました。この男は、自分の正体を、おおよそ見
抜いているのではあるまいか。この仮の姿の向こうに、老いた哀れな怪物の姿を見出して
いるのではあるまいか。そのような、あらぬ不安が噴き出してきたのでした。
「もしわしが誰だか知っても、友人になりたいと願うのかね?」
「ああ。あんたがたとえ誰であっても。何であっても。誓って」

24 :アルシャマと竜 7/7:2011/01/02(日) 22:01:35
 老人ははついに諦めました。杖を振り、全ての秘密を明かしました。ざあざあと砂が渦
巻いて、ありうべからぬオブジェが完成されようとしていました。その姿は、砂ででき、
滑稽なほどに巨大な竜でした。
 老人は紀竜デザーネンスでした。それは竜の中の竜。【紀】の神秘と共にある、最も古
ぶるしく、神々に近しき幻獣でした。
「わしは『願い』を叶えると言った。いまや願いは叶えられた。冒険者アルシャマよ。友
アルシャマよ。神話の世界にようこそ」
「……驚いたな。これまでみてきた奴の中じゃ、あんたが一番でかいよ」
 アルシャマは笑って言いました。紀竜デザーネンスも、つられて笑いました。それは老
人が友をヌアンダーラの戦いで失って以来の、数百年ぶりの笑い顔でした。

 そうして、アルシャマとデザーネンスは友となり、その後、互いに互いを助け合うよう
になったのです。彼らの活躍は、また別の機会にでも……。


25 :アルシャマと竜 完:2011/01/02(日) 22:03:57
>>16 >>19 >>20 >>21 >>22 >>23 >>24
です。投稿ミスでレス番が飛んでしまってすみません。

26 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 22:38:03
ライフストリームの中を通ってクラウドは地球の中心に降り立った。目の前にはセフィロスがいた。
ゆっくりとセフィロスが刀を構えた。クラウドもバスターソードを構える。
セフィロスが斬りかかってきた。クラウドがバスターソードで受け止める。
二人は睨みあった。長い鍔せりあいになった。
二人は離れ、何度も斬りあった。お互いの身体中から血が流れる。
長い長い戦いになった。だが、ついに決着の時がやってくる。
セフィロスの必殺の突きをかわし、クラウドが腹にバスターソードを差し込んだ。
セフィロスが吐血して倒れた。


戦闘描写の練習にゲームの戦闘をノベライズしました
ファンタジー作家志望ですからお願いします

27 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 22:44:54
>>26
見たまんま書いているって感じだな。
小説というより、新聞記事か何かを読んでいるようだ……。
ダメ。0点。

28 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 22:46:01
ひっでえ
あんまこういうこと言いたくないけど
ひっっでえ

29 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 22:46:45
プロットか何かかと思った

30 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 22:47:35
才能以前にやる気が感じられない

31 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 22:49:49
ワイさん頑張れ

32 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 22:55:29
>>26
素晴らしい
あなたの文章がもっと読みたい
新聞みたいとか言ってる奴はバカ
他はただの誹謗中傷
俺みたいに日経呼んでれば分かる

33 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:01:30
>>26
前スレ>>873君が神に見えるほどの出来
素晴らしい

34 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:01:46
>>26
>>32
自演乙

35 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:09:04
>>26
何のゲーム?

36 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:12:38
>>34
自演じゃない
証拠に俺も文章を書いてやろう
少しまて

37 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:12:57
>>35
FFだろ

38 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:14:49
上手い人が来ると過疎り下手糞がノコノコやって来れば盛り上がる
分かり易いスレだな

39 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:21:47
お騒がせしてすいません。
>>26は元スレに戻れ。
他の板に迷惑掛けるなよ。

40 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:26:01
>>39
小説貼ったら迷惑とか差別根性がにじみ出てるな

41 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:34:27
あのメモ書きは小説?

42 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:37:12
>>34
ネタを解さないのは作家として致命的だぞ

43 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:44:58
>>39
スレなのか板なのか

44 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/02(日) 23:52:28
>>42
すまん俺にもわからないんだがどんなネタ?

45 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 00:01:29
>>44
「ネタ」という書き方が悪かったが、要するに読解力を指摘した
てかこれが自演に見えるのがすごい

46 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 00:12:38
>>26
>>45
自演乙

47 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 00:14:41
>>46
OK
コレは俺にもわかる
コレが「ネタ」ってヤツだな

48 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 00:25:59
>>47
      r ‐、
      | ○ |         r‐‐、
     _,;ト - イ、      ∧l☆│∧  そういうことだ
    (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l  
    |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒)  良い子の諸君!
   │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /|  またひとつ賢くなったな!!
   │  〉    |│  |`ー^ー― r' |
   │ /───| |  |/ |  l  ト、 |
   |  irー-、 ー ,} |    /     i
   | /   `X´ ヽ    /   入  |

49 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/03(月) 01:52:05
>>16-24
>紀竜デザーネンスも、つられて笑いました。
(竜の姿でどのようにして笑うことができたのか!
 咆哮にも似た笑い声なのか! 禍々しい牙を覗かせて笑ったように見えたのか!
 老人の時のように表情で判別は出来ないと思う!)

アルシャマが達観していてどのような展開にしても盛り上がりに欠けるように感じる!
老人の姿で現れた竜の目的がよくわからない!
長い月日を経た竜が真の冒険者を見たことがないという部分にも違和感がある!
正体をアルシャマに見破られていると感じて不安が噴き出す点など、神々に近い存在の心理状態には思えない!
塔を出してきた意味もよくわからない! 砂漠が続くことをアルシャマに自覚させる!
その上で食料と水を分け与えてくれるかを試した! 仮定したとしても意図はわからない!

物語の荒い作りが文章の足を引っ張った67点!(`・ω・´)

50 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/03(月) 01:53:15
>>26
>ライフストリームの中を通ってクラウドは地球の中心に降り立った。
(ライフストリームが何かわからない! 地球の中心の意味も曖昧! 内核のことなのか!)

>長い鍔せりあいになった。
(鍔ぜりあい!)

登場人物の容姿や性別が描かれていない!
予備知識がないと場面や映像が頭に浮かんで来ない!
小説として体を成していないので点数は見送る!(`・ω・´)

51 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 05:51:42
長編の掴み1頁ほど消化した後の数段落です。前段からの脈絡が捉えにくい点はご容赦ください。


 買い物を済ますと、ショッピングモール内のベンチに腰掛けてレシートを眺めた。
パスタ料理の材料を買いに来ただけなのに、想定外の四千円近くに達した買い物を検証した。
トマト、見切り野菜、スパゲッティ四袋の他に、ベーコン、缶詰、コーヒー。
まあここまではいい。今回のテーマにも反しない。無論、問題はこれだ。
ササニシキ一六八〇円、これはいただけなかった。いくら安かったとはいえ、
何も五キロの米をこんな遠くのスーパーで買うことはなかった。
そもそもスパゲッティの特売広告を見て、食費が安く上がるパスタを主食にすべくやって来たのに、
行きずりのPOPに簡単に釣られてしまった。九月半ばになっても衰えぬ猛暑の中を、
これから長々と自転車を漕いで帰らねばならない。米を返品したい衝動に駆られた。

52 :51:2011/01/03(月) 05:53:27
 ウンザリしてレシートから目を上げると、少年がつかつかと目の前を通り過ぎたところだった。
彼は俺が座るベンチの反対側の端に腰を下ろすと、脚をぶらつかせながら知恵の輪をいじり始めた。
さっきの子供だ。同じベンチに座を占めるくらいだから、ぶつかった件は不問に付したのか。
俺の存在を無視しているのか。周りに母親の姿は見えなかった。他の店舗で買い物中なのかもしれない。
 ショッピングモール内は猛暑の外気に吹きさらしの構造だったが、店内の冷房に当てられた体にとって
この日陰の空間は居心地がよかった。帰路を思うと腰が重く、
しばらくカチャカチャと鳴る知恵の輪の音に耳を傾けていた。
心地よい熱気と無邪気な金属音に、深い眠りについていた遠い夏の記憶がわずかに共鳴した。


以上です。物語の繋ぎ部分のやや退屈なくだりで、気の短い下読みに投げ捨てられないか気がかりです。
この部分だけで判断できる範疇で結構です。評価をお願い致します。

53 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 06:38:10
>ぶつかった件は不問に付したのか。
こういう風に読者の知らないところで話が進んでますよ〜という感じの文章は読み手を白けさせる気がします。
率直に言って全体的にわざとらしくて臭いです。それだけ後悔しているのにどうして米を買ったのか、帰り道のことを考えなかったのか、そんなに嫌なら返品すればいいじゃないか、たかだかスパゲティの特売品を買うために遠路はるばるやってくるものか、
読んでるうちにストレスのたまりそうな文章だと感じました。主人公が作者の物語に追従している気がします。自然な人間らしい人物を描く必要があると思いました。

54 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 09:01:36
もっと自然な文体で書いたもらった方が読みやすいと思いました

55 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 09:19:26
語彙が残念

56 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/03(月) 09:28:48
>>51-52
>ウンザリしてレシートから目を上げると、少年がつかつかと目の前を通り過ぎたところだった。
(目の重複が気になる! つかつかを通り過ぎる意味で使った点が微妙!)

>さっきの子供だ。同じベンチに座を占めるくらいだから、ぶつかった件は不問に付したのか。
(掴みの内容と判断して問わない! ただし子供が不問に付したような書き方は引っ掛かる!)

主人公の年齢が気になる! 古臭い物言いで若者には見えない!
三十代の前半を彷彿とさせる! その通りならば文体と合っていてよい!

平易な文章が安易に書かれていない点を評価する69点!(`・ω・´)

57 :51:2011/01/03(月) 11:21:13
>>56
恐縮です。
お察しのとおり、前段で知恵の輪をいじりながら歩くこの少年とぶつかるシーンがあります。
主人公は三十を目前に由あって仕事を辞めた男という設定でした。

目や歩き方など細かい一語まで見てくださり、なるほどと思わされました。
長い文章の中で細部まで気を配るのは難しいですね。

他の皆様もご指摘ありがとうございました。

58 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 16:01:56
お前ら>>26氏を不当に叩くな
アレは彼の本気ではない
現時点での彼の本気の文章(まだまだ伸び代がある)

私の恋は雪のよう
ふわふわ飛ばされ好きな人には届かない
飛ばされ続けて届いても貴方の温かさに溶けてしまうの
貴方の事を想像すると私は氷像になってしまうわ
かちんこちんで動けない
いつか大雪になって貴方に降り積もりたい




59 :26氏の文章:2011/01/03(月) 16:02:49
 雪が降っていてとても寒い日だった。俺がパソコンで2ちゃんを見ていると、急に俺の携帯が「天使にふれたよ」の着メロを流した。
 ディスプレイを確認すると、登録されてない番号だ。とりあえず出てみた。
「もしもし」
「あー、夜に悪いね。○○の○○です」
 出てみたら、前に辞めたバイト先の店長だった。もう声も聞きたくないのに! 何の用だってんだ、死ねよ! そんな事を考えながら、声だけは冷静にきいた。
「あ、ああ。どうも。えーと、何か用ですか?」
「いや、もう辞めた後に連絡したくなかったんだけどね、○○さん店のユニフォーム持って帰ったでしょ」
 確かに間違えて持ってきてた。でも、返しに行くのは面倒くさい。どうする。とぼけるか?
「あああ、いや。知らないっすよ」
「嘘つくな」
 すぐにばれた。
「いや、嘘じゃないですよ」
「あのな、お前の嘘は分かりやすいんだよ。仮病を使ったときだってバレバレだったじゃないか」
「……仮病なんてしてないっすよ」
「しただろ! なんでまた嘘をつくんだ」
 うるせえ、クソ底辺が! もう電話を切りたくなってきた。
「俺はお前のそういうところが嫌いなんよ」
 嫌いで結構なんだよボケ!
「まあ、もう辞めた人間だ。もう言わない。とにかくユニフォームだけは返してくれるか?」
 返しに行きたくない。店長の顔を見たら苛々しそうだ。でも、返すと言わないと電話が切れそうにない。
「無いと思いますけど、一応は探しときますよ。あの……もしあったら郵送でいいっすか?」
「ああ、何でもいいよ。とにかくちゃんと返せよ。じゃあな」
 一方的に電話が切られた。そして俺も切れた。
「死ね死ね死ね死ね死ね! 死ねや!」
 ベッドの上に携帯を投げ捨てた。俺はアホをなぶって気分転換することにした。


60 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 16:25:08
わーおじちゃんおんもしろーい

61 :53:2011/01/03(月) 16:34:42
>>51
前段からの脈絡を捉えにくいという点を読み飛ばしていました><
申し訳ない!

62 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 18:09:16
>>61
お前、謝ったら何でも済むと思ってるのか?
上から目線の糞感想を入れておいて実は読んでませんでしたとか
スレ主へ感想依頼されてるのに、スレ主を差し置いて先に感想入れるとか
独りよがりで批判に全く根拠のない難癖レベルの感想内容とか
感想人失格だから。

63 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 18:10:40
叩く対象見つけたら容赦ないわあ
ハイエナ先輩マジぱねえッス

64 :53:2011/01/03(月) 19:11:12
俺は今までこのスレの使い方を間違っていたかもしれません。このスレはぷぅぎゃああああさん以外の人が批評してはいけないのでしょうか?

65 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 19:34:06
>>64
別にワイ氏が不在だったりするときには評価してもよい。
しかしノイズ扱いされることは覚悟しておけ。

66 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 20:32:57
なんせスレタイは「ワイが」になってるからね。

67 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 21:03:54
>>64
批評入れるレベルに達してないと知れ。
相手をミスリードして迷惑掛けるだけだ。
75点くらい取ってから批評入れるか
あぁ、成る程なと思われる感想を書け。
自分の未熟さを誤魔化すな。
感想入れて良いか悪いか
そんなことを一々聞くな、行動で示せ。

68 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 21:22:45
>率直に言って全体的にわざとらしくて臭いです。

例えば、臭いって表現、悪意しかないジャン
感想人ってのは酷評でも、作品に対して敬意が込められてないと駄目なんだよ。
どんなに駄作でも書いてる人は一生懸命書いた作品なんだからさ。

批評ってのはもっと良い作品を書いて貰える為にやるものだ。
相手を不快にさせるだけの臭いって表現は何で入ってるのかってこと。

履き違えてるんだよ。何の為の感想なのか
感想を書いてやってるって上から目線が腹立つのよ。

ぷぅぎゃああああああさんがここまでやって叩かれないのは
やっぱ酷評の中にも愛があるからだと思う。

そういうスレに土足で踏み込んで
糞感想書いて、何が感想書いちゃ駄目なんですかねだ。
顔洗って出直して来いって感じ。

69 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 21:30:20
批評の批評はスレ民の自治による崩壊の序曲

70 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 21:33:11
批判されるのが嫌なら批評なんて書くなよ。
批判されない批評が書けるまで書くなっての。

71 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/03(月) 21:35:45
なんか荒れてるな

72 :53:2011/01/03(月) 21:49:45
>>68
ありがとうございます。俺はとんだ馬鹿者でした。

>>51
重ね重ね申し訳ないです。あの批評は撤回させてください。

73 :51:2011/01/04(火) 00:25:10
>>72
私は名もなき創作活動がこんなにも孤独で苦しいものなのかと
痛切に感じながらこの物語を書いていました。

だから、この苦悩を共有する人たちと接点を持ちたかったのです。
どんな批評でもいいからワイ氏以外からも声をかけてもらいたかった。
そんな考えでいたので、すぐに返ってきたあなたの酷評には目の覚める思いでした。
誇張ではなく殴られるより強烈な衝撃でした。

その後のレスで、あなたをはじめ皆さんが並々ならぬ意力をもって
創作活動に取り組んでいるのを肌で感じました。これは今回の何よりの収穫です。

74 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/04(火) 08:08:30
>>59
軽い読み物としては悪くない!
『俺』の重複! 『アホ』が誰を指しているのかわからない!
評価の対象外と判断して点数は控える!

このスレッドに限定して言えば、ワイが評価をする前提になっている!
しかし、ワイだけが評価をするとはなっていない!
すでに書かれているが評価を自分の鬱憤の捌け口にはしない方がよい!
それなりの反発があると予想される! その意図がなかったとしても言葉は選ばないといけない!

評価をする側が立場的に良く見えることもある!
今回のように自分で評価をすれば、何かしらの反応は得られる!
外見だけではなくて中身に踏み込むことができるかもしれない!

動けば得られることがある! 動かなければ何も得られない!

ワイの考え!(`・ω・´)

75 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/04(火) 08:38:00
ブログでやれ

76 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/04(火) 12:41:03
>>75
  (`・ω・´)選択肢としては悪くない!

  ( _  _ )
/ ̄ ̄...φ/
 ̄ ̄ ̄ ̄
  (`・ω・´)
 「 ̄ ̄ ̄ ̄@
..Ο 断る!:Ο
..|     ::|
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

77 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/04(火) 13:48:22
ブログでやれ

78 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/04(火) 13:49:22
53のアホが何も書かずに去っていれば
ぷぅぎゃああああああさんも叩かれずに済んだのにw

53がオーバーに反省文を書いて同情を引こうとした結果
スレに反感を持つ輩が出てきて、このスレが潰されるんだよなw

53のレスは悪意以外の何物でもないのにw
馬鹿がコロっと騙される。
馬鹿ばかりの下らない世の中だ。

79 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/04(火) 13:58:50
だから言ったのだ。
謝ったら何でも済むと思うのかと。

53のように何でも謝ったら済むと思う輩が
安易に謝罪文を書いた結果
他の人に多大な迷惑を掛けることになる。

本当に悪いと思ったら、全ての罪を被り、黙って去ればいいのよ。
名無しなのだし。

ゆとり世代のアホは始末に終えない。

80 :うん子:2011/01/04(火) 14:21:53
すんません、またお願いします。それと、心の声の箇所で入りに違和感を感じますでしょうか。自分なりに試行錯誤したのですが空回るばかりなので、できましたら心の声の書き方を教えて頂けませんか。厚かましいお願い申し訳ないです。

朝の水族館は人もまばらで、この水族館のメインである巨大水槽を人の遮りもなく一望できた。
巨大水槽は人工の完璧な造形と調和が複雑に織り成され、現実を忘れてしまうほど美しい。
水槽の鮮やかな青色の水は細かい泡沫に満ち、白く霞み、色とりどりの珊瑚が微かに滲んでいた。その中を、黒い魚群が四角形の限られた空間で尾鰭をゆらしながら遊ぶ。頭上からくつもの光芒が差し込み、光を受けた魚の腹がきらりと瞬く。
その眩しさに目を細めながら、俺は彼女の手を握り、ゆっくりとした足取りで進む。俺たちはお互いの顔を見ず、ひたすら水槽ばかりに視線を向けている。お互い、ここまでの長い沈黙を破る一声を言いあぐねていた。
そんな中、彼女が「しばらく会えないね」と小さな声を零した。少しかすれた声は水流と浄水器の音が響く部屋で静かに融ける。聞き馴染んだ音。学生の頃から、俺たちはこうして暇さえあれば電車を乗り継いで水族館を巡った。それは社会人になっても変わらない。
そのためだろうか、今、彼女と残りの少ない時間をどう過ごせばいいか分からなかった俺は、他に思いつくあてもなく惰性のまま水族館に行き着いていた。

81 :うん子:2011/01/04(火) 14:23:26
辛い現実に俺は彼女の顔が見れず、足元に視線を落とす。彼女がこちらを窺うのが分かったが、今顔を上げたら、この胸の内でうずまく非難の声が溢れそうだった。
「大丈夫、戻ってくるよ」と彼女は言葉を重ねる。肩に軽い感触が当たり、俺の頬を長い髪がくすぐった。触れたところから優しい温もりが伝わった。これ以上にない幸せだった。それでも俺は彼女のその言葉を信じきれなかった。
「君は自由だから」
俺は耐えていたものをとうとう吐き出す。心の叫びだった。そう、君はどこへだって1人で行ける。俺を置いて、生きていくことができる。俺は君がいなかったら、死んだように生きるしかないのに。
遠く離れた地で、君は自由を得て、その歓びでこの窮屈な街のことを忘れてしまうかもしれない。そうしたら、この街から出られない俺はきっと彼女に届かなくなる。
「私は私を必要としている人のところに行くの。外国では恵まれない子供たちが、今も地獄のような苦しみの中で生きてるわ。慈善団体に所属してから5年、やっと掴んだ、現地へ行けるチャンスなの」
彼女は切とした声で訴えた。学生の頃から傍らで聞き続けた彼女の夢だった。彼女は愛と平和が世界を救うことを頑な信じていた。そんな彼女を俺は確かに愛していた。
「俺だって君のこと必要としているよ」
しかし、実際に口から出たのは俺の醜いエゴだった。偽りのない俺の本音。俺と彼女が今まで積み上げてきた過去を崩壊させる言葉。
「……ごめん、忘れてくれ」

82 :うん子:2011/01/04(火) 14:28:14
俺は自分の言葉に愕然とし、それを信じたくなくてみっともなく取り繕った。
沈黙が落ちる。俺はもう何も言えず、視線の先の彼女の白い靴を見つめていた。真っ白に艶めく光沢のある靴は、水面の網の目のような揺らめきがうつり込んで美しかった。虚ろな視線でそれを見ながら、この光の網が彼女を捕らえてしまえばいいのにと思う。
そうして、狭いけれど穏やかな俺の街に閉じ込め 2人でずっと小さな幸せを抱いて暖め続けることができればいい。
そう思うとせり上がってきた悲しみに、俺は喉が詰まり、呼吸が乱れた。
そんな俺の心情を感じ取ったのか、彼女は小さく笑った。そして俺の手を引き、水槽の終わりへ歩む。その間、足を踏み出すごとに光の網は乱され、ちぎれ、しばらくするとふっと途切れた。
顔を上げると水族館の出口が見えた。


83 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/04(火) 15:18:08
>>80-82
>朝の水族館は人もまばらで、この水族館のメインである巨大水槽を人の遮りもなく一望できた。
(行頭に朝の水族館と書かれているので『この水族館の』の部分は省ける!)

>巨大水槽は人工の完璧な造形と調和が複雑に織り成され、現実を忘れてしまうほど美しい。
(調和は全体を表す言葉! 要素の意味では使えない!)

>頭上からくつもの光芒が差し込み、光を受けた魚の腹がきらりと瞬く。
(脱字がある!)

>お互い、ここまでの長い沈黙を破る一声を言いあぐねていた。
(俺の視点の一人称が、ここでは三人称に見える!)

>彼女は愛と平和が世界を救うことを頑な信じていた。
(『頑なに』のような気がする!)

>虚ろな視線でそれを見ながら、この光の網が彼女を捕らえてしまえばいいのにと思う。
(『虚ろな視線』は外部から見なければわからない表現のように思う!)

本編に限れば、心の声の入り方は悪くない! 多岐に渡る為、方法論は語らない!
作者の好みで選択して伸ばせばよい!
主語の『俺』を省ける部分がかなりあるので推敲には時間をかけた方がよい!

まずは決めた人称を書き切ることが大切52点!(`・ω・´)

84 :うん子:2011/01/04(火) 18:17:21
心の声については随分悩んだので、今回は問題がないようで安心しました。これからも様々な表現の方法を学び、自分のものにしていけるように頑張りたいです。
「俺」の多用について、今改めて見てみると省ける部分がたくさんありました。これからは推敲時にきちんと意識して気をつけたいです。
そして、ご指摘を受けるまで人称の不安定さについて意識していませんでした。自分の未熟さを痛感するばかりです。ご指摘を受けた箇所をよく見直し、これからに繋げていきたいです。
最後に、こんな駄文にまで的確な評価を下さってありがとうございました。おかげで自分に何が足りないのか、何を直していくべきか、その方向性がなんとなく掴めてきた気がします。これからも精進を積み、いっぱしの文章が書けるように努力していきたいです。
ありがとうございました!



85 :無我1/5:2011/01/04(火) 20:07:37
ぷぅぎゃあああああさん評価お願いします。初投下なので不手際があったらすみません。

 門松が雨に打たれている。年明けの一月一日、安藤博は妻和子と下の娘ちえと実家にいた。
毎年大晦日に来て一日に東京に戻るというのが安藤家の習慣だ。
特に理由はないが、しばらく続けた習慣をやめるタイミングもまたないのだろう。
和子は台所でおふくろとともに忙しく雑煮やらお節やらつくっている。
博はその様子を聞きながら今は亡き父に酌をした。
娘のちえはずっとテレビか充電器のささりっぱなしの携帯電話しか見ていない。
ちえの上に二五歳の大輔という息子がいるが、仕事が忙しいと言って今年も年始の挨拶には付いてこなかった。
大輔は大学卒業して念願の会社へ入ったが、身体も十分に休ませることができないくらい忙しいらしい。
就職して一年は会うたびに顔色の悪くなる息子を見て心配にもなったが、男たるもの力強く生きて欲しい気持のほうが強かった。
「帰ってくるか」



86 :無我2/5:2011/01/04(火) 20:08:44
大輔の顔から一瞬で表情が消え、目に反抗の色が浮かんだ。隣の和子も母親らしく同調したが、博を見る大輔の目からそれが消えることはなかった。
 博にも四〇年近く前になるが大輔のような時代があった。博も大学卒業後に社会人となった。
大学時代から親元は離れていたが、それと社会人になることは全く別物だった。
右も左も分からぬ中で、食い扶持を確保するだけでなく、せっかく世に出たからには何かを成し遂げようと意気込んでいたが、
実際には朝から夜まで顧客に頭を下げて回り、先輩にはしごかれ、上司には相手すらしてもらえなかった。
いつになればこの生活が終わるのか皆目見当もつかず、
しかし頑張り続ければいつかは報われるであろうと、ただただ日々を全力で生き抜いていた。
会社に入って最初の三年は仕事以外のことに回す余力がなかったが、
一年一年経験値をあげていって、四年目にやっと一人前だと認められた。
真っ暗だった闇の中に光が見えてきたが、それでもやらねばならないことは尽きなかった。
ようやく周りを見渡せる余裕が出てきたのは、入社して丸五年が過ぎたころだった。
その二年後に交際していた和子と結婚した。そしてその二年後に大輔が生まれ、五年後にちえが生まれた。
今にして思えば、あの頃のがむしゃらさは何だったのだろうか。
生き急いでいたのだろうな、と自分の歴史なのに他人事のような感覚である。
しかし、そう思うと同時にやはり懐かしくもあり、少し羨ましくも感じている自分がいた。


87 :無我3/4:2011/01/04(火) 20:10:21
分母間違えました。

 元旦だというのに、大輔は会社にいた。大輔の頭は、プライベートでも何かにつけて仕事に結びつけ、
極めつけに夢にまで出てくるくらい仕事のことでいっぱいだった。
仕事を思う余りどんなに熟睡していようと、携帯の着信音が鳴ると目が覚めてしまう。
性質の悪いことに一旦起きてしまうと寝付けないので、睡眠時間が全然無い日もあった。
来る日も来る日もクライアントと打ち合わせして、稟議書を上げ、帰宅しても新しい企画を考えることに終始する。
彼此こんな生活を三年も送っている。年末年始も例外でなく正月休みは取らずに仕事を詰め込んだ。
何せやるべきことは沢山あるのだ。実家へは今日の夕方に行けば良いだろう。
早めの昼食をとって、母に今夜帰ることを伝える。夕食も家で食べると言うと、母は嬉しそうに電話を切った。
実家へ帰るのは盆以来だ。割と近いのにもかかわらず大輔はあまり実家に寄らない。
まだだ、と大輔は考えていた。


88 :無我4/4:2011/01/04(火) 20:11:38
 インターホンが鳴ったのでドアを開けると、博は一瞬気圧された。目の前に立つのは半年ぶりの息子の姿であるが、その眼光である。
睡眠と食事をあまりとっていないせいであろう、目の下の隈と頬がこけたようになっているが、目の光だけは人一倍輝いていた。
大輔は新年の挨拶を交わすと半年ぶりの実家へ足を踏み入れる。久しぶりに四人で食卓を囲む。
帰宅早々嬉々と台所にたっていた和子は、大輔のためだけに夕食をお節と雑煮にしていた。ちえと目が合い、互いに視線で苦笑をもらす。
和子はたまには帰ってきなさいよ、などと大輔に説教とも哀願ともつかないことを言っている。
食事が済むとちえは携帯を持って自室に行き、和子は後片づけをしに台所へ行った。
息子と二人茶を飲む。しばらくどちらも話しかける素振りを見せない。先に声をかけたのは大輔だ。
「みんな元気そうでよかったよ」
「そうだな」
 お前も、とは言えなかった。また二人の時間だけが止まる。我が子を見据えて探る。
「帰ってくるか」
 大輔もこちらと視線を合わせ、こちらの真意を図っているようだ。目の光が消えた。
「そうだね。まだ当分先になるだろうけど、もっとこっちに帰ってこられるようにしたいと思っているよ」
 酒でも飲むか、と口にでかけた言葉を飲み込んだ。頑張っているな、素直にそう思った。酒はもう少し我慢するか。



89 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/04(火) 22:13:40
>しばらく続けた習慣をやめるタイミングもまたないのだろう。

(しばらく続けた習慣、という言い方に違和感がありました。昔からの習慣、とした方がいいかもしれません)

>和子は台所でおふくろとともに忙しく雑煮やらお節やらつくっている。

(雑煮はお節料理に含まれるので、単に「お節」とするか、「煮染めや雑煮」などとした方がいいように思います)

(三人称博視点から、三人称大輔視点、そして博視点へと、視点の移り変わりを頻繁に感じました。実際、俺は3/4で博が大輔の内面を回想しているように読み違えてしまいました。読み手によっては読みづらいと感じるところだと思います)

(この物語には「実家」が二つあるように感じます。博にとっての実家と、大輔にとっての実家です。今博はどちらの家にいるのか、混乱してしまうところだと感じます。そのあたりの区分けをはっきりさせるとよかったように思います)

((家に)帰ってくるか、と大輔の身を案じる博は、その反抗のまなざしの中にかつての自分を思い出し、あたたかく息子を見守る決意をする。そんな筋ですね。読ませてもらいました)


90 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/04(火) 22:27:11
>>89
それネタで言ってるのか天然なのか判断出来ないわ。

91 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/04(火) 22:47:58
ああ、また自治君が来る……

92 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/04(火) 22:56:36
>雑煮はお節料理に含まれる

いや、これオカシイでしょ?
お前の家では、雑煮をお節と言うのかと。

93 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/04(火) 22:58:41
>しばらく続けた習慣、という言い方に違和感がありました。
>昔からの習慣、とした方がいいかもしれません

これもオカシイ。
意味合いが違ってくるだろうに。

94 :89:2011/01/04(火) 23:12:25
>>92
「雑煮やらお節やら」としているところに問題があると感じました。極端に言うと「おでんやらがんもやら」というような感じです。

>>93
「一年に一度実家に帰省する」という習慣を「しばらく続けた」というのは不自然だと感じました。


95 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/04(火) 23:16:00
批評の批評は酷評スレでどうぞ

96 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/05(水) 04:41:26
>>85-88
>和子は台所でおふくろとともに忙しく雑煮やらお節やらつくっている。
(三人称の文章として読んでいた! ここでは博の視点の一人称に見える!)

>就職して一年は会うたびに顔色の悪くなる息子を見て心配にもなったが、男たるもの力強く生きて欲しい気持のほうが強かった。
>「帰ってくるか」
(回想とわかるように書かれていない! 顔色の悪い息子を心配しながらも力強く生きて欲しいという気持ちが勝っている!
 その流れの中で「帰ってくるか」の言葉は不自然に思える!)

> 博にも四〇年近く前になるが大輔のような時代があった。博も大学卒業後に社会人となった。
>大学時代から親元は離れていたが、それと社会人になることは全く別物だった。
(独り暮らしと社会人を比べる意味が無いように感じる!
 『博にも四〇年近く前になるが大輔のような時代があった。親元を離れて大学卒業後に社会人となった』
 僅かな工夫で『大学〜別物だった』の部分は省ける!)

場面の変わる節目が解り難い!
何かしらの工夫が必要! 分割した影響ならば問わない!

人称を意識して書いた方がよい56点!(`・ω・´)

97 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 08:11:36
>>94
>「雑煮やらお節やら」としているところに問題があると感じました。極端に言うと「おでんやらがんもやら」というような感じです。

だから雑煮はお節には入らんだろ?
正月料理には入るかも知れんが。
雑煮を親戚の家で食ったら、お前はお節食ったと言うのか?

問題があるとすれば雑煮=お節だからではなく、雑煮のように直ぐに料理出来る料理と
お節のように時間の掛る料理を同時にやってるってことだろう。


>「一年に一度実家に帰省する」という習慣を「しばらく続けた」というのは不自然だと感じました。

お前が不自然に感じたとして、しばらく続けた習慣を、昔からの習慣と言葉を変えてしまえば
ず〜〜っと昔から続けている習慣って意味合いになるだろ?

作者の考えている意味合いと180度違ってくるじゃないか。
意味合いを同じにして適切な訂正入れるのがアドバイスだろうがボケ。
小説の話を違うものにしてどうすんだよアホ。
だから言ってるのだ、作者や作品に敬意を持たない者が評価感想なんてするなと。
お前には無理だっての。

98 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 10:11:07
自治君来てたか。
頑張っておくれよ。

99 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 16:54:24
もうコテつけろよw

100 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 18:08:07
>>96
評価ありがとうございました。ご指摘の点、全くその通りです。
「帰ってくるか」はどちらかといえば「帰ってくるのか?帰ってくるとか言わないよな」
というつもりだったのですが、伝わらないのでは意味がないので表現の仕方を考えます。
今回初めて小説を書いたのですが、見せる人がいなかったので助言をもらえてうれしかったです。
また書いたらお披露目にきます。

101 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 18:42:58
>>100
>今回初めて小説を書いたのですが、見せる人がいなかったので助言をもらえてうれしかったです。
>また書いたらお披露目にきます。

ハァ? お前、何を言ってんの?
俺のぷぅぎゃああああああさんに舐めたこと言ってると、許さないんだぜ?
上達してから出せや!

ぷぅぎゃああああああさんに、人称がオカシイと言われてるんだからさ。
視点のブレを克服してまた出します! とか、もっと言い方があるだろ……。

あぁ、視点のブレを克服しろってのは
三人称視点の勉強をしろってことじゃねーぞ?

下手な内は一人称で書いてればいいんだよ。
私は〜と視点を定めたら、簡単だろ? ブレないだろ?

それでガンガン何作か書いて
小説を書くのに慣れて、物足りなくなったら三人称で書けよ。

ていうか今回は一人称の方が合ってるだろ? 何で三人称なんよ?
練習の意味合いで一人称に視点固定して書き直せっての。

つまり何が言いたいかって言うと
視点を勉強する前に、もっと小説の中身をだな
厚みを出すっていうの?

自分の思いをぶち込まないと、魂を込めないと。
そういうのが全然足りないジャン。

もっと作品世界へ潜り込んで、世界を頭に思い描いて書かないと。
二歩も三歩も踏み込まないと。

102 :89:2011/01/05(水) 19:09:22
>>97
>だから雑煮はお節には入らんだろ?

お節料理は一般的に重箱に入れて出される煮染めや三つ肴などを指しますが、広義には雑煮やお屠蘇なども含みます。
「雑煮やらお節やら」と俗的な表現よりも「雑煮を作ったり、三つ肴を重箱に詰めている(=正月料理を作っている)」とした方が小説的な厚みが出ると思います。
しかしあまり深く掘り下げるところではないかもしれません。

>お前が不自然に感じたとして、しばらく続けた習慣を、昔からの習慣と言葉を変えてしまえば
ず〜〜っと昔から続けている習慣って意味合いになるだろ?

前文には、【毎年大晦日に来て一日に東京に戻るというのが安藤家の習慣だ。】とあります。文脈から俺は、昔から当たり前のように続いている習慣、だと読みとりました。
あなたがどう読みとったのか、そして考えがあればどう訂正するのか後学のために教えてください。


103 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 19:42:11
自治君が荒らしと化している……

104 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 19:46:04
>>102
面倒な奴だな……。

>お節料理は一般的に重箱に入れて出される煮染めや三つ肴などを指します

自分で答え出してるジャン。
つまり一般的な解釈をして無かった訳だ、君は。


>毎年大晦日に来て一日に東京に戻るというのが安藤家の習慣だ。
>特に理由はないが、しばらく続けた習慣をやめるタイミングもまたないのだろう。

文脈も何も、ハッキリと、下段に、しばらく続けた習慣と書いてある訳でしょ? 分かる?
上段だけ読んで、下段を無視してる訳だ、君は。
こういうところが君が作品に対して敬意を持って無いなと思うところだよ。

で、どう書けば良いのかは、こんなの作者にしか分からんだろう。

しばらくとは、俺には何年前なのか分からない。十年前と数年前とでは書き方が違って来るだろうし
何故しばらくと入れたのか、作者の意図も全く書かれてなくて分からないのに、俺がどう答えられるんだ?

俺の作品でもないのに、作者が書いてないことまで俺が勝手に妄想して書いたら
作者を尊重しない感想人失格のお前のやり方と一緒になるじゃねーかボケ。

まずどういう意図でこういう書き方をしているか聞くてからじゃないと、改善案なんてホイホイ出すべきではないと批判してるの。
俺の言ってること分かってるのかな……。

105 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 19:48:56
>>103
まぁ、なぁ……。
じゃあ、スレに迷惑を掛けないように書き込みを減らすか。

106 :89:2011/01/05(水) 20:16:25
>>104
小説がすべて一般的な意味で表現されるのなら文学的価値はないと考えます。

>上段だけ読んで、下段を無視してる訳だ、君は。

俺が上段だけ読んで下段を無視しているとするなら、あなたは下段だけ読んで上段を無視しているように感じます。
毎年と書いてあるのですから長年と読みとるのは妥当ではないでしょうか。
そもそもここで言う習慣とは、「散歩の習慣」や「勉強の習慣」など毎日繰り返しつづけるような「習慣」ではなく、
隔期間で行われるならわしのことです。
それを「しばらくつづけた〜」とすることに違和感があります。



107 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 20:18:58
>>105
まあ頑張ってくださいな
アンチが湧いてくると面倒だろうからほどほどに

108 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/05(水) 20:37:30
>>106
作者不在では明確な答えは出ない!
そこでワイの解釈!

>>85
>毎年大晦日に来て一日に東京に戻るというのが安藤家の習慣だ。
(この一文では習慣となった中身を大雑把に説明している!)
>特に理由はないが、しばらく続けた習慣をやめるタイミングもまたないのだろう。
(この一文では習慣となった期間を大雑把に説明している!)

前者は習慣の中身! 後者は習慣の期間!
言葉が同じでも示している内容が違う!

ワイの判断!(`・ω・´)

109 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 20:45:01
>毎年大晦日に来て一日に東京に戻るというのが安藤家の習慣だ。
>特に理由はないが、やめるタイミングもまたないのだろう。
これでいいのに余計なこと書くから揉めるんじゃw

110 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 21:01:52
そんなことより卓球しようぜ

111 :電撃LLボツ:2011/01/05(水) 23:38:21
お題は、「バレンタインデー」

「おかあさん……」
息子からそう言われる日が待ち遠しい。
ちょっと気が早すぎるかもしれないけど。

少し不安もある。私とダーリンの結婚の秘密を息子が知ってしまったら。
大丈夫、私が心に秘めておけばよいこと。

一年前のバレンタインデー。私は、手作りのチョコを持ってキャンパスにいた。お目当ての隼人くんは、まだ姿を現さない。
隼人くん。
隼人くんは、入学前も今も有名人だ。
あの俳優、榊原光宏の息子だから。
光宏さんは、私が大ファンの俳優だ。出てる番組は、かかさず録画して、繰り返し見たりする。公開ラジオ放送には、現場まで、生の光宏さん目当てで見にいった。
涼しげな目元は、三年前、奥さんを亡くし、より一層憂いを帯びた印象を受ける。
しわが目立つ年齢になってしまった光宏さんだけど、それでも渋さが増して恰好いい。若い頃の写真は、これほどまでに整った顔の人がいるのかというくらいの美青年だった。


112 :電撃LLボツ:2011/01/05(水) 23:39:44
その若い頃の光宏さんにそっくりなのが、隼人くんだ。
講義が一緒になったことはあったけど、遠くで見つめるだけで、声をかけられなかった。隼人くんのまわりには、いつも女の子が囲むように座っていた。砂糖に群がるアリ。それを遠くから眺めるあぶら虫の私。
そんな私が一大決心をしてチョコを渡そうというのだ。
胸のどきどきが半端じゃない。
私は、隼人くんの姿を探す。
私は、この特製チョコに恋の成就を託す。
特製と自分でいうだけあって、このチョコは、本当に特別なものだ。
家の近くにある古本屋で手にした羊皮のかびくさい本がはじまりだった。本当に掘り出し物だったと思う。徳川埋蔵金が本当にあったという感じだ。
本には、「ほれ薬」の作り方が載っていた。


113 :電撃LLボツ:2011/01/05(水) 23:40:26
私は、ほれ薬のレシピに載っていた、ヤモリの生き血や海蛇の肉など苦労して手に入れた。ほれ薬は、最後に私の涙を入れて完成した。そのほれ薬を、チョコに混ぜ込んだ。
この特製チョコを隼人くんが食べてくれたら……、隼人くんは私のものだ。
卑怯なやり方かもしれないけど、あの本を見つけたのは私で、私と隼人くんが結ばれるため、神様がプレゼントしてくれたものなら……。
このチャンスをものにしたい。
隼人くんが講堂から出てきて、女の子たちと別れ、一人歩き出す。
私は、走って追いかけ、彼の前までいき、特製チョコを渡した。
「これ、食べてください」
私は、それだけ言って、なんだかとても恥ずかしくなってきて、この場を駆け去った。


114 :電撃LLボツ:2011/01/05(水) 23:41:34
玄関の扉がカチャリと開く音がした。ダーリンが帰ってきた!
一年前、バレンタインデーの翌日、いきなり「結婚してください」とプロポーズされた。
ほれ薬は、本物だった。
私は混乱したし、驚いたけどすぐに了承した。
小さな教会で結婚式を挙げ、ダーリンの家で生活をはじめた。
息子の隼人くんとダーリンの光宏さんと暮らす生活は、充実している。息子と一緒の大学に通うというのもおかしな感覚だったけど、慣れた。
ほれ薬の入ったチョコを食べたのは、光宏さんだった。隼人くんがあげてしまったらしいんだけど、全然問題ナッシング。むしろ、光宏さんのほうでラッキー。それに光宏さん、わたしにガチ惚れだし。
隼人くんもいつか「おかあさん」と呼んでくれると思う。
色々と秘密の多い私だけど、今、とても幸せ。
(了)

115 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 23:42:26
LLってなんですか?

116 :ニューロン ◆ULA5sA6RbU :2011/01/05(水) 23:53:31
>>115
電撃リトルリーグ。
2000字のショートショートの読者参加型のコンテストがあるんだよ。
ソイツは落ちた作品を晒してるんだろw

117 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 23:56:33
Lolita location の略に決まってるだろ。

118 :ニューロン ◆ULA5sA6RbU :2011/01/05(水) 23:56:39
あ、バレンタインものか、昨日締切だったやつか。
自己ボツは正解だねw

119 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 23:59:06
自演乙

120 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/05(水) 23:59:11
これはちょっと擁護できない……
でも下手なこと言うと自治さんが来るし批評もしない

121 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/06(木) 00:24:27
最初の数行で意味不明になって読むの諦めたw

122 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/06(木) 00:27:43
最初の数行でホモ夫婦の話だと見抜いたぜ

123 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/06(木) 00:28:49
ボツになった時点でもう評価出てるじゃないか。

124 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/06(木) 01:10:08
一人称物ってバカみたいw

125 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/06(木) 04:33:37
>>111-114
>砂糖に群がるアリ。それを遠くから眺めるあぶら虫の私。
(現実のアリとあぶら虫は共生関係にあるので比喩に引っ掛かる!)

>それに光宏さん、わたしにガチ惚れだし。
(ここだけ『わたし』が平仮名になっている!)

主人公は俳優の榊原光宏をこよなく愛していた!
若かい頃の光宏に酷似した息子の隼人を『ほれ薬』入りのチョコレートでものにしようとした!
結果は父親が食べて運よく結婚に漕ぎつけた!
ここまで計算高い主人公であれば、最初から父親狙いで話を進めた方が良かった!
>少し不安もある。私とダーリンの結婚の秘密を息子が知ってしまったら。
(隼人が間接的に二人を結婚に導いている! しかも主人公が意図していなかったので文意がぼやけてしまった!)

読点の多さと落ちの部分に改善点がある63点!(`・ω・´)

126 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/06(木) 14:37:06
序盤読み難いなぁ……。
もう一気に振り切って携帯小説っぽくすれば?


>「おかあさん……」
>息子からそう言われる日が待ち遠しい。
>ちょっと気が早すぎるかもしれないけど。

>少し不安もある。私とダーリンの結婚の秘密を息子が知ってしまったら。
>大丈夫、私が心に秘めておけばよいこと。


「おかあさん……」


ふふっ。ちょっと気が早いかもしれないけど

息子からそう呼ばれる日が待ち遠しいわ ////


う〜ん、でも少し不安もあるのっ。

あたしとダーリンの結婚の秘密をあの子が知ってしまったら……。


……まっ、大丈夫よね。

だって、あたしが心に秘めておけば良いことなのだから ヽ( ^ω^)ノ

127 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/06(木) 14:58:09
保険かけてリライトしてそれって……

128 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/06(木) 17:58:57
>>127

( ^ω^)ノ リライトの見本見せてくれ

129 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/06(木) 20:40:04
ぷぎゃーがリライトすればいいじゃん

130 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/06(木) 21:01:15
ヘタレやな…保険で携帯小説風にリライトしたと変な勘ぐりをされるし。
曖昧な嫌味だけ言って自分は何もやらないし。
気分悪いわ。

131 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/06(木) 22:24:36
きんもー☆

132 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/07(金) 07:25:32
ワイが作品をリライトすることはない!
文章の評価は作者から許可された権利と考える!
作者に無断でリライトする行為は著作者人格権の同一性保持権に抵触する!

ワイの考え!(`・ω・´)

133 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/07(金) 07:37:25
いいよ。やってくれ。オレが許す(^▽^)

134 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/07(金) 11:53:29
>>126-131
>>133

荒らしは去れ。

135 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/07(金) 13:34:12
自治先輩キタ――――!!

136 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/08(土) 05:30:07
批評というのは必ずしも客観的に正しいと思われるものだけを言わなくてはなりませんか?
その能力がない者はそもそも批評なんてすべきではありませんか?

137 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/08(土) 07:22:04
>>136
誤字、脱字、誤用の類は共通の認識なので指摘しても非難されない!
それ以外の部分で問題が起こる! 評価する側の指針にもなるので書き出しておく!

@文章の読み落としや誤読! 抜粋の文章で多く発生する!
A認識の違い! 読む側の常識が一般と違う場合に起こる!
B書き方の問題! 指摘する個所は正しくても尊大な批評文が他者の反感を買う!
C間違いを認める! これはワイにも経験がある!

上記に挙げた点を念頭に置いて評価すれば極端に荒れることはない!
作者が小説を書くことに励むのと同様に評価する側も手を抜いてはいけない!
それらを無視した独断専行には相応の覚悟が必要!

ワイの考え!(`・ω・´)

138 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/08(土) 07:51:53
>ぷぅぎゃああああああさん
ありがとうございます!思えばそれらすべてが当てはまっていました。念頭において批評に励みます。

139 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/08(土) 16:18:44
自演乙

140 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/08(土) 16:26:45
これはひどい

141 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/10(月) 05:59:42
 薄暗い鬱金色の照明の下で、グラスを傾けゆらゆらと輝く琥珀色の液体を目で楽しむ。
音量を絞ったJazzが耳に心地良く響くのを聞きながらそれを一息に干し、喉を下る熱い感触に目を瞑り酔いしれる。
大きく息を吐き、煙草を取り出そうと懐に手を差し入れると、背後でドアが開き、
ゴトゴトと床を鳴らす靴の音が聞こえてくる。さして気にも止めず、取り出した煙草に火を点けようと
マッチを擦っていると、靴音の主は席一つ隔てず、真横に着席してきた。
待ち人が来た、と悟り、振り向くと褐色の肌にファーコートを羽織った女性が
バーテンダーにオーダーを告げていた。

 喋りかけようと口を開くと、女性がそれを指で制し、気怠そうな表情で
「要件は一杯やってからにしてくれる」と呟いた。手持ち無沙汰になり、
仕方なく無言で煙草に火を点け、煙を燻らせながら女性の方を改めて伺い見る。
女性は銀色に染め、ザクザクと切りっぱなしたようなショートカットの髪を
指でいじりながらどこを見るでもなく酒を待っている。ファーコートから伸びるしなやかな足を組む仕草に
思わず釣られそうになり、目を逸らす。化粧っ気もなく、がさつな印象なのに
妙に艶っぽく、惹かれるものがある不思議な女性であった。
心の底で頭をもたげた何かを吹き消すように煙を吐き出し、瞑目しながら口元に自嘲の笑みを浮かべていると、
女性の目前に酒が差し出される。女性はグラスを手に取り、
無色透明の液体をなんの感慨もなく、まるで水でも飲むように喉を鳴らし飲み干した。
豪快に息を吐き、大袈裟なほど乱暴に空のグラスをテーブルに放り出した女性は
生気を取り戻したような表情でこちらを向いた。



 ……――― 女性から目的の情報を聞き出し、同時にBarを出ると特に言葉も交わさずに
ジャリジャリと靴音を立てながら双方とも別々の方向へ歩き出す。ふと、立ち止まり女性の方を振り返る。
足音がしないのに気付いたのか、女性もこちらに顔だけで振り向く。
月明かりに照らされ無言で佇む女性を、絵画を眺めるようにぼんやりと見つめていると
女性は片頬をあげて笑い、前に向き直り立ち去って行った。
後姿を見送り、女性とは逆方向へ踵を返し歩き出す。
進む先には月明かりも届かない黒より暗い闇が広がるのみだった。

142 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/10(月) 10:45:03
>>141
>薄暗い鬱金色の照明〜
(鬱金色は鮮やかな黄色! 薄暗いとそぐわない!)

>煙を燻らせながら女性の方を改めて伺い見る。
(女性の素性にもかかわるのではっきりとは言えない!
 密かに見る意味だけならば『窺い』の方がよい!)

>瞑目しながら口元に自嘲の笑みを浮かべていると、女性の目前に酒が差し出される。
(瞑目した状態で隣が見えるのはおかしい!)
>喉を下る熱い感触に目を瞑り酔いしれる。
(ワイはこの部分で抜粋の文章を一人称と判断した!)

雰囲気のある文章は悪くない!
主人公の描写がないので性別がはっきりとしない!
ワイは探偵業を営む男性を想像して読んだ!
月明かりが出ている晩なので最後の一行は比喩として受け止めた!

硬い文章が似合いそうな内容なので擬音はあまり入れない方がいいかもしれない70点!(`・ω・´)

143 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/10(月) 12:05:33
>>141
>大きく息を吐き、煙草を取り出そうと懐に手を差し入れると、背後でドアが開き、ゴトゴトと床を鳴らす靴の音が聞こえてくる。
>さして気にも止めず、取り出した煙草に火を点けようと
>マッチを擦っていると、靴音の主は席一つ隔てず、真横に着席してきた。
〜〜すると、〜〜き、〜〜ずってのが重複してクドイ。
文章を妙なところで改行しているのがそのゴマカシに感じる。


>まるで水でも飲むように喉を鳴らし飲み干した
これはOKだけど

>ザクザクと切りっぱなしたようなショートカットの髪
ザクザクと切りっぱなしたショートカットの髪とハッキリ書いた方が良いんじゃない?
〜〜のようなって表現を曖昧の意味で使うのはどうかと思う。

>生気を取り戻したような表情
どういう表情なのかもう少し具体的に書いて欲しいかも。

144 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/10(月) 20:01:05
>>142-143
ありがとう、参考にさせてもらいます。



145 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/10(月) 22:44:28
>>ザクザクと切りっぱなしたようなショートカットの髪
>ザクザクと切りっぱなしたショートカットの髪とハッキリ書いた方が良いんじゃない?
>〜〜のようなって表現を曖昧の意味で使うのはどうかと思う。

一人称なら、これ駄目かもな。
参考にしないでくれ。

146 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/11(火) 15:37:41
よろしくお願いします。
以前ご評価いただいたものを全面的に改稿し、加筆訂正を行いました。
別の作品と言っても良いほど変わっているので、点数よろしくお願いします。

ミラノ綺想曲 第一楽章
http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0185.txt

147 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/11(火) 21:30:42
状況がどれだけ伝わるかみてくれーっ

以下本文↓

美鈴を見る。
ほんのり染まっていた。
入店して一時間。
飲んだ量は少しどころじゃない。
短躯にバイタリティが凝縮されている。
たいした大物だ。
かつ、愛妹。
「……っ」
意識が変革される。
わなわなと震える。
秀麗な輝きが、より増して
「ん……っ、く」
陶然とした多幸感に包まれる。
羨望にも近い感情。
「……ぷは」
ともに、嚥下した。
「く……」
カッと熱くなった。
まるで炉のよう。
だというのに、美鈴は割合強い。
これも遺伝か。

148 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 00:41:32
>>146

一般読者の無責任な評価を書く。間違いなく気に入らんと思う。鼻で笑って読み飛ばせ。

一言で言えば「酔いしれ過ぎの装飾」がキモい。
比喩を多用しているが、どれもこれもどこかで読んだものばかりだ。分かりやすいっちゃ
分かりやすいが――。舞台にしても、美しい装飾や重厚な歴史で雰囲気出そうとしている
のは分かるが、美しさや重厚さばかりで実際の形や配置、内容がおざなりになっている。
良い雰囲気だろうなとは思うが、作者ばかりがうっとりしている雰囲気がある。

とはいえ内容的にこの舞台設定は正解だと思う。
ちなみにオルゴール侯爵ってwww 内容的にも機械伯爵を思い出した。
それとラノベってキャラ重視じゃないか? 発言も行動もこれといって個性を感じないが
こんなもんか?

149 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 01:14:51
>>147
色々想像出来過ぎて特定できない。

重箱っぽいが一部挙げると
「意識が変革される」って前後状況が希薄なだけに何がどう変革されたのかさっぱり。
「秀麗な輝き」が増すのはいいが何の? 美鈴の? 美鈴の輝きでは事前説明が不明だしなぁ。
「羨望にも近い感情」羨望という言葉は意図して? 羨望を向けられる者と向ける者など
何か補足は要らん? 羨望ではちょいと範囲が広すぎる。「妬みにも近い感情」で良いな
ら、かなり絞られて分かりやすい。そもそも多幸感と羨望は掛け離れる。

ただ、これだけの文章では、話者が分からない。
上の羨望もそうだが、「意識が変革される」「わなわなと震える」「秀麗な輝き」これは
美鈴なのか話者なのか(一人称なら話者もありうるよな。「カッと熱くなった」のが美鈴
であるなら三人称か。その後の文では美鈴っぽいが)

これ、実は話者ってオチなら面白いな。
(あまりの飲みっぷりに美鈴に持っていた)意識が変革され……わなわなと震える。
(偏執的なw美鈴に対するイメージの)秀麗な輝きが、より増して。
とかwww まさかわざとボカしてる?

150 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 05:23:22
>>149
意見ありがとうっ!

一つ質問だが
多幸感→幸せ 羨望→羨ましい
          崇拝→羨ましい
後者なら意味が似かよるかな

151 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/12(水) 07:24:55
>>148
これはお読みいただきありがとうございます!!

むむ。知らないうちに自分だけがわかる表現になっていると。
確かに読み返すと、多々ありますね。
もっと読者との間合い、距離を考えてみます。

キャラが立ってないのは修行不足です。
さらに改稿して、キャラを作りこんでみます。

ホントにありがとうございます。

152 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/12(水) 07:39:12
>>146
>どうしても行くのかい?ルル。
(引用文や回想には見えない! 「」がない意味はわからない!)

>ルルはしばし、黙って昇る太陽を見ていた。
(読点のせいで太陽が黙って昇っているように見える!)

>全てが、朝の光を受けて、新鮮な輝きの中にまどろんでいる。
(比喩だとしても朝日を受ければ目が覚めるように思う!)

>ヴェッキオは十人の弟子たとともに、舞台を作っていた。
(脱字がある!)

>「誰が……、一体誰が!?」
(フェニーチェ座の火災を引き起こした犯人はオルゴール公爵!)
>「ところでリリアーナよう、オルゴール公爵って知ってるかい?」〜
>「ガゼッタ・ムジカ―レ・ディ・ミラノの号外が出たんだぜ!?フェニーチェ座がやられちまった!」
(前の文章で犯人を仄めかしていた! 前回はワイが見落としていたのかもしれない!)

>「ふっ……。 我が演奏に立ち向かうとは……、大人しくその魂をオルゴール公爵様に捧げるのだ。 」
(不自然な空白と句点がある!)

>「わかった!弾いてみる」
(ハーモニカで弾くを見かけるが、ワイは吹くの方がいいと思う!)

敵方の歌の効力が曖昧!
耳にすると意識を失うのであれば、天井桟敷から駆け下りている時点でルル達も昏倒するように思える!
対抗する手段が音楽とあるが銃声で阻むくだりがあった!
笛を飛ばすボーガンにしても音ではなく、直接的な攻撃で心臓を貫いていた!

話の中心にある音楽の設定がぼやけていると、話の筋がご都合主義に思われるかもしれない65点!(`・ω・´)

153 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/12(水) 07:41:52
>>147
出遅れてワイの出番は無かった!

全体の流れとしては良い傾向!

154 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/12(水) 08:43:07
>>152
ワイ様、読んでいただいてありがとうございます。
ご指摘いただいた点、おおいに生かさせていただきたく存じます。

お忙しい中、拙文の丁寧な熟読、感謝いたします。

155 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 12:21:27
>>150
あなたにしても嘉一朗さんにしても冷静だね。手ひどく辛辣な意見だったと思うけど――。
すごいな。

>後者なら意味が似かよるかな

どうなんだろうか? 個人的な感覚ではやっぱり遠いなぁ。
「羨ましい」から何の過程も無く「幸せ」に繋げるのは、やはり想像出来る事が多すぎる。
詩であるなら、むしろこのままの方が味があるけどね。

ちなみに多幸感をそのまま「幸せ」と受け取るとちょっと語弊があるかもよ。
幸福感とか至福に近いのかな。しかも万人にとって根拠が無く、躁状態のような。

156 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 13:36:10
>>153
前後状況はこれから書いていけばおkってことですね
dです!

>>155
多謝っす
躁状態ってことは
多幸感→ぽわぽわと浮き足だつような幸せ
と読み取られるんですね
崇拝に近い“羨ましさ”“憧れ”から幸せな気持ちになる
(例:ファンとしてあるライブに行く→happy)
と読みといてもらえるようにしたいです!
なるべく説明口調を減らして、主観とセリフ、
短文の連なりで表現したい!
けれど前述>>149のように読み手がわからないと読むのが苦痛になるだろうか……


157 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 16:15:27
自室から出た私は、その隣にあるママの部屋に入った。
モノが多い八畳間。鏡台や洋服ダンスが置かれていて、実質、六畳間ほどの広さしかない。ママの部屋にはまだ少しだけ、ママの匂いが残っていた。
「ママ…………」
私の呟きは、誰にも聞こえることなく、空気中に離散していった。
鏡台の前に座る。私の顔が映っていた。一重の眼、少し丸っこい鼻、熟れたリンゴのような色の唇。
いつか、親戚のおじさんに「だんだんママに顔が似てきてるなあ」と言われたことを思い出す。

ママが死んだ原因は、過労だった。
ママとパパが離婚して、私はママに引き取られた。結果、私たちは祖父母の家で暮らすこととなった。
ママは私を養うために、毎日働いていた。私の前に顔を出すことは滅多になかった――それくらい、働きづめだったのだ。
そしてそんなママは、去年……私が高校一年生の冬に、死んでしまった。急性心筋梗塞だか、そんな名前の病気で。
 
「どうしたの、朱音」
 私の回想を打ちとめる声は、おばあちゃんのものだった。
 私は立ち上がり、おばあちゃんに向きなおる。
「何でもないよ」
 すると、私の顔を見たおばあちゃんは、頓狂な顔になった。
「なして泣いているんだい?」戸惑うような声だ。
「え、私、泣いてる?」
「えぇ。綺麗な顔が台無しだよ」
 手で眼をこする。ぬめりとした感触。…………涙だ。
「本当だ……」
鏡台に目を移す。赤い眼をした私がいた。頬に涙が伝っている。何で涙を流しているのだろうか。
ママの匂いに懐かしさを覚えたからか、それとも…………。
「えへへ、目にゴミ入っちゃったみたい。気にしないで」
 下手な言い訳だと、自分でもわかっていた。おばあちゃんに心配されないように、私は笑ってみせた。
 おばあちゃんはそうかい、とだけ残して、ママの部屋から出ていく。その背を見送った後、私は再び鏡の中の自分を見やる。
 不細工な顔。
 泣いている自分自身を見ながら、頭の片隅でそう思った。

158 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 16:16:26
どなたか評価よろしくお願いします

159 :夜の織り手:2011/01/12(水) 16:49:25
 ヴィーラー族は興味深い信仰を持つ人々であり、彼らの歴史が始まったときからずっと、
ある正当な目的のために真っ黒い織物を織り続けている。
 彼らの言い分はこうだ。いつか天を覆っている【夜】が破け、昼夜が終わるときがくる。
そのとき、神々は代わりの【夜】を欲し、それをヴィーラー族からお取り上げなさるのだ。
 僕はこの話を聞いて、彼らにも最新の科学の成果を伝えてやろうと手紙を書くことにした。
 手紙の内容はこうだ。拝啓 ヴィーラー族様。我々の進んだ世界には素晴らしく先進的な
道具がありまして、僕が思うに、これを正しく用いさえすれば、直接【夜】のほつれを縫いに
出掛けることすらできるように思われるのです。 敬具
 僕はとても誇らしい気持ちで手紙を投函した。そう、何を隠そう、僕は梯子職人なのだ。

160 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 16:50:53


161 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/12(水) 20:34:17
>>157
三点リーダーの多用は文章が拙く見える!

>私の呟きは、誰にも聞こえることなく、空気中に離散していった。
(離散は家族が散り散りになった時によく使われる!
 呟きの対象と死別していても少し引っ掛かる!)

>私の回想を打ちとめる声は〜
(回想を止める意味で『打ちとめる』を使用している!
 この言葉には別の意味があるので人によっては誤用と判断されるかもしれない!)

>ぬめりとした感触。
(間違いではないが『ぬるりとした』の方が一般的!)

主人公はおばあちゃんの指摘で涙を流していたことに気が付く!
鏡台の前に座って自分の顔を見詰めていた時には泣いていなかった!
本人が気付かない間に泣いていた、という流れを眼前の鏡の存在が邪魔をする!

鏡に映る自分の顔で母親のことを思い出す! 悲しさが胸中に込み上げてくる!
そこにおばあちゃんの優しい声で振り向きざまに涙を零せば無理のない展開に思える!

内容が同じでも見せ方によって読者の印象は変わる54点!(`・ω・´)

162 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/12(水) 20:35:35
>>159
TCGWにおける、第十二回参加キャラクターの説明の全文!
ゲームが起源の文章なので読み物としての点数は見送る!(`・ω・´)

163 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 20:48:46
最近前より採点が甘くなったよね。

164 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/12(水) 20:58:39
>>163
気のせい!(`・ω・´)

165 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 21:22:25
>>157
>…………
三点リーダは二つでひとつ。一つだけとか、4つ続けるのは普通では無い。使ってる箇所も多すぎ。

>私の前に顔を出すことは滅多になかった――それくらい、働きづめだったのだ。
それくらいって、毎日働いても家には帰るでしょう。どういう仕事だったの?
顔を出すことはないって、主人公から母親の顔を見ようとは思わなかったのか?
回想なら、この辺をもっと家族の関係を具体的に突っ込んで書かないと駄目なんじゃないかな。

>去年……私が高校一年生の冬に、死んでしまった。
つまり高校2年生で母親をママと呼ぶのかね。お母さんの方が年齢的に合ってると思うがなぁ。
ていうか、死んだと回想するなら、死に際、どんな感じなのか思い出すのが普通では? 何で書かないのだろうと思う。

>急性心筋梗塞だか、そんな名前の病気で。
具体的に急性心筋梗塞って書くなら、変な言い回しは止めて、急性心筋梗塞で死んだとハッキリ書こう。
ていうか、急性心筋梗塞ならポックリいった訳だ。
私に何も言葉を残さず逝かれたので寂しいとかさ、作品世界に潜ってそういう細かい心理も入れて欲しい。

>私の回想を打ちとめる声は、おばあちゃんのものだった。
>私は立ち上がり、おばあちゃんに向きなおる。
描写が淡白過ぎる。もっと工夫してくれ。まるで演出がされてない。

>「なして泣いているんだい?」戸惑うような声だ。
死んだ母の部屋で子供が泣いてるのだから、普通、察するだろう。

>鏡台に目を移す。赤い眼をした私がいた。
ぷぅぎゃああああああ氏の指摘も分からなくないが
個人的には、鏡を見てはいたが、鏡の中の自分の姿は眼中になく、回想に耽っていたので、泣いている自分の姿に気づかなかったってのは
そんなに不自然には感じなかった。でもそれをやるなら回想をもっと突っ込んでリアルに書いて、読者に追体験させるくらいの引き込みが必要かと思う。

結論としては、ぷぅぎゃああああああ氏の点数は低いけど、僕は結構、筋が良い文章だとは思った。
後はどれだけ深く潜れるかどうかだろう。書き急がないで欲しい。

166 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 21:31:51
三点リーダは偶数個なら問題ないよ

167 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 21:36:40
状況が伝わるかみてくれーっ

以下本文↓

「い……っ!?」
振り返る。
「あら、佐々柿」
無機物のような能面。
沈着した心は、はたして、そうか。
「よ、用事あるんです」
「……」
「急がなきゃ、昼休み、終わって……」
「……」
「1―4に行くんです! では!」
きびすを返す。
「ぐ、げ……っ」
カエルの発声で漏れた。
「……汚いわね」
「あんたが引っ張るからでしょーがっ!」
「あんた……?」
「い、いや……夷華志さん、です」
「よろしい」
飄然とした言い草。
その自信はどこから来るのか。
「そ、それじゃ……」
反転、一歩踏み出す。
「……!」
途端、自重が均衡に逆らった。
ビタン!
地面にキスを強制される。
「……綺麗な前受身ね」


168 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 21:37:21
「足踏むなよっ!」
「下品ね」
「なにがだ!」
「……」
瞑想するように眼を閉じる。
「……」
しばしの膠着。
「……足、離してからにしてよ」
「……」
やがて、見開く。
一瞥すると、あごで指し示す。
見ると、教室のプレート。
『1―4』
「……」
「いや! それぐらい言ってよ!」
「立ちなさい、みっともない」
「……」
この女は不合理で出来ているのか。
生徒会役員が勤まるとは思えない。
「怒らないのね」
「そう見えるんですか」
「いえ」
乱暴にズボンをはたき、起き上がる。
「では」
会釈して、教室へ。


レスまたがってすまない!


169 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 21:40:34
>>166
じゃあ、先生さんよぉ、百個三点リーダを続けても問題ないんスか?
どうなんスか?

170 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 21:43:24
2ページにまたがってハァハァ言ってる作品もありますよ

171 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 21:44:26
>>170
どっかのまとめサイトで見たぞそれw
ラノベか

172 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/12(水) 21:45:09
>>167
この文章では作者の意図を全て伝えることはできない!
ショートショートに適した文章と言える!
文章の面白味は皆無なので完成度は落ちに左右される!
作者自身がハードルを上げる行為と思われる!

ワイの考え!(`・ω・´)

173 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 21:47:26
>>172
dです!

キャラの動きは分かりよい?


174 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 21:48:34
>>169
>じゃあ、先生さんよぉ、百個三点リーダを続けても問題ないんスか?

問題はない。

175 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/12(水) 21:50:17
>>173
全体が誤読に成り得る!
短編でも読破するには根気がいるように思う!
ショートショートより、詩に近い印象を受けた!

176 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 21:54:28
>>175
読み手に気力使わせるのはいかんね……
地の文を一人称で統一しても
どのキャラがどうしているかが、分かりにくくなると?

177 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 21:55:55
>>175
>詩に近い印象を受けた!

シナリオ

178 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/12(水) 21:56:25
文章は内容に左右される! その逆も然り!
ただし、稀有とされることを敢えてするのならば、
それに見合った内容を考えなければいけない!
片方だけでは評価として低くならざる負えない!

ワイの考え!(`・ω・´)

179 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 22:04:12
>>178
脚本ならオチをつけろってことでんね!
ありがとです!

180 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 22:22:12
ただのオチじゃなくて非凡なオチだろう。

そんなの普通、無理だから
文章をもっと丁寧に書いて頑張りましょうってことだろう。

脚本ってのは、ゲームとか映画とか
最終的に文章で完結しないからアレでも可なんだ。
脚本のみで作品とするのは無理なんだよ。不完全なのだ。
それを世間に認めさせるくらいのオチって、相当なレベルでないと駄目だと思うよ。
何で地道に努力しないで回避して、そんな現実不能なことが出来ると思うのか
僕には分からないよ。
君の横にドラえもんでもいるのかね?

181 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 23:05:21
>>161>>165さん、ありがとうございました
精進してきます

182 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 23:36:48
ttp://novel.fc2.com/novel.php?pg=1&mode=rd&nid=88853

少し長いのでサイトに載せます
設定に少し説明が必要なので書いておきます
主人公は霊に憑りつかれてる騎士で、その霊が身体を動かしている間だけ
とても強くなるという設定になってます
お願いします

183 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/12(水) 23:38:57
あと補足ですが、サイトの文章は序盤が終わった後の
初めて戦場に立ったというシーンです

184 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/13(木) 06:56:12
>>182
>領土的野心
(意味はわかる! 日本語としては造語に近い!)

>ガレフたちはラウンドシールドを構えた。たいがいの矢は甲が防いでくれる。盾は急所を庇うために使うのだ。
(盾の表現が三種類! この中で『甲』はラウンドシールドと同じ扱いなので省いてもよい!)

《》と()を区別して使っている! 肉体を介して中身が入れ替わっているのであれば、
使い分ける必要性を感じない! 文中で制約が増えると読み難くなるおそれがある!

> その一角で悲鳴に近い声を発してる騎士がいた。パーレスの騎士である。
>「いた」
(「」が誰の言葉なのか、はっきりとしない! ヘイズとレム、どちらにでも読める!)

>〜自由に動ける地面の方が、自身の俊敏さを生かせると判断しての事だろう。
(『生かせる』は『活かせる』の方がよい!)

>「なに、嘘も方便ってやつさ。上官殿の名誉も守れるし、俺たちも邪魔者が消える。まあ、どうせなら名誉の戦死の方がよかったかね?」
(会話文なので砕けた言い方でも構わない! ただ一点、『俺たちも邪魔者が消える』の箇所は言葉が足りないように感じる!
 『俺たちも邪魔者が消えて助かる』の方が意味として解り易い!)

>「これで少しは助かったかね」
(小隊長のハーグが末端の騎士にいう台詞には見えない!
 手助けになった! 兵士を逃げ延びさせた! 二種類の言葉の意味が読み取れる!)

今回の話ではレムの存在が気になる!
敵や味方が入り乱れた乱戦で、名も知られていない一介の騎士を助けた意味がわからない!
盛り上がる場面ではガレフが完全に消えていた! ヘイズだけで物語が成立する!
ひとつの身体にふたつの精神を宿らせている設定を活かすエピソードがなかったことに起因する!

乱戦の模様を描き切った筆力は認める73点!(`・ω・´)

185 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 09:19:02
ワイの限界を見た

186 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 12:19:30
>領土的野心

 ずいぶん前から目にしている気もするが、まだ一般的ではないのかなあ。
 中国脅威論みたいな記事や書籍では普通に使われてるよね、これ。

187 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 17:33:43
別に依頼された作品がつまらないとか言うわけじゃないけど、
やっぱ最近評価が甘くなってるよw

188 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 17:40:02
目にはするが、日本語っぽい使い方ではないね。
〜的には政治的、科学的のように「〜に関する」という使い方もあるが、
造語としては「〜のような」という意味で使われる事が多い。
自律的に「領土のような野心」と脳内変換wを行えば(多分、そう言う人の方が多い)違和感を覚えるね。

189 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 18:03:43
ちょっと何言ってるかわかりませんね

190 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 18:13:00
点数は妥当だけど添削が……

191 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 18:34:55
「領土」に的をつけているからね。これは中国人の発想だよ。
日本人なら、領土拡大的野心かな。
ほかにも領土取得的でも領土獲得的でもいいんだけど、
文字数が増えるから、結局「領土的野心」におさまっているって感じ。

192 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 19:47:10
寒い寒いと身体を丸くさせながら空を見上げる。満天の星空とは正反対の夜空は、
今にも雨が降り出しそうな気配を感じる。案の定、パラ、パラと水滴を感じた。
本降りになる前に我が家に入り、窓から外を窺う事にする。
はぁ、はぁ、と息を吹きかけて曇ったガラスを袖で拭き取り、そして覗きこむ。
上目使いで窓越しに夜空を見上げると、微かな水滴が、雨と分かる状態になった。

ザァザァ、ザァザァ、と一気に降り出した雨はタラタラと窓ガラスを這うように落ちて行く。
そして、瞬く間に、夜の底を水浸しにした。

ひたいを窓に擦りつけながら、目を凝らし、排水溝に流れ込む雨水を見下ろす。
部屋の明かりで微かに映る入り口、いや、地獄の底に通ずる場所、もしくは、すべてを飲み込むブラックホールなのかもしれないが、
開門を待ちわびた大衆はこぞってなだれ込んでいる。

背中にヘビがぬるりと走ったかと思うと、「クシュン!」と軽くくしゃみをして、想像の世界から解放され、
俺は現実へと帰還した。そして、少し垂れた鼻水を右手で拭き取り「なんてこったい、災難だよな」と呟き、
布団の中に潜り込んだ。


(今年の電撃大賞候補、いや、芥川賞候補だろうと思われる作品から抜粋した天才作家の作品)
本人が書いたので評価ヨロピク)

193 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 19:48:58
身体を丸くさせながら顎を突き出し空を見上げる。

とした方がいいんじゃね?

194 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 20:42:48
@身体を丸くさせながら空を見上げる。

A身体を丸くさせながら顎を突き出して空を見上げる。

俺なら

B身体を丸くさせながら、空を見上げる。

と文書を分けて一人称の作者の息遣いを出したいなw
Aは三人称ならありだと思う

195 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 20:57:11
>>194
>B身体を丸くさせながら、空を見上げる。

だから「〜させながら」だとおかしいだろw

196 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/13(木) 21:23:52
>>192
>案の定、パラ、パラと水滴を感じた。
(肌に感じたのか! パラパラが音ならば耳なのか! 感じたところがわからない!)

比喩が大仰に過ぎる!
排水溝に流れる雨水の行く先が地獄であったり、ブラックホールに例えられている!
その過程で唐突に雨水に比喩が移って大衆になっていた!

なんてこったい、災難だよなと呟きながらワイは39点をつけた!(`・ω・´)

197 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 21:27:40
>>195
192は一人称の文書だろ
「顎を突き出して」を「、」に変えて具体性をあえて抽象化させて読者に想像させる手もあると言いたい
そもそも冒頭が「寒い寒い」なんだから口語的文書表現技法だよ

198 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 22:00:48
>>184
ありがとうございました
自分でも見直してみたら、他にも気になる点が多々ありました
言われたところも含めて修正してみます

199 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 23:13:42
俺のロングソードが敵を切り裂いた。
綺麗で美しい金髪をなびかせて俺が言う。
「この城には強い奴はいないのか」
俺が一歩進むと、敵兵が逃げていく。
カジス王国の兵士も案外情けない。
王都の城を攻められているというのに、まるで歯ごたえがなかった。
けど、天才剣士のこの俺、ブイルさまと戦えるやつがいるはずはないか。
ふしみの間の扉を蹴り破り、俺が剣を持って入ると、玉座に震えた老人がいた。
この城の主の王か。俺は笑った。
「俺の野望のために死んでくれ」
そう言って俺は老人を光速で切り捨てた。
血だらけの城を見て笑みがこぼれる。


電撃文庫に送る物の最初のページです
つかみはどうでしょう

200 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 23:17:53
改行が多いよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
と思ったらラノベか

201 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 23:22:37
色々と言いたいことはあるが自治君に譲る

202 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 23:23:44
>>199
>光速で切り捨てた。

SFか?

203 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 23:27:32
>>202
レトリックも分からないとか低レベルすぎるだろ

204 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 23:30:19
俺も誤字かと思った
隠喩の使い方の反面教師にさせて貰うわ

205 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 23:33:41
主人公ナルシストかよ……
あと、外出んの早いな

206 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 23:34:58
>>203
>レトリックも分からないとか低レベルすぎるだろ

雰囲気にあった言葉を使わないとレトリックにはならないぞ。

207 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 23:37:24
レトリックがまるでオノマトペのように使われている。
俺は戦慄した。

208 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/13(木) 23:43:31
マトペ?
ヨーコだろ

209 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 00:01:01
ジョン……

210 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 03:37:59
でも、意外と悪くない
このスレに投下されたファンタジーでは一番気になる

211 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 03:43:33
亡霊騎士の奴な
確かにそうだ

212 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 03:48:34
いや、ラノベとしてはナルシスト剣士って面白い設定だと思うよ
あれぐらい吹っ切れてたほうが読者の気をひけるんじゃないかな

213 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 05:18:11
……空しくなイカ?

214 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/14(金) 05:38:02
>>199
>そう言って俺は老人を光速で切り捨てた。
(光の速度で切り捨てることが出来るとは思えない!
 速さを表す言葉には神速がある!)

単独で城を攻め落とす経緯はわからない!
ロングソードが飛び道具に勝るのかもわからない!
圧倒的な強さを持った自己陶酔型の主人公!
設定としては悪くないが物腰は柔らかいように思える!

>俺のロングソードが敵を切り裂いた。
(淡々としているが悪辣には見えない!)
ワイの場合!
>俺のロングソードが泣き叫んで逃げる背中を片っ端から切り捨てた。
(このように書けば無慈悲な主人公の様子を読者に伝えることができる!)

>ふしみの間の扉を蹴り破り、俺が剣を持って入ると、玉座に震えた老人がいた。
(このあとで主人公は笑うものの、やはり、城を血だらけにしたような凄惨さは窺えない!)
ワイの場合!
>王を守る扉まで腑抜けで俺は易々と蹴り倒した。玉座には年老いた醜い猿が一匹いた。
(主人公の目からすれば一国の王も猿に例えられる!)

主人公を活かす文章が欲しいところ51点!(`・ω・´)

215 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 06:52:50
綺麗で美しい金髪には突っ込まないんだな

216 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 06:55:27
アレで50点も……
しかもリライトはしないっつってた癖に……
中身変わってんじゃねーのか

217 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/14(金) 07:06:32
>>216
用例であってリライトではない!
文章は作者が考えて作らないといけない!
今回はワイなりの方向性を示したに過ぎない!

ワイの考え!(`・ω・´)

218 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 07:19:07
 一見、雑然としたその部屋は、分別のされていないゴミ袋や様々な書籍類がいい加減に放られているように見えて、その配置にある法則性を持っていた。
毛布が乱暴に捲られた布団を部屋の中心に、パソコンの置かれた机、小型の冷蔵庫、漫画ばかりの本棚、それぞれとの間には障害となる物が置かれていないのだ。
そしてひとりの男が机上のパソコンに向かい、キーボードを叩きながら何ごとかを呟いていた。
「――てんじゃねえぞ、糞……えだろう……常識的に考え――」
 そのぼさぼさで好き放題に伸びた髪はバンダナで留められ、黄ばんだTシャツは明らかに数日は洗濯されていないことが見て取れる。
見たところ三〇代前半といった感じの小太りの男であった。汗かきなのか顔全体が脂で照かっている。
「――どうせスネ齧りの……野郎だろうが……俺様によくも――」
 彼は、なおもディスプレイに向かって呟きつつ、素早い動作でキーボードを操作していく。
不意にぎい、という軋みのような音が部屋に響いた。この部屋からのものではない、明らかに部屋の外から発せられた音である。
その瞬間、彼はキーボードを操作する手を一旦止め、かと思うとまた猛烈な速度で手を動かし、いくつかのキーを叩いた。
すると画面の中心に小さなウインドウが現れ、直後画面全体が暗転した。
それを確認し、彼はキャスター付きの椅子から立ち上がり、雑多なゴミの山をまたぎつつ、
冷蔵庫も本棚もない部屋の隅の壁――なにやらアニメのキャラらしき水着姿の少女が笑顔で手を振っているポスターの貼られた――の前で立ちどまった。
そして足元に形成されたゴミの山に視線を落とすと、勢い良くゴミ袋の隙間に手を突っ込んだ。すぐに抜き出されたその手には棒状の物が握られている。
それは野球のバットだった。その古めいた細かな傷や黒ずみは、過去に長い月日と共に使われてきたのであろうことを示していた。
しかし、ごく最近付けられたらしい傷や凹みも幾らか見受けられる。それらは見るからに積み重ねられたものではなく、
まっとうな用途で使われたならば、まずできるはずのない傷痕だった。

219 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 07:19:51
男は布団をゴミの山へと蹴り上げ、先の壁と同じアニメのポスターが貼られたドアを身体だけ横向きにした姿勢で睨みつけた。
パソコンに向かっていた時のどこか投げやりな雰囲気は消え失せていた。
右足をドアと反対方向に引き、足幅を拡げる。
バットを両手で握り直す。
そのまま腕を下ろして一回、二回振る。
肘を曲げ、曲げたまま両腕を掲げて背筋を反らせる。
上体が伸び上り、そして構える。
かちりとした、しかし柔軟性もあるそれはバッティングフォームだった。
熟練を思わせるその一連の所作には、傷だらけのバットがぴたりと馴染んでいる。
ただ傷だらけなだけではないのだろう。おそらくは幾度となく繰り返されたその一連の所作がそのバットを傷だらけにしたのだ。その次に当然に為されるはずの所作が。
動くものがなくなり、部屋から音が消える。
しかしすぐにぎっ、という先ほどと同様の軋みが静寂を遮る。部屋のすぐ外、どうやらドアの向こう側からのようである。
男の身体がゆらゆらと揺れる。
再び静寂が訪れる――と、突然にドアが勢いよく開き、何かが部屋に飛び込んできた。
男は扉が開くと同時に動き出していた。
左足をドア側に踏み込む。
しかし、重心は逆足に乗る。
腹の出た窮屈そうな腰が、しかし綺麗に回る。
グリップが腰の回転に引っ張られるように引き出され、それを軸にバットヘッドが円を描いた。

220 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 07:21:04
コピペ時になんか改行パーになったけどそこはスルーでお願いします。

221 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/14(金) 08:39:04
>>218-219
>汗かきなのか顔全体が脂で照かっている。
(三人称の地の文で『照かっている』の俗語に引っ掛かる!)

>まっとうな用途で使われたならば、まずできるはずのない傷痕だった。
(バットの古傷の中に奇妙な傷痕が残されていた!
 この一文ではバット本来の使い方をされていないことを示唆している!)
>バットを両手で握り直す。
>そのまま腕を下ろして一回、二回振る。
>肘を曲げ、曲げたまま両腕を掲げて背筋を反らせる。
>上体が伸び上り、そして構える。
>かちりとした、しかし柔軟性もあるそれはバッティングフォームだった。
(しかし、まともなバッティングフォームで素振りをしていた!
 『バッティングフォーム』と明記されていなければ主人公の動作がわからなかった!
 ワイは竹刀のようにバットを縦に振っていると思っていた!)

文章は丁寧に書かれている印象を受ける!
抜粋なので作者の意図はわからない!

細部よりも全体の描写を優先させた方がよい63点!(`・ω・´)

222 :218-220:2011/01/14(金) 11:35:34
すいません俗語ってなんですか?

223 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 12:21:28
>>222
自己解決しました

224 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 20:55:01
http://novel.fc2.com/novel.php?mode=tc&nid=89003

長くなってしまったのでホームページにあげました。
評価よろしくお願いします!
会話表現がどうしようもなく苦手です。

225 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/14(金) 21:59:24
>>192より>>199の方が電撃大賞に近いのか

226 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/15(土) 05:08:47
>>224
>「木田君って、よっぽどの暇人なの?」
>そう言うと木田君は座ったまま目を真ん丸くしてこちらを振り返った。
(一人称の文章なので『そう言うと』の部分は『私』に関連した言葉を入れた方がよい!
 質問に答えた木田君が『そう言って』を使用しているので見た目の悪さを回避することにもなる!)

木田君の金髪が太陽光に反射して眩しいのは理解できる!
その表現として『顔面が非常に眩しい』の部分は大げさなように思える!

>「さすがにそれは無いよ、満潮時になったらここら一帯水浸しになっちゃうし。ちゃんと後ろによけたりしてたよ。」
(この部分にのみ、行末に句点がある!)

>「海自体は嫌いじゃないけど。
> でも折角の日曜日をこんな所でぼうっとして終えるなんて無意義な過ごし方、
> 私は絶対したくないわね。まだぎりぎり「若い」と呼べる年齢だから尚更」
(会話文の中の強調に「」を使っている! 間違いではないが『』が無難!)

>「潮の満ち引きってさ、月が関係してるんだ」〜
>もし今から木田君の知識をひけらかすことによる自己陶酔タイムが始まるのなら、なるべく速やかに此処から立ち去ってしまいたい。
(唐突に会話文が始まるので誰の言葉なのか、はっきりとしない!
 うしろの文章で木田君の蘊蓄とわかる! 月の知識を語ったあとなので、すでに知識はひけらかしていると感じる!)

>〜爛々として楽しそうに話す木田君の姿があった。
(爛々とするものがわからない! 『爛々として』は無くてもよい!)

>小さく目をつぶって〜
(『小さく』を程度の表現に用いている部分が引っ掛かる!)

会話文の中の改行は良いとしても『…』や空白の入れ忘れなど、推敲が不十分な点を多く目にした!
『!』の多用は面倒な感情の起伏を端折っているように見える!

感嘆符に頼らない文章を心掛けた方がよい53点!(`・ω・´)

227 :224:2011/01/15(土) 20:00:40
評価ありがとうございました
自分では見落としていた点をたくさん指摘していただき、とても参考になりました
次からはもっと丁寧に作っていこうと思います

228 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/15(土) 20:35:36
いつもお世話になります。

少々長いですが、どうかお読みください。
お願いします。

ミラノ綺想曲 第二、三、四楽章
http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0206.txt

229 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/15(土) 23:09:55
最初からおかしい
噂で喋るようなセリフじゃないもの
そんな噂ってどんな噂だよっていう

230 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/17(月) 06:21:30
>>228
話の設定を知っている登場人物が多いように感じる!
裏を返せば作者の意図が作中に見え隠れしていることになる!
>「でも、相手はただの人間じゃないわ」
(性別や年齢がわからない! 襲う手口も不明!
 どのような判断で『ただの人間じゃない』と言っているのか!)
>公爵が音楽で挑んでくるなら、こちらも音楽で相手をするわ。
(音楽とは限らない! 公爵の手の内は何も示されていない!)
>「でも、相手は底知れない力を持っている魔人よ」
(公爵は力を発揮した場面を見せていない!)
>「ルル!ヴェッキオはいかしたマエストロだな!『護音楽器』の使い手だ!」
(初めて出してきた設定を当たり前のように会話文で説明している!)
>「あなたが、スカラ座の岩窟王!?」
(初めて出してきた設定をルルが語っている!)
>「ねえ、ジゼル、あなたはなぜ猫になったの?」
(最初から猫の姿で会っていた! この部分も裏の設定を語っているように見える!)
>ルルが手にした紅く光る剣は、狼の群れを手当たり次第に斬り捨てた。
(訓練の過程がない状態で自在に剣を操っている!)

>歌手に偽物がいたり〜
(物ではないので偽者や贋者の方がよい!)

>オべルトは偽物だったのだ。
(上記と同じ!)

>蝙蝠のように卑劣で〜
(蝙蝠のどこに卑劣の要素があるのかわからない!)

>「アハハ……。てこずったのは俺たちじゃない。あんただよ、クーラントさんとやら」
(クーラントがてこずった場面は出て来ていない! ここにも作者の考えが垣間見える!)

231 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/17(月) 06:24:06
>「貴様らあッ……、我が魔奏旋律を聴けっ!!」
(音楽のような技を口にしながら無数のカラスに襲わせている!)

>ルルはリリアーナに続いて、その船に乗った。
>脚を落とすと、ゆらりと揺れる舟に、一瞬、態勢を崩しかけたルルだったが、リリアーナが両手を掴み、舟の上へと乗せてくれた。
(船は変換ミス! 脚を落とす動作がはっきりとしない! リリアーナが舟の上へと乗せてくれる前に、その舟に乗ったとある!)

>眼は奥二重で、静かな額の下から、気品と闘志に溢れた雄渾な瞳がのぞいている。
(静かな額の意味がわからない! 雄渾は文字の勢いを表す漢字なので適切と思えない!)

>そんな風なものが、その顔立ちから立ち昇っている。
(脱字があるように見える!)

>「あやつはとは古い……、
(打ちミスがあるように見える!)

>ローマ。
(単語に句点はつけない方がよい!)

>褪せた色合いの泥水の色をした階段を一段上るごとに〜
(色の重複! 『泥水が褪せた色合いの階段』等の工夫が必要!)

>看守の一人ヴィンチェンツォ
(名前はヴィンチェンツォとある!)
>ヴェッキオはここを通るたびに〜
(見回りの時には二箇所でヴェッキオと書かれていた!)
>「お疲れさん、ヴィンチェンツォさん。
(後輩にはヴィンチェンツォと呼ばれている!)

>それは一見したところ、ヴァイオリンの弓をやや大型にしたものに思えた。
>剣ならば刃がある部分には、ピンと張った一本の弦があり、それを手元の金属製のネジで、張り具合が調整できるようになっている。
(剣とヴァイオリンの弓が入り混じった説明文がおかしい!)

232 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/17(月) 06:25:33
>「ねえジゼル、今度公爵がやってきたら、あたし達も戦いに参加するのね。あたし、自信ない。だってスカラ座を一夜で灰にした敵よ。そんな奴相手に戦うなんて、とても……」
(公爵が姿を現したことは一度もない! スカラ座を一夜で灰にしたのは手下!)

>リカルドはまだ齢十七歳の、青リンゴのような青年だった。
(青リンゴの意味するところがはっきりとしない!)

>一頭の狼が、こちらに向かってだく足で走ってくる。
(だく足なので馬かと思えば狼だった! 公爵の手下と判断した部分が見えない!)

>その紳士はふわりと梢を離れると、脱兎の勢いでルル達の真っ只中に降り立った。
(向かってくる表現で脱兎を使うことに違和感がある!)

>「ルル!あいつが本体だ!あいつを倒せばこの狼の群れは消える!」〜
(前線にルルが出ている!)
>「サラバンド!あたしと勝負しなさい!」〜
> リリアーナが殺気だって、彼に向っていった。
(立ち向かうのはルルではなくてリリアーナ!)
>リリアーナは必死に剣を振るったが、サラバンドはいともたやすくそれを避けた〜
(実際の戦闘もリリアーナ!)
>「ルル!このままじゃ駄目だ!敵の本体は、どうやら違うところにありそうだ!」
(この会話文からルルが登場! リリアーナはいなくなった!)

>「リリアーナ、どっちへ行こうか!?……」
(ルルの会話文!)
>「あたしは、二階へ行った方がいいと思う」
(リリアーナの会話文!)
>「二階か……。でもあたしは地下のほうが怪しいと思うわ。この館にも秘密の通路があって、敵の主力はそこに駐屯していると思うの。一階へ、一階へ行きましょう、ルル」
(ルルの会話文に見えるがリリアーナ!)

>「何!? 何ヒシャクだと!?」
(ヒシャクが何かわからない!)

233 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/17(月) 06:26:50
>慌てるルルを押さえて、老人が言い放った。
(『押さえて』は『抑えて』の方がよい!)

>「ルル、あたしはね、演奏会の時〜
(リリアーナの会話文!)
>「そうか」
(ルルが答えたように見える!)
> ルルが答えた。
>「心の中の月か。そうね。静かに夜を照らす月……。わかるような気がするわ。私も……」
(さらにルルが答えている!)
> リリアーナの方を向いて、ルルが言った。
>「私もね、月が見えるわ。綺麗な、黒ビロードのような空の中を、優雅に、優しく昇ってゆく月のことがね」
(ルルが三連続で答えている!)

>それは遠くの森の中から、泉のように沸き起こり、川の流れとなって、ルル達の所へと聴こえてきた。
(『沸き起こり』は『湧き起こり』の方がよい!)

>そう言うと、少年は、トランペットを構えなおし、次の瞬間、凄まじい勢いでそれを奏でった。
(打ちミス!)

ルルの扱うハーモニカには細工がされていない! 敵と戦える理由がわからない!
今回は台詞の混同が多く、非常に読み難かった!
物語上で展開された設定の押し付けにも問題がある!
分量に比して推敲不足は否めない!

書き急いでも良い結果は得られない52点!(`・ω・´)

234 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/17(月) 21:45:38
>>230-233
ワイ様、お読みいただき、ありがごうございます。
ご指摘の点、言われてみればその通りです。
自分の文章をもうすこし客観的に見るクセをつけるようにしようと
思います。
今回は長文であるにも関わらず、細部にわたる緻密なご批評、まことに
ありがとうございます。
今後の改稿に大いに役に立たせていただこうと思います。

本当にありがとうございました。
お疲れでしょう。
よくお休みになってくださいませ。

これからもよろしくお願いします。

235 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/17(月) 22:27:29
先に点数だけ見て>>199と1点違いだったから、
「おいおい、流石にそれはねーよ」と思いながら内容を読んだら・・・
確かに大差なかったわ
リアル鬼ごっこを思いだすような文章だ
客観視云々より、根本的に日本語を読み書きする能力が低い
普通、感覚的に脱兎を向かってくる表現に使おうとは思わないよ
今は書くよりも良質な本をたくさん読むほうが勉強になるだろう

236 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/17(月) 22:40:06
また的外れな外野が騒いでんのか
下手でも書いた方が勉強になるに決まってる

237 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/18(火) 01:05:08
何の賞を取った奴がそう言ってたんだ?

238 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/18(火) 12:19:35
>>234
今回の作品群で作者の弱い部分を垣間見た!
文章は長編に向いている! 実在する物の描写は緻密! 架空の物は大雑把!
人物の造形は深くない! 淡白に近いので各々の個性が見えにくい!
長い話に比例して文章と内容が劣化する!

それらを踏まえてワイなりに考えた結果、作者は短編に挑戦した方がよい!
制限のある短編で感覚を磨くことを強く勧める!
以下に短編の賞を列記する! ※の締め切りは一月末日なので日数的に厳しいかもしれない!

コバルト短編小説新人賞
ttp://cobalt.shueisha.co.jp/award/short.html

ルルルカップ(※第4回のテーマ『恋の落とし穴』)
ttp://gagaga-lululu.jp/lululu/lightnovel/cup_oubo4.html

ジャンプ小説新人賞(テーマ部門)
ttp://j-books.shueisha.co.jp/prize/spring.html

BOX-AiR新人賞
ttp://shop.kodansha.jp/bc/kodansha-box/boxair/

239 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/18(火) 14:08:17
>>238
これは望外のアドバイスをどうも。
積極的に挑戦してみようと思います。
本当にありがとうございました。
実に恐縮です。

240 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/18(火) 18:21:23
>>239
その心意気はよい!

短編の公募を探す過程で見つけたルルルカップ!
残された日数は少ない! お題の制限まである!
ワイにしてもライトノベルは門外漢に等しい!
しかし、人に勧めておいてのうのうと構えるのは気分的に良くない!

ワイは『ぷぅぎゃああああああ』の筆名でルルルカップに参戦する!
時間のせいにして完成度の低さを嘆いたり、間に合わなかった等の言い訳はしない!
どのような形でも書き上げて投稿する!

ワイの宣言!(`・ω・´)ノ

241 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/18(火) 18:24:44
意外な展開になってる

242 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/19(水) 02:17:18
本日、床屋に行ってきた。
ここ半年は美容室を通い続け、地味な身なりながらも今どきの若者の呈を気どっていたのでは自分であるが、今回は床屋である。
というのも、美容室に行けども行けども僕が理想とする「若者らしいイケてるヘアースタイル」にならないのだ。
かの堂本光一さんに習い、目元を過ぎるくらい髪を伸ばしたところで、鏡のむこうに居るのはマッシュルームキノコに他ならない。
半年も通い続けた結果がキノコでは、毎回支払われる二人の野口英夫も浮かばれないではないか。
美容師さんに代金を手渡す時。心なしか、彼らの瞳が悲しそうな雰囲気を帯びていたような気さえした。
もしかすると、この方達は、煌びやかなヘアースタイルで数多の客を魅了するも、その実態は悪質なキノコ量産業者なのではないだろうか。
人間不信に陥りかける。
これならば、普通の床屋に行ったところで何も変わらないのではないか。
むしろ、回転の速く経験人数が実質的に多い床屋さんの方が、僕を際立たせるような髪型を提供してくれるかもしれない。
という結論に達したのがつい先日のことである。
根暗オタクな自分を際立たせるような髪型があるのかということは疑問であるが、このさい関係ない。
目指せ、脱キノコなのだ。

243 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/19(水) 02:18:40
ということで向った先が千円カットの床屋さん。
なんと、本日は年初めということもあって690円セールとのことである。
意気揚々と入った店内には、四人の客と、若くて素朴なお姉さん店員、そして割烹着を着せたらさぞ似合うだろうというオバチャン店員が居た。
お姉さんに切ってもらいたいなあ。お姉さんがいいなあ。などと考えながら年季の入ったマンガを読むこと一時間。
ようやく僕の順番が回ってくる。相手はオバチャンだ。少し残念。
しかし、こういう所では年のいった人間こそ、散髪の技術を磨いているかもしれないではないか。
上着と荷物をロッカーにしまい、席へ座るなり、オバチャンが「今日はどうされますかね?」と尋ねてくる。
目と口で緩やかな曲線を描き、笑いじわができている。
こんな優しい顔をできる人の腕が悪い筈がない。
きっと僕の理想を見透かすくらいの気遣いはできるだろう。僕は勝利を確信した。
そして、あらかじめ用意しておいたセリフを吐く。
「前は眉にかからないくらい。あとは全体的に一から二センチくらい切ってください」
前髪を少し短めにするというのが、今回の脱キノコ作戦である。
横と後ろは一センチくらい切ってくれれば十分なのだが、なんだか勿体ないのでそう言った。
メガネを預け、エプロンを付け、オバチャンの明るく元気な返事の後には、すぐに散髪が始まる。

244 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/19(水) 02:20:06
ところが、髪を切り始めてわずか十秒で異変に気がつく。何やら、様子がおかしい。
目を閉じているのでハッキリとは分からないが、これは明らかに切り過ぎではないか。
さっきから耳の辺りがスースーするし、ハサミの入れ方もすいぶんと思い切りがいい。
こうなると、髪を切られる方としては気が気でない。
大丈夫かな。気のせいかな。耳元が涼しいな。頭の中は不安でいっぱいだが、そのことにオバチャンが気付く気配もない
十分後。オバチャンの合図を最後に、目を開けてみる。
するとそこには河童がいた。
両側面の髪がほぼそがれ、まるで頭に皿が載せられているようだ。
泣きそうな顔をして、合わせ鏡を持つオバチャンを見る。
すると、キラキラした瞳で感想を催促してきた。
当然、文句なんて言える筈もなく。僕は震える声で「いいですねえ」と笑ってみせる。
するとオバチャンは「そうでしょう、そうでしょう」と鏡をしまって、再びハサミを取り出した。まだ終わりではないらしい。
後は、されるがままである。
オバチャンは、僕の感想に気分を良くしたのか、さらに軽快なハサミさばきを繰りだしている。
もはや、最初の注文なんて、彼女の頭の中には残っていなかった。
失われてゆく髪を頭皮にあたる温風で感じながら。
僕は「ああ……やっぱりキノコがイチバンだよなあ……」と美容師さんの技量と自分の浅はかさ

245 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/19(水) 02:22:03
>>244
訂正
>僕は「ああ……やっぱりキノコがイチバンだよなあ……」と美容師さんの技量と自分の浅はかさに思いをはせていた
コピペミスです。すみません

246 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/19(水) 07:19:49
>>242-244
>ここ半年は美容室を通い続け、地味な身なりながらも今どきの若者の呈を気どっていたのでは自分であるが、今回は床屋である。
(『気どっていたのでは』の『のでは』は無い方がよい!)

>むしろ、回転の速く経験人数が実質的に多い床屋さんの方が〜
(この一文の回転は実際の動作ではないので『速く』は『早く』の方がよい!)

間違いではないが文中に滑らかでない箇所が多々ある!
読後は持ち味となってさほど気にならなかった!
一人称で少し間の抜けた主人公が文章と合致した結果である!

全てが意図されたものであれば見事と言える68点!(`・ω・´)

247 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/19(水) 12:46:14
>>242
心理的な情景は良く伝わってくるね。
ただ、心理描写を単純な「話し言葉」で表現する力量は認めるが、説明部分がぎこちないねぇ。
246の「〜今回は床屋である」も含め、「という結論に達したのが〜」と簡単に済ませてしまう所も。

248 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/19(水) 14:08:46
>>246
指摘されてみると確かに滑らかでない個所や添削するべき点が気になりますね
自分だけではなかなか気づけませんでした
貴重なご意見、すごく参考になります。ありがとうございました

>>247
こちらもあまりに的確な指摘に驚きました
お話を書いている途中。どう説明したらよいかと悩んだ挙句
簡潔な文で強引に話を進めてしまっていました
読者をないがしろにしてしまう悪い例ですね
ご意見、ありがとうございました

249 :1/5:2011/01/19(水) 18:39:28
自作小説の冒頭10枚程です。意図的に、会話文に括弧は付けていません。拙文ですが評価のほど宜しくお願い致します。

いつ梅雨明けするか知れない、降り続く雨のようやく止んだある朝、Fは不可解な電話で起こされた。
布団の中からむくりと身体を起こし、鳴り続ける携帯電話を手探りすると、彼は十七回目の呼び出し音で電話に出た。
もしもし、おはようございます。そう切り出した電話の相手は、声の低い男だった。おはようございます。聞こえていますか。
名を名乗ろうともせず、男は少し呆れたような、それでいて幼い子どもを諭す口振りでさらにこう続けた。
勝手なことされて、こちらは本当に迷惑しているんですよ。
もしかして苦情の電話だろうか。そう思ったFはまだ、勤務先である学習塾にて生徒の答案を採点している夢から完全に覚め切っておらず、
普段は主に女性事務員が電話応対をしているが故、果たして自分なんかに苦情の対処が出来るものだろうか、などと考えていた。
部屋の空気は少しひんやりしており、Fは再び布団に潜り込んだ。カーテンの向こうは微かに白み始めていた。
どうして何も行動を起こさないのですか、君は。男は尚もやんわりと咎め、Fはとりあえず事務的に謝罪の言葉を口にした。
ええ、申し訳ございませんでした。
そう呟きながら、はて、この電話口の男はどの生徒の父親なのだろう。間違い電話の可能性もあるな、などと考えていた。
謝るぐらいなら行動で示しなさい。普通、何かしらアクションを起こすと思いますけどね。何とか積極的に動いて下さいよ。そうそう、それに君って人は――。
あの、ちょっと待って下さい。次々に文句を並べる男の声を遮ると、やっとのことでFはどんな用件で電話を寄越したのかを男に尋ねた。
数秒の沈黙ののち、ほら、例のあの件ですよ。君、あれをあの中年男性から受け取っていたじゃありませんか。
と、男は答えたが見当は全く付かない。しばらく口篭もっていると、
ちょっと、惚けないで下さい。お持ちなんでしょ、ほら、例の赤いあれですよ、と男は語気を強めて言うのだった。
枕元に置かれた縁の黒い眼鏡を掛け、Fは壁の丸時計に目を向けた。時刻は午前五時を過ぎたばかり。まだ二時間は余裕で寝ていられる。


250 :2/5:2011/01/19(水) 18:41:30
次第に冴えゆく頭の中、<赤><中年男性>と聞いて思い当たる節は確かにあった。
一週間ほど前のある晩、仕事を終え、深夜まで営業しているスーパーマーケットで買い物をしたときのこと、
食材を詰めたバッグ片手に店舗を出てすぐ、Fは突然、何者かに肩を掴まれた。
ぎょっとして振り向くと、そこにはFと同じような黒縁眼鏡を掛けた、中年と思しきスーツ姿の男が立っていた。
目を丸くしていると、男はにこやかな表情で会釈をして一歩近付き、
おもむろに上着の内ポケットからマジックペン、あるいは発煙筒のような短い棒状の物体を取り出すと、
Fの胸部や弛み気味の腹部のあちこちをフェンシングの要領で突っついて来るのだった。
一体、何の真似だ。すっかり気味の悪くなったFは、身を捩ったり、あっち行けという具合に手で追っ払う動作をして、出来得る限り抵抗の意思を示した。
が、男は臆する様子もなく、やはりその得体の知れない物体でFを突っつき、かと思えば肉を抉らんばかりにぐりぐりとあてがって来る。
そのような攻防が数分続き、苛立ちを露わにしながらFは、後退りしつつも男の手からそれを奪い取り、
近くにあった自動販売機の灯りを頼りに確認した。よく見ればマジックペンでも発煙筒でもなく、それはただの赤いバトンだった。
さあ、次は貴方の番ですよ。男は親しげに微笑んでそう言った。私が第三十四走者ですから、貴方は第三十五走者になります。これを次の走者に渡すのです。頑張って下さい。
男はそう告げると平面駐車場へ向かって駆け出した。ちょっと、待って下さい。ややあってFは、慌てて男を追い掛けた。
待って下さい。僕はこんなもの要りません。それに次の走者と言われても、その人はどこで待機しているというのです。
黒いセダンに乗り込んだ男に、彼は息を切らせながらも大声で訊ねた。
ところが、運転席の男はシートベルトを締めながら彼を見遣り、ただ小首を傾げるのみだった。何を訊かれているのか判らない、という具合に。


251 :3/5:2011/01/19(水) 18:42:25
いまにも雨が降りそうな蒸し暑い夜だった。Fの額には無数の汗の玉が浮かんでいた。
と、運転席の窓が数センチだけ下がった。僕はこの赤いバトンを誰に渡せばいいのですか。すかさずFは、これを文節ごとに区切って訊き直した。
すると男は少しの間を置いてひと言、<サフラン>と答えた。親指と人差指で小さな丸を作った右手を掲げ、満面の笑みを浮かべて。
聞き間違えただろうか、とFはしばし悩んだ。もしかすると<ソウスカン>と男は言ったのかも知れない。しかし、どちらにしても期待した答えには程遠い。
彼は改めて何か問おうと思案した。が、その間、男はエンジンを吹かし、あっという間に去って行った。
遠ざかる車の影を眺め、Fはしばらくその場に立ち尽くした。一体、何だったのだろう。彼は自分の身に起きたばかりの出来事を反芻した。
いきなりバトンを渡されても、俺は陸上選手でも何でもないんだけどな。どうすればいいんだ、これ。
そう独り言ち、思わず声を出して笑った。どうして俺はスーパーマーケットの駐車場なんかで、こんな赤いバトンを握っているのだ。
自分の置かれた立場の滑稽さに、彼はしばし静かに笑い続けた。
社会実験、スポーツ用品メーカーの新しい宣伝方法、もしくはテレビ番組の馬鹿げた企画。
あらゆる可能性を考えたが、いずれにしろ協力する義務も義理もない。取り合うつもりは微塵も起きなかった。
いっそのこと自動販売機の横のごみ箱に捨てて帰ってしまえ。そう考えもしたが、しかしどこで誰が見ているか判らないし、何となく気が引けた。
食材を詰め込んだバッグのなかに赤いバトンを差し込み、それで結局は自宅アパートまで持ち帰ったのだった。
そういえば、あの赤いバトンはどこへ置いただろうか。


252 :4/5:2011/01/19(水) 18:43:12
もしもし、ちゃんと聞いてるんですか。男の声が段々と苛立たしげになっている。
ええ、ちゃんと聞いてますってば。Fは半ば投げやりに答えた。
さあ、早くあれを次の人に渡して下さい。そもそも、君がいつまでも持ち続けていたって仕方がないでしょう。
何だか厄介なことに巻き込まれてしまったな。もう一方的に電話を切ってしまおうか。面倒臭げにそう考えていると、
さもなくば、酷い仕打ちに遭って貰いますからね、と男は不気味と穏やかな口調で言うのだった。
ちょっと、それはどういうことですか。すかさずFは訊いた。
男は答える。君にとって凄まじい体験となるでしょうね。それでいてドラマチックな、まるで一本の映画を観ているような、そんな体験をしてもらいましょうかね。
これは脅しだろうか。Fが絶句していると男は、大丈夫ですよ、死には至らないはずですから、と含み笑いをして続けるのだった。


253 :5/5:2011/01/19(水) 19:01:42
ちょ、ちょっと待って下さい。分かりましたよ、ちゃんと行動に移しますから。
だから、そんな物騒な真似はやめてください……それで、僕はこの赤いバトンを誰にどうすればいいというのですか。
渡しなさい。誰でもいいから、とにかくそれを渡すのです。
誰でもいいのですね、誰でも。でも、誰でもいいと言われても……。
まあ、手当たり次第あてを探してみたらいかがですか。
はい、分かりました。とにかく誰でもいいから、あれを渡せばいいわけですね。
ええ、だからさっきからそう言ってるじゃありませんか。わからない人だな。
はぁ、すみません。動揺してまして。ところで、貴方はどういういった方面の方なんですか。
私ですか。何でしょうね。まあ、お好きなように考えて頂いて結構です。特に希望もないですし。
……じゃあ、その、この前スーパーマーケットで僕に赤いバトンを渡した方と同一の――、
いえ、それは違いますよ。
それならば、この、イベントと呼べばいいのか競技と呼べばいいのか、とにかくこのリレーの発起人、もしくは全体を統括する監督のような立場の方でいらっしゃるのですね。
ですから、私をどのように認識して頂いても結構です。それは大したことではありませんからね。取るに足らない、つまらない事柄ですよ。
それでは、とにかく、まあ頑張って下さいね。ちょっと、待って下さいよ。まだ何かあるんですか。いえ……あの、あなたのお名前は何とおっしゃるのですか。
私の名前ですか。はは、変わった方ですね。本当にそんなことをお訊きになりたいのですか。
名乗るほどの者でもないのですが、まあ、いいでしょう。私はディオンです。セリーヌ・ディオンと申します。


254 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/19(水) 19:13:43
こういうふうに小説っぽく整えてから出したらどうだ? ワイさんも読みやすいだろう。


 いつ梅雨明けするか知れない、降り続く雨のようやく止んだある朝、Fは不可解な電話
で起こされた。
 布団の中からむくりと身体を起こし、鳴り続ける携帯電話を手探りすると、彼は十七回
目の呼び出し音で電話に出た。
 もしもし、おはようございます。そう切り出した電話の相手は、声の低い男だった。お
はようございます。聞こえていますか。
 名を名乗ろうともせず、男は少し呆れたような、それでいて幼い子どもを諭す口振りで
さらにこう続けた。勝手なことされて、こちらは本当に迷惑しているんですよ。
 もしかして苦情の電話だろうか。そう思ったFはまだ、勤務先である学習塾にて生徒の
答案を採点している夢から完全に覚め切っておらず、
 普段は主に女性事務員が電話応対をしているが故、果たして自分なんかに苦情の対処が
出来るものだろうか、などと考えていた。
 部屋の空気は少しひんやりしており、Fは再び布団に潜り込んだ。カーテンの向こうは
微かに白み始めていた。
 どうして何も行動を起こさないのですか、君は。男は尚もやんわりと咎め、Fはとりあ
えず事務的に謝罪の言葉を口にした。
 ええ、申し訳ございませんでした。
 そう呟きながら、はて、この電話口の男はどの生徒の父親なのだろう。間違い電話の可
能性もあるな、などと考えていた。
 謝るぐらいなら行動で示しなさい。普通、何かしらアクションを起こすと思いますけど
ね。何とか積極的に動いて下さいよ。そうそう、それに君って人は――。
 あの、ちょっと待って下さい。次々に文句を並べる男の声を遮ると、やっとのことでF
はどんな用件で電話を寄越したのかを男に尋ねた。
 数秒の沈黙ののち、ほら、例のあの件ですよ。君、あれをあの中年男性から受け取って
いたじゃありませんか。と、男は答えたが見当は全く付かない。しばらく口篭もっている
と、ちょっと、惚けないで下さい。お持ちなんでしょ、ほら、例の赤いあれですよ、と男
は語気を強めて言うのだった。枕元に置かれた縁の黒い眼鏡を掛け、Fは壁の丸時計に目
を向けた。時刻は午前五時を過ぎたばかり。まだ二時間は余裕で寝ていられる。

255 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/19(水) 19:44:19
切り立つ大地の絶壁に赤い家が見えた。空は今にも泣き出しそうな様子である。
どんよりとした雨雲は、空想の響きを奏でながら、劇的な一日の襲来を予言しており、ジグザグに折れながら、
舗装もされていない曲がりくねる坂道は、足の筋肉を消耗させた。

ところで私は、「本日、家に帰ります。母上」と急ぎ足で筆を走らせて、また雑に、達筆な短い、いや一言だけ
たずさえた手紙を、昨日速達で送ったのだが、実際に、我が家を目の前にして足が動かなくなり、いやもっとも、
急な坂道で疲れたわけでなく、母親に会うことがそうさせるのであるが。
そんな心中を知ってか、なんともお天道様も素晴らしい演出をくれたのか、はたまた、母上の心中を教えてくださっているのか、
とにもかくにも不吉な空模様である。

そんなお空を背景に、なぜか、牛歩戦術を使いながら、ゆっくり、また、ゆっくりと、足を進ませ、一方で、
心臓の鼓動は反比例しながら、激しく運動しており、ただ歩くだけでこれほど苦戦するとは、いささか驚いたが、
何とか母親の住む家まで辿り着き、大きく息をつき、気合を入れて、さぁさぁと、いやいやと、
覚悟を決めてもう一度、上向きかげんに深呼吸をした瞬間に、ベランダで洗濯物をかたす母親と感動の再会をした。

幼き日に見た母の瞳が、まったく変わることなく、怪しげにそこにはあった。
すべてを石にする瞳、化けもの、メデューサ、言わずと知れた私の母である。

(電撃大賞、いや、芥川賞候補最右翼と思われる作品から抜粋した)
評価ヨロヨロ)

256 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/19(水) 19:47:43
>>255
>切り立つ大地の絶壁に赤い家が見えた

ワロタw
妖怪人間の家かよ?

257 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/19(水) 20:03:11
>>256
YES!
妖怪人間の家だよw
母はメデューサ。
息子は東京で働いている。

258 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/19(水) 23:18:45
>>249-253
>そう独り言ち、思わず声を出して笑った〜彼はしばし静かに笑い続けた。
(最初は声を出して笑っていた! 継続の意味で笑い続けているのならば静かには思えない!)

会話文に「」がなくても読めないことはない!
作者の意図はわからない! 読み難くなる可能性を孕んだ文章!
>>253は言葉の掛け合いが続いていて原稿用紙10枚の中にあってもバランスが悪く見える!

今回の文章で気になるのは内容! 長編の冒頭ならば何もわからない状態でもおかしくはない!
これが短編の範疇に入ると問題がある! 10枚も書いていながら内容が何もわからない!
謎を提示して惹き付ける効果を狙うのは悪くない! 何も明かさない事とは意味が違う!

何もわからないことは内容が無いのに等しい56点!(`・ω・´)

259 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/19(水) 23:39:51
>>255
>切り立つ大地の絶壁に赤い家が見えた。
(絶壁の中に『切り立つ』意味が含まれている!)

>どんよりとした雨雲は、空想の響きを奏でながら、劇的な一日の襲来を予言しており、ジグザグに折れながら、
>舗装もされていない曲がりくねる坂道は、足の筋肉を消耗させた。
(雨雲が空想の響きを奏でる比喩の意味がわからない! 遠雷のように実際の音なのか!
 劇的は良い意味で使われるので襲来とは合わない! うしろの文章では悪い意味を表しているので『劇的』がおかしいことになる!
 一文の中には天気に関係のない九十九折りの道が描かれ、誰かの筋肉を消耗させたとある!
 前後で意味が違うので分けた方が読み易い!)

>ベランダで洗濯物をかたす母親と感動の再会をした。
(主人公の感情が目まぐるしく変わって常人には思えない!)

母親がメデューサ! 産まれた主人公も普通ではないと考えられる!
一方が執拗に嫌がる理由が全くわからない!

とにかく文章が読み難い41点!(`・ω・´)

260 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/20(木) 00:05:16
>>249-253
言葉のセンスがちょっとズレてるよね。自分は書き慣れない印象を受けた。

例としては「不思議と〜」というのは良く目にするが、「不気味と〜」は見慣れない。
他にも「取るに足らない、つまらない事柄ですよ」も同様。
「取るに足らない、つまらない事ですよ」ではないのはなぜか。全体的に読点も微妙かな。

ワザと不協和音を入れ込んで不気味さを出しているのかな。
作風、もしくは意図を分かりやすくしないとキツイかもね。
例えば「」が無い事も不気味さ演出と好意的に受け取ったが、意味不明というぷさん見解の方が正しい。

内容は好きだ。(個人的な嗜好)

261 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/20(木) 00:09:56
>>260
>自分は書き慣れない印象


そんなおまえがいうなw

262 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/20(木) 00:41:54
>>261
ほうほう。キミなら良さそうだな。

>>255
もし芥川賞取ったら、文芸も落ちるとこまで落ちたと思うわ。

ぷさん指摘は置いといて。
「切り立つ大地の絶壁」の部分で、他人に読ませる意識が全くないって分かるよな。
切り立っているのは、大地なのか絶壁なのか一体どっちだよ。想像上、どちらもあり得る。
ここだけでもう、ゆうすけ臭が匂って来る。実際突っ込みどころ満載だよな。

・ 空を「お天道様」や「お空」などと幾つも言い変えてるのはなんでだ。
・「ところで〜」「〜、いや〜」「〜だが」「〜、いや〜」と二転三転。青筋立ちそうだわ。
・「なんとも」や「もっとも」の居心地の悪い用法には、軽く混乱する。
・「感動の再会をした」……自分で言うなぁぁぁ! 端折り過ぎだぁぁぁ!
・「言わずと知れた私の母」……言わずと知れてるのはオメェだけだろーがぁ!

「そんなお空を背景に(略)再会をした」これで一文。もはや脱帽。

263 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/20(木) 00:46:55
そんなことより、壁に家があることのほうが不思議だろ!w
木を見て森を見ずだなw

264 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/20(木) 00:48:58
普通の人間が見たら、
255が小学生だということがすぐにわかって、
くだらない指摘などしない。
森を見ろ。
以上


265 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/20(木) 01:01:22
>>264
「以上」って、何ドヤ顔っぽい発言してんだろうな。257で作者が補足しているだろ。
森を見ろって??? キミこそちゃんと見えてるかい?w
それとな。「絶壁に赤い家が見えた」でなぜ「壁にある」としか受け取れないんだ?
まあ、色々想像出来てしまって情景が確定しない事は確かだがね。

266 :255のつづき:2011/01/20(木) 20:02:56
 ほのかな光を感じて目が覚めた。何処かで見た記憶のある床は、おそらく、
いや間違いなく、そう十中八九、母の家であると確信した。
 足をガクガクさせながら、なんとか立ち上がり、ゆっくりと辺りを見渡し、
そしてしばし思考する。
 「なるほど」と呟く私は、何処なのか? どうしてなのか? なぜに? という
疑問符が脳裏で行ったり来たりで交錯するが、結論にはそれほど時間は
掛からなかった。
 おそらく、母の魔力で石化した。まぁ、よくある話である。と結論づけようとしたが、
瞬時に、いや……、いやいや、よくある話であるはずはないと否定する。
 どこの家庭に息子を石像にする母親がいるのだろうか、あり得ないしあり得える
話であるわけがない。
 しかしこれが私と母との親子関係、日常、絆、社会的相当性、としっくり当てはまる
言葉がなかなか出てこないのだが、つまり、私達親子は怪物のたぐいなのである。

 母が私を身ごもったのは、1300年前らしいのだが、胎児として、つい最近まで
お腹にいた。私が生まれたのは17年前の1994年7月7日であり、つまり、実社会
の生活より胎児の期間の方が遥かに長い。
 母が身ごもった相手、つまり私の父が誰であるかは定かではないが、おそらく、
母と同じ人種、いや怪物だろうと推測しているのだが、それは、私の背中に翼が
あるからであり、まさか一般人との間で出来た子供とは思えない。
 しかしながら、私の外見上は、翼がある以外は、そこらに歩いている17歳と
変わることはなく、いや、口から火を噴くことができるが、それ以外は普通の人間、
いや、限りなく母のような極悪非道な伝説的な怪物、悪魔、妖怪のたぐいからは
かけ離れた人間だと私なりには思っている。

(ぜひとも続きが読みたいという反響に応えて、この電撃大賞いや芥川賞候補最
右翼ともくされる作品からまたも添付させてもらった)
評価ヨロピク)

267 :よろしく 1/2:2011/01/20(木) 20:08:19
駅で電車を待っていたら、金髪で変なグラサンを掛けたアホみたいな野郎が大きな声で携帯に向かって喚き散らしていたので
俺は思わず腹が立って手にしていたペットボトルの水をそいつにぶっ掛けてしまった。衝動的なことだった。
そしたら案の定キレ返された。金髪野郎は携帯から手を離すと、
「なに?なんなのこれ?どゆこと?」
と、俺の方を見ながら言った。タラコ唇から唾液が噴き出して俺の顔に掛かった。
「どーもこーもねぇんだよクズ野郎。テメェが公共の場で頭悪そうな声で怒鳴り散らしてるのがムカついただけだよ。
水なんてすぐに乾くだろうが?いいだろ別に。それともあれか、物足りねぇか?あ?木工用ボンドでもぶっ掛けてやろうか?」
俺は何を言ってるんだろう。事態を沈静化させるべきだったんだ。でも言ってしまったものはしょうがねぇよな。
タラコ唇野郎は、しばらく何を言われたのか把握できないような顔をしていたのだが、すぐに俺に喧嘩を売られたのだと
理解したかのように一息つき、突然俺の腹にストレートに蹴りを入れてきた。
準備が出来ていなかった俺は当然のように1メートルくらい吹き飛ばされて地面にうずくまった。痛い。周辺の乗客が騒ぎ始めた。
うるせぇな。てめぇらには関係ないだろ。俺はこのクズ野郎がムカついただけなんだ。黙ってろ。
よし、こいつを殺してやろう。あのタラコ唇に埋め込まれた薄汚いピアスを引きちぎって飲み込ませてやろう。
俺は立ち上がって、再び金髪タラコ野郎に向かっていった。狙いはピアスに一直線だ。殺してやる。
すると、顔面にとても強い衝撃を受けた。鼻の真正面からそいつの拳を受けたのだった。遠慮のない強さだった。
痛い。痛い。折れたかもしれない。俺はまたその場にうずくまった。涙が出る。顔を殴られたのなんて何年振りだろう?動けない。

若干ぼやけた視界の端で、金髪野郎が大股で階段を降り、出口の方に向かうのが見えた。
それを見ていたら、俺は突然怒りを失なって、そいつに感謝したい気持ちになった。
あんな風に人を殴れる人間なんてそう滅多にいるものじゃない。俺はただ殴られたかっただけなんだな。


268 :よろしく 2/2:2011/01/20(木) 20:09:19
「お兄さん大丈夫?」 
上品そうなおばさんが俺に声を掛けた。儀礼的な口調だった。でもそういう形式的な言葉があるのもありがたいことだ。
「大丈夫です。はい。ホントに大丈夫です。」

俺はそういって立ち上がり、すごく恥かしくなってホームの端のトイレに向かって個室に入り、しばらく待ってから
次の特急列車に乗り込んだ。清清しい退勤だった。でも俺はいつものように将来が心配になった。



269 :266のつづき:2011/01/20(木) 20:56:31
 そんなこんなで、何しにここに来たのかを再考する。そして「ああ、そうだ!」とやや大きな声
で呟き、おもむろにジャケットから取り出した携帯で日付を確認した。2011年2月20日(木)。
 確か、手紙を送ったのが2月16日だったと記憶するが、だとすると、この家の玄関先、いや、
母に出くわしたのは2月17日であると逆算できる。つまり、3日間、この玄関に石像として横た
わっていたことになる。
 「なるほど」と呟いた私は、それが想定の範囲内だったからであるが、一般人ならば、石化
から解放されるのに2000年掛かるところを、さすがは母の子、3日で戻ったらしい。会社に
1週間お休みをいただいたのが吉と出てよかったと安堵し、だがしかし、ホッとした心中を嘲
笑うかのように戦慄の稲妻がほとばしった。

 「タロウちゃんやないん。何しに帰って来たん。心配しとたんよ。」
恐怖にさいなまれる母の広島弁は、何度聞いても背筋が凍ると思ったが、そんな胸の内を母に
さらすことなど出来るはずもないので、綱渡りのような母との会話に身を投じて天命を待つ。
 「急に帰って来るけぇ、びっくりするわ、で、どしたん?」と、明らかにヨーロッパ人といった感じ
の風貌からは想像を逸脱する広島弁の母だが、どうやら怒ってはないらしい。
 少し安心した私は勇気を振り絞り、胸の内を伝えた。
 「結婚したい相手がいるんです。おかあさん。東京でいっしょに暮らしている彼女なんですけど、
高校生なんですけど、学生結婚になるんですけど、好きなんです!」
 母と私の空間は完全に停止してしまった。そして私は、母の是非を察するために母の瞳を覗きこむ。


270 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/21(金) 01:33:03
>>266>>269
>おそらく、母の魔力で石化した。
(石化したと書いてある! その状態で足をガクガクさせながらも立ち上がっている!)
>一般人ならば、石化から解放されるのに2000年掛かるところを、さすがは母の子、3日で戻ったらしい。
(後付けの説明を出すのが遅い! 一般人が石化から解放される年数を16才の主人公が知っている!)

>〜あり得ないしあり得える話であるわけがない。
(同じ意味の重複! 母親が実の息子を石化する以前にメデューサの設定が有り得ない!
 それらしいエピソードで補強する必要がある!)

>2011年2月20日(木)。
(携帯の日付!)
>確か、手紙を送ったのが2月16日だったと記憶するが〜
(手紙を送った日付!)
>母に出くわしたのは2月17日であると逆算できる。
(逆算する意味がわからない! 普通の状態であれば出掛けた日は記憶しているはず!)

>私が生まれたのは17年前の1994年7月7日であり〜
(主人公の年齢は16才! 高校で言えば1年生!)
>会社に1週間お休みをいただいたのが吉と出てよかったと安堵し〜
(会社員の設定になっている! 設定ミスでなければよい!)

>恐怖にさいなまれる母の広島弁は、何度聞いても背筋が凍ると思ったが〜
(母が自分自身に恐怖しているように見える一文!
 『恐怖にさいなまれる』の部分は必要ない!)

>おかあさん。
(単語に句点は付けない方がよい!)

読点で細かく区切る箇所が多い! まどろっこしい反語の連続が読み辛くしている!

強調したいところを絞って書いた方がよい48点!(`・ω・´)

271 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/21(金) 01:34:13
>>267-268
>金髪で変なグラサンを掛けたアホみたいな野郎〜
(変なグラサンの形状が書かれていない! アホみたいに思う理由が書かれていない!
 携帯に怒鳴り散らしている様子がアホみたいな理由に挙げられるが、この段階ではわかっていない!)

>突然俺の腹にストレートに蹴りを入れてきた。
(ストレートの蹴りは前蹴りのことなのか!)

>〜地面にうずくまった。痛い。周辺の乗客が騒ぎ始めた。
(駅の場面なので地面が引っ掛かる! 電車に乗っていないので乗客はおかしい!)

>それを見ていたら、俺は突然怒りを失なって、そいつに感謝したい気持ちになった。
(窮地に立たされていたので、この感情は理解できる!)
>あんな風に人を殴れる人間なんてそう滅多にいるものじゃない。俺はただ殴られたかっただけなんだな。
(金髪に対して感心することでプライドを保っているように見える!
 しかし、殴られたかったという結論には納得がいかない!)

>清清しい退勤だった。でも俺はいつものように将来が心配になった。
(将来が心配になった理由は、はっきりとしない! 退勤とあるので主人公は無職ではない!)

主人公の内心はよく書かれている! その反面、周囲の描写は不十分!

もう少し心の動きを丁寧に綴った方がよい51点!(`・ω・´)

272 :269のつづき:2011/01/21(金) 08:02:20
 母は黙ったまま微動だにしない。そして母の瞳は、私を吸い込み魅惑の世界にいざなう。またそんな瞳は、
エメラルドグリーンなのか、アイリッシュグリーンなのか、青りんごグリーンなのかは、さておき、魅惑の眼球
であるのは誰もが認めざるを得ないだろう。
 というのは、この瞳であらゆるものを石にしてきた話を、幼き日に枕元で、一般家庭でよくある寝る前の
童話の乗りで聞かされてきたからである。
 母の年齢は、おそらく、1万年を超えていると推測しているのだが、それは、母の話の中で恐竜が絶滅
した理由やテンプル騎士団が消滅した理由、あるいはモンゴル帝国が衰退した理由、さらには、なぜイギリス
が沈まぬ太陽と呼ばれたのか、はたまた、なぜ宮本武蔵が生涯無敗のまま歴史に名を残すことができたのか、
ひっきょう、世界中を巻き込んだ未曾有の戦争、そう第二次世界大戦の原因、それらすべてが母の仕業だと
面白おかしく枕元で、聞かされたからである。
 私が知っている限り母の口調は、至って穏やかで、春うららの公園の片隅で静かに流れる清水なのだが、
昔、いや、そりゃ大昔は、とんがっていたと母は自己主張していた。
 母の怒りの堤防が、一度けっかいすると激流はすべてを飲み込み、土石流となって、つまり、生命あるもの
すべてを石にしてしまったと、母は悲しく呟いたこともあった。


273 :272のつづき:2011/01/21(金) 08:04:06
 母の口が開くのを待っていた私だが、口を固く閉じたままの母を見ると、なんとなくショックなのだろうかと、
察したので、いやだがしかし、だからと言ってひきかえすわけにもいかないので、催促するように「おかあさん
、彼女の名前はユキコっていうんだ。お母さんと同じく気立てのいい女子高生だよ」と言ってみた。
 「タロウは、龍の神様と私の間で身ごもった子なんよ。」と、母はやさしく言い、 「それとな、あんたは17歳
でやろ。相手の方だって高校生なんよなぁ。結婚は恋愛ごっことはわけが違うんよ。学校だって行ってないん
よ。社会の営みが普通にできるわけがないじゃろ、とおかあさん思うなぁ。」と、私の予想通りであったが否定された。
 「そもそも、タロウは人間じゃないんよ。カタギの方に迷惑かけちゃいけん。就職だって、最初は、おかあ
さんは反対だった、でも、タロウがどうしても社会に出て生活してみたい言うけぇ、我慢したんよ。」と、涙ぐみながら、立て続けに母は私に言った。
 そして、この時は初めて聞く父親の名など気にも留めなかった。そう『龍の神様』。

274 :273のつづき:2011/01/21(金) 09:29:15
 一晩、母の家に滞在し、翌朝、帰京することになったのだが、結局のところ話は平行線、
いや下降線を辿り、承諾という結末には程遠いかったが、ユキコと別れろとまでは言われなかった。
 ただ、昨日の話し合いの中で収穫はあった。それは、高校にでも行って社会勉強するべき
という折衷的な着地ができたことである。
 とりあえず学園生活を体感できるかもしれない喜びはひとしおで背中の翼をパタパタさせながら、
急な下り坂を駆け下りる。

 母の住む赤い家が、乗船所から小さく見えた。どこの匠が建築したのかは不明だが、
自殺志願者の高飛び込みのように断崖に張り付くさまは、不気味である。そんな真っ赤な家を
朝陽が優しく包み込み、そして照らしながら、ゆっくりと斜光する。
 瀬戸の海は、キラキラとさざ波を立てながら、朝陽が、青空が、潮の匂いが、私の勇気に対して
祝福してくれているようであり、私は背中の翼をパタパタさせて、彼らに答えた。

 「学生さん、久しぶりにお母さんにあったんやろ。親孝行できたん?」と、私を島まで連れて来て
くれた漁船の船長が聞いてきたが「いや」の一言で片づけて黙り込む。
 ところで、船長は来る時も私を「学生さん」と呼び、それに対して「いや、学生ではないですよ、
働いてます。」「若いのに偉いんだねぇ。」といった会話をした記憶があるが、今は否定するより
「学生さん」になる可能性があるので余計なことは言わずに「学生さん」という心地よい響きに
素直に浸りながら、すべてを受け入れた。

 完全に見えなくなるまで漁船から実家を眺める。来る時は、不安を増長させる天候だったが、
これほど晴れ渡るとは、私の今の心中を映し出しているようだった。また海鳥たちも、軽快に
羽ばたき瀬戸内の空を駆け巡る。そんな彼らと同じように私も空を飛びたいと思ったが、背中の翼は
飾り物であって空を飛ぶことはできない。悲しい事にパタパタさせることしかできない。
 帰京すると、すぐにこの無意味な翼の切除手術が待っている。そして通える学校も探さなければ、と夢は広がる。


275 :274のつづき:2011/01/21(金) 17:33:21
 40分ほどで港に到着し、ゆっくりと、漁船は船着き場に横付けされた。「学生さん、ついたよ」と
いう船長さんの声とともにぴょんと跳び下りた。両腕を力いっぱい大きく上げながら、つま先で立ち
ながら、大きく息をつく。
 船長さんに「ありがとうございました」の感謝の意を述べると、すぐにこの場を後にしようと思った
のだが、「その翼よくできてるなぁ、なんで出来とるん? 東京ではそんなもんがはやっとるん?」と
船長さんは質問してきた。
 背中から無駄に生えた翼の質問は、何度もされた。就職活動している最中でも、面接では
背中の翼から質問され、適当に答えては落とされた。そう、私のコンプレックスの象徴である。
 船に乗せてもらった手前で、まさか無視するわけにもいかず、状況的には答えるしかないのだが、
この翼の質問をされても答えようがない、いや、背中から生えていますとか、身体の一部ですと
真実を伝えるべきなのは重々承知なのだが、話をややこしくするのは目に見えて明らかで、それを
経験則で熟知している私は「そうです。東京で流行してます。」と、軽く、ごく当たり前に、あっさり答えた。

 船着き場をあとにすると、思い出したかのようにポケットから携帯を取り出してユキコに電話する。
プルルル……、プルルル……と2度待って、ユキコが出た。
 「あ、俺、俺、今から新幹線で帰るからさ、4時には、おそらく着くよ」
 「どうだった? おかあさんとは久しぶりだったんでしょ、感動の再会できた?」とユキコは電話
の向こうから言った。
 ユキコの美しい音色の声は、彼女の笑顔と、仕草と、やや小柄でしなやかな身体とがすべて絵
となり、脳裏に映し出されたが、ユキコの質問には答え難く「ああ喜んでた」と端的に答えた。というか、
これ以上答えようがなかった。
 まさか、「3日間は石化して玄関口で横たわり、石化状態から解放されて、すぐにユキコとの結婚の話
をしたが、承諾はされず、気がつけば深夜だったこともあり、石化状態の間は、胃の中も石化している
ので、つまりお腹も空いてないので、すぐに就寝して、翌朝は、また石にされるのでは、とドキドキしながら、
母と朝食を取り、逃げるように家を飛び出してきた」と言っても、なんの冗談ですか、と思われかねない、
だからである。


276 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/21(金) 20:12:05
>>272-275
>母の年齢は、おそらく、1万年を超えていると推測しているのだが〜聞かされたからである。
(この一文は一言に尽きる、冗長!)

>「それとな、あんたは17歳でやろ〜
(1994年7月7日に誕生している! >>269の携帯の日付は2011年2月20日! 主人公は今年17歳になるが、今は16歳!)

>そして、この時は初めて聞く父親の名など気にも留めなかった。そう『龍の神様』。
(『龍の神様』は名ではなく、通り名のような気がする!)

>〜承諾という結末には程遠いかったが、ユキコと別れろとまでは言われなかった。
(『程遠いかった』は『程遠かった』のような気がする!)

>それは、高校にでも行って社会勉強するべき〜
(一般の考えでは学校を卒業してからが社会勉強!)

>とりあえず学園生活を体感できるかもしれない喜びはひとしおで背中の翼をパタパタさせながら、急な下り坂を駆け下りる。
(『体感』は『体験』の方がよい! 翼はどのようにして動いているのか! 主人公の服装が気になる!)

>〜自殺志願者の高飛び込みのように断崖に張り付くさまは〜
(スレッドで問題視されていた部分が修正されていない! 断崖の途中に家が張り付いているように思える!
 投入堂のような状態でないのであれば崖の突端に建てられている様子を描写した方がよい!)

>〜ゆっくりと斜光する。
(おかしい!)

>ユキコの質問には答え難く「ああ喜んでた」と端的に答えた。
(簡単に答えてはいるが端的ではない!)

以前よりは読み易くなった! 世界観がわからないので内容には触れない!

心なしか読み易くなったような気がしないでもない49点!(`・ω・´)

277 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/21(金) 20:12:39
>>271
的確なコメントをしてくれてありがとうございます。
思ってたよりもよい点数をもらえて嬉しかったですw

ちょっといい加減に書き飛ばした部分が多かったですね。
つぎ書くときはもっと丁寧にやってみようと思います。

これからも応援してます。

278 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/21(金) 23:05:33
>>214
これと同点だぞ

279 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/22(土) 12:35:58
いつもお世話になります。

一週間ほど前、これまで書き続けていた長編が完成しました。
評価お願いします。

PS:短編、頑張ってます。

http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0233.txt

280 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/22(土) 19:36:34
>>279
>カインの鉄槌の如き落雷が、ドゥオ―モを直撃した。
(微妙な言い回し! 落雷の段階で雷は落ちている!)

>「まるで魔女の宴会が始まったかのような〜大きな打撃を与えてしまったんじゃ」
>「ドゥオ―モに落雷!?」
(バールの主人の会話文に続いている! 話題も同じなので人物が入れ代ったように見える!)

>リリアーナ。
>私。
>はい。
(言わずもがな!)

>〜理知と努力が結実したある成果のような賜物だった。
(結実は成果! 賜物も成果! 意味の重複で日本語もおかしい!)

>それは馬のように早く、しかし像のようにのんびりと走った。
(像は象のような気がする!)

>ジョルジョーネはそう言って、油にてかった額をカンテラに光らせながら、二人を出迎えた。
(三人称の地の文で『てかった』は引っ掛かる!)

>「ようこそ博士。お待ちしておりました」
> そこにはカンテラを持った鉱夫のような男だった。
(日本語としては拙いが出迎えた人物が鉱夫のような男だとわかる!)
>博士と同じく、白衣を着ている。
(しかし、その男は白衣を着ていた! この一文のせいで鉱夫には見えなくなった!
 あとの文章でルルが鉱夫のように思うくだりも不自然! どの部分を目にして判断したのかわからない!)

281 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/22(土) 19:38:31
>そしてあちこちになにやら重たそうなレバーが、あるものは上がって、あるものはさがって、誰かがそれを押すのを待っている。
(それが何かわからない! 押す場面はなかった!)
>技師がレバーを次々と押した。
(かなり後でレバーが押されていた! 想像しなかった動きに驚いた!)

>〜巌の如く点に向かってそそり立つ一台の巨大なオルガンがあった。
(変換ミス!)

>ミラノ郊外、その荒涼とした平地の上に、突如として白い砂塵が上がった。
(地下からの操作で地上に巨大なオルガンが出現した!)
>「これだ!これぞ我が生涯の宝、わが生涯の夢、世界でもっとも巨大な楽器、ラインゴルトだ!」
(博士は設計者なのでおかしいとまでは言えない!)
>ルルは唖然としていた。
(ルルの反応は明らかにおかしい! 唖然とする対象が目に見えていない!)
>そして眼の前に、なにやら真珠色に輝く四角いものが、命を宿したように輝いたのが見えた。
>そこには、地上にそびえたつラインゴルトの映像が、はっきりと映っていた。
(地下に映像として伝えられた! ルルはこれ以降に唖然としなければ話がおかしくなる!)

>「博士! これなら、これならこの楽器の旋律を音波にして、公爵の造った兵器をつぶすことが出来る!」
(目にしたばかりの楽器に対して予備知識があるのはおかしい! 博士の掻い摘んだ説明が必要!)

>「な、なに!? どうしたといのだ!?」
(脱字がある!)

>じゃあッキーのは答えた。
(脱字の上に変換ミス!)

>「それで、ジョアッキーノさん、オルゴール公爵はどこへ!?……」
>「わかりません」
(オルゴール公爵の足取りは不明!)
>「ルルよ。これより東へ向かえ。オルゴール公爵を追って、東へ、東へと向かうのだ。そして日本へ行き、そこにある音楽、そう、星が奏でるという伝説の音楽を探して旅に出よ」
(この一文では向かう先まで把握している!)

282 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/22(土) 19:39:22
オルゴール公爵の戦いの場面は軽く流された!
一番の見せ場の描写は極限まで削られていて話も未消化で終わる!
オルゴール公爵が音楽を憎む理由が最後まで明かされなかった!
国外脱出を果たし、次の標的が日本に向けられた理由もわからない!
今回の話は『音楽で戦う』という奇異な設定だけが突出していた!
音楽の旋律はほとんど活かされておらず、物理的な力によって相手を打ち倒していた!

文章で完結していても内容は未完成63点!(`・ω・´)

283 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/22(土) 20:28:14
>>280-282
ご評価ありがとうございます。

ご指摘いただいた点、いちいちごもっともです。
二月〜三月の改稿に大いに役立たせていただきます。

本当にありがとうございました!!

284 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/22(土) 21:22:16
>それは馬のように早く、しかし像のようにのんびりと走った。

やっぱり根本的な日本語の感覚が欠如してると思うなぁ……
これなんかは書いた段階でおかしいと気づくべき文章だ
意味が分からないもの
なんとなく、緩急があるってこと……か?とは思うけど

285 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/22(土) 21:44:37
レトリックも分からないとか低レベルすぎるだろ・・・

286 :275のつづき:2011/01/22(土) 21:46:44
 「じゃ、そういう事だから電話きるよ」と言い、それはこれ以上、里帰りの話をしたくなかったからなの
だが、そんな私の心中を察するはずもなく、「私もタロウのお母さんに会いたいな」と、ユキコは恐ろし
い事を言ったので、「ああそうだな、じゃ、新幹線に乗り遅れるから」と言い、これ以上、無用な会話
は必要ないと思い、通話をすぐ切った。
 それもこれもユキコの身の安全を思ってのことであり、もっとも東京に帰ったら、里帰り中に母は心臓
発作で急死したとでも話そうか、と2月の太陽に呟いた。

 広島駅にはタクシーで向かった。ユキコには新幹線に乗り遅れるから、と告げたが、実際に所持する
切符は、指定席特急券ではなく、無論、グリーン席特急券であるはずもなく、あまりお金のない私は当然、
自由席特急券であるので、急ぐ必要はさらさらないのだが、ユキコには「今から帰る」と言った手前、急ぎ足
で東京に向かう。

 駅に着くと、駆け足で改札を通る。さらに階段を3段跳びで登る。人混みを両手で掻き分けながら、翼を
はためかせ、風を切り、颯の如く、新幹線ホーム自由席1番のりば、いや、3番、もっともそのへんはどう
でもいいのだが、とにかく走った。
 それはユキコに1分でも1秒でも早く会いたい理由もあるのだが、田舎者というのは私の翼が気になる
らしく誰もが視線を送るので、それが嫌で走った。もっとも、好意的なものであるのはずはなく、おそらく
変態のたぐいとでも思われているのは間違いないだろうと感じる。



287 :286のつづき:2011/01/22(土) 21:49:00
 新幹線はそれほど混んではいなかった。ゆっくりと速度を落とす新幹線の車内を覗きこみ、窓際の空い
てる座席を探す。そして新幹線が「プシュー」と言いながら到着し、ドアが開いた。
 のりばの先頭から3番目にいた私は、窓際を獲得する事は容易だったが、なぜか走った。そして素早く
窓際座席に座り、椅子取りゲームに勝利した私は、至って控えめにガッツポーズをした。

 ところで、新幹線のような窮屈な座席だと、背中の翼が少々ウザい上に、特に隣の人に迷惑をかけて
いるようで、気が引ける。それは背中の翼がかさばって、はみ出て、隣に座る人に当たるからで、またそ
の度に「すみません」と言わなければならないからである。
 だから寝るにも寝れない私は、目を大きく開けたまま、限りなく窓際のさらに限界まで端に寄って座った。

 東京、いや、品川まで地獄だった。周りの乗客に気を使いながら、時に話しかけられ、それは私の背中
の翼についてであり、子供ならともかく、いい大人でさえ「さわっていいですか?」と言ってくる。何も言わ
ずに勝手にさわる人には特に困った。それは神経が通っているわけであるから、ビクっとする時もあるか
らであり、だからといって説明することもできず、そのもどかしい状況に腹が立った。

 品川駅に着くと、すぐにユキコの元へ向かった。ユキコに会いたい気持ちは、里帰り中の出来事すべて
を忘れさせてくれた。

288 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/22(土) 22:17:37
>>285
>>203と同一人物か
199とともにレトリックの反面教師にさせてもらうわ

289 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/23(日) 02:04:38
分けて投稿します

元々はこの辺りを牛耳る地主だったのだろうか、それとも田舎はこれぐらいが当たり前なのだろうか、私には判別が付きかねるのだが、想像の範疇を超えたほどの大きな木造の一軒家を目の前にして、
これからここで私がやる行為を考えると全身が震えてしまい、その勢いで思い切り大きな屁をこいてしまった。私の顔はみるみるうちに赤く染まり、
何もしらない鼻水を垂らしたクソガキが指を指し「蛸だぁ〜蛸だぁ〜」と笑っている。確かに剃り上げた頭に真っ赤な顔とくれば、蛸だと思ってしまうのも致し方ないことではある。
判別のつく大人なら、思ってしまっても口には出さないだろうが、間抜けそうな面構えをした我慢を知らぬクソガキならつい言ってしまうのも致し方ない。
 そうしている内にぞろぞろと喪服を着た人々が家にやってき、私の中に渦巻いていた焦りがより一層酷くなり、だらだらと滝のように汗を流してしまった。
何もしらない鼻水を垂らしたクソガキが指を指し「シャワー浴びてるぅ〜シャワー浴びてるぅ〜」と笑っている。このクソガキが! という怒号がのど元までこみ上げてきたが我慢して飲み込み、
矛先を失った怒りはすぐ横で寝ていた猫を蹴り飛ばすことで解消された。

290 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/23(日) 02:06:01
 一度ここでリハーサルをしてみようと「なんみょう」まで口に出したのだが、果てさてそれ以上の言葉が出てこぬではないか。なりたての若い衆ならまだしも、
この道四十年のベテランである私が、忘れるはずはない。
もう一度。「なんみょう」おかしいもう一度。「なんみょう」なんということだ。「万葉」違う違う。「産業」今度こそ。
「なんみょうほ「ほうれんそう!」」何もしらない鼻水を垂らしたクソガキが庭の隅にある畑を指差して言った。
出掛かっていたのに! このクソガキが! という怒号がのど元までこみ上げてきたが我慢して飲み込み、
矛先を失った怒りはすぐ横で何もしらずに鼻水を垂らしたクソガキの脳天に拳を叩き込むことによって解消された。
「ちょっといくら坊主だからって子供を殴っていいわけないでしょう!」
 きつい化粧を施したクソガキの母親が怒りの形相で私に突っかかってきた。
痛がって泣いていた鼻水を垂らしたクソガキが母親を指差し「蛸だぁ〜蛸だぁ〜」と笑っている。「顔が赤けりゃなんでも蛸なのか!」
「ちょっといくら坊主だからって子供を怒鳴っていいわけないでしょう!」
 きつい化粧を施したクソガキの母親が宙に浮きながら私に突っかかってきた。舌をぺろんちょと出した悪ガキ風のクソガキが母親を指差し
「麻原しょうこ〜だぁ〜麻原しょうこ〜だぁ〜」と笑っている。
「死刑はいつ執行されるのかしらね」と母親がより一層高く浮きながら呟いた。
「さすがの私にもそれはわかりかねますよ」と坊主である私が言った。
 そんな母子も私の元から離れてくれて、ようやく私は解放された。
一度ここでリハーサルをしてみようと「なん」まで口に出したのだが、果てさてそれに続くことばが「かいキャンディーズ」しか思い浮かばぬではないか。
テレビを良く見る若い衆ならまだしも、テレビは低俗なものと常に言い続けている私が、そんなものを思い浮かべるわけがない。もう一度。「なんかい」おかしいもう一度。
「南海」なんということだ。「乾杯」
「「「「「かんぱ〜い!」」」」」
 もうすでに出来上がってしまっている男どもが私の周りを取り囲み、それぞれに持っていたグラスに酒を注ぎ、飲み続けている。
かなりの酒豪として次々の飲み屋を泣かしてきた私も黙っちゃおれんと一人の男から一升瓶を引ったくり、

291 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/23(日) 02:06:44
「ええいグラスに注ぐのも面倒だ!」と一升瓶をラッパ飲みした。しかしそれは酒ではなく、タバスコだった。
「うおおおおおおおおおおお」という私の叫び声が口から出るのと同時に、燃え盛る炎が当たり一面を焼き払った。
「空襲警報! 空襲警報!」という放送が鳴り響く。村人たちは一斉に防空壕へと逃げ込む。私の頭上にB-29が飛来する。
B-29から落とされた爆弾が私の周りに降り注ぎ、そして私は死んだ。

292 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/23(日) 02:07:35
>>289-291
よろしくお願いします

293 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/23(日) 02:27:13
>>292
初心者はもっと作品を読み返せ
人に読ませるレベルじゃない

294 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/23(日) 05:15:57
>>286-287
続きものなので以前に指摘した内容と重なる部分は省略する!

>ユキコには「今から帰る」と言った手前、急ぎ足で東京に向かう。
(急ぎ足で向かっているのは広島駅! 目的地が東京!)

>さらに階段を3段跳びで登る。
(『登る』は『上る』の方がよい!)

>〜風を切り、颯の如く〜
(意味が重なっている部分がある!)

相変わらずの長い一文!
意味の薄い反語の使用!
ただし文章に対して真摯に向き合う姿勢が読み取れた!

読み易くなった文章は評価に値する54点!(`・ω・´)

295 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/23(日) 05:16:50
>>289-291
>〜私には判別が付きかねるのだが〜
(確固たる基準がある訳ではないので『判別』よりも『判断』の方がよい!)

>判別のつく大人なら、思ってしまっても口には出さないだろうが〜
(判別は分別のような気がする!)

>矛先を失った怒りはすぐ横で何もしらずに鼻水を垂らしたクソガキの脳天に拳を叩き込むことによって解消された。
(鼻水を垂らしたクソガキが複数いるように見える! 文章を読み進めていくと一人だとわかる!)

>かなりの酒豪として次々の飲み屋を泣かしてきた〜
(『次々の』は『次々と』か『次々に』のどちらかにした方がよい!)

不条理な話なので辻褄の点は問わない!
「「「「「」」」」」はライトノベルで目にしたことがある!
複数の人間が同時に同じ言葉を発する時に使われていた!
特定の小説に限られる使用方法なので汎用性を考えれば多用しない方がよい!

状況を伝える描写が不足している50点!(`・ω・´)

296 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/23(日) 15:29:31
あくまでも主観ではあるが、点が甘くなったと自分も思う。
どれがそうとはいわないが、これで50点台(楽しめる域)はないんじゃないか。

40点〜 が形にはなっている、というなら、40点にも到達していないのでは、と見てしまう。

以前はもう少し>>1にある点数の意味に則した点づけだったと思うんだけどなあ。

297 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/23(日) 16:20:57
>>289-291は中学生が遊びで書いたレベルだろう
こんな作文載せるな

298 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/23(日) 16:36:12
 文章作法がなっていない。

299 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/23(日) 16:47:14
誤字、脱字、誤用は誰の目にも疑いようのない疵で表れる!
主観の入る要素が少ない利点を活かし、ワイは文章を評価している!
寄せられる文章のほとんどが抜粋! 正しく作品の評価ができない点も挙げられる!
完結した文章の場合は作品としての完成度に踏み込んだ点数となる!

>>296の疑問は理解できる!
最近の文章で点数に苦慮するものは二つ挙げられる!

@日本語としては拙いが明らかな疵はなく、読み物として面白味があるもの! または作者の工夫が見えるもの!
A日本語としては悪くないのだが、内容に見るべきところが少ないもの! または梗概のような作りのもの!

作品として将来性があるものは@になる! 点数では低くなる傾向にある!
作品として将来性が乏しいものはAになる! 文章の優位性で点数は高くなる!

小説の体を成していないものは例外なく、酷評に等しい点数になる!
決していい加減に点数を付けたり、手心を加えている訳ではない!
ただし、ワイの評価は絶対の判断ではない! 利用価値がないと作者が思えば、より高みを目指すのもよい!
必要とする者がいて多少の指針になれるのであれば評価を続ける意味はある!

ワイの考え!(`・ω・´)

300 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/23(日) 16:59:54
以前にスレッド内で受賞を報告にきた名無しがいた!
文章の評価でワイのお世話になったらしい!
これが2ちゃんねるの特有の悪戯であれば、
ワイを含めて喜んだ者達に嘲笑の書き込みがあってもおかしくない!
その後は何事もなく、淡々と評価の日々を送って今に至る!

たった一人の受賞の報告にワイは救われた!
無為な時間を過ごしていない証拠を直に目にした!
ワイは続けられる限りは評価をしようと決めた!

ワイの独り言!(`・ω・´)

301 :287のつづき:2011/01/23(日) 20:19:22
 ところで私の住むマンションは、中野にある。最寄駅もJR中野駅なので、本来なら山の手線を使い新宿
まで出て、総武線もしくは中央線に乗り換えるのがセオリーなのだが、私の得意稀な風貌だと、目立っ
てしょうがない上、今日はもうこれ以上、混雑する電車は精神的に身体がもたないと自己判断し、よって
品川から中野までタクシーを使うことにした。
 とりあえずは駅の外に出て太陽を浴びて、空気を吸いたいと思った私は、駅を出た。

 横浜辺りでは、日は落ちてなかったと思ったのだが、駅の外は、夕闇だった。すぐに携帯を取り出して、
時刻を確認すると、4時を大幅に回っており、5時を少し超えていた。
 ユキコには確か4時には東京に着くと言ってしまったので、その適当な発言に少しだが反省した。

 タクシーに乗る前に水分が欲しくなった私は自販機を探す。というのも、新幹線の中では、水分を取ら
なかったからであって、もっとも、水分を取り過ぎてトイレに近くなることを恐れたからであり、それもこれも
私の風貌に興味を示す輩が、いつ何時、話しかけてくるかわからない事が理由であるのは、もはや言うまで
も無いだろう。

 立ち並ぶ自販機の集団を見つけた私は、すぐさま駆けよりコーラーを探す。渇いたのどは、炭酸を欲し
がっており、選択肢は1つ、コーラー以外に有り得なかった。
 ところが、1番目の自販機にコーラーがない。ならばと、2番目の自販機の左上から右斜め下まで、舐め
るように何度も見たがない。しかしながら自販機は6台並んでいる。よって問題ないと自分に言い聞かせ、
3番目、4番目、5番目と自販機からコーラーを探す。しかしなかった。信じ難かった。今まで経験したこと
のないコーラーのない自販機の群れ。
 確かに2月の寒い季節にコーラーが売れないのはわからなくもない。そりゃ、あったか〜い缶コーヒーの方
が売れるだろう。しかし、世界中どこでも当たり前に市民権を得るコーラーを自販機から排除するとか、
理解不能だった。だがしかし、まだ1台残っている。私は目を瞑り、最後の望みを託した。


302 :301のつづき:2011/01/23(日) 20:22:25
 ところが目を開けると、先客がいた。そしてその先客は、制服を着ておりユキコと同じぐらいの女子高生だ
と見受けられた。かなり悩んでいる様子で、それが見ていてイライラする。というのも、すでに自販機の群れ
をあらかた調べ、つまり彼女の前の自販機以外の5台の自販機にどんなジャンルのジュースが置かれてい
るかを私は把握していたからである。

 私はつま先を立てながら、彼女の背後から自販機を調べる。すると、左上にサンサンと赤い缶が見えた。
歓喜した。これ以上ない至福をこんな場所で体感するとは夢にも思わなかった。

 ところが、この先客がじれったい。硬貨を挿入口まで持っていってはいるが、入れない。しかも、入れるか
入れまいかのフェイントを何度もするので「何をお探しですか?」とブティックの店員のように、今にもご案内
したかった。

 そんな私に気付いたのか、彼女は振り返った。
 大きな黒目がちな瞳に、肩ほどの艶やかな髪の毛は健康的であった。背丈は私が彼女の頭をやや見下
ろす感じなので、おそらく160センチほどではないかと思った。おそらく、可愛い子と呼ばれる部類であると
察した。

 「あんた、なんか用、文句あるの!」と、明らかに敵対的な、いや攻撃的言葉は、何やら善からぬ事件を
予感させながら、夕闇せまるこの街にとどろいた。

303 :301のつづき(改):2011/01/23(日) 20:35:41
ところが目を開けると、先客がいた。そしてその先客は、制服を着ていた。またユキコと同じぐらいの女子
高生だと見受けられた。かなり悩んでいる様子で、それが見ていてイライラする。というのも、すでに自販
機の群れをあらかた調べ、つまり彼女の前の自販機以外の5台の自販機にどんなジャンルのジュースが
置かれているかを私は把握していたからである。

 私はつま先を立てながら、彼女の背後から自販機を調べる。すると、左上にサンサンと赤い缶が見えた。
歓喜した。これ以上ない至福をこんな場所で体感するとは夢にも思わなかった。

 ところが、この先客がじれったい。硬貨を挿入口まで持っていってはいるが、入れない。しかも、入れるか
入れまいかのフェイントを何度もするので「何をお探しですか?」とブティックの店員のように、今にもご案内
したかった。

 そんな私に気付いたのか、彼女は振り返った。
 大きな黒目がちな瞳に、肩ほどの艶やかな髪の毛は健康的であった。背丈は、私が彼女の頭をやや
見下ろす感じなので、おそらく160センチほどではないかと思った。そしてまた、可愛い子と呼ばれる部類
であると察した。

 「あんた、なんか用、文句あるの!」と、明らかに敵対的な、いや攻撃的言葉は、何やら善からぬ事件を
予感させながら、夕闇せまるこの街にとどろいた。

(すまぬ、貼った瞬間にどうしても怪しい、いや直さずにはいられない箇所があったので直した、
ところでここらへんでヒロイン登場させてみる)
評価ヨロピク)

304 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/23(日) 20:47:57
二度、ドアを打つ。
少し手が震えていた。
「入りなさい」
「……おじゃまします」
「……」
座ったまま、きっかりと両眼を捉えられた。
すくっと立つ。
真横にきた。
カチャリ――
「よし」
「……なぜ鍵を?」
「黙れ」
ぴしゃりと遮る。
「脱ぎなさい」
「へ……?」
「上着よ」
「や、どして……」
「…………」
素早く袖を抜いた。
無言の冷気が俺をそうさせた。
「……」
「…………」
皮をなめすようにくまなくチェックが入る。
「……この染みは?」
「染み抜きで取れなくて……」
「そう」
「……」
「……」
黙考するように固まる。
外界を遮断しているような印象を受けた。
癖なのだろうか。
ややあって、面を上げた。

305 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/23(日) 20:48:37

状況が伝わるかみてくれーっ

306 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/23(日) 22:30:50
そろそろ点数の纏めくれ
今のとこどれが一番高いんだ?

307 :303のつづき:2011/01/23(日) 23:31:32
 「ゴ、ゴメン。気にしないでゆっくり選んでよ」と私は彼女に謝った。そして目をそらす。
 しかし彼女は、そんな私を覗きこむ。その行為は明らかに好戦的だったが、しかし私は臆することなく、
この場を逃げることなく、行儀よく彼女の後ろに並んで順番を待つ。もっとも、6台ある自販機の中で、1
つの自販機に他人同士の2人が並ぶさまは、普通ではない気はした。

 「あのさ、隣のやつで買えばいいじゃん。なんでわざわざあたしの後ろに並ぶのよ」と、もっともな意見を
彼女は言った。
 「こ、コーラーが飲みたいんです」と、本当のことを包み隠さず言った。
 「は、コーラ? コーラなんて何処でも売ってるでしょ、わざわざこの自販機で買う必要あるの?」
 「いや、この自販機しかコーラーないんです。本当なんです」
 「コーラーね、コーラじゃなくてコーラーか」
 「あの、先に買ってもいいですか? もうのどかわいちゃって」
 「あんたさ。もしかして、あたしを馬鹿にしてるの? へんな羽を付けてるし、コーラーとか言ってるし」と、
完全に私は、この一見可愛い女子高生というか、いや間違いなく好戦的な女子高生に因縁をつけられた
ようである。

 よく考えれば、自販機なんてそこらじゅうにあるので、ここを離れることがもっとも賢い手段なのは、
知っている。だがしかし、よくわからないが、引くに引けなかった。それは、この自販機でコーラー
を獲得しなければならない義務感のようなものが、知らず知らずのうちに芽生えたからである。
 だからこそ私は、今この相手、いや障害、もっともただのとんがった女子高生なんだと言い聞かせて、
コーラー獲得という栄光を掴むために全力で立ち向かった。

308 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/24(月) 01:55:25
『黒い雪』

 雪を白いと思ったことはありません。私の故郷に降り積もる雪は黒いのです。
 年端もゆかぬ子供の時分に、雪を丸めて一人遊びをしていますと、手袋は真っ
黒けになってしまったのです。お気に入りの手袋だっただけに外套のポケットに
仕舞い込み、さっさと帰ったのでした。今思えばそれが間違いだったのでしょう。
ポケットの内は墨を流したように汚れ、私は目敏い祖母に折檻されたのです。
冷たく暗い、蔵の中に閉じ込められ人知れず泣きました。しかし、その声は貴方
にしかと届いたのです。貴方は何も言うことなく、里芋を蒸かした粥を拵えて持
ってきて、泣きじゃくる私に食べさせてくれました。 
 私は祖母を好きではありませんでしたが、貴方に恩返しがしたくて、大人にな
るまで我慢できたのです。しかし、この黒い雪も時機に氷解するでしょう。雪が
解け、春になれば私は東京の大学に進学します。私は貴方の手から離れて行くの
です。だけど、私は忘れません。黒い雪が降るなか、食べたあの粥の味。貴方の
ぬくもりを。嗚呼、お母さん……。
                                                                                         (了)

 稚拙な文章ですが、評価のほどよろしくお願いいたします。今の心境を表現し
ました。

309 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/24(月) 05:25:15
>>301-303>>307
>とりあえずは駅の外に出て太陽を浴びて、空気を吸いたいと思った私は、駅を出た。
>>287で品川駅にいることはわかる! 意味の重複を避ける為にも『駅の外に出て』は省いた方がよい!)

>夕闇せまるこの街にとどろいた。
(時間が巻き戻っているように見える!)
>横浜辺りでは、日は落ちてなかったと思ったのだが、駅の外は、夕闇だった。
(前の一文によれば、品川駅に着いた時には夕闇になっていた!)

コーラをコーラーと主人公に言わせている理由が希薄に思える!
六台もある自販機の中、女子高生の後ろに並べばそれだけで無理なく因縁の対象になる!
冗長と言える文章に改善は見られないが作者の個性として受け止める!

背中の羽に関して主人公が神経質になっている点は気になる!
十七年に近い年数を放置して、しかも自由に外を出歩いている!
父親が龍の設定というだけで羽を生やしているのであれば無くてもいいように感じる!
何かしらの伏線になっていれば問題はない!

今回の文章は出された中では一番よい56点!(`・ω・´)

310 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/24(月) 05:27:16
>>304
ドアをノックした人物の一人称に見える! 以後は主人公!

>座ったまま、きっかりと両眼を捉えられた。
>すくっと立つ。
>真横にきた。
(部屋で座っていた人物に睨まれた! ふと立ち上がって主人公の真横にきた!)

鍵を掛けられた主人公は焦って会話を交わす!
上着を脱げと言われて自発的に従う!
上着の染みを指摘される! その事実を前にして相手は黙考するように固まる!

>外界を遮断しているような印象を受けた。
>癖なのだろうか。
(主人公が相手の様子を見て内心で思った!)

>ややあって、面を上げた。
(相手は顔を上げた!)

ワイの読み通りならば状況は伝わっていると言える!
点数の評価を望んでいないように見えるので控える!

311 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/24(月) 05:28:53
>>306
[5]の話であれば直に目にできる!
過去を含めた全体を指しているのであれば>>1にある78点!
回数では二回! ひとつは作品として完成していた! 残りは抜粋!
前者の内容はトンネルの幽霊話! 後者は天候が優れない夜に男が子供と出会う話!

ワイの記憶!(`・ω・´)

312 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/24(月) 05:29:43
>>308
雪は白い! それを主人公は黒いと言う!
そのように見えるだけかと思えば、実際に手袋が黒くなった!
その理由は書かれていないので単なる不思議な話で片付けられてしまう!
母親のことを貴方と表記されていて引っ掛かる!
自分と対等の相手か、目下に使う言葉なので違和感がある!

あと一点、時間の流れに引っ掛かる!
冒頭の黒い雪は幼少の頃! 大学のくだりから十数年は経過していながら、
「この黒い雪も時機に氷解するでしょう」とある!
今年に降った雪を指していると思えるが、その描写がないので過去の雪に対して言っているとも取れる!
幼い頃に辛い目にあった黒い雪は胸の内にあり、氷解の時を待っている!
そのような心情が書いてあればすんなりと頭に入った!

内容の捉え方によって点数が大きく変わる42〜50点!(`・ω・´)

313 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/24(月) 05:36:24
>>310
意味がおかしくなるので訂正!

×上着を脱げと言われて自発的に従う!
○上着を脱げと言われて従う!

314 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/24(月) 10:11:22
>>310
dです
伝わってなりよりです!

315 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/24(月) 16:34:42
ぷぅぎゃああああああの評価が高すぎるという意見には俺も同意だ。
点数の意味が>>1の通りなら60点からは、あり得ない。素人の書く文章で。
どんなに高くても50点までだと思う。

316 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/24(月) 17:09:27
それはおまえの点数だ。

おまえの点数をつけたいのなら、
おまえが独自にスレを立て
そこでやれ。

以上。

317 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/24(月) 18:14:46
やだ

318 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/24(月) 18:21:19
否、許さん

319 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/24(月) 18:27:14
>>315
「作品として出せる」に引っかかってるのかな。
「商品」ではないのだからいいんじゃないの?
作品として「市場に」出せる、とは書いていないのだし。

人の目に触れさせても恥ずかしくはない、
または投稿できるレベルにはあると見る、という解釈にとればよい。

320 :309のつづき:2011/01/24(月) 21:52:47
 彼女の眼光は、明らかに威嚇している。それは縄張りを荒らされる犬や猫の行動を思い起こされ、
例えば猫であれば「シャー」と言いながら、背中の毛を立てている状態であろうと思う。今にも襲いかか
って来そうだった。
 しかし私は、知らぬ存ぜぬで、右手には120円を握りしめ、無論、毅然とした態度で微動だにしなかった。
 「ふ〜ん」と言いながら、彼女は直立不動の私を支点に円運動を始めた。これもハ虫類系全般の生態
なのだろうか、テレビで見たことのある光景だと思った。
 彼女は、ゆっくりと回りながら、私の身体を舐めるように見る。2周目に入り、後ろにいると感じたあたり
で動きが止まった。私は感覚を研ぎ澄まし、彼女の攻撃に備えた。

 「デビルマンの仮装して何がしたいの?」と言い、彼女は私の翼を触った。ビクっとした瞬間には振り向き
「さわんなよ!」と彼女の手をはたく。そして、彼女を鋭く睨んだ。
 「ふ〜ん、なるほどね」と言い、さらに「白より黒の方がよくない。デビルマンは黒だよね。」と言った。
しかし私は、それについては無視で「早く買えよ。こっちは待ってるんだよ。」と、らしくもない口調で、
やや怒鳴った。
 ところが私の怒りは伝わらなかったのか、はたまたこの子は鈍感なのか「これどうやって装着してんの?」
と私の怒りの言動など無視で質問してきた。そんな彼女に思いあきれて、強行手段で硬貨挿入口へ
手を伸ばした瞬間に「ダメ!」という叫びと共に、彼女の右手は挿入口をふさいだ。

 「じゃ、早く買ってくださいよ」と私は促す。
 「じゃ、どうやって装着しているのか教えて」と、挿入口を塞いだまま、あろうことか意味分からぬ交渉
手段にでてきた。
 「はぁ」と一度溜息をつき、「背中から生えてるの、じゃ早く買ってくださいよ」と私は投げやりに言う。
 「どれどれ」と彼女は、ふたたび後ろに回り、翼の生え際を確認するために、翼をもち上げ、ごそごそと
私の背中を覗きこんだ。

321 :320のつづき:2011/01/24(月) 21:54:02

 「ホントだ!」と、張り裂けんばかりの彼女の声は、街ゆく人の視線を鷲掴みした。目立つ行動を嫌う私は、
「おい、静かにしろよ」と指を鼻に立てる。

 「羽が生えているよ〜」とよっぽど感動したのか、彼女は心なしか涙を浮かべ、もっとも笑い涙であろう
と思うが「なるほど、これは運命ね」と謎の言葉を発し、あの好戦的だった顔が、嘘のように晴れ渡り、
満面の笑顔を私に向けながら「コーラ、おごってあげる」と言った。

 当然私は申し出を断ったが、いささか強引な彼女は「コーラでいいんだよね」と再度確認し、何故か2本も
買ってくれた。そして渡され、すぐさまその場で一気に飲み干す。冷たい炭酸は私を生き帰らせてくれた。
 「ありがとうな」と、うわべだけの感謝を言うとこの場をあとにしようと歩き出す。しかしその瞬間「あたし、
ゆきまつりなつ、あんたの名前なんていうの?」と聞いてきた。
『雪祭 夏』とは、寒いんだか暑いんだか、雪まつりを夏にでもするような名前は、想像すると吹き出しそう
だった。

 「だから、あんたの名前聞いてんのよ!」と、雪祭 夏 と名乗る彼女は少し怒鳴って言った。
 「ああ、俺はタロウ」と慌てて答える。
 「フルネームで言いなさいよ!」と、また怒鳴った。
 少し時間を置き、いや、かなり時間を置いて私は名乗った『竜ヶ崎ライアンハート太郎丸』。
 「なんか、船みたいな名前ね」と彼女は言った。

322 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/24(月) 22:01:05
アンカーミス!
>>320>>307のつづき

323 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/25(火) 06:38:04
>>320-321
彼女の眼光の鋭さから犬や猫を想像する!
主人公を支点にして回る時はハ虫類系になった!
二つの例えに関連性がないので違和感がある!
猫科の動物に例えた方が読者の理解は得られると思う!

>「デビルマンの仮装して何がしたいの?」
(予備知識が無いとわからない表現!)

>そんな彼女に思いあきれて〜
(間違いとは言わないが、あまり使われていない表現!)

>目立つ行動を嫌う私は、「おい、静かにしろよ」と指を鼻に立てる。
(口ではなくて鼻に指を立てている! これも微妙な表現!)

>冷たい炭酸は私を生き帰らせてくれた。
(変換ミス!)

珍妙な姓名は架空の話とすればいいのかもしれない!
珍しい姓でいながら現実に沿った話を書きたいのであれば、以下のサイトが参考になる!
ttp://www.myshop.co.jp/japancal/fname/name.htm#x2

独自の比喩の場合、読者を納得させるだけの情報が必要57点!(`・ω・´)

324 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/25(火) 06:50:26
ここで個人的な報告!
昨日の明け方に短編を書き上げた!
昼休みには郵送した!
ワイは『ぷぅぎゃああああああ』の筆名でルルルカップに投稿した!

結果は初春になると思う!
書き慣れていないジャンルなので楽しめた!(`・ω・´)ノ

325 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/25(火) 12:20:53
ぷぅぎゃああああああは速筆?
何日で何枚書いたの?

326 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/25(火) 13:24:40
>>325
土日の二日間で十五枚を書き上げた!
それ以外の日は一、二枚のペース!
一時間に一枚程度なので早くはない!

ワイの場合、書き始めると睡魔に襲われるまで休まない!
時間に比例して枚数が増えるのは当たり前!

ワイは速筆ではない!(`・ω・´)

327 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/25(火) 18:30:59
入賞するといいですな
自分も応募したいが何も思い浮かばない

328 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/25(火) 19:46:48
いつもお世話になります。
お願いします。

http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0237.txt

329 :321のつづき:2011/01/25(火) 20:30:41
 『竜ヶ崎ライアンハート太郎丸』という、人を食ったような名前の異常性は、本人の私でさえ、当然感じるので、
できれば名乗りたくはなかった。だがしかし、雪祭さんの性格を察するに、名乗らなければ解放してくれない
のは、はっきりしている。もっとも、偽名を言えば済む話だったのだが、時すでに遅しで、すぐに後悔した。
 しかし彼女は、船みたいな名前と軽くつっこんだだけで、それ以上は深入りはしなかった。

 「じゃ、明日連絡するから携帯の番号、教えてよ」と、彼女は言った。
 「なんで? つーか、俺の名前に疑問は抱かないのか」と、何故か催促する。確かに、名前の話に食い
ついて来るのが怖かったから言い辛かったのであるが、簡単に話題を変えられても、こちらも困る。それ
なりに待ち構えていたのであるから拍子抜けする。

 「すでに羽が生えてるってだけで異常なのにね、いまさら驚く必要もないでしょ。」と、彼女はもっともな
意見を言い、簡単に片づけた。
 そして「ははは、そうだよね」とあっさり同意した。
 「で、携帯の番号は?」と、ごく当たり前に彼女は、言った。
 「ああ、えーと、○○○○-××……」と言ったそばに、この異常性のある展開に気付き「なんで教えな
いといけないんだよ!」と喚いた。
 「当たり前じゃん。携帯の番号わかんないと連絡取れないでしょ」と、相変わらずごく当たり前に言った。
 「ちょっとまて、奢って貰った手前で言うのもなんだが、はっきり言って他人だぞ! しかも俺が、催促した
わけでもなく、強引にジュースを買い与えられた。知り合いにも、いや知り合い以下にも発展することは
ない! もうこれっきりだ! じゃあな!」と言い、すぐさま振り向き、タクシーのりばの方向に歩き出す。
 ところが、往生際が悪いと言うか、彼女は私の後ろをついて来る。そして「じゃ! コーラ返して! 全部吐
き出して!」と喚き散らした。有り得なかった。やはり私は、あの場から去るべきだった。自販機なんてそこ
にもあそこにもあるじゃないか、と自販機如きにこだわってしまった私はバカだと、猛反省する。



330 :329のつづき:2011/01/25(火) 20:38:02
 あまりにしつこいので、立ち止り振り向き、バックからもう1本のコーラと財布から120円を取り出して、
「返すから!」と彼女に突き返す。しかし彼女は、両手でブロックして「吐き出して! 今飲んだコーラ
返して!」と、限りなく不可能と言わざる得ない常識外れを超越した行為を要求する。

 「無理に決まってるだろ!」
 「じゃ、番号教えて!」としつこいにもほどがあった。しかし私は、ここで閃いた。
 「じゃ、わかったよ! ○○○○-××××。じゃあな。雪祭さん!」と、嘘の電話番号を告げ、もっとも
名前を馬鹿正直に言ってしまった後悔がここで活かされたのだが、しかし彼女はさらに上をいっており
「あんた、偽の番号を平気でいいそうだしね、赤外線通信してよ」と、それは彼女の千里眼が、すべてを
見透かしているのではと疑いたくなるほどだった。

 「あとさ。雪祭さんとか、堅苦しい言い方やめてよ。 ナツでいいよ」とつけ加え、笑顔を振り撒いた。
そしてそれは花のようだった。だがしかし、一瞬称賛したが、いやこいつは頭のネジが緩んでいると、
瞬時に全否定し、無論、彼女の問いには無回答で、再びタクシーのりばへと歩き出した。


>>323ありがとう。参考になる使えるサイトだった。

331 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/26(水) 02:39:25
>>326
いい感じの書き方だね。
継続かつ集中かつ丁寧って感じだ。
最低でも一次くらいは通ってほしいな。
もしプロになったらサインくれ。

332 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/26(水) 02:48:06
ぷぅぎゃああああああさんの短編楽しみだな

でも文章評価は凄いけど話かけるのか
それも含めて楽しみ

333 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/26(水) 05:00:37
ぷぅぎゃああああああさん、お忙しいかとは思いますが、よろしくお願いします。
書きかけの小説のプロローグ部分です。

1/2
「お兄さん、何してるの?」
僕が声をかけると、男の人はびっくりしたように振り返った。
あの制服は、近くの高校の制服だったはず。ウチのマンションでは見たことない顔だ。
屋上に来たのはたまたまだ。部屋から見えた夕焼けが綺麗だったから、屋上からならもっとよく見えると思って、上がってきたんだ。
「そんなところにいたら危ないよ」
もう一度声をかけてみても返事はない。男の人は手すりを乗り越えようと跨いだ格好のまま、こっちを見ている。
男の人は靴を履いていない。手すりの前に揃えて置いてあって、その上には白い封筒が置いてあった。
――これってもしかして……自殺?
心臓がドキリとして、胸が痛くなる。僕の頭に思い出したくない映像が一瞬で蘇る。
「キミ、小学生?」
男の人は手すりを乗り越えて、こっちを見ずに聞いてきた。
「うん、六年生」
「学校は楽しい?」
「うん、楽しいよ。勉強は嫌いだけど」
「ははっ」
僕の言葉に、男の人は少し笑ったみたいだった。


334 :333の続きです。:2011/01/26(水) 05:02:39
2/2

「お兄さんは?」
「僕は……僕はダメなんだ。勉強も運動も。友達もいない。家族だって、僕を良く思ってない」
「そんなこと――」
何か言わないといけない気がするのに、言葉が浮かんでこない。
「もうこの世界には希望がない。だから僕は、違う世界に行くんだ」
そう言うと、男の人は何かを決心したように空を見上げた。
「名前、教えてくれる?」
「翼」
「翼くんか、いい名前だね。ありがとう翼くん、僕なんかを助けようとしてくれて。だけど、僕はもう行くよ」
――ダメだ、止めなきゃ!
そう思った時には、もう遅かった。男の人は一度だけ僕の方を振り返り、僕が駆け寄るよりも早く飛び降りた。
「お兄さんっ!!」
間に合わなかった。手すりに駆け寄り屋上から見下ろすと、地面には違う世界に旅立った男の人の抜け殻が転がっていた。
まただ。また僕は、助けられなかった。
「どうして……」
どうして死なないといけなかったのか?そんな事は僕にはわからないし、別に知りたくもない。だけど、一つだけ気になるんだ。
飛び降りる前に振り返った男の人は、たしかに笑ってた。これから死ぬのに、とても満足そうに。
「どうして笑ったの?」
教えてよ、名前も知らないお兄さん。僕は知りたいんだ。だって、あの時と同じだから。お父さんが自殺した時と。

335 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/26(水) 06:27:04
>>328
>サンマルコ聖堂
(サンマルコ大聖堂のような気がする!)

>西を見ると、夥しい屋根の群れの遥か彼方にトロンケット島〜
>その前を流れるジュデッカ運河が、眺められた。
(聖堂を中心にして東西南北にある様々な名称が書き連ねてある!
 それらが一行に収められているので冗漫な文章に見える!)

>この街に朝を告げる鐘を鳴らすために〜
>「極上の朝をあげよう」
(人為的に朝が来るわけではない! 今が朝で日の出を迎えている!)
>朝まだき、街は昇ったばかりの陽の光に洗われて〜
(朝には早い意味の言葉が行頭にある! それなのに太陽が昇って矛盾している!)

>祭壇の上に司祭が現れ、ミサがいざ執り行われようとしている〜
(三人称の地の文に『いざ』は相応しくないように思う!)

>瑪瑙のようにそれが熱すると〜
(瑪瑙の色は多彩! 暖色系とは限らない! それ自体が発熱する訳でもない!
 修辞として見ても表現が不足しているように思える!)

336 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/26(水) 06:28:51
>ロドルフォはつい一月程前のとある少女との出会いを思い返していた。
(この一文のあとが回想となる! 五才の時から始まって将来の夢について語り、
 ヴェネチアに旅立って生活するまでが書かれていた!
 そのあとで少女はスリとして登場する! 長過ぎる前振りはまだ続きそうに見える!)

登場人物が会話文で語り過ぎているように見える!
>「家だって!? 家だって!? そんなもん、あたしにはないさ!
> リド島にもマラモッコにもトルチェッロにも、家なんてないさ!」
(スリを働いた少女に家を尋ねて逆上された時の反応! このあとに孤児の説明が入る!)

主人公の心の動きに違和感を覚える!
>完璧な「美少女」だった。
(少女の見た目に心を奪われている様子が書かれていた!)
>「こいつ、十人委員会が黙ってないぜ。警察に突き出してやる。家はどこだ!?」
(スリの現行犯だとしても感情の変化に釈然としない!)

背景描写や人物描写の他に人間の内面にも目を向けた方がよい69点!(`・ω・´)

337 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/26(水) 06:29:47
>>329-330
>「すでに羽が生えてるってだけで異常なのにね、いまさら驚く必要もないでしょ。」と〜
(ここにのみ、会話文の末尾に句点がある!)

>そして「ははは、そうだよね」とあっさり同意した。
(『そして』のせいで彼女の言葉に見えた! 紛らわしいので『そして』は省いた方が良い!)

>〜猛反省する。
(猛省のような気がする!)

>〜笑顔を振り撒いた。
>そしてそれは花のようだった。
(花の種類によってもう少し詳しく語ることができる!
 労力を惜しんでいるように見える!)

とにかく、接続詞が多い! 『しかし』は六回! 『そして』は三回!
会話は活き活きとして悪くない!
ただ地の文と同じ調子なのでメリハリは少ない!
時に混ざり合って読み難く感じる!

会話文と地の文を意識して書いた方がよい59点!(`・ω・´)

338 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/26(水) 06:31:42
>>333-334
>男の人は手すりを乗り越えようと跨いだ格好のまま〜
(金網の類を手すりと表現しているように思える!
 手すり子の脱字にも見えるが、文中では統一されていた!)

>「僕は……僕はダメなんだ。勉強も運動も。友達もいない。家族だって、僕を良く思ってない」
(男は自殺をする動機を語っている!)
>どうして死なないといけなかったのか?そんな事は僕にはわからないし、別に知りたくもない。
(知りたくなくても主人公は動機を耳にしている!)

主人公の父親は自殺をしている! 方法はわからない!
今回の話の流れを読めば飛び降り自殺のような気がする!
>「お兄さん、何してるの?」
この冒頭の会話文が引っ掛かる!
マンションの屋上で手すり(金網)を跨いでいる男に掛ける言葉に思えない!
特に主人公には父親の前例(飛び降り自殺と仮定)があるので、そのことに敏感になっていないと奇妙に感じる!
>――これってもしかして……自殺?
のちに出てくる一文で、わざと話を引き延ばしている訳ではないことがわかる!
たどたどしい文章は六年生の一人称には合っている!

不自然な思考の流れは文章を読み辛くする58点!

339 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/26(水) 06:39:39
>>327
上位10作品が選ばれる方式なので普通の賞とは違うように思う!
四回まで続いているので終わることはないと予想!
第五回に挑戦してみるのもよい!

>>331
選ばれたことでデビューが確約される賞ではないように思う!
選考に関しても一度の発表で決まるような気がする!

>>332
上位に食い込めばワイの拙作を読むことができる!
結果に関してはワイも楽しみ!

>>338
顔文字が抜けた!(`・ω・´)

340 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/26(水) 07:23:48
>>335
>>336
お忙しい中、緻密な読解にひたすら恐縮です。
ありがとうございます。

69点!70の壁まであと1点!
惜しかった。

つぎは70越え目指して頑張ります!!

PS:短編、受賞できることをお祈りしています。

341 :330のつづき:2011/01/26(水) 20:27:57
 黙々と歩く。彼女のたわごとなどは完全に遮断し、無視を貫き通す。相変わらず彼女は何やら言いながら、
ついて来るが、もう聞く耳はなかった。もはやこれ以上は関わりたくなかった。
 それは彼女が、めんどうくさい人、かつ危険人物だと察したからであり、仮に私でなくても、誰であれ同じ
ような判定を下すだろうと思う。

 タクシーのりばには先客が4人ほどいた。サラリーマン、サラリーマン、老夫婦という並びである。私は老夫
婦の後ろに行儀よく並んだ。そして、雪祭さんは私の周りを衛星のように回りながら、何やら言っている。

 「コーラ返して!」と私の後ろから怒りながら言い、「電話番号ぐらい、いいじゃん」と右横から覗きこみ
ながら言い、正面に回ると「何処住んでるの?」と笑顔を振りまきながら言い、「酷いよ! 2本も買って
あげたのに……」と左横から悲しく呟きながら言った。

 喜怒哀楽が激しく変わる衛星を従えてしまった私は、タクシー車内という安全圏を待ち焦がれていた。
  私の番に回るまで、時間にすると数分、いや1分、2分といったぐらいだろうと思うが、やけに長く感じた。
先客が少しもたつくだけでイライラする。しかしだからといって、それを表には出したくはないので、とにか
くポーカーフェイスで待った。

 そしてやっと私に順番が回って来た。タクシーはゆっくりと乗車位置に寄って来る。ドアが開いた瞬間、
そこに安住の空間が見えた。心は勇み足になるが、やはりポーカーフェイスを崩すことなく、まずは運転手
さんに行き先を告げようと、中腰状態で頭だけを後部座席に侵入させて「あの〜、中野ま……」と言った
瞬間に背後から強く押された。前のめりの状態を踏ん張ることはできず、そのまま倒れ、押しこまれて、後部
座席の端に追いやられた。



342 :341のつづき:2011/01/26(水) 20:29:09


 当然、何が起こったのかは知っている。犯人も確定している。すぐさま「おまえな! いい加減にしろよ!」
と怒鳴った瞬間には「おじさん! 出して!」と刑事ドラマで聞いたことのあるようなセリフが聞こえた。

 タクシーは問答無用で発車した。ロータリーを回る間、私は「降りろよ!」を連呼したが、彼女は無視した。
運転手さんが、「何処まで行くの?」と質問してきたが、相変わらず私は「降りろよ」を連呼する。
 運転手さんの問いには、彼女が答えて「とりあえず。前走ってるあの車追って!」と、やはり聞いたことの
あるセリフ、そう追跡するシーンで使われる言葉だった。

 やや冷静になって来た私は「あのさ、勘弁してくれよ。今日は疲れたんだよ。雪祭さん。悪かったよ。
すべて俺が悪い」と前面謝罪をしたが「ナツでいいよ」とまたも笑顔を私に向けて、今度は軽く首を横に
かしげて言った。それは花、いや、そうヒマワリのようだった。こんなに笑顔は可愛いのに、性格が完璧
に腐っているとは、と思い、天はニ物を与えずとよく聞くが、なるほどと感心した。

 私は、はぁ、と大きく溜息をして、背もたれにもたれかかった。あきらめの境地は、人を楽にさせてくれる。
どうでもよい心境は、人にやさしくなれるのか「わかったよ、電話番号教えるよ」と言った瞬間に、目の前を
走る車に釣られて、タクシーは左折した。そう、運転手さんは馬鹿正直に追尾していた。

 「あ! 中野までお願いします!」と慌てて叫んだ。

343 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/26(水) 22:08:42
>>341-342
文章は大仰でいて拙い!
ただし、目立ったミスはなかった!
内容に触れれば腑に落ちないところは多々ある!
しかし、最初の頃と比べると文章は格段に読み易くなった!
本文の改行の多さには引っ掛かるものがある!

最初のプロットの設定が甘いような気がする61点!(`・ω・´)

344 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/27(木) 07:55:43
これは余計なお世話かもしれないが書いておく!
続きもので全文を2ちゃんのスレッドに書き込むと
公募には出せなくなるおそれがある(2ちゃんの規約上)!
さらには他者にアイデアを使われたり、先に応募される可能性も否定できない!
練習のつもりならば構わない!

本作については彼女が主人公に付きまとう動機をはっきりと書いた方がよい!
もしくは彼女の性格をそれとなく動作で伝えたり、しゃべらせたりした方が理解は得易い!

ワイの勝手な助言!(`・ω・´)

345 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/27(木) 10:10:35
>>ワイ様、先日おっしゃった短編への挑戦の結果です。
http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0247.txt

お手柔らかに願います。

346 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/27(木) 10:12:20
PS
文芸書籍サロンにも晒しましたが、あちらは全文です。
これとは違いますので、よろしくお願いします。

347 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/27(木) 14:32:33
お願いします

「私ね、お父さんいないんだ」
不意に一奈がそんなことを言った。あまりの脈絡のなさに思わず眉をひそめた。けれど予感はあった。
「新しい女の人をつくって出て行っちゃったんだって」
一奈は笑っていた。笑ってそんなことを言う。
「私、可哀想?」
空には相変わらず薄い雲が広がっている。僅かな月明かりが透き通るような一奈の髪を照らしている。俺は慎重に頷いて言葉を返した。
「なんだ? ヨシヨシでもして欲しいのか?」
軽く右手を挙げる。
「うん」
即答だった。無邪気な瞳。悲壮の色は伺えない。ならば、と俺は溜飲を下し、
「バーカ」
軽く頭を小突いてやった。

348 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/27(木) 18:54:13
「言う」「言った」はなるべく使わないほうがいい気がする!

>「なんだ? ヨシヨシでもして欲しいのか?」
>軽く右手を挙げる。
>「うん」
>即答だった。
即答なら、軽く右手を挙げる暇はない!
右手を挙げてから「ヨシヨシでもして欲しいのか?」と尋ねたほうがいい!
でもこの指摘は、おいどんの好みの問題ってだけかもね!

>挙げる
この場合はただの動作なので「上げる」でいい気がする!

>伺えない。
これは「窺えない」か「覗えない」か「うかがえない」が正しい! かな書きがおすすめ!

>留飲を下し、
「留飲を下げ」もしくは「留飲が下がる」が正しい! が、そもそもこの状況ではふさわしくない表現のような気が!

>軽く頭を小突いてやった。
どうせなら「頭」でなく「額」とかにしたほうが、同じ字数なのにより具体的に!

96点!!

ワイ様へ。
このスレでの丁寧な仕事ぶりにいつも頭が下がる思いです。
応援しています。
このたびは失礼と知りつつ、勝手に乱入させていただきました。
気にせずどうか受け流してやってください。

349 :つづきものの作者:2011/01/27(木) 19:47:13
>>344
助言ありがとう。
ただ、練習用といえば練習用なのでこのまま書きたいのですが
ここ数日間の日課になったというか、なんというか、楽しい。
毎回書く前にプギャアアアさんの指摘などを参考にし
その日のテーマを決めて、例えばミスを少なくしようとか、
今日はリズムを大切にしようとか
書く速さとか、丁寧さとか、勢いとか、複雑に組み立ててみようとか、会話文やっか、情景描写やっかと
まぁいろいろと考えて書いている次第です

同時進行で進めている作品に良い影響が出ればいいという狙いもあります。

ところで、本作品にはプロットありません。その日の気分次第なのが正直なところです。
ただ、ここら辺に伏線になりそうなものを置いとくかとか、感覚的であるが数十手先は見ています。
ちなみに私を苦しめているのは>>255の冒頭です。適当に書いたとはいえこの冒頭をないがしろに
したくないので苦しんでいます。あまり細部にこだわらなかったので、かなり突っ込まれ、それを挽回
しようと、後付け設定に追われ、しかし『断崖絶壁に立つ赤い家』の描写には今も苦しみ、
『崖の突端』以外で表現できる文を今も考えています。
予定では、主人公にもう一度実家を描写できる機会を与えて、なんとかしたいです。

しかし我ながら毎日よく書いていると思う。
最初に書きこんだのが>>192かな次がこの作品に冒頭>>255かな。1月19日(水)の
日付になっているので、その日からおよそ1週間の間、毎日書いてる気がする。
正直なところ、毎回新しい話を作って貼るより、続きものが楽なので書いてます。

アイデアを盗まれるとか公募できないという心配は無用です。どうでもいいです。
それよりは、いろいろ指摘されたい。もっと高みに行きたい。

ああそれと、プロットについてプギャアアアさん含め、是非みなさんに聞きたいのですが、
プロの作家の方はどれくらいプロットを考えるのか、綿密に作るべきか、あえて雑に作るべきか
はたまた、作らなくてもよいのか、どうなんだろうかと疑問です。
まぁ飽きたらやめますが、しばらく付き合ってください。

350 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/28(金) 03:48:33
>>345
>〜着飾った人々が咲いている頃、
(意味はわかる! 咲いているの言葉が唐突に感じる!
 『個性的な花を咲かせている頃』等のように修辞とわかる表現が好ましい!)

>〜グレーの絹で髪を閣した修道女がいた。
(『閣した』の意味がわからない!)

>太陽の如く輝くそれは、暗黒の中にあって、その存在を歌うかのように示していた。
>それは鳩のように、はつらつとした音の面影を宿した楽器だった。
(上がトランペットで下がリコーダー! 作者の独自性は構わない!
 ただ、視覚で捉えた楽器を不可視の音に例えている部分が気になる!)

>そんな屈辱感だけが、生き生きとした影を持って、ロドルフォの前に立ちはだかった。
(生き生きとした影の表現が不釣り合いに思える!
 『押し殺せない死人のような影として』等のように感覚的にわかる表現が望ましい!)

>道行く人々の手にパンと水を求めるその手の先には〜
(日本語がおかしい!)

>〜雄渾に雄たけびを上げる四頭の馬の像が、
(以前にも指摘した! 雄渾は文字の形容を表す言葉!)

351 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/28(金) 03:49:46
>「いいでしょう。私の『妹たち』の演奏をご覧にいれましょう。今日の夕方、晩祷の時に聖歌の伴奏をします。」
(ここにのみ、末尾に句点が付いている!)

>高くそびえたつ尖塔は、夏の青空の下、精一杯にその姿を咲かせていた。
(人々の姿にも使用した! ここでは尖塔が咲いている!
 二回目なので安易な表現に見える!)

前の続きと合わせて完成した作品を読んだ!
腑に落ちない点が二つある!
チェンバロが一端に弾ける程度でロドルフォに音楽の先生が務まるとは思えない!
二人の少女を連れ出し、ゴンドラで海に向かった理由がはっきりとしない!
突然に嵐に見舞われ、二人が歌うことで晴天を取り戻す! 共に協力したことで仲を深める!
作者の意図通りに動いているようにしか見えない!

全体では物語の半分以上が説明文に思える! 比例して物語の展開が遅いと感じる!
会話文による説明を含めると長い梗概を読んでいるような錯覚に陥る!
読み易い文章になるほど、読者の目は内容に向かう!

作者の意図が透けて見えると物語に没入することができない、69点と55点で総数62点!(`・ω・´)

352 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/28(金) 03:52:48
>>347
>空には相変わらず薄い雲が広がっている。僅かな月明かりが透き通るような一奈の髪を照らしている。
(月明かりがあるとは言え、夜と思われる時間帯に薄い雲を認識することができるのか!
 月明かりで髪が透き通って見えるのならば理解はできる! 初めから透き通るような髪の状態はわからない!)

>軽く右手を挙げる。
(間違いではない! 人物や背景の書き込みがないので目には留まる!)

>ならば、と俺は溜飲を下し〜
(溜飲を下げるような俺の行動が書かれていない!
 あと溜飲は『下げる』や『下ろす』が一般的な使い方!)

抜粋にしても文章量が少ない!
二人の関係がわからない!
月明かりで辛うじて時間帯はわかるが、場所はわからない!
文章としては書き慣れているように見える!

例えであっても意味がわかるように書かないと読者には伝わらない53点!(`・ω・´)

353 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/28(金) 03:55:22
>>348
よい!

>>349
書く癖をつけることは悪くない!
プロットは人それぞれで一概には言えない!

ワイの場合!
ショートショート、短編、中編、長編、出版社の傾向、
それらを頭に入れた状態で物語を構築する!
最初に物語の大まかな内容を決める! そのあとで細かい設定に入る!
時代、季節、人数、物語内の日数など!
別紙に登場人物の一覧表を作る! 身なりや性格、感情の起伏によって表れる癖などを詳細に書き込む!
あとは章ごとに費やして良い枚数を書き出し、起承転結の基本に沿って叩き台の文章を書き上げる!
その後は推敲と書き足しを繰り返し、最終的には大幅に削って完成させる!

個人によって遣り方は違う!
誰かの模倣ではなく、自分に合った方法を探す方がよい!

ワイの考え!(`・ω・´)

354 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/28(金) 04:25:45
>>351
総数は間違い!
本来は平均点とするところなのだが、
完成した作品の点数と見なして62点!(`・ω・´)

355 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/01/28(金) 07:15:34
>>350
>>351
早速のご評価、ありがとうございます。
一月いっぱいは寝かせて、二月〜三月に改稿する際に
大いに参考にさせていただきます。

長い文章にもかかわらず、お読みいただき、実に恐縮です。
本当にありがとうございました。

356 :342のつづき:2011/01/28(金) 13:45:45
 もう完全に夕陽は落ちて夜なのだろうか、いやしかし微かにうすく赤々としたものが残り、漂っていると感じ
られなくもない。それは公道に並ぶビルの高い場所では、そんな最後の夕陽をほんのわずか受け止めてい
るようであったからだが、やがてそんな僅かばかりの夕陽の恵みもなくなり、騒がしいネオンが明々とつづく
冬の夜になった。
 私は完全に意気消沈して、タクシーの後部座席にすべてをあずけながら、ひたいを窓に擦り付け、大切な
場所を奪われた者、あるいは何かを成し遂げられずに挫折した者、つまり敗北者の雰囲気を醸し出しながら
夜の街を眺めていた。
 私とは正反対に意気揚々と春爛漫の公園で咲き乱れるヒマワリというべきか、「ナツと呼んで」とうっとうし
い彼女は、まさに能天気だった。

 「ねぇ、竜ヶ崎君は何歳なの?」、17歳と心の中で答えた。
 「彼女いるの?」、いる、ユキコだよ。
 「生まれた時から翼生えてるの?」、ああそうだね。
 「家どこ? あたしも中野なの!」、知るか。
 「家族は何人?」、知るか。
 「マンション、それとも一軒家?」、知るか。
 「へんな名前だよね。竜ヶ崎ライアンハート太郎丸とかさ、区役所よく許してくれたね、あはっははは!」
、遅っせえよ。何分前の話題だよ。とすべて心の中では答えた。

 ナツの息つく間もない質問攻めは、わざと私に答える隙を与えてないとしか思えなかった。そして窓の外
に流れる街の景色を眺めながら、またも完全に黙り込む。ナツは「あんた! 会話に参加しなさいよ!」
と怒鳴った。だがしかし勝手な押し売りの会話に、協力する気はさらさらなかった。
 「あ、そう、そっちがそういう気ならこっちだって考えがある。あんたの家までついて行く。喋るまで寝か
せない! 泊り込む!」と、非常識この上ない発言で脅迫してきた。
 「わかったよ!」とやけになり、めんどうくさい奴だと思い、久しぶりに振り返り、ナツを見た。ニコニコして
いた。可愛いという潜在意識というか本能を、外見上の事柄なんだと、必死で理性をもって否定する。
 「じゃあ、俺の名前の質問でいいか?」と、ナツに聞いた。
 「うん! それでいいよ」と、キラキラ瞳を輝かす。


357 :356のつづき:2011/01/28(金) 13:47:01
 「俺のフルネームが『竜ヶ崎ライアンハート太郎丸』だと知ったのは、2年ほど前だね。東京に出てきた
のが2年ほど前なんだけどさ。出てくる際に、母親が住居探すのに住民票が必要だろうと役場から
取って来たんだ。その時、記載されていた名前が、『竜ヶ崎太郎丸』だった。その日まで、『竜ヶ崎太郎』だと
俺は思っていた。それは小学校時分の下駄箱や体操着の袋に書かれていたのが『竜ヶ崎太郎』だったしな。
初めて『太郎丸』なんだと知って母親に聞くと、ミドルネームも実はあると言ってくる。それが『ライアンハート』
で、母親の知り合いだった人の愛称を俺の名前に入れたんだとさ。で、母親が『ライアンハート』なんよと
言いながら、ボールペンで英語の綴りを書いてくれた。
『L I O N H E A R T』ってね。そう、綴りは『ライオンハート』なんだな。まぁ、そのへんどうでもいいん
だけど、その人と一緒に十字軍の遠征に参加した際に、母は気にいったので、その人の愛称をミドルネーム
に付けたんだよ。その頃には母は俺を身ごもっていたから名前を何にしようかと悩む日々であったといって
たな」
 「あんた何歳なの?」とナツは急に真剣な眼差しで聞いてきた。
 「17だよ。胎児の期間を合わせろと言われれば、1000年をいうに越えてるんじゃないかな」と、さらりと
答えた。もうどうでもいい心境だったので真実を答えたのだが、むしろ現実的な発言からは数万キロ離れ
ている話だった。ところがナツは、これを受け入れたのか、真剣に考えている節が見える。
 ユキコにも話したことのない話をナツにした理由は、他でもない、疲れていたからだと、私は思う。

358 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/28(金) 20:00:14
>>356-357
主人公は17歳! 最初の細かい設定は無かったものと考える!

>〜春爛漫の公園で咲き乱れるヒマワリというべきか、
(彼女の名前がナツであっても春にヒマワリの例えは引っ掛かる!)

>「ねぇ、竜ヶ崎君は何歳なの?」、17歳と心の中で答えた。
>「彼女いるの?」、いる、ユキコだよ。
>「生まれた時から翼生えてるの?」、ああそうだね。
>「家どこ? あたしも中野なの!」、知るか。
(ここまでは主人公なりに素直に胸中で答えている!)
>「家族は何人?」、知るか。
>「マンション、それとも一軒家?」、知るか。
(この部分では真面目に答えていない! 家族構成や住んでいる家を主人公が知らないとは思えない!
 彼女に構うのが面倒になって拒否に転じた!)
>「へんな名前だよね。竜ヶ崎ライアンハート太郎丸とかさ、区役所よく許してくれたね、あはっははは!」
>、遅っせえよ。何分前の話題だよ。とすべて心の中では答えた。
(しかし、そうではなかった! 主人公の感情がよくわからない!)

ミドルネームがライオンハートではなくてライアンハート!
この違いに意味は無いように思うので言及しない!

読者を楽しませようとする試みが見て取れた58点!(`・ω・´)

359 :*ドでかいチンポをナメる☆モラル無い*ペドロ モコレス☆:2011/01/29(土) 10:40:08
猪木vsウイリーウィリアムスの試合の後、ドン荒川と藤原喜明が
極真のトーナメントに出場したいと申し出てきた*
それを マス大山が なんとか穏便に くいとどめて 出場を停止させたのだ☆
もし あの時、ドン荒川と藤原喜明がトーナメントに出ていたならば、
極真の歴史は変わっていたかもしれない*
NO MORE  MOCO!*  NO  MOCO!  NO LIFE!☆
モコが何かをすれば 人は必ず悪く言う*  くやしいヨ!☆
だが 言いたいヤツには 言わせておけば よい!*
☆「われが われが」の「我」を捨てて 「おかげ おかげ」の「下」で生きろ*
*どこの誰かは 知らないけれど〜♪  誰もがみんな知っている モコ☆
この冬も、関西をはじめ全国各地で、モコ一派を離れる構成員が続出している*
脱退の理由は様々だが、やはり「モコが規制議論板で、
これほど厳しく断罪されていたとは知らなかった。騙された」という声が多い☆
そうだろうな*
だいたいモコ一派は、たった2年余りの間に、運営から7回もアク禁を食らっている☆
1回や2回じゃない。 7回だよ、7回(笑い)*
東北でも、モコ一派が運営から
7回もアク禁を食らっている事実を知って外聞が悪い☆
一派はモコなんかと手を切ってもらいたいと言い出す構成員までいる*
そうだろうな。分かるよ*
モコは、赤犬事件が発覚した時点でも辞めるべきだった☆
もはや辞めるのが当然だった*
しかしモコという女は、嫉妬だけ、感情だけで、大局的判断が全くできない☆
それで自分の首をギュッと絞めた(笑い)*
あの男がお頭の座にしがみついでいるおかげで
どれだけモコ一派が恥を晒しているか*
どれだけ構成員が恥をかいているか。 それがモコには全然、分からない*
どこまでいっても、自分のエゴだけ。 子どもじみた我がままだけ*
もし、あの女が「まとも」だったら、とっくの昔に責任を取って辞めてるよ(大笑い)☆

360 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/29(土) 11:23:05
>>359
『電波・お花畑板』と『創作文芸板』にも似通った書き込みがある!
『ポエム・詩板』や『プロレス板』の作者の作風と若干の違いが見られる!

マルチポストで本人の特定が困難!
内容は特定の人物を貶める目的で書かれているように見える!
それらの要素を根拠として評価に値しないと判断した!
           ,_,
ワイの考え!(`・ω・´)

361 :青山:2011/01/29(土) 12:59:02
ピクシブに上げた物です。批評よろしくお願いいたします。

家に子猫が来た。
真っ白いやつだ。
妻は本を喰う鼠を食べるだろうから、と言ったが、
元々そんなに小さい鼠はいないし、それに元来このような獣は苦手であった。
だが妻の穏やかな笑顔を見ると、飼わなかった時に親猫の持ち主の裏の奥さんと、
それぞれの夫の悪口を言い合っている姿が目に浮かび、渋々飼うことにした。

会計用の精算機のある所から、家の廊下で大人しく座っている猫を見返した。
本の背や棚を引っ掛かれては堪らないので、店に入ろうとした所を叱ったら入らなくなった。
すっと妻が奥から出てきて、名前をつけ忘れましたわ、
何がいいかしらと聞いたので、小狸奴(こりど)がいいと言ったら笑われた。
あんまり可哀想よ、そうね、「こり」か「こおり」がいいかしらと妻が納得して子猫を奥に持っていった。
熱がへり、気が付いたら読んでいた漢詩の一節を吟じていた。
塩を包みて迎へ得たり小狸奴(ねこ)、尽く護る山房万巻の書…。



362 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/29(土) 13:55:07
>>361
>〜それに元来このような獣は苦手であった。
(獣は四足歩行の哺乳類を指しているので間違いではない!
 子猫に適した言葉である、と断言は出来ない!)

>会計用の精算機のある所から、家の廊下で大人しく座っている猫を見返した。
>本の背や棚を引っ掛かれては堪らないので、店に入ろうとした所を叱ったら入らなくなった。
(この場面がわからない! 精算機のある所から家の廊下に座っている猫が見えるのか!
 猫は店の中に入ろうとしたとあるので外にいるように見える!
 主人公と猫の立ち位置が、まるでわからない!)

>すっと妻が奥から出てきて、名前をつけ忘れましたわ、
>何がいいかしらと聞いたので、小狸奴(こりど)がいいと言ったら笑われた。
(主人公の立ち位置がわからないので、妻がどこから出てきたのかもわからない!)

>熱がへり、気が付いたら読んでいた漢詩の一節を吟じていた。
(熱がへりの言い回しに引っ掛かる! 『熱が冷める』の言い方が一般的!)

主人公と奥さん、それに猫のいる場所がわからない!
自宅兼用の店が舞台! 夫婦と一匹の子猫が登場して話が進む!
そのような場面だとしても文章から読み取ることは困難を極める!

日本語としておかしい箇所が多く、頭の中に映像が浮かんで来ない33点!(`・ω・´)

363 :青山:2011/01/29(土) 14:09:06
批評ありがとうございました。
参考にさせていただきます!

364 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 16:02:37
 ゴンタはひいひい言いながら、地上からまっすぐ太陽の方に伸びている天国への階段
を、せっせと登って行た。階段を走ってはいけないと、ゴンタが勝手に考えちゃっていたの
で、酷く時間がかかる。別に走ったっていいんだけれど、でも何かこの階段の尊厳さとい
うか高貴なというか神聖というかの雰囲気が、走ってはいけない、と、ゴンタにきしきしと、
その生きてるころは掃除機のコードのようだと謳われた機敏性を、縛り付けていた。
 辛い。階段はあと何段くらいあるだろう、先は見えてるからもうちょっとかな。えらい。脚
が自慢のゴンタもバテテきた。疲れた。もう登るのなんて嫌だ、なんてことを思っていると、ふと疑問が沸いてきた。なぜ自分は天国への階段を登っているのだろうかと、そして、降りたらどうなるんだろうか、と。
 降りたら?下界に帰れるのだろうか?いや死んだ人が生き返るなんて事があるわけな
い。では降りたらどうなる?地獄に通じていたりしてるのかな?
 ゴンタは脚を一つ下の段に踏み入れてみた。がなんともない。ゴンタは一気に降り始め
た。その掃除機のコードのようだと謳われた機敏性を、これでもかと駆使して、もう5段6段飛ばしは当たり前で。顔からは笑みがこぼれていた。
 なぜゴンタは降りたのか。登るより希望が持てたからか、または好奇心か、はたまた、
もしかしたら生き返れると踏んだのか。どれでもありえるしどれでもない。ただゴンタは
反抗したかった。それで自分は強いと、他の人と一緒にするなと、そう考えていたと思え
て仕方がない。
 猛スピードで駆け抜けていると、下に地上が見えてきた。生き返られるのかな?と思っ
た。しかし地上に近づくにつれおかしな感じがした。別に何がへんてこともないが、何か平
和すぎるというか、何かほのぼのしすぎている。地上についたゴンタは眼を疑った。階段
を下りた所の門に、天国、と書いてある。廻りを見渡してもあきらかに地上ではなかった。
町並みが完全に天国的であった。とりあえずゴンタはその門から続く一本道を、とりあえ
ず進んでいく、とゴンタは神様に出会った。神秘の力だろうか、ゴンタはこの人を神と、何
の疑いもなく自動的に確信した。


365 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 16:02:39
>>347です
ぷぎゃあさん>>348さん批評ありがとうございました
精進します

366 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 16:04:33

 「やあゴンタ君こんにちは。私が神です。天国へようこそ」と話しかけてきた。ゴンタは思い切って聞いてみた。
 「神様、あの、なんで階段をですね、下りたら天国なんです?」
 「ああ、あれはね降りる階段なんだよ。みんな天国へは登らないとと思ってるからね、引っ掛けてみた。
登ったら地上に着いて輪廻転生」
 「え?なんでそんなことを」
 「天国へ行ってこれから楽できると思ってるやつなんかろくな奴じゃないからね。意思がないよね、我慢も足りないし、
文句ばっかり言うんだ、夢見すぎなんだよ、だいたいお前らの言う天国ってなんだよ、毎日好き勝手する悪人の天国じゃないか、虫のいい話だよ」
 
 あの階段はどっちへ行っても同じ結果だった。ゴンタはこの天国でまた地上と変わらない生活を送ることになり、毎日働いている。
天国らしいのはほのぼのしてて、危険とか、怖いとかいうものがまったくないくらい。この慎ましい生活が永遠に続く。つまり人はま
じめに生きて死んでも、階段を登っても降りても、あの苦しくも、少しは楽しい日常の生活を永遠にしなくてはならないことになる。終わりはない。
時々ゴンタはこの世界そのものが地獄なのではないかと思うことがある。しかし天国とは何かと考えると神様の言った通り
毎日好き勝手する悪人の天国しか想像できないし、これでいいのだろう。
 ちなみに天国にいる人は地上へワープ装置を使って自由に使って行き来できる。ほらたまに年を取ってもまったく顔が老けない人がいるが、
あれがそう。ゴンタもよくやってる。これがスリリングを楽しめる、ほのぼのから解放される、天国随一の遊び。
 



367 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 18:36:34
 学校の休み時間は10分と短い。この10分をどう過ごすかは、その人がどんな人かを的確に表すだろう。

 トイレで手を洗うメガネをかけたボクも、用を足すクラスメイトも、みんな驚いた。個室のドアが、鍵の壊れる音と同時に開いて、中から二人の上級生がもみ合いながら出てきたのだ。
「うわぁっ!?」
 個室の丁度前で用足しをしていた山田は、すぐに何が起こったかわからず悲鳴を上げた。
 上級生は二人とも床に転げて、罵声を浴びせ合いながら、お互いに掴んだ制服を揉みくちゃにしている。
「何よ、何よ!」
 唖然とするボクの後ろ、トイレ出入り口から、おさげの野次馬女子、香野が顔を出した。
「メガネ! この騒ぎは何!」
「知らないよ!」
「お前、トイレ覗きたいだけなんだろ、香野!」
 叫ぶ山田の後ろでは、今も上級生二人の取っ組み合いが続いている。
 この二人、一体どんな人たちなんだろう……。10分しかない休み時間をケンカに使うなんて、普通じゃないよ! それに、その10分も、もう5分しか残ってないぞ!
「何言ってんの! 個室から男が二人で出てきたことが問題じゃない!」
「やっぱ覗いてたんじゃねーか!」
 香野は、しまった! という顔をして一歩たじろいだが、次の瞬間には何事もなかったように、「先生呼んでくる!」と、大真面目な声で言って廊下を駆けて行った。
 数分後、霊能者であるボクたちの担任によって、山田に取り憑いた悪霊は除霊された。

368 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/29(土) 18:56:46
>>364>>366
>〜その生きてるころは掃除機のコードのようだと謳われた機敏性を、縛り付けていた。
(わかるようでわからない一文! 収納される時のコードの様子を表現しているのか!
 掃除機の本体と動きを共にするのでコードに例えなくてもいいような気がする!)

>なぜ自分は天国への階段を登っているのだろうかと、
(そもそも天国への階段と思った理由が書かれていない!)

>降りたら?下界に帰れるのだろうか?いや死んだ人が生き返るなんて事があるわけな
>い。では降りたらどうなる?地獄に通じていたりしてるのかな?
(この一文には違和感がある! 主人公はどこから登り始めたのか!
 いきなり階段の中程に出現しないとおかしいことになる! 地獄のくだりは余計に思えた!)

>どれでもありえるしどれでもない。
(平仮名ではありうる! 漢字であり得るとすれば目立たない!)

>とりあえずゴンタはその門から続く一本道を、とりあえず進んでいく、とゴンタは神様に出会った。
(二つ目の『とりあえず』は必要ない!)

>ちなみに天国にいる人は地上へワープ装置を使って自由に使って行き来できる。
(二つ目の『使って』は必要ない!)

階段を利用した落ちのようなものが書かれていた!
登りと下りの二者択一に主人公は翻弄される!
最後は天国と現実を自由に行き来できるせいで、どちらでもいいという結果に終わった!

短い話に要素を詰め込み過ぎて落ちが弱くなったが、階段の意外性に2点おまけで50点!(`・ω・´)

369 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/29(土) 19:09:50
>>367
ボクが主人公の一人称!
二人や10分など、漢数字に規則性がない!

>中から二人の上級生がもみ合いながら出てきたのだ。
>この二人、一体どんな人たちなんだろう……。
(二人の素性はわからないが主人公は上級生と判断した!)

女子の香野が騒動の一部始終を知っている部分に違和感がある!
男子トイレにはドアの類はついていないのか!

>数分後、霊能者であるボクたちの担任によって、山田に取り憑いた悪霊は除霊された。
(暴れていた上級生二人には問題がなかった! 山田に取り憑いていた悪霊による霊障だった!
 作者にすれば、落ちなのかもしれないが納得のいかない一文!)

読み易い文章ではあるが内容に無理がある52点(`・ω・´)

370 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 19:30:59
>>369
ありがとう!評価が頂けて嬉しいです。

>男子トイレにはドアの類はついていないのか!
僕の小学校、中学校はついてないトイレでした。

>(暴れていた上級生二人には問題がなかった! 山田に取り憑いていた悪霊による霊障だった!
上級生二人が悪霊、という意味のつもりでした。
またよろしくお願いします。

371 :上級読者 ◆xQmVoY6/HA :2011/01/29(土) 19:32:41

ttp://ncode.syosetu.com/n3930p/

恋愛小説なんですけど、どうでしょう?
僕自身は悪くはないと思うのですが
読んでくれた人の感想がばらついて
イマイチ客観的な評価が良く分からないのです。
駄目なんでしょうか、そこそこ良いのでしょうか。

掌編ではなく短編です。
少し長いので、序盤だけでも結構ですので
沢山の小説を読んで感想を書いおられる
ぷぅぎゃあさんの感想が欲しいなと思いました。
全くフォローのない酷評でも良いので
正直なところどうなのか
お願いします。

372 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 19:43:55
ワイさんひっぱりだこだな
お金とれますよ

373 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 20:13:39
みんなぷぎゃあに読んで意見貰うのはいいんだが
あくまで一人の意見として捉えたほうがいいぞ?
明らかに文章の書き方がなってない、貧弱な語彙なんかは指摘されて当然だが
その他の書き回しなんてそれぞれなんだから
それでくどい、読みにくい、なんて思われるのは改善すればいいし
どうも腰が低すぎるヤツが多くてむずがゆいわ
自分が必死こいて書いた文章だろ?
言われたことを鵜呑みにするのはなぁ……
指摘された箇所に対して
“こんな表現では?”や“ここを削ってこうすれば話し手の性格が分かりやすいですか?”といった
意見交流がもっと行われるもんだと思ってたよ

374 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 20:20:02
嫉妬乙

375 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 20:21:23
>>374
そんなレスくることは分かってたけど
誰も突っ込まないから
みんな卑屈すぎるとおもうんだ

376 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 20:23:44
そんなレスをしてどんな反応をするかでおまえのことを試してみただけ

377 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 20:27:49
? 言わんとすることは分かってくれてるんだよな?
みんなもよく考えてみてくれ

378 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 20:29:45
おまえがよく考えろ

379 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 21:40:49
>>373
今さらそんな事をドヤ顔で言われてもな
まともな頭があれば、一人の意見としてしか考えないだろ
本気で上手くなりたい奴は、どこぞの人口が多い投稿サイトに投稿して
沢山の人の意見を聞いてる

ここでいくら良い点を取ろうが、投稿サイトで反応を貰えなければ
それはゴミだってことだ
SSサイト住人の反応はシビアだからな
読んでてつまらんと思えば全く反応してもらえない
スルーされたまま埋もれていく小説が腐るほどある

380 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 21:49:47
>>379
つまり建前と本音ってことか?
低姿勢な口調もいやにへりくだった態度も

あーやだやだ
ま、おまえみたいなのがいて安心したよw

381 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 21:50:28
嫉妬乙

382 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 22:12:37
本音だけで社会を渡れるのは厨二の妄想
まともな人間は割り切りつつもワイ氏には感謝している

383 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 22:41:29
ぷぅぎゃああああああさんの文章批評はかなりフラットで役に立つ
また垣間見える人柄も好感がもてるからリスペクトしてるんだけど


384 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 22:42:02
自演乙

385 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 22:56:54
>>371

読んできたけど、いいね。素人の書く短編小説をひさびさに読了できた。
このくらいの長さになるとほとんど序盤の段階で読むことを辞めてしまうんだが。素人の小説は。
スラスラ読める文章だった。
内容的にはもっといろいろあればいいと思う。最後の感動をより深くするように。
虐待の連鎖ではなく、心を〜、ならその心を徹底して描いてみてはどうか、と。今のままでは、まだ薄い。
長編にしてみたら?


386 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/29(土) 23:30:57
スルーされたのが我慢できず

387 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/30(日) 05:41:02
>>371
>〜実際、母は四年前に抗争相手の組の幹部を殺して服役中のヤクザの女房だった。
(母親が相手を殺害したように見える! 父親がヤクザで犯行に及び服役している!
 この一文は二つの事実が混ざり合って読み辛い!)

>組の為に人を殺しても今の時代、幹部にはなれない。
(父親が犯罪に及んだ意味がわからなくなった!
 それだけでは幹部になれない、等の補足が必要!)

>〜私の出鼻を挫いた。
(間違いではないが『出端』を挫いた方がよい!)

>暇なんでバックから携帯と避妊具を取り出す。
(バックはバッグ!)

>君はシャワーを浴びたらベットに入って待っててくれ〜
(ベットはベッド!)

>彼女はドアをノックし私を先に部屋へ入た。
(脱字がある!)

388 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/30(日) 05:43:14
>教頭が私にではなく、私の隣で真っ青な顔をした担当に叱責を始めると〜
(文脈から『担当』は『担任』だと思う!)

>ドキリとした。あぁ、はやり雑誌のことを聞くのか。
(打ちミスがある!)

>俊夫がまだ結婚出来る年齢で無かったので籍にはまだ入ってなかったけど
(『まだ』の重複! 結婚の年齢に達していないことが書かれているので、最初の『まだ』は削れる!)

女子高生にしては扱う漢字が大人びていた! 学校の優秀な成績で得心がいった!
荒れた川のような本作は内容で転覆のおそれがあった! しかし、作者の見事な舵取りで渡り切った!

敢えて苦言を言えば、俊夫が姉の面影に重ねた部分が見えなかった!
主人公の彼女の達観した部分が全面に出ていて緊迫感に欠けた!
ワイの場合、以上の二点が挙げられる!

文章に粗さはあるが上手く纏められていて読後も悪くなかった76点!(`・ω・´)

389 :上級読者 ◆xQmVoY6/HA :2011/01/30(日) 07:53:47
>>385
虐待とか心とか、そういうテーマは重いので
確かに今のままでは踏み込みが浅く
描き切れていないというのはあると僕も思います。

ただ今の僕の力では、これ以上、広く深く書くと
多分、弛んで退屈な小説になるんじゃないかなと臆病になって
出来るだけコンパクトに纏めたのですが

でもそれは良い意味ではなく、誤魔化しでしかなかったと
謙虚なようで、実は驕り怠慢でしかなかったと、恥ずかしい思いです。
もっとちゃんと伝えないと駄目ですよね。

沢山の小説を書いて、力を付けたら
この作品を長編にしてみます。
そういう日が来るように頑張ろうと思います。
感想ありがとうございました。

390 :上級読者 ◆xQmVoY6/HA :2011/01/30(日) 07:56:19
>>387-388
僕はこの文章、何度も読み返して推敲して
打ちミスや脱字誤字はもう無いものと思い込んでいたのですが
こんなにあるのかと正直、吃驚しました。恥ずかしい思いです。
ぷぅぎゃあさん申し訳ないです。


>父親が犯罪に及んだ意味がわからなくなった!
見返りがないのに組の為に人を殺すってのは
確かに妙というか、理由がよく分からないですよね。書いてないのだから。
書いてないだけでなく、そもそも僕の脳内で生み出せていませんでした。
ヤクザとは組の為に動くものと安易に書いてしまった。
自分の作品世界を生み出せてなかった。

父はヤクザの頭になりたかった。だからシマを分けて貰いたかった。
条件として抗争相手の幹部の首と金が必要で……という感じにするか
父は組の親分に心酔して……という感じにするか
どちらにしても、ちゃんと書いて話に説得力を出すべきだった。

391 :上級読者 ◆xQmVoY6/HA :2011/01/30(日) 07:57:58
>敢えて苦言を言えば、俊夫が姉の面影に重ねた部分が見えなかった!
そうですね。これは伏線になる部分があった方が良かったってレベルではなく
今思えばここって物語の核心部分に近い、かなり重要な所だったと思うので
姉の面影に重ねた部分が書いてなかったのは致命的な瑕疵です。
主人公ばかりに目が行き、俊夫君の心を彼の行動で表現することが雑になっていました。
どう書き加えたら良いか、今はまだ思い付きませんが、時間をよく取って考え、書き直したいと思います。


>主人公の彼女の達観した部分が全面に出ていて緊迫感に欠けた!
ここって僕の最も駄目な所のようで、書いている内に、書き手である私が主人公に入れ込んでしまって、主人公=書き手である私になってしまうのです。
だから主人公が達観してるのは、そういうキャラが良くて出しているのではなく、単に書き手だから達観してしまっているのだと思います。

いくつか僕の小説を読んでくれた方が、どのキャラもお前自身じゃないかって酷評があったのですが、そういえばそうだなと。

とは言え、テンプレ的な個性の強いキャラを出すのも非現実的なので
実社会でもっと人間観察をして、自然な感じに生き生きとした、自分以外のキャラを生み出して、上手く書き分け出来るようになることを目指しているのですが
こういうのって持って生まれた資質が影響するのか、創作経験不足なのか、人生経験不足なのか、僕にはかなり難しいですが、頑張って克服したいと思います。

ただ今回で言えば主人公は女子高生ですから、今からそんな子と付き合って人間観察してたら警察に捕まると思うので
高校時代を思い返し……とは言え、その頃に彼女と言える女性はいない。いないですよ。
無いのに高校生の恋愛小説なんて作るのが、そもそも無理があったのかも知れませんが
足りない分は、脳内妄想全開で補完して、ひとりの少女を生み出せるように、頑張って克服したいと思います。
感想ありがとうございました。

392 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/30(日) 09:57:04
反省と努力!
この両輪を滾る情熱で動かして走ればよい!

文才等の資質の有無はわからない!
受賞して自身で証明すればいい!
その時、向かい風は追い風に変わる!

ワイの考え!(`・ω・´)

393 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 13:27:30
蜘蛛が一匹おりました。そいつは巣を作ろうとしてずっと奮闘していましたが、何分頭が悪いので、ある時は土台のひとつに空き缶などを選んだため、
ちょっと強い風が吹いてぐちゃぐちゃになる、人通りがある路地のど真ん中に作っちゃって、すぐ壊される、などといつまで経っても巣が完成しません。
それでも蜘蛛はへこたれず、なんども挑戦しては失敗し続けました。でも巣が作れないせいで何も食べれません、だから蜘蛛は疲労困憊、もう寿命
は尽きかけていました。
 が、幸運なことにそんな蜘蛛のことを見ていた神様がいまして、その蜘蛛のために巣を作ってやると言ってくれました。その巣は天から一本蜘蛛の
糸がぶら下がっていて、その一番下の所にそれは立派な巣が、天からの一本の糸だけをたよりにしているのに風に揺れもせず、堂々として、悠然とし
てありました。蜘蛛は仰天し、そして神に感謝を捧げ、その巣を有難く貰い受けました。
 それからの蜘蛛といえば順風満帆、食べられるようになったし、住処が無くなる事もないので、毎日幸せに暮らしました。それを見た神様は満足して
微笑み、その蜘蛛のことはもう大丈夫だろうと、安心し、いつかのうちにその蜘蛛のことは忘れてしまいました。
 ある日のこと。神様がぶらぶら散歩していると、自分を呼ぶ声が聞こえます。耳を澄ませてみると、蜘蛛が自分に助けを求めているではありませんか、
なんだろうと聞いてみると、蜘蛛は、
「もうこの巣は嫌だ」
と言うのです。何を言ってるのかと首を傾げましたが、神様は昔助けた蜘蛛だというのを思い出して、せっかく助けてやったのにと気分が悪くなり、分けを
聞かれました。蜘蛛は突然泣き始め、返事をしません。いろいろたずねてみたり、なだめすかしてみたりしてやっと、泣きながら、蜘蛛は言いました。
 「このたった一本の糸だけに支えられてるだけで、どうして僕は生きられるだろう!」
 神様は自分を責め、このまちがいに気づかせてくれたことに礼を言い、この蜘蛛のために支えを増やした巣を新たに与えました。でも神は気づいていま
した。あの蜘蛛がこんな考えに悩まされ始めたとなると、どうしてそれがすっかりやむことがあるのか。神様はもうこの蜘蛛に先はないだろうと、助けてやっても無駄だろうと、うすうす感じながらも、この蜘蛛のへこたれない性格に賭けてみたのでした。

394 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/30(日) 15:00:39
>>393
>〜せっかく助けてやったのにと気分が悪くなり、分けを聞かれました。
(変換ミス!)

巣が巧く作れない蜘蛛に神様が住処を与える!
天から一本の糸で支えられた巣はどのような障害にも耐え得る!
蜘蛛は食料に困ることなく、毎日を幸せに過ごした!

>「もうこの巣は嫌だ」
(そのような生活の中で蜘蛛は神様に訴える!)
>「このたった一本の糸だけに支えられてるだけで、どうして僕は生きられるだろう!」
(順風満帆の意味を失念している! この会話文で全体の話が破綻した!)

>神様はもうこの蜘蛛に先はないだろうと、助けてやっても無駄だろうと、
うすうす感じながらも、この蜘蛛のへこたれない性格に賭けてみたのでした。
(神様の判断なので賭ける意味が絶無!)

物語の狙いが全くわからなかった32点!(`・ω・´)

395 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 15:28:11
>>394
この作品は生きることのか弱さを書いたつもりで、
神様に良くしてもらい、何の苦もなく生きるのに、蜘蛛の巣がたった一本の糸でつ
ながれていることに、その頼りなさに苦悩し、神様に泣きつく。と言う話で、生きることって
本当は死と隣り合わせじゃないですか、ちょうど僕の命もたった一本の糸だけでつ
ながれているような、そんな生きることの危うさを書いたつもりだったんですが。
 
伝わらないのは僕のせいですから、もっとがんばります。批評ありがとうございます。
勉強になります。

あと
>神様はもうこの蜘蛛に先はないだろうと、助けてやっても無駄だろうと、
うすうす感じながらも、この蜘蛛のへこたれない性格に賭けてみたのでした。
(神様の判断なので賭ける意味が絶無!)
は何が絶無なんでしょうか?よく意味がわからないので


396 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 15:38:41
>>393より>>395の方がよっぽど分かりやすいからそういう文体にシフトしたほうがいいんじゃないか

397 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/30(日) 15:44:23
>>395
人間が予測で「ダメだろう」と思うことには僅かながらも可能性が残されている!
神様の立場で「ダメだろう」と思えば、全知全能の観点から可能性はないと思われる!

追記として蜘蛛を擬人化しなくても書ける内容に思えた!
あまりに思考に人間味があると不自然に感じる!

ワイの考え!(`・ω・´)

398 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 15:49:07
修辞法学び直して来い

399 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 15:55:04
>>395

>何が絶無なんでしょうか?よく意味がわからないので

神が駄目って判断したのだから、それが覆る可能性が絶無なんじゃね?
そもそも神が判断を誤ったり、謝罪したり、先も読めないってのがよく分からない。
神様なんて大層なものを出して、結局、神というキャラが神になってない。
話に合ってない。蜘蛛というキャラにしてもそう。

>追記として蜘蛛を擬人化しなくても書ける内容に思えた!
>あまりに思考に人間味があると不自然に感じる!

こう書かれるのも仕方ないと思うよ。
何も考えずに話を適当に作るからこうなる。

400 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 15:59:29
文学においての「神」の使われ方、その歴史諸々の知識がまったくないわけでもないだろうに

401 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 16:00:47
話に合ってないというより、話に合わそうして本来のキャラのありようを歪めてしまってるって感じかな。

402 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 16:13:15
嫉妬乙

403 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 17:36:13
30点に嫉妬するとはホントにカスばっかやな

404 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 21:20:14
 電車を降りて橋から、雨の中を私と彼とは銀座の方面に向って歩るきだした
、私と彼とは一本の傘の中にぴったりと身を寄せて、黒い太い傘の柄を二つの
掌で握り合っている。
 男同志の相合傘というものは、女とのそれよりも涯かにもっと親密な感じがす
るものである、すでに私は彼とこんな機会でなければ、おたがいにこう激しく肩を
打ちつけ合うことはあるまいと考えた。
 彼の肩は大きい、私の肩は瘠せて細い、彼の肩幅の広くて岩畳な傍らに添って
いるだけでも何かしら安心ができる気がする、また彼の額は深く禿げあがって赤味
を帯びて光っている、彼がのしのしと歩るいているのに、私は気忙しい足取りで、そ
れに調和しようと努力する、彼の醜怪なほど逞しい赤い額は、暗い雨雲も押しのけてしまいそうな頑健さだ。
 二人は雨の日に銀座の散歩に来たということを少しも後悔はして居ない。
「濡れるぞ、もっとこっちへ寄れよ、情味は薄暮れの銀盤をゆくごとしだね」
 私はこう言って彼の方に余計に傘をさしかけながら、雨の路面を見た。
 路面には少しの塵芥もなかった、連日の降雨に奇麗に洗い流されたのだろう、
数枚の広告ビラらしい小さな紙片が散らばっていたが。
 その紙片は実に雨にも流されないほどに執念深く、鋭どい爪をもった羽のように
舗石にへばりついていた。
 もし塵芥めいたものを、洗い流された路面に求めるならば、彼と私との惨めに歪ん
だ靴であらう、二人の靴は大きな黒い塵芥の凝固のようにも見えたからである。
 私はその靴の先で、降雨の中の広告ビラの一枚を蹴って見た。するとこの青味が
かった濡れた紙は、カマキリか小さな蜥蜴かなにかのように、カッと口を開いて、赤い
舌をさへ見せて不意に私の靴先に噛みつく、
「なんて悪意に満ちた奴だ」
 私は舌打をして、憎々しくビラを微塵になれと強く踏みつける、私は同時にその紙片
を二重に憎悪した、それは建物も低く少ない、田舎の街での出来事であった。
 秋の風が街を幾度も吹きすぎる、私はその激しい風に向ってなんの持ち物もなく、行
軍かなにかのように一生懸命になって歩るいている、砂塵がバラバラ頬を散弾のように
打つ、私は何度も立ち止まって休息し、風の凪ぎ間を見てまた歩るき出す、すると不意に
私の眼と口とをふさいだ大きな掌があったのだ。

405 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 21:22:32
 私はこの寂しい街で強盗にでも逢ったように驚ろき慌てて、その巨大な掌をはらいのけた、私を窒息させようとした掌は、
風に飛んできた活動写真のビラであつた。
 その時私は広告ビラを心から憎んだ、そしてまた人間の顔を覆うほどの馬鹿に大きなビラの注文主を憎み、風
の日のそのビラの撒布者をも憎んだことがあった、いままた都会の舗石道で、同じようなビラで靴を噛まれたので
あった。
 憎悪すべきものや、親愛なものは、こんな愚にもつかない紙片にもある、私はこう感じた、すると憂鬱な気持がど
こからともなく襲ってきて、彼と傘の柄を握り合っているということがとても堪へられない事に思われだした。
 私はじつと頭上の傘に雨の降っているのを仰ぎ見た、それから彼の横顔を盗み見た、その時、私は二つの感情
が一本の傘の柄を中にして、微細に働き合っていることに気がついた。
 二人は柄を押し合い、へし合いしているのであった、一本の傘は絶えず一方の肩を濡らさなければ、一人が完全
に雨を避けることができない程小さなものだ、そこで彼も私もおたがいに譲歩し合い、自分の体が雨にすこしも当ら
ぬときは、必らず相手の肩を濡らしていることを考えなければならなかった。
 その仕事はなかなか苦痛であった、傘の柄を二人で握り合うことの容易でないことを思った、それに私は彼を自分
よりも多く雨に濡らしているのだ、その上に私は激しい欲望が湧いてきて、これらの非常に円満な謙譲や、生温か
い友愛や、を憎みだし軽蔑しだした、動物的な本能は、彼からその傘を奪い去るか、彼にまったく傘を与えて自分
はズブ濡れで歩るくか、どっちかに決めなければ気が済まなかった、私はジリジリと柄を手元に引き寄せる、あつけ
ない程柔順にその柄は引き寄せられる、ただしあるところまで来ると彼はその柄をピッタリと押さえる、それから彼
の利己心は、次第に私の手元から傘を引戻そうとするその彼の感情は醜いものではなくて、常識的すぎるほど世
間なみなものだ。彼はそして私の傘の柄をもつことにさえも、このように激烈な気持をもたなければ気が済まない性
格を不思議に思い、笑ってでもいるかのようであった。

406 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 21:23:14
 雨の日の線路は、鈍重な刃物をおもわせた、ここの十字路を踏み切るときには、傘を彼に手渡し、私は彼にはお
構えなしにどんどん駈けて向う側に渡り、商店の雨覆の中に入りこんで彼のやって来るのを待った。雨の日の轢死
、私はそんな恐怖にとらはれていた、雨の日の轢死は私の血を跡形もなく流し去る、そして体は散々になって、その
附属物のかならず一品を失う、例へば舌とか足の親指とか、甚しい時には頭が夜更けの車庫まで運び込まれて、
検車係りのライトに照しだされたりする、私はそんな目に逢うのは嫌だと思った、往来する電車は何時も見る電車よ
りも、少しく大型に脹れて見えた、乗客もみな鳥の翼のように、だらりと袖をさげていた。

407 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/30(日) 22:05:38
ディスるのはワイさんの点数を待ってから
これギャルの鉄則

408 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/31(月) 01:42:39
ギャル?

409 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/31(月) 04:34:05
>>404-406
ワイは一読して古い言い回しを現代語訳しているような違和感を覚えた!
特に『涯かに』の使い方に引っ掛かるものがあった!

青空文庫所収のものとは言え、小熊秀雄の文章を転載することは望ましくない!
ワイのスレッドの取り決めで『他人の文章、ダメ!』と明示している!
以上の理由で評価は見送る!

ワイの考え!(`・ω・´)

410 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/31(月) 11:52:37
藤原正美17歳、高校生、彼氏は最近できた大学生の彼。そんな彼と正美は一緒にデート。二人の間は巷でも有名
なイチャイチャッぷり。
その日のデートは、映画館でイチャイチャ、レストランでイチャイチャ、クラブでイチャイチャ、車の中でイチャイチャ
、どこでもイチャイチャ、もうイチャイチャ、やっぱりイチャイチャで、二人はすごく楽しい思いでデートを終え、彼氏の
運転する車で帰路についていた。
車は正美の家がある住宅街に入り、交差点を真っ直ぐ進もうとした時、右から結構なスピードでやって来た乗用車
と事故を起こし、あはれ彼氏は死んでしまった。
乗用車に乗っていたのは宝田明であった。夏の初めの出来事。
正美は重傷を負ったものの、体に関しては無事だった。だが正美は最愛のイチャイチャする彼氏を失なったことと
、正美は事故時意識があり、彼氏の真っ赤な、体は千切れててあちこち焦げて黒くなってる、彼氏の杜撰な人体を
眼の当たりにしたこととが、正美の精神を参らせてしまった。正美は笑わなくなり、しゃべることもあまりしなくなって
しまった。
そんな正美の病室には毎日、友達や家族がやってきて、正美をまた元気な、明るい性格に戻そうといろいろがん
ばってくれていた。正美には支えてくれる、愛してくれる、助けてくれる人たちが沢山いたのだ。なぜか。
しかし、それでも正美は笑顔を見せることなど皆無で、しゃべることもほとんどなく、おしゃべりといわれた正美を考
えると何もしゃべらないのといっしょだった。それでもみんなは、正美を何とか治そうと必死に努めた。
秋になった。が、病室は事故に遭った初夏の時のまま、なんの進展も無い。病室から外を眺めても秋らしい風景
は一切無く、病室から出たくないと正美は拒むので、正美自身秋を感じることもなかった。ただペナントで阪神が逆
転負けしたことについてだけは正美も驚いていた。そんなことから一応、今が十月の終わりだというのは正美はわか
っていた。
そんなある日、正美の友達らはもうすぐ開かれる文化祭に連れて行こうとし、正美が約四ヶ月ぶりに学校に来ると
いうので、一度クラスみんなで教室に集まり、正美を迎える計画を、先生、正美の友達らで計画した。結局、他の生
徒は臆病者だったので反抗できず、この計画を受け入れた。

411 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/31(月) 11:53:31
かくして文化祭、正美が教室に入ってきたため、同級生達に緊張が走った。はたして精神病者をどう扱うか、殆どの
人は関わりたくなかった。そんな中、生徒達は、心配そうな、可愛そうにと同情の眼を向け、入ってきた正美を迎えた。
先生が「みんな藤原さんのことを心配しているわ」とか言った内容をしばらく話した後、クラスみんなで作った、と先生は
嘘を言って、千羽鶴を正美に手渡した。
その後正美は、友達らと各催し物を廻り、各催し物で、この人があの事故にあった人かと、噂されながら。同情の眼
を向けられながらまわっていた。
これらの人は、四ヶ月前正美が事故にあったときも、噂し、同情した。人はこういう正美のような者の中に、実際には
存在しない優越を確立して、幸福に生活を送るもので、全ての同情する人、そして噂する人を見るたびに、豚のように
幸福に寝る姿が眼に浮かんでしまう正美なのだった。
そして正美らは、昼ご飯を食べようと3−2がやっているうんこうどんを食べに赴いた。うんこうどんはカレーうどんの
事であるが、しかし食べた人はこれはうんこだと、噂した。腹一杯うんこを食べた後、店を出ようとしたら、ある男とすれ
違った。その男は正美と同じクラスで、友達が一人もおらず、いつも一人で、家族も本当の家族ではなく、内気で、オタ
クで、みんなから気持ち悪がられている、なんとかいう名前の男であった。
男が3−2に入った時は満席で、他の所に行こうとした時、先に3−2を出て、廊下の隅で次にどこへ行くか相談してい
た正美が、そのなんとかという男を見て「なぜあの人は出てきたの?」と、友達に向かって訊ねていたのを、この男は聞いた。
「満席だったんじゃない?」と答えると、正美は笑顔になり、
「え、でも一人で見てまわってるの。ありえない」と微笑みながらそう言った。そう、正美は優越を確立したのだ。今まで自分
のためにがんばってくれた人々のこと、自分が一人では無いことを、正美は心から感謝した。

ほどなくして、正美は治った。事故にあう前と同じく、良く笑い、よくしゃべった。「一人ではない、大事な友達がいるから、家族がいるから、私は笑って過ごせるの」と学校に戻ってきた正美は、クラスの前に立ち、クラス全員がいる前で、そうぬかした。





412 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/31(月) 17:45:35
挨拶もなしか。
コイツこのスレなめてますよ、ぷぅぎゃああああああさん。
貴方が出るまでもない、わしが〆ますんで。
ちょっと待ってて下さい。

>>410-411
O点じゃボケ!!!!
顔洗って出直して来いや!!!!!

413 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/31(月) 17:53:35
↑またおまえか。うせろ。

414 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/31(月) 17:54:31
自治さん久々にみたな

415 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/01/31(月) 21:01:09
>>410-411
酷評スレッドのウィキにある、ほぼ全文!
部分的に文章を削り、一部には手を入れている!
以下が原作のURL!
ttp://www6.atwiki.jp/kata/pages/51.html

掲載されてから日数が経っている!
作者は2ちゃんの外部サイトに作品を載せている!
権利について考えた結果かもしれない!
今更、ワイのところに持ち込む理由がわからない!
推敲と言い難い削り方には作為的なものを感じる!

時間の流れは平等でも使い方で大きな差が出る!
真摯な態度は作品の質として如実に表れると言っておく!

ワイの考えで敢然と評価は見送る!(`・ω・´)

416 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/31(月) 22:08:06
濃紺のジャンパーを羽織り、手には日本刀、頭にねじり鉢巻きの女子高生・岸尾真弓は、校舎裏の湿った草むらの上に立ち、6月の久しぶりに晴れた青空をきっと眺めていた。
 大破した体育館に屋根はなく、顕わになった床が日の光を浴びて輝いている。空気は蒸し暑く、真弓の鉢巻きはしたたる汗を吸い込んで濡れている。真弓のポニーテールにした長い黒髪は、風になびいて処女特有の磯の香りを漂わせているが、それを嗅ぐ者はいない。
 
 校庭に横たわる鋼の巨人は、古の神を復活させるためのよりしろになるはずだった。しかし神は宿らず、ただの巨大な骸としてそこにうち捨てられていた。
 あわただしく始まった世界最終戦争は、しかし、何もが中途半端なまま終わりを見せたかに思われた。

「こんな終わり方ってあるか?」
 真弓はひとり呟く。
 絶対にあり得ない。あの鋼の巨人たちに神々が宿り、人類にかわり、神々が戦い、最後まで生き残った神を本物の不滅の神として認め、世界中の人々が、その神ただ一人を崇め、世界が統一されるはずであった。
 そのために世界最終戦争が計画され、準備が進められていたのに、鋼の巨人に神が宿らなかったばっかりに、それらの計画はなかったことにされたのだ。
 計画の発案者や、支持者たちは大恥をかいたことになる。そもそも鋼の巨人を設計し、組み立てた人々が、そんな神なんてものを信じていなかったのだから話にならない。
 そんないい加減な気持ちで作られたよりしろに神が宿るものか。
 悲しいことに、神を信じていた者たちは、メカには点で疎く、巨人の設計に関わることが出来なかった。ただ少しばかり、デザインに注文を付けただけである。
 神を信じる者の手によってつくられなければ、神は宿らない。
 しかし、神を信じる者の中に、巨人を作れる者はいない。
 この矛盾が、そもそもの失敗の原因で、はじめから彼らには夢のまた夢にすぎぬ計画だったのである。
 真弓ももちろん、メカのことなど全くわからない。ただ神を信じる心は人一倍強かった。


417 :名無し物書き@推敲中?:2011/01/31(月) 22:39:56
もう挨拶もないのはスルーでいいんじゃね?
何をして欲しいのかも書いてないのに文章を貼り付けるって異常だよ。
晒しなのか、なんなのか分からんし
後で纏めて運営に報告した方がいいですよ。

418 :416:2011/01/31(月) 23:14:06
評価よろしくお願いしますm(_ _)m

419 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/01(火) 00:07:51
>>416
>真弓のポニーテールにした長い黒髪は、風になびいて処女特有の磯の香りを漂わせているが、それを嗅ぐ者はいない。
(ナンセンスギャグのような一文! 全体の作りがシリアス調なので引っ掛かる!
 髪はシャンプーやリンス、諸々の匂いで変化する! 処女は肉体的な部分を示しているので関連性は希薄と言える!)

>悲しいことに、神を信じていた者たちは、メカには点で疎く〜
(『点で』は平仮名!)

最終戦争の計画が頓挫した状況!
舞台が学校の意味はわからない!
女子高生の繋がりや身なりを考える材料がない!
矛盾点の指摘もできない!
作品の路線さえ、よくわからない!
省ける主語が多々あることはわかった!

今回は純然たる文章の評価の点数で58点!(`・ω・´)

420 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/01(火) 00:10:21
>>417
オリジナルの作品の抜粋であれば認める!
それ以外の部分は一切問わない!

ワイの考え!(`・ω・´)

421 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/01(火) 00:14:47
言葉が足りなかった!
本人と思えるオリジナルの文章であればよい!

ワイは寝る!(`・ω・´)

422 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 00:38:55
寝かさない!(`・ω・´)

423 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/01(火) 07:15:52
よく眠れた!
今日も米飯が美味い!

引き続き文章募集中!(`・ω・´)

424 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 15:34:57
こんにちは、評価していただきたいのですが、よろしいでしょうか

425 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 16:55:59
断る!(`・ω・´)

426 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 17:15:54
>>424
いいと思うよ。
ぷぅぎゃあさんも
「いい!」ってレスする手間が省けるから、
遠慮なく載せちゃえ。

427 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 18:26:13
 字が書けない時期がある。タイプも出来ない。手が震えるのだ。そういうときは、
何をやっても上手くいかない。アキネトンが必要だ。それも今すぐに。俺は隣の
部屋に行くために立ち上がる。杖をついて。よもや二十八才で杖をつくことになろうとは。
 電気炬燵から出るのに、いつもより酷く時間がかかる。昨日に挫いた右足首が
痛むからだ。ドアを潜り廊下に出てからふと思う。そうだ。湿布も貼り代えねばならない。
湿布はどこに置いただろう。自分の部屋だ。戻ったら張り替えねば。
 隣の部屋は暗く、光は無い。カーテンはその役目をしっかりと果たし、廊下にも
また明かりは無い。意を決して暗闇の中に突入し、ぼんやりと光る蛍光塗料のついた
紐を引っ張る。電気が付くと、部屋の中央に炬燵が、その両側には布団が見える。
 布団を踏み越えた先、炬燵の上に、求めていた薬、アキネトンがある。統合失調症の
薬、エビリファイの副作用、手の震えなどを止める副作用止めの薬だ。
 昨日飲み忘れたのだ。いや、意図して飲まなかったというのが正しい。副作用など
大したことはないと高を括っていたのだ。自分は愚かだった。そのおかげで、痛い
右足首を引きずって、わざわざ隣部屋まで行くという愚を犯さざるをえないのだから。
 こんなことなら最初から飲んでおくべきだった。薬をシートから取り出しながら後悔を
済ませ、口の中に放り込む。ペットボトルのお茶を手に取り、キャップを外し、ごくりと
飲み込む。右足首が痛む。鎮痛剤のポンタールも飲んでおこう。
 僕は自分の部屋に戻ったら、湿布を貼り直さねばならないことを思い出しながら、
暗い廊下へと戻る。ぱちりとボタンを反転させ、電気を消しておくことを忘れない。
 今日のことは、日記調の小説にして、2chのワイスレに書きこむつもりだ。そうでも
しなければ、今日という日は、単にエジプトで大規模デモが発生した日ということに
なってしまう。歴史の一断片になってしまう。そんなのは厭だと、僕は思った。
今日は僕の日だ。僕の退屈な療養生活の中の、どうしても代え難い只の一日で
なければならないのだ。僕は震えの止まった手で、キーボードを叩いた。ワイさんは
何時ごろ、どんな点数を付けてくれるだろうか。廊下の向こうで、「ごはんだよ」という
母の声が聴こえた。

428 :427:2011/02/01(火) 18:42:25
タイトルは「2011/02/01」です。
評価のほど、よろしくお願い致します。

429 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/01(火) 21:44:06
>>427
>湿布も貼り代えねばならない。
(『代え』は『替え』の方がよい!)
>戻ったら張り替えねば。
(『張り』は前文に倣って『貼り』の方がよい!)

>電気が付くと〜
(『付く』は『点く』の方がよい!)

>僕の退屈な療養生活の中の、どうしても代え難い只の一日でなければならないのだ。
(この一文の意味が曖昧なせいで内容が薄くなったと感じる!
 昔は当たり前のように掲示板に文字を打ち込んでいた!
 苦しい療養生活の中で、そのような一日はなくなった!
 薬を服用してでも打ち込む文字は昔の平凡な一日が戻ってきたかのようだった!
 そのような意味合いで書かれていれば、すんなりと理解ができた!)

薬の効果に関しては、その通りで抑えた文章に凄味を感じた!

精神を患った主人公だとしても読者に感情が伝わるように書かないといけない66点!(`・ω・´)

430 :427:2011/02/01(火) 22:17:09
>>429
ご評価ありがとうございます。次作の励みにしたいと思います。

431 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 22:24:39
>>427
先ず句点が多く文章が細かくぶつ切りで、それを繋げ合わせただけの稚拙な文章。
見た目が良くなく優雅じゃない。リズムよく滑らかに綺麗に書いて欲しい。

それと、もっと文章がリアルに生々しくなるように、自分の五感を文章に刻み込んで、読者を作者に重ねて追体験出来るようにして欲しい。
湿布の匂いだとか、薬の苦味だとか、部屋の温度が下がって寒いだとか、いやもう何でもいいけど
今のままでは書き手と読者に距離感があり過ぎて、最悪、この文章にあることが嘘臭く感じてしまう。

>歴史の一断片になってしまう。そんなのは厭だと、僕は思った。
>今日は僕の日だ。僕の退屈な療養生活の中の、どうしても代え難い只の一日でなければならないのだ。

この辺の心理が良く分からない、そういう気持ちになるのは何故なんだろうか?
ここがこの小説の核心。ただの駄文か魂の篭った作品かの分かれ目、一番重要な所をこんなに雑に書いては駄目なんじゃないかな。
ちゃんと自分の心理を書き切らないと読み手に伝わらない。

あと、こんなに短い文章に僕って同じ言葉が三度も出てる。同じ言葉を多用する弊害は大きい。
日記ならともかく人様に見せるなら、評価されることが分かってる文章なら十分に推敲して欲しい。
>今日は僕の日だ。
という箇所が秀逸なので、それを目立たせる為、他の箇所の僕という言葉を省いた方が良いのではないでしょうか。

432 :427:2011/02/01(火) 22:46:55
>>431
実話ベースにしているので五感は表現できていると思っていましたが、
甘かったようです。描写は苦手な分野なので、指摘して頂けてありがたいです。
「僕」の登場回数には思い至りませんでした。
今後は強引なオチではなく、読者に納得してもらえるオチを考えたいと思います。

433 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 23:06:23
わたしたちの周りには神さまがいる、それは私たちの家族にしかみえないようで、家族の信仰の対象でありましたが私の母には違ったように見えていたようでした。
      ◆
 母は人の子ではありません、まるでバケモノの子のようでした。
わたしが10歳の時、15歳でわたしを産んだ母は25になっても背が低く15歳で成長が止まっているが如く童顔で、若いではなく幼いという言葉が当てはまるようでした。白く透き通る肌で生きているような暖かさは無くセミロングの髪は子どもながらに欲情するほど綺麗でした。
わたしたちの家系は皆正気の沙汰ではない考えをしている訳のわからないことしか言わぬ。あいつらはキ○ ガイだと近所では評判の家系でありましたが無論わたくしたちは自分で自分の事をキ○ ガイなどとは思っておりませんでしたので
10歳の頃には自身はそれではないという考えを持っておりました、
わたしたちに見える神さまは狂気の沙汰ではなく正気の沙汰なのです、わたくしが見る神さまは酷く人間に似ており所かまわず欲情する獣のような所など母親そっくりでありましたがバターの匂いを嗅ぐ私の耳を舐め、しきりにこうつぶやくのであります。
「12になったらこのお守りを開きなさい」
それをきっちり12回言い終わると、お守りを渡し、また欲情する獣のような女に戻ってしまうのであります。
 そんな人の子のようでない母から生まれたわたしであります、生まれながらに奇形でありました。


434 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 23:07:43
産まれた時の性別がわからなかったのです、女性器と男性器の両方がついており困惑した母から男と女と書かれたくじ引きで性別をきめられました、引いたくじには女と書かれておりそれからわたしは女として育てられたのです。
幸い体と心は女性の物だったようで胸は膨らみ初潮も迎えました。そのころからでございます、母が人が変わったように同じ書物を読みあさり始めたのは。
       ◆
子どもが生まれる何年も前、古くからの家系だろう、幼いころからたくさんの人間じゃない人間にそっくりな神さまを見てきた。
それを祖母に聞いた時は好奇心が専行した、しかしそれはほんの少しの時間だけで、初めて神さまを見た時に女性の形をしたそれに初めてを奪われてから成長がとまった。どうやら神さまだとかはよほどの色情狂らしい。
それを大事にしようとする親族の気がしれない。そのおかげで私達の家系はみなキ○ ガイ扱いなのだたまったものではない。
それから私は頭の螺子が飛んでしまったかのように吹っ切れた。やはり私もこの家の子なのだろう、一度のことで吹っ切れてしまう。

435 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 23:09:09
色情狂の神さまたちの相手を毎日の用に引きうけた。そして私はよほどのマゾヒストなのであろう嫌悪を感じながらも毎晩自分は色情狂のやつらの相手をして慰み者になっている現実に少なからずはまっているのだ。

 紫陽花が咲く頃にある男が毎日私のもとにやって来るようになる、来る日も来る日も一言だけを私に告げて行く。
最初はその辺の神さまと同じように、私の体のみを求めているとしか考えていなかった。
「ぼくとお付き合いをしてください」
この一言のみのために口を開くだけで一向に体を求めることをしてこなかった。
男の年齢は私よりも年下であろう、見た目よりもうんと年の高い私の見た目よりも若いまるで異邦人のような男だった。
不思議なことで、毎日のように言い寄られると興味がわいてくる。
どうやら毎日のように見知らぬ神さまを相手をしているようことで嫌悪感というものは私の脳の中から欠如しているらしい。


436 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 23:11:59
次第に男と会話をするようになっていた。
「今日もあなたには見えない男と女であろう者の相手をしたわ」
ああそうだったこんな事を一族そろって言うのだから私たちはキ○ ガイ扱いだったのだ、、また村八分まがいのことでもされるのだろう。この男も汚物を見る目で私を見るにきまっている。
すると私の頭になかった答えが返ってくる。
「どんな男と女だったんだい?」
意外だった、あろうことかその行為の詳細を聞こうとしてくる、汚物どころか玩具を見つけた子供のようなまなざしでだ。
その日は男と12時間会話をした。
 15か月に初めてその男と寝た、我ながらなんと安い女なのであろう、。
正しくは私が彼を襲ったのだが、男はそれを抵抗もせず受け止め涙をながし、私に讃美の言葉を何度も何度も投げかけてくる。私はその時この男の中に居続けてやると考えた、この男は私に惚れている、そう確信したから。
それはあの紫陽花が咲く季節が3度巡ってきた頃、雨が降る中神社の境内の中だった。
次の紫陽花が咲く季節に男は血だらけで倒れて死んでいた。


437 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 23:12:55
僕は機械のように働いていた。借家を借りて僕の他には男一人と女3人で麻の葉を栽培していた。
その日も麻の葉に水をやり売れた分量を購入者に売りさばく、それだけの作業だったが金は余るほどに僕たちの元に降ってきた。
 梅雨の季節に僕はある女と会った、童顔で小さく毎日濁った眼で空を見つめていた。
「紫陽花の花が咲く季節ですね」
話しかけてみたが無視される。その時からなんとしてでもこの女を振り向かせてみたくなった。女の着ていた着物が肌蹴ていて胸元は大きくあいていたので最初は誘っている白痴の女かと思っていたがそうでも無いらしい。
次の日から毎日その場所にきまった時間にいる女に麻の葉入りの煙草を吸って会いに行った。
 夢心地になり在らぬ妄想ばかりが膨らんでいく中でまいにち夢心地で会う女はそれはそれは天女のようだった。言葉を話すのもやっとで
「ぼくとお付き合いしてください」
としか言葉は言えず、これ以上話すと自分が廃人のような事しか言えぬ、現に目の前に女がいるのに意識をそらすと麻の葉が見せる夢の中で女と僕は情事を繰り返している。
妄想が現実を食ってくれと何度この時が来るたびに思ったことか。
そんな事を13カ月続けて行った、14か月目に女は口を聞いてくれた。なんという会話だったかは覚えていないが僕の妄想の中ではとても文化的でお洒落な会話をしていた。
15か月目に彼女と寝た、その間も僕はぼくとお付き合いをしてくださいと言っていた。
それから次の梅雨の季節まで女と愛し合った、心地が良く麻の葉を育てるだけだった生活から毎日機械の様に女と寝ることを機械のように行ってきた。
 梅雨の季節が終わるころ部屋にもどると借家の中で一緒に麻の葉を育てていた男1人と女2人が額から血を流し倒れており、残りの一人の女の額に丸い穴が開く途中だった。
そろそろ終わるころが近づいてきたらしい、部屋の中に麻が散乱しておりそれを片付けようと窓の前を通りすぎた時に僕も額から血をながして倒れた。
さようなら愛した女、さようなら愛した女。
眼の前がかすむ前、意識が飛んでしまう前に僕は麻の葉を吸い、自分を慰める天女の中で僕はすべてを終えてしまった。


438 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 23:14:33
第一発見者は集落の住人で、死後硬直であろう硬くなったままのものを握りしめ満面の笑みを浮かべていた遺体を見ては少々好感度も落ちたがそれでもこの集落の住人や一族の人間よりは愛おしい存在だった。
ここで男が起き上がり嘘だよと言ってくれるのを2時間待った、だけどもピクリともしないで起き上がってくれない、途端に悲しみが襲ってきた。
もういないのだなと実感が湧いた、私にも人並みの感情が残っていたことには喜びを感じたもののもう人間と交わることがなくなるのだろう、もう神さまとしか交わることが無いのだろうと思うと、気が気でいられなかった。
 気が気でなくなり、家に戻りスプーンを持って男の家に戻る、男の眼にスプーンを付きたてくりぬく。
同じ要領で私の右もくりぬく、抜いた目玉を私の差し込み針で縫うと男にも同じように差し込み、針縫う、祖母から裁縫を習っていてよかったと、この時初めて一族に感謝した。
しかしそれでも寂しいもので男の眼は私の眼として確かにいるのに、見える世界に男はいない。
悲しくて仕方がない、私は最後にもう一ついただくことにした。男の髪の毛をカミソリで綺麗に剃ってゆく全部剃り終わると、流行りのバターソテーにして食道のなかへと押し込んだ。
 バターソテーを食べた日から生理がこない。

439 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 23:15:29
毎日ひどく気分がわるい、つわりが始まる。
あの男の子を身ごもったのだ、毎日神さまと交わっていたので正確にはわからないのだがそう思うことでしか自分を保てなくなっていた。
一族の者たちは神さまの子を身ごもったのだと痴呆のように喜んでいる、きっと生まれてくる子は大切に育てられるのだろう、これで2回目の感謝だ。
 生まれてきた子は半陰陽で、私はすこし気を落としたがこれが男と作った子供だと思うと愛らしく思えた。
どちらの性別として育てるのかは悩んだが、麻の葉のシガレットを吸うとすぐに解決した。
私はその時だいぶキテいたらしく、くじ引きを即興で作りそれに男、女、非人と書き祖母に引かせて性別を決めた。
この子は私と同じように神さまの慰み者にしてたまるものか、この子には私の代わりにこの一族の呆れた思想からは外れていてほしかった。
しかしそんな願いなど叶うことなどなく、私からは引きはがされ私は一切の育児を放棄されまた色情狂の神さまたちの相手をさせられて過ごすしかなくなった。
 これは少しでもの抵抗、神社で一つお守りを買い中に私の思いを託してまだ赤子の我が子に託して、いつかは自分が自分ことをわかっていて私はまた慰み者としての生活に戻った。


440 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 23:16:44
 母がくれたお守りにも12になったらこのお守りをあけなさいと12回書いてあり、私は言いつけどおりにそのお守りをあけた。
中には黒い髪の毛と一つの紙、紙にはこう書いてあった。
「私が読む本を読みなさい、あなたが眼でみる人達は半分が人間ではない。それに気付いたら本を読みなさい、私が読んでいる本を読みなさい。」
黒い髪の毛から漂うバターの香りを嗅ぎながら、私は母の元へと足を運んだ。
母は笑いながら本を貸してくれた、初めて見る母の笑顔はとても可愛らしく欲情しそうになる。
本を開けると中にバターソテーの作り方のメモが挟んであった。
これを作れと言うことらしい必要な材料は麻の葉、髪の毛、母の右目と私の左目、スプーンでわたしと母の目を取り出して麻の葉を売人から買い、お守りの中の髪の毛をバターでいためた、とてもおいしくて涙があふれるように出た。麻の葉の量がおおすぎて、煙が家に充満した。
食べ終わると母はスプーンで左目をくりぬくとわたしの右目にそれをはめてくれた。両目のなくなった母をみていると、なぜだか全てがわかったような気持ちになって、母を背負って家を出た。



441 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 23:39:18

これからはどこへでも行ける、私達は各地を転々とし泊まった先々で実家に向けて文章を書き切手を貼って送った・
それからしばらくして、私達は子を授かった。
男の子で名は茉莉、手の指が7本もある変わった子だったがわたしたちを慕ってくれた。
紫陽花の花が咲く季節にわたしたちは実家に戻った。
家全体が紫陽花の花に埋もれていて、ひいおばあちゃんの骨だけが玄関に置いてあった。
もう私達はそこから転々とする必要はなくなり、毎日をそこで過ごした。
母は神さまはもういない、だれも不幸にならずにすむと喜んでいたが、わたしにははっきりと見えていた。人の形をした色情狂たちが骨を犯しに毎日のようにやってくるのを、だけども茉莉の7本の指を握るたびもう大丈夫と勇気づけられた。
命は短い、恋もした、乙女ではなくなったけれどもそれを失って手に入れた両目がない母と指の多い茉莉はとても楽しそうに笑っている。
紫陽花の花が咲く季節だった、今日の夕食のバターソテーは髪も眼も麻もはいっていないけどあのときと同じ味がした。
これがあと100年続くよう、毎? 昜サの指に願う。母にそれを言うとわたしたちはまた交わった


442 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/01(火) 23:40:47
以上です処女作で国語が出来ませんがよろしくお願いいたします

443 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/02(水) 02:31:51
>>427
一人称、「俺」と「僕」が混在してます。
意図あってのことならすいません。

444 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/02(水) 03:17:27
>>427だいぶ昔のものなので何とも言えませんが、読み返して一人称の違いはおかしいところだと思いました。
ありがとうございます
ほかにも何かありましたらよろしくおねがいします

445 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/02(水) 06:03:18
>>433-441
ライトノベル作法研究所の短編に全文が掲載されている!
しかし、>>442の書き込みの内容! サイトの様子を目にして作者と認定する!
『わたしたち』が『私たち』などの違いは指摘しないことにする!

『沙汰』と『専行』の漢字の使い方がおかしい!
家族にしか見えない神さまに実体があるかのような書き方に引っ掛かる!
基本的な句読点の使い方が拙い! 読点には一層の注意が必要!
省ける主語が多い! 推敲不足は否めない!
文中に漢数字が混ざっていて規則性がない!

>男の年齢は私よりも年下であろう、見た目よりもうんと年の高い私の見た目よりも若いまるで異邦人のような男だった。
(日本語がおかしい! 若い男だから異邦人なのか! 表現の意味するところがわからない!)

>どうやら毎日のように見知らぬ神さまを相手をしているようことで〜
(『相手をしているようことで』の部分が日本語としておかしい!)

>15か月に初めてその男と寝た、我ながらなんと安い女なのであろう、。
(月の単位で月日を表す意味があるのか! 一年を過ぎた頃、一年と三カ月、言い方はある! 行末に打ちミス!)
>それはあの紫陽花が咲く季節が3度巡ってきた頃、雨が降る中神社の境内の中だった。
(寝た場所が神社の境内だとすれば、紫陽花が三回も巡るはずがない! 15か月を大きく上回る!)

>その日も麻の葉に水をやり売れた分量を購入者に売りさばく〜
(日本語がおかしい!)

>女の着ていた着物が肌蹴ていて胸元は大きくあいていたので〜
(変換ミスに加えて意味の重複!)

>〜残りの一人の女の額に丸い穴が開く途中だった。
(どのような現象が引き起こされているのか! 時間的な理由で狙撃の線は消えた!)

446 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/02(水) 06:04:14
>第一発見者は集落の住人で、死後硬直であろう硬くなったままのものを握りしめ満面の笑みを浮かべていた遺体を見ては少々好感度も落ちたがそれでもこの集落の住人や一族の人間よりは愛おしい存在だった。
(勃起した一物を握り締めた状態で死後硬直! 現実では有り得ない設定の上に読み難い!)

>〜男の眼にスプーンを付きたてくりぬく。
(付きは突き!)

>同じ要領で私の右もくりぬく〜
>〜流行りのバターソテーにして食道のなかへと押し込んだ。
(日本語がおかしい! 意味は辛うじて読み取れた!
 主人公が男の目と自分の目をくり抜く! 交換するかのように男の目玉を自身の眼窩に縫い付けて視神経まで回復する!)

>〜私からは引きはがされ私は一切の育児を放棄され〜
(日本語がおかしい! 子供と強制的に引き離されたので育児放棄ではない! 受け身の形もおかしい!)

>〜いつかは自分が自分ことをわかっていて私はまた慰み者としての生活に戻った。
(日本語がおかしい!)

>これがあと100年続くよう、毎? 昜サの指に願う。
(原作の文字化けは理解できる! スレッドに文字化けのまま、貼り付けた意図はわからない!)

神さまと一族の関係がわからない!
お守りと具体的な数字の意味がわからない!
目玉の交換や食べる意味がわからない!
家を出て放浪することで解決に至る経緯に納得がいかない!
作者が物語で主張したかったことが、まるで見えて来ない!

日本語がおかしい箇所が多く、話の展開も不可解としか言いようがない!
この状態で点数評価をするのは酷なので控える!

ワイの考え!(`・ω・´)

447 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/02(水) 10:59:09
ありがとうございます、もっと日本語をマスターして励みたいと思います


448 :1/2:2011/02/02(水) 12:52:06
ぷぅぎゃああああああさん、評価お願いします!

たちこぎ、たちこぎ。

俺は今、猛烈に自転車のペダルを漕いでいた。
サドルから腰を浮かせたまま、頭の上でさんさんと輝く太陽に急き立てられながら。
遠くの方にぽつんと見える、くすんだ青色の屋根を見据えてただひたすらに足を動かす。
自転車のかごにはカップアイスが三つある。
ちらっとそちらに目をやって確認すると、俺に劣らず大量に汗をかいていた。
これはまずい、非常にまずい。
姿勢を前に傾け、さらなる加速を試みる。

「空気抵抗だ、空気抵抗を減らせ」
心なしか横をすり抜ける風が早くなった気がするが、多分本当にそんな気がするだけだ。
その証拠に右ハンドルの速度計の針はさっきとほとんど変わっていない。

「駄目だ、考えるな、走れ」
そうだ、走らなくては。
俺は今急がなくちゃいけない。
走れ、走れ、走れ。


449 :2/2:2011/02/02(水) 13:58:10
意気込んだ矢先、タイヤで小石でも踏んだのか自転車が縦に揺れる。
大した衝撃ではなかったが、アイスたちはかごの中で大きく跳ね、そして一気に墜落した。
その様子を視線の端に捉えて反射的にかごを見る。
するとそこには、かごの底に叩きつけられた無残なアイスたちの姿があった。
バニラとストロベリーは大きく容器を凹ませていて、辛うじて無事なのは俺のチョコミントだけのようだ。
こんな凹み方は中が液状か、それに近い状態でない限りありえない。
足から自然と力が抜ける。
腰はサドルに着地し、膝はやがて自転車を漕ぐ事をやめた。
すると、当然だが車輪が止まり、自転車が止まり、流れて行っていた景色ものろのろと停止した。
固定された風景を確認した後、俺はサドルにまたがったまま項垂れ、一息ついてから自転車を降りた。
諦めきれずに汗だくで凹んだチョコミントを手に取る。
すると驚いたことに全く冷たくなかった。ぬるい。

アイスがこうなってしまった以上、急ぐ理由はない。
自転車を押して帰ることにしよう。
じいちゃんの家まではもう目と鼻の先だ。




450 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/02(水) 15:30:13
ワイの名はぷぅぎゃああああああ。
童貞である。
経験はまだない。
我ながら情けないことであるが、あばた面なのが原因であろう。
そんなワイが今日、初めておなごとBまでの性的関係をもった。
デリヘルを呼んだのである。
やはり50歳にもなってキスすらしたことないのは、どうかと思ったのだ。
風俗自体を利用するのも初めてだったが、ワイはデリヘルの利用法に驚いた。
ワイのイメージの中では、デリヘルは自宅に呼ぶというものだった。しかし、利用者に訊いたところ普通はラブホに行って呼ぶのだそうだ。
これにはまいった。童貞のワイは当然ラブホに行った事がない。
だが風俗を使うのはもう決めたのだ。ワイは性欲に命じられるがままインターネットでラブホの下調べをし、次いでデリヘルの下調べをした。
もう男性の象徴はいきり立っていた。

451 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/02(水) 16:00:04
一人でおかしくはないかと心配しながらラブホに入り、ワイはデリヘルに電話をして女の子を呼んだ。
20分ほど待つと女の子がやってきた。
あまり可愛くはなかった。そして最悪な気分になった。
女の子が可愛くなかったからではない。嬢が一瞬だけ見せた表情、それをワイは見逃さなかった。
「やだ、キモい奴かよ」、女の子の顔は暗にそう言っていた。途端、ワイの男性は萎んでしまった。
プレイに入り、ヌキまでやってもらったがワイの心境は最悪だった。
自宅に帰ってベッドに潜り込み、ワイは泣いた。男なのに、と思ったけれど、どうしても涙が止まらなかった。
そうして一時間も泣いただろうか。ワイはベッドから抜け出し、ビールを飲みながら小説を読みだした。
内容はなんのことはない子ども向けのジュブナイルだ。
ヒーローがいて、不幸なヒロインの少女を助けてハッピーエンドを迎えるような内容である。
くだらないな、と思いつつ、ワイは妙にその小説に心惹かれた。
それは綺麗だったからだ。その小説の世界は希望に満ちあふれていた。
穢いものなどには屈しない、努力には必ず見返りがある。どんな苦難をも跳ね返すような強くて美しい世界がそこにはあった。
ワイもその世界の一員になりたいなと、ふと思った。バカな考えである。現実逃避的な思考を自嘲しかけ、ワイは動きをとめた。
方法はあった。自分で話を書けばいいのである。作者は主人公となって活躍し、ヒロインを助けてハッピーエンドを迎える。
現実のワイは不細工な貧乏リーマンかも知れない。しかし、小説の中では何にでもなれる。
灰色の空から陽が射してきたような心地がした。心の重りが少し軽くなった気がした。
ワイは空の缶を握り潰し、PCに向かってあるきだした。





名称や内容に他意はございませんのであしからず(´・ω・`)

452 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/02/02(水) 16:46:02
ワイ様。いつもお世話になります。
この間の作品について、ご指摘いただいた点を直し、
かつ話の核心部分を大々的に作り替えてあります。
ご評価お願いします。

http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0270.txt


453 :デルタ:2011/02/02(水) 17:19:30
初めて超短編小説を書いたので評価していただきたい。

題名:メビウス

 僕は生きるのに疲れた。
 僕みたいな落ちこぼれで、友達も恋人もいない男が一人死んだところで、誰も悲しんだりはしない。
 僕自身でさえ、僕の死を悲しむ気になれないんだ。
「えっと、ボンベの栓を抜いて、ビニール袋をヘリウムで満たす……っと」
 臆病で苦痛が怖い僕は、首を吊ったり手首を切ったりする気になれなかった。
 しかしその日、ネットで安楽死の方法を見つけた。その手順を口に出しながら確認していく。
「これで準備よし……っと」
 あぁ、とうとう逃げ出せる。あとはこのビニール袋を頭に被ればいいだけだ。
 自然と脂汗が背中を流れる。息を吐き出し、覚悟を決める。
 おそらく数分間は死の恐怖との格闘をしていたが、覚悟が出来れば後は早かった。
 ビニール袋を首元まで下げる。右手で左手首を抑えて恐怖を紛らわす。
 すると数秒後には、僕は夢と現実の区別がつかないような気分になった。


454 :デルタ:2011/02/02(水) 17:20:51

”時間を戻したいか?”
「あぁ、戻りたいさ」
 何者かが僕に話しかけてきたような気がした。僕は反射的にそれに答えていた。
 僕に話しかけてきた人は誰なのか。そもそもその声は現実なのか幻聴なのか。
 色んな疑問を浮かべるべきだったが、その時はもう思考に割ける酸素が脳に残ってなかった。

”後悔することになるが、時間を戻してやろうか?”
「あぁ、頼むよ」
 何も考えられなかった。
 ただ、やり直してもう一度あの人に会いたかったんだ。
 僕のことを一度も気にしてはくれなかった、あの素敵な人に。

”わかった”
 何者かはそう言うと、僕の手をぐいと掴んだ。
 その力は余りに強くて、体ごと宙へ放り出されたような感覚を覚えた。

「……え?」
 僕は生きていた。
 自殺現場になるはずだったこのアパートで、生きて、息をして、生存を脳で理解していた。
 そして何よりも、家具の配置がガスボンベを運びこむ前と全く一緒だったことに困惑していた。

「本当に、戻った」
 カレンダーに視線を移した。丁度一年前だ。
 僕は状況を納得するのには時間がかかったけど、何をするべきなのかはハッキリと分かっていた。
 電話、電話をしなきゃ、あの人に。
 思うが先か手が伸びるのが先か、僕は自然と携帯電話を手にしていた。


455 :デルタ:2011/02/02(水) 17:21:36

 俺は幸せな大学生活を歩んでいた。
 丁度今から二年前、いや、実際に日付を差し引きすれば一年前に、俺は自殺しようとしていた。
 今から考えれば、それはとても愚かなことだと思う。
 あの後、俺は意中の人と積極的に話すようにした。
 どうせ一度死んだ身なのだからと、奇妙な程に積極的になれた。
 その結果、俺は彼女と二人で幸せに過ごしている。

 あの男は誰だったのか、何故時間が巻き戻ったのか、未だに理解できずにいたが、今が幸せならばそれでよかった。
 もしもう一度あの”何者か”に会えるのなら、全力で感謝したい。彼女にもいつかこのことを明かしたい。
 きっと信じてはくれないだろうけれど、俺たちが今一緒にデートしているのは、彼のおかげなのだから。

 夢中だった。
 夢中が故に、鈍感だった。
 横断歩道を渡るときには、左折する車に気をつける。そんな簡単なことも忘れていた。
 そして不運なことに、俺たちを巻きこんだのは工事用のトラックだった。
 体が空中に投げだされる。右の太ももに鈍い痛みが走る。

 気がついたときには、俺は地面に倒れこんでいた。
 霧がかかったように霞んだ視界には、俺と同様に倒れこんでいる彼女の姿があった。
 足は動かない。それでも必死に彼女の元まで這いずるように進む。

 そこで、気がついた。
 彼女はタイヤの下にいたのだ。
 俺は何も考えられなかった。ただ身体が『彼女を救いださなければ』と叫んでいた。
 しかし次の瞬間、信じられないことに、トラックの運転手はアクセルを踏んだのだ。
 彼女の細い体は重力に耐えきれず、いとも簡単に潰れていった。


456 :デルタ:2011/02/02(水) 17:23:15
“時間を戻したいか?”
「戻してくれ……!」
 あの声が聞こえた。あの時と同じように、淡々とした口調だった。
 俺もまたあの時と同じで、反射的に答えていた。

”後悔することになるが、時間を戻してやろうか?”
「お願いだ、頼む……!」
 男の台詞はあの時と一緒だった。
 彼の姿を一目見ようとしたが、視界が霞んでよくわからなかった。

“わかった”
 男はあきれたように溜息をついた。
 彼はまた俺の手を掴むと、俺の体を空中へ投げ放った。

 俺はまた戻った。
 横断歩道で、信号を待っていた。彼女は、俺の隣で楽しそうに話しかけてきている。
 俺は彼女を抱き締めたかったが、それよりも、右手のトラックの挙動に注意を払うのが先決だ。


457 :デルタ:2011/02/02(水) 17:24:09
 もう二度とこんなヘマはしない、そう心に誓った。



 俺は彼女と結婚した。
 あの出来事の後、何事にも細心の注意を払い、二度とあのような悲劇に遭わないようにしようと心がけた生活を送っていたら、いつの間にか俺は裕福な生活をしていた。
 高給の仕事に就き、自分の家を持ち、最愛の娘を授かり、毎週末には必ず家族と過ごせた。
 誰から見ても幸せな家庭を築くことが出来た。
 来週には娘が小学校に入学する。そうなればもっと養育費がかかる。
 その為に俺は必死に働いていたが、そのせいで家庭を忘れることがないようにと常に肝に命じていた。
 どんな不注意も許さない、完璧主義な人格が俺の中で完成していた。

 それでも、ディスオーダーというものは存在した。
 俺が仕事をしている間は、家の中で何が起きても対処できなかった。
 その日俺が帰宅していると、自宅が轟々と炎に囲まれていた。


458 :デルタ:2011/02/02(水) 17:26:44

 あまりにあっけなかった。
 俺が全力で大切にしてきた物が、一晩ですべて消えた。
 俺はしばらく何も考えることが出来なかった。

「なぁ、早く来てくれよ」
 俺は待った。毎日仕事を休み、自殺しようとしたあのアパートの一室で待っていた。
 あの男が俺を火事が起こる前日まで連れて行ってくれると信じていた。
 しかし、一ヶ月経ってもあの男は現れなかった。

 俺は苛立ちを覚えた。
 何故俺を助けてくれないのだ、と。
 いまこそ、あの男が現れるべき状況なのに、何故。
 俺は自分の手を見つめた。あの男が二度掴まえた手だ。

 そこで、確信に近い予想を得た。
 あの男は俺だ。
 俺はこの手に懐かしさを感じている。この手に二度投げ出された記憶がある。
 そうだ、きっとそうに違いない。
 
 俺は自分の左手を右手で引っ張った。しかし、何も起きなかった。
 そうか、自分で自分を投げることは出来ないのか。
 そう思った次の瞬間、俺はアパートの扉を開けて外へ出た。


459 :デルタ:2011/02/02(水) 18:06:41
 息を飲んでアパートに戻ると、そこには男がいた。
 とても若く、気を病んでいそうな顔色の男がいた。
 そして、今まさにヘリウム自殺の真っ最中だった。

「時間を戻したいか?」
“あぁ、戻りたいさ”
 こいつはこの後、何が起きるか知らないのだろう。
 自分の命どころか、大切な人の命まで失くすことになるのに。

「後悔することになるが、時間を戻してやろうか?」
“あぁ、頼むよ”
 俺は躊躇したが、そいつの手を固く掴んだ。

「わかった」
 彼を思い切り投げ飛ばすと、彼は消えていなくなった。
 そうか、なら、次はあの横断歩道だ。
 俺はあの事故現場になるはずだった場所へ向かった。


460 :デルタ:2011/02/02(水) 18:08:46

“あぁ、帰ってきたか”
 事故現場で過去の俺を投げ飛ばして、アパートに戻るとあの男がいた。
 今度はしっかりとその姿が見えた。おそらく10年後ぐらいの俺だろう。
 その目はとても暗く淀んでいて、今にも人生が終わりそうな表情だ。
 そうか、俺はまた10年後に全てを失うのか。

”後悔することになるが、時間を戻してやろうか?”
 彼は俺を悲しそうに見つめていた。
 やめておいた方がいいと、その顔が伝えていた。

「お前がここにいるってことは、どうせ時間を巻き戻すんだろ?」
 俺がそう言うと、彼は黙って頷いた。

「そうか、また失うことになるだろうが、残った時間を出来るだけ幸せに暮らすよ」
 彼は泣きだしそうだった。それでも俺を掴んだ手はしっかりと固かった。

“わかった”
 そして俺は投げ出された。


461 :デルタ:2011/02/02(水) 18:09:56
 私はこの10年間、とても幸せに過ごした。
 その幸せは、またいとも簡単に失われた。
 それはこの10年の幸せを一瞬で忘れさせるほどの悲劇だった。
 しかし、私には義務があった。10年前の私を救わなければならなかった。

 あのアパートは借りたままにしていた。
 10年前の私がいつ助けを必要とするかわからなかったから、いつでも助けに行けるようにしなければならなかったのだ。
 私の精神はボロ雑巾のようにズタズタにされていたが、果たすべき義務を放棄する気にはなれなかった。
 重い足取りでアパートに向かい、自室の中で10年前の私を待った。

「あぁ、帰ってきたか」
私は来た。事故現場の私を助けに行った帰りだろう。
私は記憶に残るあの台詞を言った。

「後悔することになるが、時間を戻してやろうか?」
 私はこの男にもう二度と悲劇を味わってほしくなかった。
 おそらく表情にも出ていたと思う。

“お前がここにいるってことは、どうせ時間を巻き戻すんだろ?”
 あぁ、そうだ。私は静かに頷いた。

“そうか、お前は今度こそ幸せになるよ。私が保証する”
 私は驚いた。
 10年前の私はこの台詞を言ったのだろうか?
 私が言った覚えがない台詞を、この男は喋っているのだ。

「そうか、お前は私とは違うんだな」
 私はそう言いながら彼の手を掴んだ。
 彼と目があった。とても明るく、生気に満ちた表情をしていた。
 そして、時が巻き戻った。

END

462 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/02(水) 20:51:35
>>453-461
完結してなくね?


463 :449:2011/02/02(水) 22:16:45
>449
>諦めきれずに汗だくで凹んだチョコミントを手に取る。
ではなく
>諦めきれずに汗だくのチョコミントを手に取る。

に訂正させてください。

464 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 00:19:51
>>449
> 意気込んだ矢先、タイヤで小石でも踏んだのか自転車が縦に揺れる。

何を意気込んだかわからなかったけど、その後わかった。わかるまで時間がかかった

> 大した衝撃ではなかったが、アイスたちはかごの中で大きく跳ね、そして一気に墜落した。

かごの外に墜落したのかと思った

> その様子を視線の端に捉えて反射的にかごを見る。
> するとそこには、かごの底に叩きつけられた無残なアイスたちの姿があった。
> バニラとストロベリーは大きく容器を凹ませていて、辛うじて無事なのは俺のチョコミントだけのようだ。
> こんな凹み方は中が液状か、それに近い状態でない限りありえない。

アイスが溶けるの早すぎだと思った

> 足から自然と力が抜ける。
> 腰はサドルに着地し、膝はやがて自転車を漕ぐ事をやめた。

立ち漕ぎしてたのが理解できた



465 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/03(木) 06:12:50
>>448-449
>すると、当然だが車輪が止まり、自転車が止まり、流れて行っていた景色ものろのろと停止した。
(止まっていく順番がおかしいように思える!
 車輪が止まれば必然的に自転車は止まる! 流れていた景色はのろのろどころか、動かない!
 まずは流れていた景色が遅くなる! 車輪の動きが緩やかになり、間もなく自転車は停止する!
 動きの推移としては、この順番の方が解り易い!)

>アイスがこうなってしまった以上、急ぐ理由はない。
>自転車を押して帰ることにしよう。
>じいちゃんの家まではもう目と鼻の先だ。
(急ぐ理由が無くなったのはわかった! 目的地が目と鼻の先で自転車を押して帰る理由がわからない!
 小石を踏んだと思われる衝撃でタイヤがパンクしていれば違和感は無くなる!)

季節感のある描写は悪くない!
主人公の年齢がわかる描写があれば良かった!

腕白な盛りの小学生の様子が頭に浮かんだ64点!(`・ω・´)

466 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/03(木) 06:15:48
>>450-451
ひとりで利用できるラブホテルは少ないように思える!
部屋に入ると自然に鍵を掛けられる! オートロックを採用しているホテルが圧倒的に多い!
女の子が来る前に事前にフロントに電話を入れて鍵を解除する必要がある!

現実に則した話なのだが現実味に乏しい!
デリヘルで気に入らない女性がくることを想定したチェンジが無いのも引っ掛かる!
行為は軽く流されて早々に自宅に戻ってきた!

全体の話の流れは悪くない! 現実に打ちのめされた主人公が小説に想いを馳せる経緯に無理はない!
作者が想定したサラリーマンの設定よりも幼い印象を受けた!

一人称の場合、主人公に合わせた文体が望ましい55点!(`・ω・´)

467 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/03(木) 06:16:45
>>452
>朝まだき、街は日の出を迎えたばかりのかすかな陽光を受けて〜
(『朝まだき、』は不要!)

>そんな屈辱感だけが、押し殺せない死人のような影として、ロドルフォの前に立ちはだかった。
(ワイが用例として提示した部分を、そのまま使っている!
 再考の余地がある!)

>〜歩いて歩いて、脚の髄で石畳の呼吸を嗅いだ。砂利道の吐息を聞いた。馬車に乗れば車輪が踏むあぜ道の頬を撫ぜた」
(拙いガエターノの語り口調が一変する! この部分にのみ、比喩を多用している!
 作者の意思が投影された三人称の地の文に見える!)

以前に指摘した箇所は改善されていた!
ジルダとリアルタの結束を固める、新たなエピソードは悪くない!

作中に多く見られる会話文の説明が今後の課題68点!(`・ω・´)

468 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/03(木) 06:17:50
>>453-461
『僕』、『俺』、『私』と主人公は変わっていく!
時間の経過の表現方法と判断した!

>あとはこのビニール袋を頭に被ればいいだけだ。
(被ればいいと思っている時点では実行に移していない!)
>ビニール袋を首元まで下げる。
(被る描写がないうちに首元まで下げている!)

>その力は余りに強くて、体ごと宙へ放り出されたような感覚を覚えた。
(感覚で、すでに心に感じている! 『覚えた』は他の言葉に置き換えた方がよい!)

>〜俺は自殺しようとしていた。
(自殺はしていないことになっている!)
>どうせ一度死んだ身なのだからと〜
(自殺したことになっている!)

>あの男は誰だったのか〜
(主人公は『何者か』という認識しかなかった! この部分では男になっている!)

>彼女はタイヤの下にいたのだ。
(タイヤの下にいれば、この時点で体のどこかの部位が潰れている!)
>〜トラックの運転手はアクセルを踏んだのだ。
>彼女の細い体は重力に耐えきれず、いとも簡単に潰れていった。
(彼女はトラックの前輪に踏まれていた! アクセルを踏むことで後輪に轢かれた!
 どちらの場合もタイヤに轢かれた直後に潰れているように思える!)

469 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/03(木) 06:19:02
>横断歩道を渡るときには、左折する車に気をつける。
(結果は左折してきたトラックに轢かれる!)
>〜右手のトラックの挙動に注意を払うのが先決だ。
(時間が戻されると右手の方向にトラックがいる!)

>〜常に肝に命じていた。
(肝に銘じていた!)

>私は来た。事故現場の私を助けに行った帰りだろう。
(彼は来た、と区別した方がよい!)

最後は待っていた側が投げられる、そのような予感を残して終わる!
規則性が崩れた端緒は書かれていない! 最大の見どころの落ちが無い!

読ませる内容に見合った落ちが欲しいところ54点!(`・ω・´)

470 :嘉一朗 ◆mCH..drgJ2 :2011/02/03(木) 07:06:04
>>467
早速のご評価、ありがとうございます。

課題が見えましたね。
頑張ります。
本当にお忙しい中、ありがとうございます!!

471 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/03(木) 08:32:36
>>469の補足!

>横断歩道を渡るときには、左折する車に気をつける。
(結果は左折してきたトラックに轢かれる!)
>〜右手のトラックの挙動に注意を払うのが先決だ。
(時間が戻されると右手の方向にトラックがいる!)
___| |___
|=| 道路
 ̄主 ̄|ト | ̄ ̄

主(主人公)
ト (トラック)

このような位置関係だとしてスタートの悪い工事用のトラックが
二人の側面から当たることが可能なのかわからない!

472 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 09:26:56
>>448-449
描写が雑なので、実際に自転車で走ってる光景が上手く頭に思い描けなかった。
何処を走ってるのか、どういう自転車なのか
何時頃走ってるのか、どういう人物が自転車に乗ってるのか
書いてないから分からない。

作者の頭には絵があるのかもだけど、それが一体どういうものなのか
読者に上手く思い描いて貰う為に、作者が切磋琢磨して文章を書くのが文芸というものだ。

下手でもいいから自分の頭に思い描いた光景を書くのだという姿勢が欲しい。
下手なら上手くなれば良いだけだが、書かないで逃げてたら下手なままだ。

勿論、思い描いた光景を全て細々と書いていたらキリがない。
余計なところは削って、作品を洗練しなければならない。

でもこの文章は自転車で走るのがメインだから
それなら自転車に関することをもっと丁寧に書いて欲しい。

あと、この物語には書かれてないが
溶けるかも知れないがアイスを買うって所から物語は始まってると思う。
どうしてリスクを負ってまでアイスを買って帰ったのか
その過程をジックリと描写して、心理を入れて
作品の土台になるものを作ると

読み手は自転車のペダルを必死に漕ぐ主人公にもっと感情移入しただろうし
ストーリーやオチが生まれたんじゃないかな。

爺ちゃんの家に行くという文章で終わるので
多分、何かしらそういう構想が作者の頭にあるのだろうけど
でもそれを書かないで、さぁ、これを評価してってのは
ちょっとどうかなと思うのだよ。

473 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 14:53:37
無茶振りだったらすまないが、評価してくれる側が良いお手本を書いてくれたら非常にわかりやすいかも。リライトとかではなく、一本の作品で。

474 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 15:42:01
そう思うなら自分でやれよ。

475 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 15:47:49
>>474

476 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 15:54:18
あのさ、一本の作品を仕上げるのがどれだけ大変か分かってんの?
適当に書いてるから一本書いてよなんて言葉が簡単に出るんだろうが。

477 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 17:05:09
>>473
サッカー解説者に、じゃあテメェが理想的なシュートを一本決めてみろよ。
と言うようなもの

478 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 17:13:52
訂正
サッカー解説者→セルジオ越後

479 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 17:39:44
作品一本仕上げるのとシュート一本決めるのとを同列に考えてる時点で終わってるわ。

480 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/03(木) 17:51:33
>>473
驚いて魂がはみ出た!(оωо)ω・´;)

481 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 18:47:12
>>480
>驚いて魂がはみ出た!
間違いではない!
完璧な日本語!
語尾に「わいな」とかなんか、
あと三文字付け足したら五七五に!
惜しい!
おらの考え!

しかし欠点はないので79点!(><)

482 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 19:06:13
あちゃー。嘉一朗さん今回も70点行かなかったか。

483 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 19:33:58
素人目に見ても日本語がおかしいからな
論文やレポートやテキスト批評をしたことないのだろう
論理的な文章を書く体質ができてない

大御所ミステリー作家が小説の練習には論文を書くのが良いって言ってた

484 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 19:45:29
>>473
スレ主はルルルカップに応募された(>>240,324)ので入賞すれば読めるだろう
入賞を祈っておきなさい

485 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 20:00:24
>>483
個人的には彼の文章はそんなに悪くないと思うけど、論理的な文章なぁ……。
そうだな、たとえば嘉一朗さんもこのスレで暫く批評する側に入った方がいいのかもな。

他人の作品読んで感想書くと得るものがあるジャン。
自分に足りないものとか、自分の良さとかさ、創作に必要なもの、創作の本質に気付くジャン。
気付けば成長するジャン。そういうのが足りないのかもな。

批評をやらないなら、感想返しをもう少し頑張るとか

>作中に多く見られる会話文の説明が今後の課題

>課題が見えましたね。

こんな淡白な感想返しは、ちょっとどうかな思うわ。

486 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 20:04:40
自作への賞賛以外には興味なさげ

487 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/03(木) 20:10:24
>>484
ぷぅぎゃああああああさんは凄い人だとは思うけど
書き慣れていないジャンルなんでしょ?
いきなり、そんな入賞するものなんですかね?
いや、ぷぅぎゃああああああさんの実力を疑ってる訳じゃないけど
競う相手もかなりのツワモノ揃いでしょうからねぇ。

488 :357のつづき、いや番外編:2011/02/03(木) 21:25:33
 夜風がやや冷たく気持ちよかった。今宵は満月だった。
 昭和18年、いや19年だろうか、もっとも西暦では1943年あるが、私の旦那が「昭和何年なん?」
と聞くので龍の背中の上で「18年じゃないんかなぁ」と答えた。
 ところでここは、南方戦線と呼ばれる場所の上空であり、地上のジャングルでは人間と人間が血眼に
なって戦っている。理由は知らぬが、人間達の間ではよくあることだった。
  「あんた、誰を捜しとるん」と私は旦那に、いや龍に聞いた。
 「幸ちゃんを捜しとるんよ」と旦那は答えた。
 「幸ちゃんって誰なん? 人間なん?」
 「将棋指しと呼ばれる人間かなぁ」
 「ふ〜ん、でなんで?」
 「いや、わし幸ちゃん好きなんよ、幸ちゃんの将棋に一目ぼれしたんよ。だからここで死んでもらうわけ
にはいけんけぇな。心配になって来たんよ。付き合わせて悪いなぁ、直子」

 直子。それは現在の私の名前だった。本名、竜ヶ崎、またの名をメデューサ。お腹には子供がいる。



489 :488のつづき、いや番外編:2011/02/03(木) 21:27:25
 「あんまり、お腹の子に戦争を見せるのは気が進まんなぁ」と、私はぼやき、「で、なんでまた、その幸ちゃ
んって子、気にいったん?」と聞いてみた。
 「直子、将棋って知ってるか?」
 「日本人が好んでやっとるあれやろ」
 「そうそうあれや、であの遊びの中に『飛車』って駒があるんよ。で、これが化けると『龍』になる。まぁ、
わしみたいになるんや。で、幸ちゃんは将棋が強い。とくに龍の使い方がすごいんや。たぶんな。幸ちゃん
なら名人に成れると思うで」と、旦那は熱く語りながら、月に向かって宙返りする。
 「あんたなぁ、気持ちはわかったから危なことせんでぇな。お腹の子がびっくりするわ、で、その幸ちゃんが
……」と話の途中に、突然、旦那が叫んだ。
 「いたで、あれが幸ちゃんや! 本名、升田幸三、『香を引いて名人に勝ったら大阪に行く』って大口叩い
た幸ちゃんや!」

 旦那が見るさきには、暗い森しかなかった。が、月は懸命に地上を照らすことで、うっすらと鬱蒼と茂る
不気味なジャングルを鮮明にみせようとしているが、闇は拒絶している。
そんな凌ぎ合う地上から叫び声が聞えた。泥だらけの軍服を着た青年は月に吠えてた。

(つづきものの番外編いや母親編書いた。こっちで直木賞とる)

490 :449:2011/02/03(木) 21:36:33
>>465
評価ありがとうございます!
丁寧に読んで、しかも評価していただいて本当に嬉しいです!!
今まで他人に文章を読んでアドバイスしてもらうということがあまりなかったので、
本当にためになりました。
早速指摘を頂いた部分を自分なりに修正してみようと思います。

>>464
お言葉ありがとうございます!

情景描写が未熟だったようで、申し訳ないです;
指摘された部分をもう一度見直して、分かりやすい表現にしようと思います。


>>472
お言葉ありがとうございます!

情景描写の不足については自分でも自覚していて、
(自分なりに考えて書いてはいるのですが;)
ご指摘の通り、あきらめずに研究していければと思います。

また、ストーリー、オチが弱い点についてですが、
完結させた文章の冒頭文を抜粋したものなので、そうなってしまいました。
確かにここだけの文章だったらイマイチ何が何だかわからなくて、
評価していただくには向かなかったかも知れません;


491 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/04(金) 05:15:07
>>488-489
>本名、竜ヶ崎、またの名をメデューサ。
(女性の方の姓を名乗っている! 旦那の龍は婿養子なのか!)

>「あんまり、お腹の子に戦争を見せるのは気が進まんなぁ」
(母親が人外の設定であったとしても、胎児がどのようにして外の戦争を視認するのか!)

龍の背中に乗った状態で宙返りしても落下しない!
メデューサの能力がわからないので、なんとも言えない!
旦那とメデューサの言葉遣いが似ている!
どちらが先なのかわからない! 言葉が伝染したという解釈なのだろうか!

まんが日本昔ばなしのオープニングを思い出した56点!(`・ω・´)

492 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/04(金) 07:37:03
>>491
説明の追加!

>>357にメデューサの息子の名前が『竜ヶ崎ライアンハート太郎丸』とある!
>本名、竜ヶ崎、またの名をメデューサ。
(本名とあるが竜ヶ崎は姓! メデューサは正式な名前ではなく、通称のような気がする!)

493 :愛すべき馬鹿ラノベ:2011/02/04(金) 11:20:11
ライトノベルはサプリメントだ。その効果は薄いが、副作用はない。
それは毎日続けて読めば、素晴らしく効果があるらしかった。
ストレスは解消され、肌荒れは直り、成績は上がり、人間関係はことごとく潤滑となる。
そう友人は僕に語り、一冊のライトノベルを手渡した。
 
 なるほどこれは、読んでみると面白い。
内容は簡単でルビは振ってあるし、会話が多くてスラスラと読める。
ヒロインはかわいいし無条件で好きになってくれるのもいい。
主人公が最後に勝つのも、お決まりの展開で爽快だ。
僕はそれから毎日本屋に寄って、ライトノベルを買うことにした。
 どんどんたまっていくライトノベル。
最初は本棚を埋め尽くすだけだったが、入らなくなれば机の上だ。
僕は毎日どんどん読んで、教科書の上にライトノベルを積み上げた。
こんなに面白いものを、どうしてみんな読まないのだろうか。
純文学よりも詩集よりもミステリよりも評論よりも、よっぽどライトのベルのほうが面白いのに。
すでに読んだものは机からはみ出し、部屋の床を侵食し始めた。
たまに遊びに来る友人は、床まで広がるそれらを見て僕にすごいな、と言った。
「僕にはこんなに読むことはできないよ。」
 
 僕は高校を卒業してフリーターになった。それでもアルバイトをしながらライトノベルを買い続けた。
店員さんは苦笑いしていたけど、僕にとっては関係ないのだ。こんなに面白いものを、やめられるわけがない。
すでに床にはすでにライトノベルが敷き詰められて、僕の生活を圧迫し始めたけど、むしろそれは僕の誇りのように感じられた。
僕はこんなに多くの物語を読んで来たのだ。僕は読書家なのだ。
 
 ある日、僕はご飯を食べながら、となりに積み重なったライトノベルの白い裏表紙を見つめた。
なんだかそこに、へんなものを見たのだ。僕はもう一度目を凝らした。
そこには頬骨の出た、薄気味悪い笑みを浮かべた男が映っていた。
 
 僕はその日から、ライトノベルを読んでいない。

494 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/04(金) 11:30:44
>>493
オチが弱いな

495 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/04(金) 11:44:30
>>493
>ヒロインはかわいいし無条件で好きになってくれるのもいい。

主語がないせいかラノベというよりギャルゲ? をプレイした感想のような印象を受ける。

ラノベの読みかたってそういうものなのかな。疎いのでよくわからない。
「主人公を好きになる」ではなく「好きになってくれる」というところに違和感。

496 :489のつづき、いや番外編:2011/02/04(金) 13:47:28
 私達夫婦は、元気そうだった幸ちゃんを確認した。しかしだからといって、基本的には傍観しかしない。
それは数千年の間で、なんどか人間に肩入れしたが、その度に裏切られたという苦い思い出があった
からだった。だからこそ私は、旦那に釘を差した。
 「あんな、あんたあんまりひいきしちゃいけんよ」と、やさしく旦那に言った。
 「ああ、わかっとるよ。でも、型破りな人間ってええよな。何か助けたくなるんよ。人情味が湧くちゅうか。
わしら人間じゃないんやけどな」と、幸ちゃんの安否を確認したからなのだろうか。安堵感は、旦那の言
葉と一緒にごつごつした背中から伝わってくる。

 ところで私達のような輩は、歴史の中でなんども登場している。怪物やら妖怪やら悪魔といた悪名で
非難され、逆に神や妖精といった呼び名でもてはやされる事もあった。が、実際には、そんな大それた名
で呼ばれるのが窮屈で、日常生活にはとても困った。
 1883年ぐらいに、私は遥か東の島国、日本に引っ越してきた。それまでは欧州を転々としていたが、
もうすぐ生まれそうなお腹の子の将来など行く末を考えた結果、「日本なんかええよ。とくに静岡とか広島
とか、海の幸や山の幸に困ることもないし、温泉もあるし」という旦那のアドバイスを考慮して決めた。

 しかしながら欧州での思い出はたくさんあったので、離れるのは辛かった。ペルセウスに首を切られそ
うになった事やポセイドンとの昼間の情事も今となってはいい思い出であるが、その中でも一人の少女に
肩入れしてしまった思い出は、苦い思い出だろう。
 フランスのロレーヌ地方に住んでいた時、イザベルという女に出会った。気立てはいいが、彼女は少し
変わっていた。
 暁にたそがれる私は、川岸でプラトンを読みふけりながら、小さくあくびをする。すると目の前に、きら
びやかな風貌で、小鳥囁く小川で水遊びをするイザベルと出会った。
 彼女はきゃっきゃっと、水をすくっては高く上げる。キラキラと舞い降りる水滴は虹を作った。そしてそれが
楽しいのだろうか。彼女はきゃっきゃっと、水遊び、いや虹を作りに興奮している。しかも一人で。
 人間というのは、変態ではなかろうかさえ思った。

497 :490のつづき、いや番外編:2011/02/04(金) 13:48:48
 しばらくすると、男が4人ほど現れた。私はすぐに察した。イザベルを手篭めにする展開だろうと思った。
なるほど、予想は的中し、男達はイザベルに群がる。このまま放っておくのもよし、であったが、それはこ
のような展開ならば白馬の王子さま、もしくは伯父さまが助けに来るのが常であったからである。
 しばらく静観したのだが、現れない。
 あまり関与はしたくなかったが、さすがにこのまま傍観者になるのは、怪物メデューサとしての名が
廃ると思い、助ける決断をした。
 そして彼らの間に入り「ボンジュール」と言った側に、男達をみな石像にした。

 「ありがとうございました。あの〜お名前は……」とイザベルは目を丸くしながら、少し震えて言った。
おそらく私を恐れているのだろうと分かった。
 「メデューサとだけ言っておこう。 ところでその者達は、石像として1週間ほど横たわるだろうが、安心
したまえ。強い魔力は使っておらぬ」と、イザベルに補足説明する。が、「あの〜、今、あたし妊娠している
んです。子供の名付け親になってくれませんか?」とイザベルは、私の思いなど無視のあさってのことを
回答する。
 確かに、自分を手篭めにしようとした男達とはいえ、石像と化した男達の安否は無視で、いきなり名付け
親になってくれとは、少し違うのではないか、いや、なんとも人間愛に乏しい女だと思った。
 が、彼女と同じく私も妊娠している身なので、子供の名や将来には敏感だった。
 「夫の名はなんというのだ」と私は尋ねた。
 「ダルクと申します」とイザベルは答えた。
 「ん〜」としばし思考し、閃いた。
 「ジャンヌはどうだろう? ジャンヌダルクなかなか語呂いいだろう」と、伝えた。

 この出会いが始まりだった。母親以上に型破りな娘が生まれるとはこの時思いもしなかった。
神のいたずらか。ジャンヌ、いやジャンヌダルクと私は出会ってしまったのである。

498 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/04(金) 16:06:04
>>493
ラノベにもピンからキリまで色々あるだろう
好きなら、作者に拘りがあるだろうに
ラノベとひと括りにしてる主人公を出してる時点で
作品が破綻してるわ

499 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/04(金) 16:12:53
>>495
ラノベに心酔しきってる主人公だから、その表現で良い気がする

500 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/04(金) 16:21:24
>>498
じつは最初の作品だけしか具体的な内容が書いてない
それ以降主人公は読むこと自体に酔い始めてる

501 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/04(金) 16:22:01
>>495
屑のくせにいっちょまえに評価しようとしてんじゃねーぞw

502 :497のつづき、いや番外編:2011/02/04(金) 17:35:47
 1412年1月9日かな。
 その日は寒かった。が、空は青く晴れ渡り、川のせせらぎが心地よく耳の中で躍った。白銀の大地の中で、
小川はやさしく流れている。川岸のほとりは、かすかに緑が顔を出しているのが見えた。
 寒さにはめっぽう強い私は、やや薄着の恰好で、岸辺の岩に積もった雪を軽く払いのけて腰掛ける。おも
むろに取り出した本は、アリストテレスであった。
 雨の日ではない限り、暑かろうが寒かろうが、外で読書をするのだが、それを知ってかイザベルが、何処か
らか駆け寄って来た。赤子を抱えていた。可愛かった。羨ましかった。
 「生まれたのかい?」と、聞いた。
 「そう、3日前に生まれたの。ジャンヌよ」と、イザベルは喜び答えた。
 私はほんとにジャンヌと名付けたのかと思い、だが聞かず、すやすやと眠るそんな赤子を見ながら、私の
お腹の子は何をしているのだろうか、いっこうに生まれてくる気配すらないと、いやもっとも不満を口にはし
なかったが、自分のお腹を目を向ける。
 「焦ることないわ。メディ。あなたは人じゃないんだもの」とイザベルは、やさしく侮辱発言をした。
 私を気軽に『メディ』と呼ぶのもどうかと思うが、『人じゃないんだもの』という言動は失礼この上ない。
 そして「きっと、宿命を背負わされた怪物よ」とさらに拍車をかけて侮辱した。がしかし、イザベルには侮辱
発言という感覚はないのだろう。それは鈍感だからだ。
 その日以降もイザベルは、事あるごとにジャンヌを抱えて私の元に来た。ジャンヌの子守を頼まれたこと
もあった。めんどうくさい事だったが、育児教育の実施研修だと思えば歓迎だったので、喜んで引き受けた
と記憶している。


503 :502のつづき、いや番外編:2011/02/04(金) 17:36:30
 ジャンヌが12才を越えた頃には、奇才というべき片鱗を見せ始めていた。その頃には、1人で私の元に
尋ねて来ていた。だからこそ、ジャンヌを我が子のように可愛がった。剣術や魔術も教えた。人間として在
り方、人類が進むべき道までも教えた。
 ジャンヌが旗持ちとしてオルレアンの解放に行くと言った時には、心配になりついて行った。そして、彼女
との別れの時、いや火やぶりで焼き殺される瞬間は、私の力なさを感じ、人と親密になってしまった事を悔み、
いや何より、愛する人間が殺されることが悲しかった。

 私の過去の出来事は、升田幸三という泥だらけ青年がジャンヌに見えた。
 「あんた、あの子なら名人になるやろ。戦場からもきっと戻って来ると思うわ。心配せんでええよ」と
旦那にやさしく言った。
 旦那は静かに頷く、いや尾っぽを振った。

504 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/04(金) 21:51:01
前から思ってたんだが
ここに小説を書き続けてる人は何なの?
ここ投稿スレじゃないし
レッスンスレでもないだろ。
評価スレだよ?

投稿サイトで全部書き終わって
推敲して終えてからリンクでも貼って
評価して貰えばいいんじゃねーの?

書く方は気ままにやって気分良いだろうけど
毎回毎回評価するスレ主は大変なんじゃね?

505 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/04(金) 21:54:51
断る。

506 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/04(金) 23:30:29
>>504
お前は本当に馬鹿だな

507 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/05(土) 00:48:54
子供かよ。

508 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/05(土) 06:34:54
>>493
>すでに床にはすでにライトノベルが敷き詰められて〜
(行頭の『すでに』で意味がわかる! 二つ目は必要ない!)

主人公はどこでご飯を食べているのか!
引き籠りを想像させる内容に自室だと仮定する!
机の上に積んだ本が限界を迎えたので床に敷き詰めた!
この時点で机の上の本は相当の高さにあると想像できる!
主人公がご飯を食べながら裏表紙を見ることができるのか!
引き籠りになっていなければ洗面所や窓ガラス等で顔を目にすると考えられる!

主人公の立ち位置がわからないせいで最後の落ちの切れ味が悪くなった61点!(`・ω・´)

509 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/05(土) 06:36:08
>>496-497
>だからこそ私は、旦那に釘を差した。
(変換ミス!)
>「あんな、あんたあんまりひいきしちゃいけんよ」と、やさしく旦那に言った。
(釘を刺しているように見えない!)

>〜その中でも一人の少女に肩入れしてしまった思い出は、苦い思い出だろう。
(思い出の話をしていながら、また二回も繰り返している!)

>〜小鳥囁く小川で水遊びをするイザベルと出会った。
(比喩だとしても引っ掛かる! この場面では小鳥は囀った方がよい!)

>キラキラと舞い降りる水滴は虹を作った。
(暁の状態で虹は作れない!)

>しばらくすると、男が4人ほど現れた。
(メデューサは暁の状態で本を読めるくらいに夜目が効く!
 4人と確定した方が自然に思える!)

書いている状態を作者が忘れてはいけない56点!(`・ω・´)

510 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/05(土) 06:37:07
>>502-503
>〜自分のお腹を目を向ける。
(『お腹に』の方がよい!)

>そして、彼女との別れの時、いや火やぶりで焼き殺される瞬間〜
(火あぶりが正しい!)

>私の過去の出来事は、升田幸三という泥だらけ青年がジャンヌに見えた。
>「あんた、あの子なら名人になるやろ。戦場からもきっと戻って来ると思うわ。心配せんでええよ」と旦那にやさしく言った。
(容姿がジャンヌに見えたという解釈にはならない! 行動がジャンヌに見える!
 升田幸三は火あぶりにならなくても戦死する! 友人を心配する旦那に対して、その言動は冷酷に思える!)

怪物の設定であっても感情の流れは大切60点!(`・ω・´)

511 :デルタ:2011/02/05(土) 12:31:46
 僕は生きるのに疲れた。
 僕みたいな落ちこぼれで、友達も恋人もいない男が一人死んだところで、誰も悲しんだりはしない。
 僕自身でさえ、僕の死を悲しむ気になれないんだ。
「えっと、ボンベの栓を抜いて、ビニール袋をヘリウムで満たす……っと」
 臆病で苦痛が怖い僕は、首を吊ったり手首を切ったりする気になれなかった。
 しかしその日、ネットで安楽死の方法を見つけた。その手順を口に出しながら確認していく。
「これで準備よし……っと」
 あぁ、とうとう逃げ出せる。あとはこのビニール袋を頭に被ればいいだけだ。
 自然と脂汗が背中を流れる。息を吐き出し、覚悟を決める。
 おそらく数分間は死の恐怖との格闘をしていたが、覚悟が出来れば後は早かった。
 ビニール袋を頭に被せ、首元まで一気に下げる。右手で左手首を抑えて恐怖を紛らわす。
 すると数秒後には、僕は夢と現実の区別がつかないような気分になった。

”時間を戻したいか?”
「あぁ、戻りたいさ」
 何者かが僕に話しかけてきたような気がした。僕は反射的にそれに答えていた。
 僕に話しかけてきた人は誰なのか。そもそもその声は現実なのか幻聴なのか。
 色んな疑問を浮かべるべきだったが、その時はもう思考に割ける酸素が脳に残ってなかった。
 ただ一つだけその声から感じ取った情報がある。
 なんて、悲しそうな声をした男なのだろう。

512 :デルタ:2011/02/05(土) 12:32:39

”後悔することになるが、時間を戻してやろうか?”
「あぁ、頼むよ」
 何も考えられなかった。
 ただ、やり直してもう一度あの人に会いたかったんだ。
 僕のことを一度も気にしてはくれなかった、あの素敵な人に。

”わかった”
 何者かはそう言うと、僕の手をぐいと掴んだ。
 その力は余りに強くて、体ごと宙へ放り出されたような感覚を覚えた。

「……え?」
 僕は生きていた。
 自殺現場になるはずだったこのアパートで、生きて、息をして、生存を脳で理解していた。
 そして何よりも、家具の配置がガスボンベを運びこむ前と全く一緒だったことに困惑していた。

「本当に、戻った」
 カレンダーに視線を移した。丁度一年前だ。
 僕は状況を納得するのには時間がかかったけど、何をするべきなのかはハッキリと分かっていた。
 電話、電話をしなきゃ、あの人に。
 思うが先か手が伸びるのが先か、僕は自然と携帯電話を手にしていた。


513 :デルタ:2011/02/05(土) 12:35:34


 俺は幸せな大学生活を歩んでいた。
 丁度今から二年前、いや、実際に日付を差し引きすれば一年前に、俺は自殺しようとしていた。
 今から考えれば、なんて愚かなことをしようとしたのだろうと、過去の自分を嘲笑したくなる。
 あの後、俺は意中の人と積極的に話すようにした。
 どうせ一度死のうとした身なのだからと、奇妙な程に積極的になれた。
 その結果、俺は彼女と二人で幸せに過ごしている。

 あの男は誰だったのか、何故時間が巻き戻ったのか、未だに理解できずにいたが、今が幸せならばそれでよかった。
 もしもう一度あの男に会えるのなら、全力で感謝したい。彼女にもいつかこのことを明かしたい。
 きっと信じてはくれないだろうけれど、俺たちが今一緒にデートしているのは、彼のおかげなのだから。

 夢中だった。
 夢中が故に、鈍感だった。
 横断歩道を渡るときには、左折する車に気をつける。そんな簡単なことも忘れていた。
 そして不運なことに、俺たちを巻きこんだのは工事用のトラックだった。
 頭が地面に叩きつけられる。右の太ももに鈍い痛みが走る。

514 :デルタ:2011/02/05(土) 12:37:47
 気がついたときには、俺は地面に倒うつ伏せになっていた。
 霧がかかったように霞んだ視界には、俺と同様に倒れこんでいる彼女の姿があった。
 足は動かない。それでも必死に彼女の元まで這いずるように進む。

 そこで、気がついた。
 彼女はタイヤの下にいたのだ。
 俺は何も考えられなかった。ただ身体が『彼女を救いださなければ』と叫んでいた。
 しかし次の瞬間、信じられないことに、トラックの運転手はアクセルを踏んだのだ。
 彼女の細い胴は歯車に巻き込まれるように、いとも簡単に千切れてしまった。

“時間を戻したいか?”
「戻してくれ……!」
 あの声が聞こえた。あの時と同じように、淡々とした口調だった。
 俺もまたあの時と同じで、反射的に答えていた。

”後悔することになるが、時間を戻してやろうか?”
「お願いだ、頼む……!」
 男の台詞はあの時と一緒だった。
 彼の姿を一目見ようとしたが、視界が霞んでよくわからなかった。

“わかった”
 男はあきれたように溜息をついた。
 彼はまた俺の手を掴むと、俺の体を空中へ投げ放った。

 俺はまた戻った。
 横断歩道で、信号を待っていた。彼女は、俺の隣で楽しそうに話しかけてきている。
 俺は彼女を抱き締めたかったが、それよりも、右手のトラックの挙動に注意を払うのが先決だ。
 もう二度とこんなヘマはしない、そう心に誓った。


515 :デルタ:2011/02/05(土) 12:39:02
 俺は彼女と結婚した。
 あの出来事の後、何事にも細心の注意を払い、二度とあのような悲劇に遭わないようにしようと心がけた生活を送っていたら、いつの間にか俺は裕福な生活をしていた。
 高給の仕事に就き、自分の家を持ち、最愛の娘を授かり、毎週末には必ず家族と過ごせた。
 誰から見ても幸せな家庭を築くことが出来た。
 来週には娘が小学校に入学する。そうなればもっと養育費がかかる。
 その為に俺は必死に働いていたが、そのせいで家庭を忘れることがないようにと常に肝に銘じていた。
 どんな不注意も許さない、完璧主義な人格が俺の中で完成していた。

 それでも、ディスオーダーというものは存在した。
 俺が仕事をしている間は、家の中で何が起きても対処できなかった。
 その日俺が帰宅していると、自宅が轟々と炎に囲まれていた。

 あまりにあっけなかった。
 俺が全力で大切にしてきた物が、一晩ですべて消えた。
 俺はしばらく何も考えることが出来なかった。

「なぁ、早く来てくれよ」
 俺は待った。毎日仕事を休み、自殺しようとしたあのアパートの一室で待っていた。
 あの男が俺を火事が起こる前日まで連れて行ってくれると信じていた。
 しかし、一ヶ月経ってもあの男は現れなかった。

 俺は苛立ちを覚えた。
 何故俺を助けてくれないのだ、と。
 いまこそ、あの男が現れるべき状況なのに、何故。
 俺は自分の手を見つめた。あの男が二度?まえた手だ。


516 :デルタ:2011/02/05(土) 12:39:43
 そこで、確信に近い予想を得た。
 あの男は俺だ。
 俺はこの手に懐かしさを感じている。この手に二度投げ出された記憶がある。
 そうだ、きっとそうに違いない。
 
 俺は自分の左手を右手で引っ張った。しかし、何も起きなかった。
 そうか、自分で自分を投げることは出来ないのか。
 そう思った次の瞬間、俺はアパートの扉を開けて外へ出た。



 息を飲んでアパートに戻ると、そこには男がいた。
 とても若く、気を病んでいそうな顔色の男がいた。
 そして、今まさにヘリウム自殺の真っ最中だった。

「時間を戻したいか?」
“あぁ、戻りたいさ”
 こいつはこの後、何が起きるか知らないのだろう。
 自分の命どころか、大切な人の命まで失くすことになるのに。

「後悔することになるが、時間を戻してやろうか?」
“あぁ、頼むよ”
 俺は躊躇したが、そいつの手を固く掴んだ。

「わかった」
 彼を思い切り投げ飛ばすと、彼は消えていなくなった。
 そうか、なら、次はあの横断歩道だ。
 俺はあの事故現場になるはずだった場所へ向かった。

517 :デルタ:2011/02/05(土) 12:40:23


“あぁ、帰ってきたか”
 事故現場で過去の俺を投げ飛ばして、アパートに戻るとあの男がいた。
 今度はしっかりとその姿が見えた。おそらく10年後ぐらいの俺だろう。
 その目はとても暗く淀んでいて、今にも人生が終わりそうな表情だ。
 そうか、俺はまた10年後に全てを失うのか。

”後悔することになるが、時間を戻してやろうか?”
 彼は俺を悲しそうに見つめていた。
 やめておいた方がいいと、その顔が伝えていた。

「お前がここにいるってことは、どうせ時間を巻き戻すんだろ?」
 俺がそう言うと、彼は黙って頷いた。

「そうか、また失うことになるだろうが、残った時間を出来るだけ幸せに暮らすよ」
 彼は泣きだしそうだった。それでも俺を掴んだ手はしっかりと固かった。

“わかった”
 そして俺は投げ出された。


518 :デルタ:2011/02/05(土) 12:41:07
 私はこの10年間、とても幸せに過ごした。
 その幸せは、またいとも簡単に失われた。
 それはこの10年の幸せを一瞬で忘れさせるほどの悲劇だった。
 しかし、私には義務があった。10年前の私を救わなければならなかった。

 あのアパートは借りたままにしていた。
 10年前の私がいつ助けを必要とするかわからなかったから、いつでも助けに行けるようにしなければならなかったのだ。
 私の精神はボロ雑巾のようにズタズタにされていたが、果たすべき義務を放棄する気にはなれなかった。
 重い足取りでアパートに向かい、自室の中で10年前の私を待った。

「あぁ、帰ってきたか」
私は来た。事故現場の私を助けに行った帰りだろう。
私は記憶に残るあの台詞を言った。

「後悔することになるが、時間を戻してやろうか?」
 私はこの男にもう二度と悲劇を味わってほしくなかった。
 おそらく表情にも出ていたと思う。

“お前がここにいるってことは、どうせ時間を巻き戻すんだろ?”
 あぁ、そうだ。私は静かに頷いた。

“そうか、お前は今度こそ幸せになるよ。私が保証する”
 私は驚いた。
 10年前の私はこの台詞を言ったのだろうか?
 私が言った覚えがない台詞を、この男は喋っているのだ。

「そうか、お前は私とは違うんだな」
 私はそう言いながら彼の手を掴んだ。
 彼と目があった。とても明るく、生気に満ちた表情をしていた。

 そして、時が巻き戻った。


519 :デルタ:2011/02/05(土) 12:54:37

 あれから、30年ぐらい経っただろうか。
 私は失う怖さと、救われる有難さを大いに知った。
 しかし、私はあの出来事以来、あの男に会うことはなかった。
 孤独から自殺しようともしなかったし、妻も娘も健在で、娘は小学生として楽しそうに学校に通っている。
 何がか違う。この世界では、根本的な何かが違っていたのだ。

“あぁ、帰ってきたか”
 特に理由もない、只の気紛れだった。
 私があのアパートの扉を開けると、そこに彼はいた。

”後悔することになるが、時間を戻してやろうか?”
 この男は何を言っているのだろう。
 私はあの時以来、時間を巻き戻したいと思ったことはないし、もし悲劇に遭ったとしても、もう繰り返すのはやめようと心に決めていたのだ。
 
 思わず声が漏れそうになった。
 そうだ、世界は、私が見ている世界は変わったのだ。
 何故なら、私自身が変わったのだから。

 「お前がここにいるってことは、どうせ時間を巻き戻すんだろ?」
 私は彼に教えてやりたかった。君が変われば、世界は変わるんだよと。
 君が見ている世界は、悲劇を繰り返すメビウスの輪じゃないのだよと。
 君が変われば、メビウスの輪はもう一度捻じることができるのだよと。

 しかし私は教えなかった。
 何故なら、そんなことをしなくても、私の次の一言で彼は世界を友好的に見ることが出来るのだから。

「そうか、お前は今度こそ幸せになるよ。私が保証する」



END

520 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/05(土) 15:10:50
>>511-519
改稿作ではあるが独立した物語として評価する!

>その力は余りに強くて、体ごと宙へ放り出されたような感覚を覚えた。
(くどいように思うが強調と考えて問わないことにする!)

>あの男が二度?まえた手だ。
(日本語がおかしい!)

>私は来た。事故現場の私を助けに行った帰りだろう。
(この部分は明確に区切った方がよい!
 『僕→俺→私』と時間の経過で変化した主人公の設定に狂いが生じる!)

彼がアパートで待っていると十年後(推定)の私がやってくる!
三十年後に私は彼のアパートを訪れる! 彼の目には何十年後の私に見えるのか!
この部分の矛盾はメビウスの輪を捩じった例えで作者なりにまとめている!
最後の一行が落ちとして効いていた!

作品としては軽く描写を入れた粗筋に見える!
十年後の悲惨な様子は説明だけで割愛されていた!
細部にまで手を入れて書けば短編の賞に送れるかもしれない!

荒削りな文章ではあるが、読み物の魅力を加点して64点!(`・ω・´)

521 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/05(土) 18:29:46
 Before! Before! Before! Before! ×12

 突き抜けた 哀しみの『悪さ』は 焦がされた 色の『儚さ』さ
 誰もが もどかしい顔して待ってる 世界が早く 始まらないかって!

 俺は飛び立つ 全ての願いを込めて 蹴り飛ばす
 時の流れに証明するのさ おまえは もう遅すぎたのだと

 翼を折られた旅客機(トリ)達が 俺に ただ一人に託した

 Before! Before! Before! Before! ×12

 満たされない月が 呼んでいた
 世界が早く 終わらないかって!

 狂い燃えた 太陽と それに挟まれた俺の青春に 震えた
 怒りから 全ての祈りが空に輝いた

 誰もが 待っていた
 何かが 変わらないかって

522 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/05(土) 21:08:53
>>521
最初は歌詞のように思えた!
黙読してリズムの悪さに詩だと思った!
主題が何かわからなかった!
変わらない世界に敢然と独りで立ち向かう若者の姿を描いた!
そうだと仮定しても言葉の繋がりが希薄なので胸に迫って来ない!

投稿先を間違えたようにも思える!
以下のスレッドで詩を評価してくれる!

君のセンス5段階+αで評価するよ[vol.95]
ttp://kamome.2ch.net/test/read.cgi/poem/1292771424/

ワイの考え!(`・ω・´)

523 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/05(土) 21:20:37
>>522
ありがとうございました。

524 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/05(土) 22:30:24
ぷぅぎゃああああああさんに質問です。
批評において、指摘しようかどうか迷うような箇所は指摘するべきではありませんか?



525 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/05(土) 22:35:44
うむ。
迷いを払ってから指摘しなさい。

526 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/05(土) 22:47:03
>>524
迷うようならその文章に何かしら問題があるんだろ。すっきり納得できなかったんだから。
指摘すべきだ。

527 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/05(土) 22:59:42
>>524
指摘する場合は、迷っていることも伝えたほうがいいかな。
うーん、でも悩んじゃう。
おらの考え。


528 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/05(土) 23:03:04
迷うのは純粋に作品に対してなのか、後々の人間関係を思ってのことなのか
どちらかによって答えも変わってくるだろうに。

誰に対してどのような箇所で何故そう思ったのか
もっと具体的に質問しないと、得られる答えは満足したものにならんだろう。

529 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/06(日) 02:14:51
ひとつ宜しくお願いします。

題  マイケルジャクソンの大ファンであるジェシカは日本へ行く

 ジェシカはマイケルのコンサートに向かっている。チケットは最前列ど真ん中で、裏から手を回して手に入れた血
の結晶。この大事なチケットを失くしてしまう空想にずっと囚われながらも、コンサート会場のあるニューヨーク
行きの飛行機に乗り込んだ。
 15の時ファンになって、いつも会いたい会いたいと、生の歌声を聴きたいと、生のダンスを見たいと願って来て、
ついに今日、マイケルと会えるときが来た。飛行機が飛んでからというもの、もうすぐマイケルに会えるという実感
が湧いてきて、心臓がドキドキしてたまらない。時計を見てコンサートが始まるまでの時間を計算してみたら、今か
ら8時間後くらいにコンサートが始まってしマイケル。もはやあれだけ願ったマイケルに会えるまでもうすぐだと、こ
の太陽が沈むごろには会えるんだと思うと、うれしくて仕方がない。とそんな時だった。付けていたテレビから、マイ
ケルが亡くなったと伝える速報が流れた。
 こんなことを容易に信じられるわけがなかった。ホテルに着いてからもニュース番組ではマイケルが死んだ特集
をやっていたけれど、それを本当の事だとは信じず、誤報だと信じて、コンサート会場まで行ってみた。がニュース
は誤報ではないらしい、コンサートは開かれなかったし、もうこれからも開かれることはない。そのことが漸く受け入
れられて私は、その場に泣き崩れた。そのままどれだけ時間が経ったろう、気がつくと周りに私と同じく目を腫らした
人たちが、いろいろ慰めてくれながら、立ち上がらしてくれた。
 「もう大丈夫、ありがとう」
とその親切な人たちに感謝を述べ、なんとか一人でホテルまで戻った。

530 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/06(日) 02:15:33
 自室のベットに倒れこんで、もうマイケルには会えないと、落ちつきを取り戻した私は憤りを感じた。絶望だった。どう
すればいいかわからない。ホテルでまた泣いてしまった。でもそんな時ふとマイケルの曲が、私の悲しみにあふれる
心の中で、突如流れ出した。ウォークマンでマイケルの曲を聴いてみたくなった。聴いたらまた悲しくなるだけだろうと
思ったが、聴いたとたん、今までの悲しさが、絶望が、全部吹き飛んでしまった。
 この時分かった。これがマイケルの曲なんだ。マイケルの曲を聴いたらどんな悲しい時だって涙など流れない。マ
イケルが教えてくれた。もう悲しむことをやめ、前を向かなくちゃいけない。涙なんていつまでも流してないで、強く生
きなければならないって。感動の涙を流しながらそれが分かった。これがこの人の本当のすごさなんだと思った。
 そのままマイケルの曲を無我夢中になってずっと聴き続け、そのうちに涙は止まり、ベットに座りこんだ。前を向い
て生きるためにどうすれば良いか、しばらく考えた末、ついに名案を思いついた。
 「そうだ!日本へ行ってマイケル富岡に会いに行こう!」
名案を思いついてしまったため、そう叫んで膝をバン!と叩いた。その顔は晴れ晴れとした顔になっていた。目は前
だけを見ていた。

 それからジェシカは日本に行て、マイケル富岡に会いに行った。

531 :524:2011/02/06(日) 05:54:03
>>525-528
純粋に作品に対してです。真剣に書かれた作品だから真剣に読みたい。
でも空回りして余計なところまで突っ込んでしまわないか心配です。
結局は自分の実力如何なのかもしれませんが、
例えば、

 亜里砂だ! デパートの中をぶらついていると思いがけない人物に出くわした。
 なんでこんなところに……信じられない気持ちで声をかける。
「あの、すみません!」
 ……だが、振り向いたのは亜里砂ではなかった。

という文章において、主人公が「すみません」と声をかけることが不自然だと思います。
作者の中で人違いということをわかっているから出る言葉ではないでしょうか?
考えすぎでしょうか?
せめて「半信半疑で声をかけた」というような描写がほしいと指摘したいと思うのですが、どうでしょう。



532 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/06(日) 06:48:53
>>524
誤字、脱字は目に見える間違いなので指摘に迷うことはない!
辻褄が合わない場合、多少は考えるかもしれないが指摘はできる!
それら以外で迷う箇所となると、俗語の類が頭に浮かぶ!
辞書には載っていないが世間では広く使われている!
会話文の中であれば問題ない! 一人称の地の文も同様である!
三人称の地の文は客観的な視線なので指摘しても構わない!

以上に挙げたような理由ではなく、指摘を迷う事案については自己に答えがある!
正誤の境界が曖昧に見えるのは現段階の能力の限界を示している!
無理に答えを書き出せば反発は必至! 能力で背伸びをすると信頼を失いかねない!
批評する側も日々の努力によって能力の底上げをしなければいけない!

ワイの考え!(`・ω・´)

533 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/06(日) 06:52:41
>>529-530
冒頭から三行目までは三人称に見える! 四行目以降は改行を挟まないで一人称になっていた!
漢数字が不規則に混ざっている!

>チケットは最前列ど真ん中で、裏から手を回して手に入れた血の結晶。
(手の表現が重複しているので『入手』や『取得』等に置き換えた方がよい!)

>今から8時間後くらいにコンサートが始まってしマイケル。
(某芸人のギャグを知らないと脱字に見える!)

>〜この太陽が沈むごろには会えるんだと思うと〜
(『ごろ』は『ころ』にするか、『頃』の漢字を充てた方がよい!)

>そのことが漸く受け入れられて私は、その場に泣き崩れた。
(日本語がおかしい!)

>気がつくと周りに私と同じく目を腫らした人たちが、いろいろ慰めてくれながら、立ち上がらしてくれた。
(三人称であれば通用した! しかし、一人称で自分の目が腫れたと断定することはできない!
 腫れぼったい感覚や第三者に指摘して貰わないといけない!)

>自室のベットに倒れこんで〜
>〜そのうちに涙は止まり、ベットに座りこんだ。
(ベットはベッド!)

>「そうだ!日本へ行ってマイケル富岡に会いに行こう!」
>名案を思いついてしまったため、そう叫んで膝をバン!と叩いた。
>その顔は晴れ晴れとした顔になっていた。目は前だけを見ていた。
(一人称で自分の晴れ晴れとした顔を見るには工夫が必要!
 この文よりも上の人称が微妙なので三人称に戻ったことも考えられる!)

人称の書き分けが出来ていない上に推敲も不十分43点!(`・ω・´)

534 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/06(日) 07:06:41
>>531
挙げられた文章でワイなりの見解を示す!

>亜里砂だ! デパートの中をぶらついていると思いがけない人物に出くわした。
(時系列に沿うと順番が逆のように思える! デパートの中を歩いていて亜里砂に出くわす!)
>デパートの中をぶらついていると思いがけない人物に出くわした。亜里砂だ!
(こちらの一文の方が自然に頭の中に入る!)

>なんでこんなところに……信じられない気持ちで声をかける。
(一時は亜里砂だと思ったが、どこか信じられない気持もある状態で声を掛けた!)
>「あの、すみません!」
(そのせいで他人行儀な言葉になった! そのような解釈も成り立つので間違いとまでは言えない!)

>>531が言うように「半信半疑で声をかけた」とすれば読み易くはなる!
ただし、明らかな間違いと指摘できない部分なので作者の表現の自由を奪うことに成りかねない!
評価する側の主観の入る割合に比例して場は荒れる! その点は覚悟しなければいけない!

ワイの考え!(`・ω・´)

535 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/06(日) 07:59:34
宜しくお願いします。

 孝義は、度胸がないくせに負けず嫌いなせいで、小学校に入るとすぐいじめにあった。だいたい学校へ入ってからも
友達ができず、いつも一人で遊んでいて、みんなとからむ時はいつもいじられ役だった。孝義は天然でなかなかおも
しろいやつだったので、翔太と俺はいつもからかっていたのを覚えている。
ある日、翔太が格闘技の技を孝義にかけて遊んでいた時のこと、孝義が逆に技を翔太に掛け替えして苦しませてい
た。俺をふくむこの光景を見た全員が孝義をほめ、翔太を笑った。これにプライドを傷つけられたんだろう、翔太は本
気で孝義に怒ってしまい、喧嘩になった。
 それから二日くらいたった時翔太が、帰り道に孝義を待ち伏せようぜと言ってきたので、なぜかと尋ねたら、孝義
に落とした鉛筆を拾ってくれと言っても拾ってくれなかったり、授業中問題に間違えるとクスクス笑っていたりすると
いう。これは孝義なりのやり返しだったんだろうが、いかんせん陰湿すぎる。
 その日の夕焼けに孝義の泣き声は響いた。
 次の日学校へ行ってみると翔太が孝義に向かってボールを投げている。孝義は反撃するのかと見ていたら何に
もしてこない、俺の所にボールが転がったので、空気的なことから俺も投げた。それからというものいじめは始まっ
た。孝義はというとサッカーの時も班での工作の時も一切チームに協力しない、合奏は絶対まじめにやらないなど
、なんかそんなことばかりしてみんなの反感を買い続けた。そんな感じだからみんなからいじめられた。

536 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/06(日) 08:00:35
 2年生にあがってしばらくたった時のことだった。突然孝義が翔太に後ろから襲い掛かり、仰向けに倒れた翔太に
すばやく覆いかぶさって、顔を殴り始めた。もう翔太は抵抗も無かったけれど、それでも殴り続けた。誰も止めれず
呆然としていると、先生が来て一応止めてくれたが、あれ以来翔太が学校へ来る度に孝義が襲い掛かかり、抵抗が
あろうが無かろうが、先生に止められるまでやめないので、翔太が参ってしまい、しばらく学校へ来なくなってしまっ
た。翔太がいっつも勝てないのは、孝義がやり返すために空手をして鍛えていたかららしい。
これ以来というものいじめはなくなり、孝義も翔太が学校へ来るようになっても何もしなくなった。
 
 40歳の時同窓会が開かれ、オカマになっていた孝義とぎこちなく話をしていた時。今でもふとあの時のことを思い
出すんだ、という話をしたら、雌豹の眼でこちらを見つめてきた。


537 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/06(日) 09:27:25
>>535-536
>〜小学校に入るとすぐいじめにあった。
(孝義は小学校に入学して、すぐにいじめにあった!)
>それからというものいじめは始まった。
(いじめが止まったと考えられる日数は二日間!
 いじめが再開されたという意味の言葉にした方がよい!)

話の内容が惜しいと思った!
孝義は同窓会の時に会うとオカマになっていた!
唐突と思える結末も工夫によって落ちになる!
>突然孝義が翔太に後ろから襲い掛かり、仰向けに倒れた翔太にすばやく覆いかぶさって、顔を殴り始めた。
(背後から襲い掛ってうつ伏せにして、執拗に臀部辺りを責め立てる!
 その意味を報復と思わせておいて同窓会のオカマを落ちに使えば良かった!)

ショートショートの観点で惜しい作品と言える59点!(`・ω・´)

538 :524:2011/02/06(日) 16:44:30
>>532,534
ぷぅぎゃああああああさん、回答ありがとうございます!
独りよがりな批評にならないよう、このスレで勉強させてもらいます。

539 :503のつづき、いや番外編:2011/02/06(日) 20:10:28
 翌朝、私は瀬戸の夜明けと共に起床した。目が覚めると、顔を洗い、歯を磨き、鏡と睨めっこをする。昨
晩の余韻なのだろうか。顔がやや赤い。
 ところで昨晩の旦那とのデートは、久しぶりだった。おそらく5年ぶり、いや6年ぶりだろうと数える。その前
のデートも真夜中のフライトだったと思うが、昨晩もそうだった。
 旦那が、どうしても寄りたい場所があるというので、南方戦線へ行き、「幸ちゃん」の安否を確認すると、
日本海軍航空基地ラバエルへと翼を運んだ。
 「あそこが、ラバエル基地じゃけぇ」と旦那が言った先には、たくさんの月明かりで微かに照らされる飛行機
があった。たくさんの飛行機達は横並び、いや、やや斜めな縦並びであろうか、ひっそりと行儀よく並ぶさま
は規律の厳しい宿舎のなかで、集団で寝ている学生達の様だった。

 「零式艦上戦闘機っていうんや。まぁ、世界最強の格闘戦闘機やな。時速は500キロ。わしほどじゃないが
なかなかスピード出すで」と、やや興奮気味に旦那は説明した。
 龍と同じくらいのスピードで飛ぶもの、それが生き物ではなく、人が作り出した物と聞いて、私は驚いた。
世間に疎い私であるが、人が空飛ぶ物を発明したとは小耳には挟んではいた。が、その時は空を飛んだ、
いや何メートル飛んだという話だったはずなのだが、500キロで跳びまわるとは、鳥や龍、いやそれ以上で
はないかと驚き、「うっそ〜!」と叫んだ。
 ぜひとも飛び立つ瞬間を拝見したかったが、いかんせん真夜中であった為、離陸する瞬間は見られなか
った。
 旦那が「さぁ、家路に着くか」と言っても、しばらく「見た〜い! 見た〜い!」と久しぶりにわがままをいい
甘えた。
 よって旦那も「仕方ねぇな〜」と、しばらく上空で待機して待ったが、やはり基地から飛び立つ零戦はない
ので、やはり家路に着くことになった。



540 :539のつづき、いや番外編:2011/02/06(日) 20:11:29


 ところが帰り道の途中、鹿児島上空で零戦を発見した。私達と同じように真夜中のフライトとは、なかなか
洒落たことをしていると思った。
 旦那よりやや小さい身体は、翼を広げてぶれることなくまっすぐに飛んでいる。たえず広げた翼は鳥や旦
那のようには、はためかすことはできないのだろう。常に広げたままの状態である。
 どうやって旋回するのか疑問に思ったが、実際に飛んでいるのであるから、右や左に旋回する事、あるい
は上昇する事、はたまた下降する事さえできるのだろうとは察した。
 またブルブルとうるさい音は、エンジン音なのだろうか。だとしたらエンジンはどこについているのだろうか。
私はもっと近づいて、零戦の身体、いや機体を見たかった。が、「あまり近づきすぎて気付かれたら、攻撃
されるぞ」と、旦那が警告する。
 「もっと、もっと、ねぇ、一生のお願いねぇ」と精一杯甘えてみせた。が、「もうここが限界」と旦那はいい、
零戦と大きく離れた場所で擦れ違う。
 私は見えなくなるまで見送った。けたたましくなる音は機体と共に小さくなっていく。そして、唸るような星星
とそんな星星を微かに映す暗い海の間を這うように進むさまは神秘的だった。

(零戦描写をしたので、ちょっと気合いれた)

541 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/07(月) 02:10:00
君、着実にうまくなってるね

542 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/07(月) 05:05:44
>>539-540
>〜500キロで跳びまわるとは、
(飛行機のことなので『飛びまわる』の方がよい!)

>〜やはり家路に着くことになった。
(家路に就く!)

文章の上達の早さには目を見張るものがある!
飛行機の並びに対する例えはよく出来ていた!
世事に疎いメデューサの表現にも一役買っている!
旦那の口調が変わって別人になっていた!

自分が作った設定を忘れてはいけない65点!(`・ω・´)

543 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/07(月) 09:15:06
>>541
着実に上手くなってるってより
>>539-540が今までよりズバ抜けて上手くなってるように感じたがw
お前、何があったんだよwwwって朝から爆笑したわw

>ちょっと気合いれた
と最後に書いてあるように、まぁ、時間掛けて推敲したんだろうな。
一人称は技術より気持ちの込めようで大きく文章の出来が上下するし。
作者も書き終えて今までにない手ごたえがあったのだろうと思う。

ていうか、今回は文章だけでなく、話のセンスも凄く良いよ。
ちゃんとひとつの作品にしてリンクで晒してたら70点超えてたんじゃね?って思った。

嘉一朗さんのライバル出現やねw

544 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/07(月) 10:17:03
宜しくお願いします。


 「なぜポットでお湯をわかすの?」
 「ラーメンとか食べる時困るじゃないか」
 「なぜポットでお湯をわかすの?」
 「え、だからココア飲むとか」
 「なぜポットでお湯をわかすの?」
 「いや、だから」
 「なぜポットでお湯をわかすの?」
 結婚して、一緒に住む最初の日の昼下がりに、妻はなぜポットで湯を沸かすのか、不思議に思ったらしい。
 それにしても繰り返すな。それもまったく同じ言葉で。ちょっと訊いてみよう。
 「ねえ、なんでまったく同じ言葉でしゃべってくるんだ?」
 「え?」
 結婚して、一緒に住む最初の日の昼下がりに、夫はなぜまったく同じ言葉でしゃべってくるのか、不思議に思ったらしい。
 何でこんなこと気になるのかしら。考えたらわかんないのかな。ちょっと言ってやろう。
 「自分で考えてみなさいよ」
 なんてこっちゃ。なぜ怒る。おかしいのはそっちじゃないか。そう思ったが、グッと怒りをこらえて考えてみた。
 「俺のことからかってるとかか?」
 「うーん、どうかしら。まあ当たり」
 「そうか」
 半信半疑だったが、まあ適当に合わせとこう。
 「ねえ」
 妻が尋ねてきた。
 「何?」
 「ポットでお湯を沸かす理由って、便利だから?」
 「ああ、そうだよ」
 しばらく考えてそう答えた。そういえばそうだ。湯を沸かすのに便利だからポットを使ってるんだ。最初からこう言えばよかったんだな。

545 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/07(月) 10:25:34
落ちてない

546 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/07(月) 18:57:09
いや、夫婦生活を円滑にする秘訣を描いた作品だと思う。

547 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/07(月) 19:40:14
自演乙

548 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/07(月) 20:43:00
>>544
>それにしても繰り返すな。
(文脈で意味は読み取れる! ただし、人によっては逆の意味になるかもしれない!
 誤読を誘発するような書き方は避けた方がよい!)

>結婚して、一緒に住む最初の日の昼下がりに、夫はなぜまったく同じ言葉でしゃべってくるのか、不思議に思ったらしい。
(夫の視点の一人称から妻の視点の一人称に変わる!
 夫は妻と違って『まったく同じ言葉』を喋ってはいない!)

>「俺のことからかってるとかか?」
>「うーん、どうかしら。まあ当たり」
(当たっているように見えない発言!)

>湯を沸かすのに便利だからポットを使ってるんだ。最初からこう言えばよかったんだな。
(ポットだけが湯を沸かす道具ではない! ポットの利点が書かれていないように思える!)

短文で視点の入れ替えは読み難い!
予兆もないので唐突な感を拭い去ることができない!
全体的に描写が不足している!

ひとつの視点で丁寧な描写から始めた方がよい41点!(`・ω・´)

549 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/07(月) 20:55:04
三語スレとかのも持って来たら評価してくれる?
もちろん自分が書いた物。

550 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/07(月) 21:46:00
>>549
自作であれば構わない!

ワイのスレッドの方針!(`・ω・´)

551 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 13:07:49
【桜の木の下には】


むろん、僕たちも将来的死体には変わりないのだけれどね、それにしたって、この世は死体で溢れていると思うんだ。
ある小説家がね、桜の木の下には死体が埋まっていると言うんだよ。
僕はね、それはまさしくその通りだと思うんだ。
桜はね、その死体から流れ出るとろりとした生命の素とも言うべき、いや、死体そのものは生きちゃいないんだけどね。
まあ、なんというか、栄養分みたいなものだよね。
それをね、桜はね、見えない土の中で根っこをタコの足のように絡ませて、吸い取っているんだ。
いやはや、まさに生命だよ。それこそ、まさに生命だと思うんだ。
だけれどもね、僕はね、どうもそれだけではね、足りないと思うんだ。
それというのもね、桜以外にもね、僕はこの世は美しすぎると思うんだ。僕と相対的に見れば、世界は実に美しいと思うんだ。
だからね、僕は桜の木の下だけではなくてね、
例えば、梅とか金木犀とか楓や椿の木の下なんかにもね、あるんじゃないかと思うんだよ。死体がね。
だから、この前ね、誰にも迷惑をかけないようにとね、夜の間にね、確かめようと思ったんだ。
一人でね、夜が更けた頃に近所の公園に行ってね、スコップを持っていってね、掘り返してみたんだ。
あのときはね、本当に胸が高鳴ったよ。
だけど、僕の期待に反して、掘っても、掘ってもなかなか死体は出てこないんだ。
僕はね、そんなはずはないと思って、そのままずっとね、ずっと細くなった根っこしかないところまでね、木が倒れてしまうまで僕は一生懸命掘ったんだ。
でもね、やはり死体は出てこなかった。
だけどね、僕がそのことに落胆しているうちにね、後ろから声がしたんだ。見るとね、そこには懐中電灯を持ったお巡りさんがいたんだ。


552 :551:2011/02/08(火) 13:10:42
もちろんね、お巡りさんと言っても僕らと同じ将来的死体には変わりがないからね、僕はにこやかに対応しようとしたんだ。
だけどね、お巡りさんの方は違ってた。
お巡りさんはね、みんなが寝静まった夜だというのにね、大きな声で僕を叱咤しはじめたんだ。
僕はね、慌ててね、お巡りさん静かにしてくださいよ。近所迷惑ですよってね、言ったんだ。
そしたらね、お巡りさんはね、余計に怒りだしてね、何が迷惑だ。公園の木を掘り返して、倒しちまうほうが迷惑だろうがと言った。
僕はね。分かってもらおうとしてね。いろいろとね。なぜ木を掘り返したのかを説明したんだけどね。
お巡りさんは全く僕の言うことを理解してくれなかった。
それどころかね、君は頭がおかしいんじゃないかと言ってきたんだ。
僕はね、その言葉を聞いてね、ひどい徒労感に襲われたよ。
だけどね、その時にね、僕はあることを思いついたんだ。


553 :551:2011/02/08(火) 13:13:25
今、掘った穴には死体が埋まっていなかった。これは自然な状態ではない。自然な状態に戻すには死体を埋めなければならない。
どうせ、僕らは今生きているだけでね、将来的死体には変わりがないのだからね、今すぐに死んでしまっても大して変りはないはずだとね。
そしてね、僕の目の前にはちょうど手頃なね、将来的死体がいたんだ。まあ、少しうるさかったけどね。でもね、死体になってしまえばね、それも関係ないかなとね、そう思ったんだ。
だからね、僕はね、目の前のお巡りさんをね、持っていたスコップで殴りつけたんだ。
最初はね。ちょうどスコップのとがった部分が当たったのかね、お巡りさんの耳からものすごい量のね、血が出始めたんだ。
お巡りさんはね、うっと言って、耳を押さえて、その場に座り込んでしまったんだ。
僕はね、その後でね、間髪をいれずにね、後頭部をスコップで殴った。何度も何度も念入りに殴った。
もしかしたらね、もうね、死んでしまったかもしれないとは思ったのだけれどもね。
それでも、ちゃんと死体になってくれないと困るからね、うつぶせに倒れていたお巡りさんをね、仰向けにしてね、僕はスコップの尖った部分でお巡りさんの首のところをね、狙ってね、突き立てたんだ。
そしたらね、それはもうすごい量の血が出て、あれ?これは首が完全に体から離れてしまったかなと思ったんだ。
だけれどもね、かろうじて、ついていたんだ。
僕はね、これで、もう死んだだろうと思ってね、お巡りさんをさっき掘った穴に運んだ。ついでにそこら辺に飛び散った。血のついた土もうまく表面を削るようにして一緒に埋めた。
そしてその上に倒れた木を元通りにね、植えたんだ。
僕はね、その一連のすべての行動が終った時にね、すごいね、達成感を感じたんだ。これでようやく自然になったなあと思ったんだ。
僕は、その日はそのまま夜が明ける前に帰ったんだけどね、実を言うとね、似たようなことをそれからも何度か繰り返したんだ。
その度にね、僕はね、今回もひと仕事終えたなと思ってね、達成感を感じたんだ。


554 :551:2011/02/08(火) 13:17:19
この世はね、本当はね、死体だらけなんだよ。死体に満ち溢れてないとね、おかしいんだよ。
だってね、この世はね、本当にね、美しいんだもの。
死体はね、その美しさをね、生み出すためのねエネルギーなんだよ。
僕たちは日々ね、動物や植物の死体を食べてね、生きているしね、石油とかね、そういう資源とかもね、やっぱりね。死体なんだよね。
僕らはね、もっとね、死体を認識するべきなんだよ。
認識すればね、自然と自分たちが将来的死体であることに気付いてね、早く死体になって、世界の美しさにね、貢献したいなと思うはずなんだよ。

555 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 13:48:02
神作!
100点!!

もちろん一万点満点で

556 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 13:49:45
異常者の心情描写か
なかなか良いな

557 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 14:27:32
死体を賛美しても自分が死体になってないことで中途半端な嘘臭い話に感じる。
〜〜ね、という語尾の多用で異常者の文体を装ってるのも、安易だなと思う。

558 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 14:41:35
先生、あのね、のね

559 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 17:41:08
「俺にかまわず行け!」隊長は叫んだ。足を負傷していて、動けない。「はやくしろ!」
「た、隊長おおおっ!」涙を流しながら俺は爆撃の雨のなか立ちつくす。「隊長を放っては行けません!」
隊長は片頬だけで力なく笑ってみせる。
「その言葉だけでも俺はじゅうぶんだ。いい部下に恵まれたと思う」が、すぐに険しい顔に戻った。「お前だけでも生きて国へ帰るんだぞ、ぜったい!」
「隊長もいっしょに」
「ぐずぐずするな!」隊長は俺の言葉を途中でさえぎった。「これは、命令だ!」
どかああああああん!
どかああああああん!
ひゅるるるる、どかああああああん!
「うっぅぅぅ」俺は涙を拭う。「せ、戦争のせいで……戦争さえ、なければ……」
ひゅるるるる、どかああああああん!
ひゅるるるる、どかああああああん!
ひゅるるるる、どかああああああん!
「国のおふくろに合ったら、伝えてくれ。俺は勇ましく戦った、と……」がくっ。
ひゅるるるる、どかああああああん!
ひゅるるるる、どかああああああん!
ひゅるるるる、どかああああああん!

「隊長おおおおおお!」


反戦のメッセージを込めた力作です。
なにとぞ評価のほうをよろしくお願いいたしますm(_ _)m

560 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 17:58:30
>>559
コントの導入部としてよく出来ている。
何もセットがない舞台で、効果音まで口で演じる若手芸人たちの情景が目に浮かんだ。

561 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 18:11:28
>>551
マジレスだが、ショートショートではここでいう70点の作品だと思う。
無邪気さの中に眠る残酷さというべきか、無邪気さと残酷さのコントラストかな。

>それでも、ちゃんと死体になってくれないと困るからね、うつぶせに倒れていたお巡りさんをね、仰向けにしてね、僕はスコップの尖った部分でお巡りさんの首のところをね、狙ってね、突き立てたんだ。

ここなんて普通に怖かったし、無邪気な犯罪者の一人称としては満点だと思うよ。
ただ、実は長編ミステリーでよく見るもので、会話文やらで挿入されているよね。この技術っていうか、書き方?

思ったんだが、野球でいえば551は中継ぎのアンダースローの選手として優秀と思うね。
というのは、さすがにこの書き方で何ページも読めない。まず飽きるし、読みにくい。疲れる。
書いた本人もこのスレ専用に作った作品という位置付けかなw
地力は感じる。あえて美しい表現や難しい漢字を避けているし
ぷぎゃあああさんどうつけるか楽しみだねw


562 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 18:53:07
>>561
そうか?
俺はそう思わない。>>551。70点は。
ね、の乱用がマイナス。くどい。
>ね、が狂気を帯びるにしたがって増えていくのなら、分かるが。効果的に使うのなら。
オチもだめ。この長さの小説ならあっと驚くようなオチが欲しい。
たとえば主人公の正体を最後に明かす、とか。警察官との関係も絡ましきれる。
具体的には教えないけど。

甘くつけて50点。

563 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 19:24:32
56くらいが無難だろう。素人にしては頑張ったで賞。
〜ね。が無くて文章が綺麗だったら60前半くらい行ったかも。

オチが決まって文章もある程度出来て70前半。
読後に何かしらの余韻が残るレベルで70後半。
こんな感じなんじゃないの?
80以上は出てないから分からんな。

564 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 19:37:02
>僕はね、その一連のすべての行動が終った時にね、すごいね、達成感を感じたんだ。

こんな重要なところで、達成感なんて凡庸な表現で済ませてるのが、ちょっとどうかなと。
もっと直感的に異常者のハッとするような感覚をだな……。凄みをだな……。

565 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 20:08:02
なんだかんだで読みやすいがゆえに、賛否の声があがってるな。
ショートショートにしてはオチが弱すぎると思う。

死体になることで世界の美しさに貢献したいのに、なぜ主人公は死なないの?
世界は美しい。僕は美しくない。(>僕と相対的に見れば、世界は実に美しいと思うんだ。)
美意識で行動しているのだからなおさらだ。
その矛盾を生かしたオチを期待していただけに残念。

566 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 20:16:46
主人公の言う美しさっていうのがよくわからない。また、どうしてそれが死体に起因するのか。
あるいはそれは主人公の殺人願望を肯定するための建て前だったとしても、自分を説得するわけだからもっと説得力が欲しかったかな
結局その願望も自分の死に対するコンプレックスの表れだったっていう展開にすれば面白いかも
一意見として

567 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 20:17:14
いや妙に持ち上げる奴がいるから突っ込んでるだけだがな。

568 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 20:27:38
影響されやすい奴だな

569 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/08(火) 20:38:33
>>551-554
>いやはや、まさに生命だよ。それこそ、まさに生命だと思うんだ。
(死体から生命を吸い取っているのか! 大局的な命の連環を表しているのか!
 どちらにも取れる曖昧な文章!)
>だけれどもね、僕はね、どうもそれだけではね、足りないと思うんだ。
(二つの要素だけでは足りないと主張しているように見える!)
>それというのもね、桜以外にもね、僕はこの世は美しすぎると思うんだ。
(ここまでの考察から、どのようにして『美しい』という結果が導き出されたのか!
 生命の美しさを語ってはいない! 足りない要素があることを示唆してはいた!
 論理が破綻しているように見える!)

>〜達成感を感じたんだ。
(尋常ではない主人公なので、このままでもいいかもしれない!)

>死体はね、その美しさをね、生み出すためのねエネルギーなんだよ。
(話の終盤に美しさの解釈が書かれていた!
 冒頭に持って来ないと主人公の行動原理が理解できない!)

語尾に『ね』を頻繁に付けることで異常性を表しているが読み難い!
誤字、脱字、誤用がないことには感心した!

内容を活かせるような構成に力を入れた方がよい58点!(`・ω・´)

570 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/08(火) 20:53:30
>>559
文章は一人称!
>「俺にかまわず行け!」隊長は叫んだ。足を負傷していて、動けない。「はやくしろ!」
(見た目でわかるかもしれない! しかし、ワイには隊長の心の声のように見えた!)

シリアスとギャグの境界線に味がある!

今後は背景と描写をしっかりと入れて読み物を目指して欲しい44点!(`・ω・´)

571 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 20:57:40
>>551-554
ワンポイントでいいから、
主人公の気持ちを表すような、
美しくも妖しい情景描写が欲しかった。
このテーマだと「絵」が肝だと思うので。

572 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 21:15:56
>>551
宮部みゆき模倣犯を思い出したYO

573 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/08(火) 22:56:12
 題 抵抗


 外は雪がはらはらと降っている。家族と出くわす度に重苦しい。どいつもこいつも腹が立つ。むしゃくしゃして、もうど
うにもなりゃしない、と憤る。やけっぱちになってふてくされて、真昼の誰もいない庭に、大の字になって寝転んだ。空
が見える。雪が降ってくる空をじっと見つめる。眼鏡があるから雪が目に入らなくて安心だ。しばらく見た後目をつぶる。
真っ暗な中でもくろんだ。このままずっと動かないでやろう。誰かに気付かれて、声を掛けられたりするまで。このまま
ずっと微動だにせず。体が雪に覆われても。
 しばらくじっとしていたが、人が来る気配すらない。もう寝よ。寝てる最中とかに誰かに気付かれて起こされるだろう。
誰が僕を起こしにくるだろうか。母か、父か、妹か。誰だろうが気まずい雰囲気になる。でも面白いや。
 どれくらい寝たのか。目を開けてみたら、眼鏡の上に積もっている雪の色が、まだ白いのが分かる。暮れてはないらしい。
もう一回寝た。次に寝てる最中とかに起こされるだろうと、期待して。
 だが次に起きてみても、誰にも気付かれないままだった。ついに夜になってしまった。目の前が真っ暗だ。これはもう今日
中には起こされないな、そう思い設けた。でもやめようとは考えない。きっと見つかるのは朝になるだろう。朝になったら母は
洗濯物を洗いにこの庭の横を通るから、その時気付いてくれるだろう。庭に雪が人型に膨らんで積もってるのを見て、さぞ
びっくりするだろうな。母がなぜ人型に膨らんで積もっているのかと、驚く所を想像をして、おもわず笑けた。笑いをこらえな
がら、早くその時にならないかなあ、と浮き立つ気分のまま、上機嫌で、その夜を過ごす、夜。

574 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/09(水) 06:02:10
>>573
>これはもう今日中には起こされないな、そう思い設けた。
(『設けた』は打ちミスのような気がする!)

>〜おもわず笑けた。
(全体は標準語の一人称なので関西方面の方言が気になった!)

>〜上機嫌で、その夜を過ごす、夜。
(夜の重複と今回は指摘しない!
 語尾の『夜』の一字が楽しさの中にも一抹の寂しさを表していた!)

若い青年特有の苛立ちを表現した内容!
詳細に書かれていないことで青臭さは十分に出せたと思う!

短い文章の中で話がよくまとめられていた65点!(`・ω・´)

575 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/09(水) 06:54:45
>>574
>寝てる最中とか〜

寝る他に何をしようとも主人公は思ってないので「とか〜」はいらないと思います。

576 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/09(水) 07:02:37
>>575
『最中』は用法によって『時』の意味に置き換えられる!
一人称の文章なので砕けた書き方も『有り』とワイは判断した!
従って『寝てる最中』をおかしいと判定するに至らなかった!

ワイの考え!(`・ω・´)

577 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/09(水) 07:12:04
『とか』も有り!
寝ていてもすることはある!
夢を見ることはできる!

一人称の文章であることを忘れてはいけない!
揺れている心情の場面では緩い文章が合うこともある!

ワイの考え!(`・ω・´)

578 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/09(水) 07:13:57
>>575
理屈ではそうでも、敢えてそう書いてるのかも知れないよ。
一人称だし、寝るってことを単に寝るだけと言いたくなかった、みたいな。
俺の考えすぎかも知れんが。

実際かなり書ける方の文章だと思うので
>『設けた』は打ちミスのような気がする!
どうみてもミスだと俺も思うが、こういうのとか、なにかあってのことかなと
ぷぅぎゃああああああさんも慎重に読んでるジャン。

と、投稿する前にリロードしたら既にぷぅぎゃああああああさんがレスしてるのか
もう投稿するのやめようかと思ったが、折角書いた俺が馬鹿みたいだから
投稿することにするわ。

579 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/09(水) 07:26:06
>>578
ままあること!

ワイもあった!(`・ω・´)ノ

580 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/09(水) 14:59:55
ネオンの看板が立ち並ぶ表通りから、横道を一本入るとそこは電灯の薄ぼんやりとした明かりしかない裏通りになる。
立ち並ぶのは石造りで高くても5階建てぐらいのアパートだ。
その中には酒屋の主人やらレストランの従業員やら売春婦やらが生活している。
一人の男がその裏通りをときより、影になっているところや細い路地に目を配りながらゆっくりと歩いていた。
男は何かを探していた。
この時間、この辺りを歩いている大抵の男は酔っ払っているが、男はどうやら違った。
歩き方も仕草もしっかりしている。むしろ、逆に緊張している節も見受けられた。
するとそこへ、もう一人の男が現れた。
帽子を目深にかぶった赤いパーカーにジーンズといういでたちの人間が路地裏からすっと出てきた。
手にはバンテージを巻いている。
歩いていた男は立ち止り、身構えた。そして、一度、右と左のこぶしをぎゅっと握った。
男は言った。
「よう、あんたかい。例の闇打ちっていうのは?」
帽子の男はしゃべらない。
「話ができないのか?まあ、いい。あんたには警察から懸賞金が掛けられてる。
まあ、殺しなんかはしてないから、そういうやつらと比べると大した額じゃないんだがな。
あんた無差別に襲ってるだろ。そういうのはかえって一番治安に影響を与えるんだそうだ。
だから、警察はわざわざ懸賞金をかけたらしい。まあ、そういうことだから、潔く捕まって、
俺のこずかい稼ぎに協力してくれや」
そういうと、賞金稼ぎの男は上着の内側へ手を入れようとした。

581 :580:2011/02/09(水) 15:01:22
それを見ると、帽子の男は口を開いた。
「ねえ、勝負をしようよ」
賞金稼ぎの男はそれを聞いて、手を止めた。そして、じろりと帽子の男の体全体を見た。
「おまえ、女か?」
「だったら何だっていうのさ」
帽子の男のいや、女の声は男としては不自然なほど高く透き通っていた。
男は笑った。
「はっはっは。こりゃ、驚いた。まさか、闇打ちが女だったとはな。まあ、やり方から見れば、それも当然か。
闇から不意打ちをくらわす卑怯な手口だからな。当然、正面からやったんじゃ敵わないしな」
帽子の女は語気を強めて言った。
「私は、今までの戦いで不意打ちなんてしたことは一度もない。勘違いするな。みんな正面から戦って勝ったんだ」
男はさらに気づいたことがあった。女はおそらくかなり若い。もしかしたら、ティーンエイジャーかもしれない。
男はそのことに気づくと、どうにもこれ以上付き合うのが面倒臭くなってきた。
男はさっさと片付けて、警察に行き、金を手に入れて、飲みにでも行こうと思った。


582 :580:2011/02/09(水) 15:03:12
「そうかい。そりゃあ、悪かったな。でも、まあ、いいや。
で、勝負ってなんだ?せっかくだから乗ってやるよ。だが、早くしろ。
おれは、早く金をもらって、飲みに行きたいだけなんだからよ」
帽子の女は言った。
「ふん、ルールは一つだけだ。武器はなし。それでいいか」
「ああ、いいよ。じゃあ、ほら、かかってこい」
男はかるくもんでやるつもりで、そう言った。ボディに一発入れて、
倒れたところにさらに軽い追い打ちをいれて、手錠をかければ、
あとは近くの交番まで連れていくだけだとそう思ったのだ。
しかし、女は予想以上に速かった。
帽子の女はほとんど数歩で男との間合いを詰めた。
男は一瞬の出来事に驚き、足をもつれさせ、ガードをすることを忘れた。
女はそのまま直進する体の力を右肩に乗せて、拳を発射させた。
そして、それは慌ててバランスを失った男の顎に衝突した。
衝突の瞬間、パチンと弾けるような音がした。男はそのまま受け身も取れずに後方に倒れた。


583 :580:2011/02/09(水) 15:03:59
女は倒れた男に近づき様子を見た。
男は完全には意識を失っていなかったが、手足をじたばたとさせるだけで立ち上がれなかった。
女はそれを帽子のつばの奥に隠れた目で見下ろしていた。
そのうち、女はスニーカーのつま先で道に転がる空き缶でも蹴るかのように男のあごを蹴った。
すると、男はじたばたと動くのをやめて、今度は完全に意識を失った。
女はそれを見届けると、男の服をまさぐりだした。やがて、女は男の財布を見つけると、こう言った。
「これはもらっておくよ。私は勝負に勝ったからね」
帽子の女は財布をパーカーのポケットに入れると現れた時と同じようにすっと路地裏へと消えた。



584 :575:2011/02/09(水) 17:46:05
>>576,577
>>578
作者の方につけるつもりが、間違えてぷぅぎゃああああさんにアンカーをつけてしまったのですが、怪我の功名でした。
文法的にはよろしくないが、一人称を利用した作者の技法かもしれないということですね。

585 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/09(水) 18:12:45
>>570
評価ありがとうございます。
世界平和のためにこれからも精進していく所存でございます。
m(_ _)m

586 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/09(水) 18:25:39
>>580-583
文章の出だしは三人称! 登場人物の心に入らない俯瞰の状態!
二人目が現れて間もなく、新たな人物の三人称一元視点になった!
>女は倒れた男に近づき様子を見た。
(この一文の作用で後の文章が三人称一元視点に見える!)

>女はそのまま直進する体の力を右肩に乗せて、拳を発射させた。
>そして、それは慌ててバランスを失った男の顎に衝突した。
(生身の人間とは思えない表現!)

>帽子を目深にかぶった赤いパーカーにジーンズ〜
(二人目の男の服装!)
>帽子の女は財布をパーカーのポケットに入れると〜
(女もパーカーを着ていた! 設定が混ざっているようにも見える!)

視点のブレが目につく!
文中に省ける主語が多い!
登場人物の二人が似通った格好をしていて紛らわしい!
今回の目玉に思える格闘の場面に迫力が無かった!

人称と描写を意識して書いた方がよい47点!(`・ω・´)

587 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/09(水) 18:26:55
>>584
その通り!

>>585
いい心がけ!

588 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/09(水) 20:17:05
>>587
ぷぅぎゃあは評価以外では顔文字つかわないの?

589 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/09(水) 20:34:48
>>580-583
>「話ができないのか?〜」
(ここからの長口上はいかにも読者に説明している、というように感じました。
 要点をまとめた方が良いかもしれません)

>ぷぅぎゃああああさん
「二人目の男」と「女」は同一人物じゃないでしょうか?

横槍失礼しました。

590 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/09(水) 20:59:08
>>589
お前さぁ、もうちょっと面白く突っ込めよ。
ギスギスしちゃうだろ。小姑かよ。

591 :540の番外編の番外編:2011/02/09(水) 21:21:28
 紀元前1年。エルサレムから遥か北の地ナザレで、神の子が生まれたと風の便りで知ったのは、ティベリア
の湖だった。
 照りつける太陽を浴びながら、湖の畔で水遊びに励む子供達を横目に、同じくバシャバシャと首を振り
ながら、いやもっとも、彼にするとやり場のない怒りを水面にぶつけていたのだが、あまりに高く跳ね上が
る水柱は、子供達の格好の遊び場になって、やがて彼と子供達の絆というべき大きな虹が出現した。

 ところで、ティベリアの湖で頭を冷やしている彼の名、いや愛称だろうか、ワイバーン、あるいはドラゴン、
飛龍、スフインクスなどと人々は好き勝手に呼んでいるが、実際のところ彼自身も自分の名がなんたるかと
いうことは、気にも留めてないので、メイロンの龍とでも呼ぶことにする。
 そのメイロンの龍は、昨晩、彼女と些細な事で喧嘩をした。昨晩の絶え間なく続く雷鳴に、虫の居所が
悪かったのか、彼の彼女は「寝れない。あんた何とかして! ゼウスに言って! 知り合いなんでしょ!」
と喚いた。
 確かに彼は、ゼウスと知り合いであった。が、少し顔を合わせた程度で、無論、親しい間柄ではなく、
もとより格が違うのであって、まさか面等向かって不満をいう勇気など持ち合わせてはいなかった。
 だからこそ彼は「無理だよ」と言ったのだが、彼女は「甲斐性なし!」「それでも男なの!」「でかいずうたい
して、ここぞって時に役に立たないとか。最低!」と好き放題、喚き散らした。
 さすがに温厚なメイロンの龍も頭に来たので「もうお前とは話したくない! あの時ペルセウスに首を切ら
れたらよかったのに!」とつい口走ってしまった。
 よって昨晩、雷雨の中で涙を流し、顔を真っ赤にしながら、家を飛び出してティベリアの湖に来たのだった。



592 :591の番外編の番外編:2011/02/09(水) 21:23:24
 そんなメイロンの龍も首が痛くなってきたのだろうか、仰向けになりながら、プカプカと晴れ渡る青空を仰ぎ
始めた。
 子供達はそんな彼のお腹に乗って「ねぇ、ねぇ」と催促をする。一人二人三人五人十人十五人と次々と
乗り始めて、さすがに耐えられなくなった彼は、ブクブクと沈み始めた。
 「あはっはっは!」と子供達は、大喜びで歓声を上げた。
 「お前ら降りろよ!」と彼はバタバタと翼を使い浮上し、少し怒鳴って言った。
 「どうしたの? いつもと違うよ」と一人の子供が、彼を気にかけて言った。
 「彼女と喧嘩した」と彼は、蚊のような声で言った。
 「またかよ」と、他の子が言った。
 「早く別れちゃえよ!」と、さらに他の子が続く。
 「あんな怒ると、すぐに石にする女のどこがいいんの」と、またさらに他の子が続いた。
 「甘えるところかな。お前らガキにはわかんないよ。大人の恋愛っていうのは難しんだ」と彼は、軽く説教を
した。
 そしてメイロンの龍は、決心したらしい。ただ、らしいというのは、彼の瞳から心中を察したのではなく、
経験則的に、つまり今回が初めてではなかったからだった。
 彼は彼女と喧嘩する度にティベリアの湖に訪れ、穏やかなさざ波と、焼けつく太陽と、心地よいそよ風と、
そして生命の息吹を発散させる子供達の笑顔すべてが、和解の勇気を与えてくれた。

 「ナザレにでも彼女誘って行ってきなよ。神の子が生まれたらしいよ」とまたまたさらに他の子が、微笑んで言った。

(本編そっちのけで、三人称で父親編書いた)

593 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/10(木) 01:42:14
>>589
>帽子を目深にかぶった赤いパーカーにジーンズといういでたちの人間が路地裏からすっと出てきた。
>帽子の女は財布をパーカーのポケットに入れると現れた時と同じようにすっと路地裏へと消えた。
(この二行で路地裏にあとから来たのが女だとわかった!)

三人称で何かを探している人物を男と呼称して、次に現れた女を同様に男と呼んでいる!
最初は俯瞰の三人称! 次に男の一元視点で物語は進行して、最後は女の三人称一元視点になっているように見えた!
ワイが読み違えても視点のブレは変わらないので点数は据え置く!

よい指摘だった!(`・ω・´)

594 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/10(木) 01:43:12
>>591-592
>〜神の子が生まれたと風の便りで知ったのは、ティベリアの湖だった。
>「彼女と喧嘩した」と彼は、蚊のような声で言った。
(省略が過ぎているように見える!)

>まさか面等向かって〜
(変換ミス!)

>仰向けになりながら、プカプカと晴れ渡る青空を仰ぎ始めた。
(仰向けになっているので仰ぎ始めなくても青空は目に入る!)

>「どうしたの? いつもと違うよ」と一人の子供が、彼を気にかけて言った。
>彼は彼女と喧嘩する度にティベリアの湖に訪れ〜
(一人の子供の発言が引っ掛かる! 彼は彼女と喧嘩する度に湖に訪れていた!
 言い換えれば、今回のように荒れている状態が湖での彼の姿であると言える!
 子供はその状態の、どの部分を目にして『いつもと違う』と判断したのかわからない!)

持ち合わせの知識でおざなりに書かれたように見える54点!(`・ω・´)

595 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/10(木) 06:11:02
 今日、友達が怪我をした。酷い怪我じゃないけど、入院だって。
 それで不思議なのは、どうやら私は、選べるみたいだということ。友達を心配するか、何も感じないか。自分の気持ちのことなのに、変でしょう?

 私は日曜、その友達のお見舞いに行った。私は、心配するか何も感じないか、どちらにするかを迷っていたけど、そうして迷っていること自体を友達に話すことにした。
「私は二人いる」
 そんな切り出し方だったから少し引かれたけど、友達は真剣に聞いてくれた。
「何も感じないのって、全部麻痺してるみたいなんだ。私は楽だよ。でも、全部事務的で、心がないみたいなんだ」
「うん」
「反対に、心配するのは偽善で。嘘ついてるから全部がいびつで、自己満足で」
「うん」
「二人の私が、互いを否定し合ってる」
 私は話しながら泣いていたみたいだ。
 でも、その涙も、友達の為に流した涙じゃない。私は私が嫌になって、また泣いた。友達は優しく笑ってた。
「うーん、よくわかんないけど、わたしはあんたと友達で良かったよ」

596 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/10(木) 09:40:51
>>595
出だしが珍しい、二人称に見える! 他は一人称!

友達が怪我をした!
そのことで心配をするのか、それともしないのか! 自分で選ぶことができる!
答えを求めて主人公は病院に見舞いに行く!
話の設定上ではひとりに選択権が握られていることになっていた!
>「私は二人いる」
(二人が比喩だとしてもおかしい! お互いが主張できる立場であれば、選択権がないことになる!)

正直に話した主人公に共感した友達が最後の言葉を発したと思われる!
客観的な視線で語られる主人公! 激情にも似た感情の変化に違和感がある!

主人公の性格付けが不十分なので物語の流れに納得がいかない51点!(`・ω・´)

597 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/10(木) 10:10:29
ワイ様、いつもお世話になります。
よろしくお願いします。

http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0288.txt

598 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/10(木) 12:41:33
>>597
これは取り下げます。
ご評価いただかなくて結構です。
ありがとうございました。

599 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/10(木) 12:44:38
>>596
出だしが二人称っぽかったとは自分で驚きです。二人称とはこんな感じなのですね。
以前ワイさんに評価を受けた時も、展開が唐突で説明不十分という指摘を頂いています。書き方が漫画的なのかもしれません。今度はその辺りを丁寧に書きたいと思います。精進します。ありがとうございました。

600 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/10(木) 15:16:03
>>595
ここで終わっちゃうと最後の友達の言葉が、何かしら、とりあえずそう言ってるだけって感じがするわ。
交友関係を真剣に悩んでくれる友人だから、という理由は何となくわかるんだけれど、
このあとに友達の台詞が続くんだとしたらそこまで読みたかったわね。
読み手の多くは「あんたが友達で良かった」と言える友達(作者)の考えに興味があると思うわ。

601 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/10(木) 17:47:31
>>598
なんで?

602 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/10(木) 19:03:28
小説の中で人物を活き活きと描く手っ取り早い方法は自身の投影!
今回の場合、主人公の生活の一部と妹のエピソードに含まれていたように思える!
それ以外の人物造形や話の展開は褒められたものではなかった!

作者は自分以外の人間を知る必要がある!
活きた人間の描写は、そのものを深く理解しなければ書くことはできない!

ワイの考え!(`・ω・´)

603 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/10(木) 21:48:53
>>601
文芸書籍サロン板の感想を貰うスレの方でも
評価を求めて直ぐ後で撤回してたね。妙に叩かれてた。
何で撤回したんだろうね……。
本人が読み返して納得出来ないところでもあったとか?
うーん。分からんな。

ただ、何で感想依頼を撤回したか書いてないところとか、ありがとうございましたではなく
もし読み進められて感想を書いておられる方がいたらスミマセンでしたと書くことが出来てないのが
嘉一朗さんが突き抜けられない壁の正体って感じがしたな。

読んでくれてる人を意識出来てないと、やっぱ内容にもそれが出てくるからね。
読んだ人の評価は厳しくなるだろう。文芸書籍サロンの叩きはやり過ぎだと思うが。

604 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/10(木) 22:08:56
>>599
友達が「君」の友達で、地の文の「私」が「君」なら、完璧にニ人称だったね。
試したら不思議な読後感だった。

605 :592のつづきの番外編の番外編:2011/02/11(金) 00:01:22
 その頃、メイロンの山にあるメイロンの龍の自宅からほど近い小川では、彼の彼女が髪を洗っていた。地面
に届くのではないかと思わせる長く美しい黒髪を、彼の彼女は丁寧に両手で揉み洗っている。そんな彼女の
名はマリアと言った。
 マリアは、一見するとまさに美女であり、いや、美少女というべきか、それはあまりにも華奢で折れそうな体型
ときめの細かい白い肌、もっともあどけないグリーン瞳がさらに幼く映し出した。少なくとも初めてマリアと会う
者は、10代の生娘としか見えなかった。が実のところ、マリアの年齢は数千年を超えており、いわば時の旅人というべきかもしれない。
 しかしながらマリアの友人達を見渡すと、まだまだ若い方に入り、数万年、数百万年といった年齢を積み
重ねた、いや時空を超えたというべきか、そんな先輩方も数多くいた。つまり人間達からすると、マリアは遥
か年上であったが、彼女を知る友人達からすると遥か年下な外見は歳相応だった。

606 :605のつづきの番外編の番外編:2011/02/11(金) 00:02:30
 ほのかに漂う草の匂いと共にそよ風が吹く。黒く艶やかな髪がかすかになびき、やさしく流れる小川の水面
が、マリアの顔を薄っすらと照らしている。ゆっくりと進む小さな雲は、時間の流れを遅く感じさせた。そして昨
晩の酷い雷雨は、夢ではなかったのかと錯覚さえした。
 だがマリアの心中は、今も怒りの業火で満ち溢れている。それは間違いなく、彼に対する怒りの何物でも
ない。石にしてやりたかった。実際にあの時、石化の睨みを彼女は使った。が、メイロンの龍も知る人ぞ知る
怪物だったので、身体を少ししびらす程度で石化までには至らなかった。
 「今度あったら、絶対に石像にして地中海の底に沈めてやる」と、マリアは、キラキラ輝く水面に向かって
呟いた。
 そして「カエサセトロス! カエサセトロス!」と叫んだ。するとすぐに、愛馬、いや愛獣ユニコーンが駆け
寄ってきた。カエサセトロスと呼ばれた愛獣ユニコーンは、一見、馬の風貌だが、頭には60センチほどの
1本の立派な角がある。身体は白く、そして真珠のような艶を讃えながら、いやもっとも山の緑がいっそう
白く映すのかも知れないが、ただひとえに息を飲む。
 そんなユニコーンにまたがったマリアは、「わらわは、怪物メデューサ、すべてを石に変えよう!」と叫び、
颯の如く峠を駆け下りて行った。

607 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/11(金) 01:44:11
>>600
すいません。実は、浮かんだことをそのまま書く、という書き方をしてしまった文章で、「広げる」という作業を怠った雑な作品なんです。
まず一番に書きたかったのが主人公の愚痴だったので、よくわからない心情を吐露したら終了、友達とのやりとりは展開せず……
人に見せるものとして成り立ってないのではないか、と感じながらも、「これならどんな評価が貰えるだろうか」と、興味本位で投下してしまった次第です。
真剣に評価を下さる方と、いい加減に書いた自分との意識の差を痛感して、非常に申し訳ない気持ちです。
勉強になりました。ありがとうございました。

>>604
二人称っぽく見えるのは、読者に語りかけているような部分があるからでしょうか。主人公が自己の内面を客観視しているからでしょうか。
僕は二人称について勉強不足で、まだちょっとよくわかってません。
一応、ささっと今、ネットの二人称小説を見てみて、(「私」を「君」に変更も、やってみました。確かに不思議でした。自分のことのような、自分が言われてるような……)
なんとなくどんな感じのものかわかったような気はするんですが、かなり認識の的がズレてるかもしれません。
すいません、理解を深めてから出直します。ありがとうございました。

608 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/11(金) 04:22:27
お願いします。

 倉田は事故を目撃した。
 それは倉田の目の前で起きた。
 職場からの帰り道、倉田は車を運転して、高速道路の真下の道を走っていた。
 倉田が聴いた異様なブレーキ音が早いか、高速道路のフェンスがバカッともげたのが早いか、上を走っていたトラックが空中を突っ走り、倉田の三台先にいた車にダイブした。
 倉田の参加していた車列は、事故車を避けてバラバラに乱れた。ブレーキもバラバラに鳴っていた。
 倉田の前の二台はそれぞれ、道傍の田んぼと空き地に突っ込んだ。その為、ブレーキをただ踏んで真っ直ぐ進んで制動した倉田の車は、事故車の目の前で止まった。
 全長三倍はあるトラックに、オンブバッタのように乗られた軽乗用車。本来、人の頭が収まるべきスペースは、潰れてしまって、もうない。
 どこからか、女の子の叫び声が聞こえてくる。押しつぶされ変形した軽乗用車のドアを、内から何度も何度も衝撃が揺らす。
 倉田を嗚咽が襲った。お母さんと泣き叫ぶ女の子の声。恐らく父親の、この世のものとは思えない絶叫。
 地に着いたボンネットから火が上がった。それが、反対側から漏れ出したガソリンと結び付くまで、数秒とかからなかった。
 爆炎は全てを飲み込んだ。女の子の叫びも、倉田も。

 びくんと身体を跳ねさせ、倉田は、自宅のベッドで目覚めた。
 倉田は、何も変わりのない現実を何度も確認して、ようやく、今見た悪夢の残像から解放された。
 つけっ放しのテレビからは、事故のニュースが流れていた。

609 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/11(金) 06:06:43
>>605-606
ユニコーンの容姿は定番で白くて角がある!
メデューサは規格外で髪が蛇ではなかった!
>「今度あったら、絶対に石像にして地中海の底に沈めてやる」
(雷がうるさくて眠れない! 神に直訴に行った旦那の失敗を非難して今に至る!
 ここまで怒る心情がよくわからない! 売り言葉に買い言葉の結果なのか!)
>「わらわは、怪物メデューサ、すべてを石に変えよう!」
(自分のことを怪物というのも理解に苦しむ!
 彼女よりも長い年月を生きている友人達のことを怪物と呼ぶのだろうか!)

メデューサの性格がよくわからない!
感情が極端に描かれているので別人にも見える!
今までの抜粋を通して読むとメデューサが若返ったような印象を受ける!

登場人物の性格付けに甘さが窺える60点!(`・ω・´)

610 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/11(金) 06:13:15
>>608
>倉田の参加していた車列〜
(珍しい表現! 本人の希望で車列に加わっているように読める!)

>その為、ブレーキをただ踏んで真っ直ぐ進んで制動した倉田の車は、事故車の目の前で止まった。
(前にブレーキがあるので制動は動きを止めた意味になって重複に見える!)

>本来、人の頭が収まるべきスペースは、潰れてしまって、もうない。
(上から落ちてきたトラックが及ぼした結果!)
>お母さんと泣き叫ぶ女の子の声。
(子供は背が低いので助かったと受け取れる!)
>恐らく父親の、この世のものとは思えない絶叫。
(身長を考えれば絶叫どころか、絶命していてもおかしくない!)

テレビニュースの事故の報道が夢に影響を及ぼしたのか!
主人公の過去にあった事故の記憶が蘇ってきたのか!
今回の文章だけでは判断ができなかった!
文中に頻出する『倉田』は推敲で相当に削れる!

テレビの影響で悪夢を見たと読者に思わせて、
実は主人公の過去の記憶が呼び戻されていた、とすればショートショートに仕上がる!

作品として惜しいと思った61点(`・ω・´)

611 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/11(金) 08:32:44
>>601
某スレにコピペがあったけど、東大受験の勉強をするから創作活動中断するらしいよ。
そんなのあいつの人生だし勝手にやればいいって思うけど

今まで、ぷぅぎゃああああああさんにあれだけ読んで貰って
感想を書いて貰ったのに、一言の挨拶もないってどうなのと。
今までありがとうの一言くらい、あってもいいじゃないですか。

作品と作者の評価は必ずしも一致しませんけど
こんな人の心を軽んじてる奴が、人の心を打つ作品を生み出せる訳がないだろう。
あいつに70点ださなかった、ぷぅぎゃああああああさんは見る目ありますよ。
いやマジで。

612 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/11(金) 11:12:32
>>610
付けっぱなしのテレビの報道が夢に影響を及ぼす、しかも事故の詳細は夢で見た内容と同一
(とははっきり書いてませんが、匂わせるだけにとどめて雰囲気を出そうと試みました。今考えたら、事故と主人公の関係が明確に説明付かない為に施した手抜きだったかもしれません)というつもりで書きました。
主人公は夢の中で、実際の事故現場にトリップしていた。又は、事故車の搭乗者から発せられた思念が、寝ていた主人公に夢を見せた。というのを思い浮かべていました。真相は作者である自分の中でも曖昧です。
主人公の過去の記憶、というのは全く頭にありませんでした。ショートショートをもっと読んでみます。
その他の細かな点についてもありがとうございました。

613 :606のつづきの番外編の番外編:2011/02/11(金) 13:38:31
 マリアを乗せた愛獣ユニコーンは、まさに疾風だった。100里は離れているであろうガリラヤの湖に到着し
たのは、夕暮れ間近だった。陽はまだ低くもないが高い位置でもない所にあった。出発したのがお昼時で
あったのだから、カエサセトロスの脚は、途方もない剛脚といえた。
 ところでマリアが目指す目的地は、ガリラヤ湖から数キロ離れた場所にある町、マグダラだった。というのも、
メイロンの龍がティベリアの湖で冷静さを取り戻す時間というべきか、そう、穏やかな空間を求めるのと同じよ
うに、またマリアもストレス発散の場所、そこがマグダラにあったからだ。が、マグダラ町に安住の地がある
のではなく、マリアの親愛なる親友、いや心友というべきか、ともかく大切な友達が住んでいたからだった。
 そして彼女の名もマリアと言った。マグダラのマリアである。

 マグダラのマリアは、人間だった。女だてらに鍛冶屋をやっていた。が、彼女の本意ではなく、親の後を受け
継いで仕方なくというのが本音であろう。そんな彼女が、若干15歳で鍛冶屋の店主というのは荷が重い。
 ただ力量は、2才の時から両親の仕事を見てきたで問題はなかったのだが、いかんせん実績がなく、よって
兵士や勇者、あるいは魔物からの信頼も信用も、また無論、人気もなかった。
 そんな彼女の両親は、3年ほど前に死んだ。そして途方に暮れる彼女に心から接してくれたのが、メイロ
ンのマリアだった。



614 :613のつづきの番外編の番外編:2011/02/11(金) 13:39:29
 夕飯時なのだろうか、外からは香ばしいポタージュの匂いがする中で、マグダラのマリアは、一本の魅惑の
光を放つ長剣を舐めるように、また瞳を刃に限りなく近づけながら、時に目を細めて、やがて大きな息をつくと
「こりゃ、傑作だわ」とボソッと、言った。
 彼女の店は、毎日開けているのだが、人っ子一人魔物一匹も入って来ない。だからこそ創作する時間が、
有り余るので、日々暇つぶしに、独創的な剣というべきか、伝説の剣を創作するのが日課だった。
 突然、騒がしい馬の蹄の音と共に美しい黒髪をなびかせて、瞳にはやや涙を浮かべながら、メイロンのマリ
アが現れた。彼女は、愛獣カエサセトロスを降りると、すぐにマグダラのマリアに飛びつく。
 「ど、どうしたの?」と、マグダラのマリアは驚き、今しがた完成したばかり長剣を両手で掲げながら言った。
 「彼氏と喧嘩した」と、メイロンのマリアは抱きついたまま、か細く言った。
 「またぁ」と呆れる。
 「ひ、酷いの彼。少しわがまま言っただけなの。なのに「死んでしまえ」とか言うの」と涙を浮かべて、やや
昨晩の喧嘩の詳細を誇張して言った。
 「死ねはないよね」と賛同はしたが、すべてを真に受けてはいない。毎度のことだったからである。
 「わぁっぁぁん! マリア! あなただけよ! 信頼できる友は、男なんてもう懲り懲り」とそれは、毎度聞く
繰り返しの言葉だった。
 「まぁ、そんな事は置いといて、どうよ?」と、マグダラのマリアは自信作を見るようにもう一人のマリアに
促した。
 そしてさらに「コイツに名前つけてよ」といささか強引に話題を変えた理由は、他でもない。面倒くさかった
からだった。
 そしてメイロンのマリアは、「エルカサリバー」と涙を浮かべながら、またもか細くいった。
 「いいねぇ。エルカサリバーか、頂き!」とほほ笑んで同意した。

615 :614のつづきの番外編の番外編:2011/02/11(金) 17:36:55
 そんな女の友情というべきか、とにもかくにもいろいろと支え合う女同士の光景を見ながら、お店の店頭で
行儀よく待つカエサテトロスは、耐えがたいほど健気であり、またしたたかであって、愛らしく美しくマグダラの
町に白い馬体、いや獣体が映えていた。
 いつしか店内では、女同士の若さ溢れる笑い声で満たされ、一方で西からのやさしい日差しが、カエサテ
トロスの身体を白からピンクに変え、また暁の空では、カラスが一日の終焉を知らせ始めていた。

 マグダラのマリアの店は、マグダラの町の中心にある。この場所はちょっとした鍛冶屋や武器屋、防具屋、
またそんなたぐいの専門店、あるいは薬屋、宿屋、本屋、はたまた、人間でもできるちょっとした魔法、いや
魔術、もっとも超能力というべきか、そんな人間の潜在能力を育成するレッスン教室までもあった。
 どちらのマリアもお腹が空いていることを忘れて談笑は続いた。が、メイロンのマリアが昼飯抜きでマグダラ
に来たことをお腹が、グゥ〜と知らせた。
 「なんか、お腹空いたかも」とメイロンのマリアは言った。
 「怪物でもお腹すくの」と意地悪な表現でマグダラのマリアが質問する。
 「当たり前じゃん。ねぇ、なんか食べるものない」と長く美しい艶やかな自慢の黒髪を掻きあげて催促する。
 「あんた、髪長くなったね。試しにこのエルカサリバーで切らせてよ」と言い、それは冗談ではあった。が。
 「ん〜、そ、そうね。なんか重いし、良い気分転換になりそうだし、よし!、切って!」とやや躊躇した節は
見て取れたが、威勢よくメイロンのマリアは同意した。
 「じょ、冗談、言ったんだよ。もったいないよ」とまさかの返答にこちらも躊躇する。が、エルカサリバーの
切れ味を試したい欲望は、彼女の決心が変わる前に切るべしと頭の中で過ったのだろうか、「この髪なら
高く売れそうだし、そのお金で傷心旅行に行くのも手ね」と、切るべきと後押しをして、メイロンのマリアの
背後に回る。


616 :615のつづきの番外編の番外編:2011/02/11(金) 17:37:58
 「さぁ、いいわよ。一気に切って」とやや気合を入れた声で、メイロンのマリアは言った。
 「行くわよ」と同じく気合の入った声が、カラスの鳴き声とハーモニーなって薄暗い店内に響き渡る。が、
ふと過った疑問、そう、どのくらい切るのかを聞くべきと思い「どのくらい切るの?」再度質問する。
 「ばっさりやっちゃてよ。ばっさり!」とメイロンのマリアは言った。
 「じゃ、今度こそいくわよ」
 「うん!」
 マグダラのマリアは、左手で長い髪を束ねると、ゆっくりと束ねた髪にエルカサリバーの刃を入れた。
 エルカサリバーの見事なまでの切れ味は、知らず知らずの内に顔がにやけていく。そしてしばらく感動の
余韻に浸った。しばし時間を置き、おそらく4秒5秒といったところだろうと思うが、「どう?」と言い、立ち上が
った親友の髪の毛は、短かった。いや、少し切り過ぎた感があった。が、バッサリと言ったのだし、問題ない
と思い「可愛い〜、ショート似合うよ。似合う!」と、一抹の不安を覚えつつも、実際に似合っているのは確か
であって、いや嘘ではないと自分に言い聞かせ、称賛を声を上げた。
 「ホントに? 鏡は?」と、ニコニコと髪の短くなったマリアは、はしゃいで言った。
 「な、ない、い、いや、あるある。ちょっと待って」となぜだか一瞬、嘘をつきすぐにそれを否定すると、店内
のどこからか手鏡を捜して、恐る恐る渡した。
 メイロンのマリアは、しばし手鏡を使い、短くなった髪の毛を、角度を変えながら見ている。そして「可愛いよ
ね? 切ってよかった〜、これで再出発できるよ、新しい恋人と出会える予感がする」と、喜び満足この上
ない発言をした。そしてなぜだか、その発言で救われた気がしたマグダラのマリアは「男は、もう懲り懲りじゃ
なかったのかよ」と軽く突っ込んだ。

617 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/11(金) 18:19:30
父さんはいつも笑顔だった。
どうしていつも笑っているの? 
私がそう訊くと、父さんはきまって、なんたってオレは芸人だからな、と胸を張って言うのだ。
芸人たるもの常に笑顔で――。思うにその教訓は、私が父から教わった唯一無二のものかもしれない。
芸人、と父さんは言っているが、大して売れていないということを知っていた。
でも私は、そんな父親に憧れを抱いていた。ネタを作っている姿や、鏡の前で漫談している姿。
傍から見れば滑稽な父の姿も、私には美しく映った。父さんの娘として生まれてきた事を、私は誇りに思っていたのだ。
認めよう。私は父さんが大好きだった。

誰かよろしくお願いします

618 :616のつづきの番外編の番外編:2011/02/11(金) 21:05:07
 粘り強い夕陽は、うす赤い空を見せ続けていたが、ゆっくりと天空は、一つ二つ三つと星達が顔を覗かせ、
無論、夜の襲来の前兆であるが、変わるゆく景色とは逆に鍛冶屋では、今だ談笑は続いていた。

 そんなマグダラのマリアの店に、今日初のお客が来たことに気付いたのは、店主のマリアだった。
 髪を短く切ったマリアの愛獣カエサテトロスの角をなでる男は、背が高く、おそらく190センチはあろうか、
見事な堀の深い端正な顔立ちと、細身だが、強靭な肉体には目を奪われる。
 「いらっしゃませ!」と親友をないがしろすると、すぐさま接客に向かった。
 男は少し面喰った感じで驚いたが、すぐに「いや〜、腕のいい鍛冶屋を探していてね」と、心地よい
静かな優しい声で言った。
 「任せてくださいよ! 腕は確かですよ」とマグダラのマリアは、あふれんばかりの笑顔を男にそそいだ。が、
彼女の笑顔はお客に対してのものでもあるが、一方であまりのハンサムというべきか、イケメンというべきか、
およそこんないい男にはめったにお目に係れないと、女の本能が発動して、落としに掛かったのだった。
 というのも、15歳のマリアには刺激的であった。年上でしかもイケメン、さらに男の物腰は優しそうで、そう、
理想的だった。
 「格安で、どんな装甲でも貫く一品を作りますよ」とさらに、男の瞳を覗きこみ、それは眼力というのであろう
と思うが、それを男へ向けながら、可愛らしく言った。
 やや恥ずかしがりながら、ほほ笑んで、肩くらいの髪を掻き「じゃ、ここでお願いしようかな」と言った。が、
すぐに横槍が入った。


619 :618のつづきの番外編の番外編:2011/02/11(金) 21:06:15
 「マリア! その男に騙されちゃだめよ。そいつは最低の人間だからさ」と言ったのは、髪をばっさりと切った
マリアだった。
 「最低はないだろ。勘弁してくれよ。親友じゃないか」と男はほほ笑んで言う。
 「あんたの顔なんて見たくないの。どっかに行ってよ。目触りなのよ!」と喚く。
 「別に俺を見なけりゃいいだろ。俺はこの子と話してるんだよ」と、店主に目をやりほほ笑む。
 「彼、知り合いなの? 紹介してよ」と、店主のマリアは、髪をばっさり切ったマリアを見て言った。
 「ペルセウスよ」と答えた。
 「あの勇者ペルセウス?」と聞き返す。
 「どこが勇者よ。ただの3流作家よ。いい! 『ギリシャ神話の神々』を鵜呑みにしちゃダメよ! そいつが
勝手に書いたんだからね。しかもあることないこと、ちょっと売れたからって気取るんじゃないつーの!
何が勇者ペルセウスよ!」と言った短髪マリアの怒りの表情は加速する。
 「お前を登場させてやっただろ。逆に感謝されたいよ」とほほ笑んで男は言った。
 「何が登場させてやったよ! 怪物メデューサの首が切られるとか、うれしいわけないでしょ! それと蛇の
髪の毛とか、頭おかしいんじゃないの! 鏡を利用して石化の睨みを回避したとか、ど素人の発想なのよ!」
 「だが、読者は喜んだ」と相変わらず、顔色一つ変えずほほ笑んで男は言った。
 「あり得ないバカ話なのよ!」
 「事実を描写したまでだよ」
 「どこがよ!」
 「まぁ、ある程度、誇張はしたがな」
 「殺す! 石にしてやる!」と言い、ペルセウスに飛びかかった。
 「相変わらず、お前ヒステリーだよな。そんなじゃ彼氏にふられるぞ」と軽くあしらい、両手で彼女の両腕を
掴むとほほ笑んで言った。
 昨晩、メイロンの龍と喧嘩した理由は「ペルセウスに首を切られたらよかったのに」という言動から始まった。
彼女にとっては思い出したくもない過去だった。



620 :619のつづきの番外編の番外編:2011/02/11(金) 21:08:17
 ペルセウスとメデューサは、付き合っていた。相思相愛の恋人同士だった。が、ある晩、ペルセウスが
剣を振り回し稽古をしていると、もっとも親友ヘルメスにもらった剣の軽さに驚き、ただ、振り回していただけ
であったので、とても稽古と呼べるものではなかったが、そんな愛する彼にメデューサは、恋の病というべきか
「恋愛がうまくいってる時が一番幸せだな」などと、のろけて呟いた。
 しばらくするとペルセウスは、あまりに軽い剣の素材は何なのかと疑問に思い、剣をしばし両手で握り、
その剣の厚さや刃など、目に近づけたり、離したりと、食い入るように見始めた。
 そんな仕草に惹かれたのか、飛びつきたくなったメデューサは、衝動を抑えることが出来ず、背中に飛び
つこうと試みた瞬間、ペルセウスは大きな軌道を描いて剣を振った。
 「ペルセ……」と愛する恋人の名の途中で、メデューサは自分に起きた災難に気付き、首から噴き出した
血は、転がる岩を赤く染め、意識が飛んでゆく。
 そしてまた、愛する彼女に起きた悲劇に気付いたペルセウスもあたふたし、だが不幸中の幸いというべき
か、昨日アテネにもらった空が飛べる羽の付いた靴おかげで、愛する恋人の死だけは回避できた。が、
愛する恋人メデューサの首にはグルグル巻きに包帯がされ痛々しかった。だがしかし、まだ恋人達の愛は
永遠だった。問題はここからだ。
 ところでペルセウスの趣味は、物語を書くことだった。しかしなかなか認めて貰えるような作品を世に送る
ことはできず悩んでいた。 愛するメデューサも絶対安静だった。よって遊ぶことはおろか、会う事さえ出来
ず、ならばと創作活動がペルセウスを空想の世界にいざなう。
 そして書き上げたのが『ギリシャ神話の神々』だった。仲間達からの評判はあまりよくなかったが、人間
には大反響だった。ただ、愛する彼女を悪人に仕立て上げたのは、悪いことだとは思った。が、許される許容
範囲だとも考えた。さらに担当の編集者も「これぐらいインパクトないと読者はつかないよ」と愛する彼女の自
慢の黒髪を蛇に変えてしまった。
 メデューサはこの時、初めて屈辱を味わった。真冬のスープのように、恋なんて一瞬で冷めた。大好きと
いう感情が、突然、大嫌いに変わる瞬間だろうと思う。

621 :620のつづきの番外編の番外編:2011/02/11(金) 21:09:36
 そして今まさに、短髪のマリアの目の前には、この世でもっとも大嫌いな人間が立っている。そう、ペルセ
ウスだった。
 昨晩の喧嘩も元を辿れば、この男のせいであった。この男こそ石にしてやりたいと、いや石像にして地中
海のもっとも深い暗い底に落ちるべきだと、改めてはっきりと確認し、憤りを感じ「ペルセウス! 勝負しなさ
いよ!」と短髪マリア、いや怪物メデューサの叫びが、マグダラの夜空にとどろいた。

622 :つづきの作者:2011/02/11(金) 21:17:44
(ぷぎゃあああさんたくさん書いてごめんな。
面白い展開考えたので、一日中創作活動していた。
適当にして読んでくれるだけでいいです。
あと、今推敲していて『暁』という突っ込み所がありますが『夕闇』で)
あと、毎回ありがとうと書き残してないけど、いつも感謝しています)

623 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/12(土) 04:49:34
>>613-616 >>618-621
>ただ力量は、2才の時から両親の仕事を見てきたで問題はなかったのだが〜
(脱字がある!)

>「ひ、酷いの彼。少しわがまま言っただけなの。なのに「死んでしまえ」とか言うの」
(表現の自由と言えるかもしれない! ワイならばこの場合、「」の中には『』を使う!)

>お店の店頭で行儀よく待つカエサテトロスは〜
>カエサテトロスの身体を白からピンクに変え〜
>髪を短く切ったマリアの愛獣カエサテトロス〜
(馬の名前の打ちミス! 作者が名前を失念しているのか!)
>>606の九行目から抜粋!
>そして「カエサセトロス! カエサセトロス!」と叫んだ。

>カラスの鳴き声とハーモニーなって薄暗い店内に響き渡る。
(脱字があるように見える!)

>称賛を声を上げた。
(最初の『を』は『の』が合うように思う!)

>変わるゆく景色とは逆に鍛冶屋では、今だ談笑は続いていた。
(変わりゆくのような気がする! 『今だ』は『未だ』ではないのか!)

>「マリア! その男に騙されちゃだめよ。そいつは最低の人間だからさ」
(ペルセウスは人間らしい! 神話ではゼウスと人間の女性の間にできた子供とされている!)
>仲間達からの評判はあまりよくなかったが、人間には大反響だった。
(この一文ではペルセウスが神の眷属に見える!)

話の内容の修正が早く、辻褄は合っているように見える! 出始めの頃と比べると、かなり読み易くなった!
冗長気味の一文には読者を意識した作者なりの工夫があるように思う!

人物の描写を補う軽妙な会話は評価できる68点!(`・ω・´)

624 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/12(土) 04:56:01
>>617
>認めよう。私は父さんが大好きだった。
(父親に対しての好意が主な内容なので、『認めよう』に違和感がある!)

文章で特に指摘するような疵はなかった!
内容としては何も始まっていない!
物語で言えばプロローグに相当する!

亡くなった父親の回想から始まり、
娘が「大好き」と言えるまでの紆余曲折を綴った物語!
そのような内容が頭に浮かんだ!

読み易い文章は悪くない63点!(読み物の評価は一切含まず)(`・ω・´)

625 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/12(土) 17:09:25
今書いている短編の抜粋です。評価お願いします。

 間一髪でガソリンスタンドに飛び込み給油を終えた高田は、家に向かってゆっくりと車を走らせていた。雨はまるで止む気配を
見せることなく絶えずフロントガラスを叩きつけている。大粒の雨は豪雨と呼ぶに相応しく視界はひどく悪い。
 思い返してみると今日という日は彼にとってまさに幸運と呼ぶにふさわしい一日だった。大金を手にしただけでなく、
盗まれた車まで出てきたのだ。自然と笑みがこぼれた。
 
 ふと現実に思考を戻すと、降り続ける雨に先ほどまでの笑みは消え失せ、眉間に皺を寄せ顔をしかめた。注意して運転しようと
少し前屈みに座り直した高田は、ワイパーのスピードを一段階上げた。こんな日に事故だけは勘弁願いたかった。
 踏切が見えてくると自宅まではもう目と鼻の先だった。踏切の少し手前に差し掛かると、雨音を切り裂くように
耳障りな警告音が辺り一帯に鳴り響いた。遮断機がゆっくりと降りはじめ、高田の行く手を阻む。
 反射的にアクセルペダルに掛けた右足を強く踏み込んだ。プジョーを加速させる。遮断機が下がりきらない限りはいつも強引に突破してしまう彼の悪い癖だった。
「まずいな、ぎりぎりだ」
 一度加速をしているために、ブレーキを掛けたところで間に合わない。突破するしかなく、じわりと額に汗が滲んだ。
緊張で頬を引きつらせながらさらに強くアクセルペダルを踏み込み踏切に突入した。
 ぎりぎりのタイミングで踏切を抜けると車体の後部で鈍い金属音が一つ鳴り、高田をひやりとさせた。遮断機がプジョーの尻を叩いたようだった。
ちらりとバックミラーに目をやり、安堵の溜息を漏らす。再び正面に視線を戻すと人が立っていた。

626 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/12(土) 17:24:34
 すぐには自分の目が信じられなかった。不気味に佇むその姿が男か女かさえも判断する時間はない。
全身が総毛立ったあと、ブレーキペダルを目一杯踏み込んだ。ハンドルを握る両腕が極限まで強張る。
 耳をつんざくブレーキ音が尾を引く。直後、衝撃音と同時に車体を激震が襲った。エアバッグに叩きつけられた衝撃を頭部に感じながら、
フロントガラスに巨大な蜘蛛の巣が張り巡らされる様を目の端に捉えた。
 作動したエアバッグのせいで右も左も分からない状態に心身を竦ませながら、どうにか車を路肩に止めると、高田は跳ねるように車を飛び出た。
激しく損傷したプジョーを一瞥すると、すぐに車の後方に視線を走らせる。ブルーのジーンズに黒いパーカーをすっぽり被った人間が手足をあらぬ方向に、
四方に投げ出し横たわっていた。
 
 おぼつかない足取りで近づくと、高田は頭を垂れ、両手で顔を覆った。確認するまでもなかった。自分が人を殺してしまったという十字架に
押し潰されるように崩れ落ちると、憎悪のこもった視線を投げつけた。「お前さえ出てこなければ……」
 冷たい雨を全身に浴びながら高田は身震いした。寒さによる物なのか恐怖心からくるものなのかは分からなかったが、先ほどまでの幸福感はすっかり霧散していた。



627 :帰途の電車で〈1/2〉:2011/02/13(日) 02:25:48
 電車の揺れにウトウトしていると、懐かしいかおりがした。
 瞼を開け、私の寝ぼけ眼は帰途に着く乗客で溢れかえる車内を見渡した。
 背広を着たサラリーマン、制服を着崩す女子高生。懐かしいにおいを辿っていくと、
そのなかで乗車口のあたりに貴婦人が立っていた。どうやら、その貴婦人が下げている鞄から
生じているらしい。甘く瑞々しい果物の香りである。
 貴婦人は年配の方であって、葬儀の帰りなのか、喪服を着ていた。私は邪推する。貴婦人の
節目がちな目と抑えた化粧の気から、誰か近しい人が亡くなったのか。鞄から生ずる芳醇な香りも
葬儀の供え物なのであろう。
 

628 :帰途の電車で〈2/2〉:2011/02/13(日) 02:26:50
一人で納得すると、私は腕を組み、再び眠りにつくよう勤めた。すると、俄かに電車が急停車した。
立っていた女は身体のバランスを失い、倒れた。鞄の内が露になった。
 ああ、なんていうことだ。
 私が果物だと思っていたもの、それは三寸ほどの仏像だったのだ。その仏像が線香のかおりを浴び、
果物のような芳醇な香りを生じている。なぜ、この女が仏像を持ち歩いていたのか。
おお、まさか愛した男の葬儀に参加し、せめてと思い、男の魂が宿った仏像を盗み出したというのか。
 貴婦人は転がる仏像を鞄に仕舞い込むと、何気ない素振りでもとの格好に戻った。
 私が今日あったことを記すのは、この顛末を皆さんに考えて欲しいからである。なぜ、貴婦人が陰気くさい
仏像を持ち歩いていたのか? 
 聡明な皆さんならば、答が見えてくるはずだ。
                                                        〈了〉

ワイさん評価よろしくおねがいします。


629 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/13(日) 06:38:30
>聡明な皆さんならば、答が見えてくるはずだ。
見えねーよw

630 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/13(日) 06:39:37
>>625-626
>こんな日に事故だけは勘弁願いたかった。
(三人称一元視点の文章の中で、この一文だけが一人称のように見えた!)

主人公はエアバッグの衝撃をまともに受けていながら、何事もなかったかのように車外に飛び出した!
轢いた人間の手足が傍目で折れているように見えても即死とは限らない!
大金を入手した経緯にもよるが、助けるか、逃げるかを選ぶように思う! 
遺体と判断したあとに直視して恨み事をいう主人公は悪辣な性格付けがされているのか!

適度な比喩と書き方が場面に馴染んでいた71点!(`・ω・´)

631 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/13(日) 06:41:46
>>627-628
>貴婦人は年配の方であって、葬儀の帰りなのか、喪服を着ていた。
(喪服には和装と洋装がある! 服装によっては外国人もあり得る!)

主人公は両腕を組んで眠れるところにいる! 混雑しているので座席にいると思われる!
その位置で乗降口に立っている人物が見えるとは思えない! 見えたと仮定しても無理がある!
個々の香りで充満された車中において貴婦人の匂いを感じ取る! しかも、匂いの発生源まで言い当てていた!
人が溢れかえる状態では倒れる余地もないように思える! 鞄から転がり出た仏像も見えるとは思えない!

設定にかなり無理がある! 読み物として成立しているのか、悩ましいところ!

話の内容よりも不可思議な状態が気になった38点!(`・ω・´)

632 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/13(日) 09:56:20
>>630
あれ? ぷぅぎゃああああさん、三人称一元視点は人物の心情描写ありなんじゃない?

633 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/13(日) 10:10:57
>>632
その通り!
>こんな日に事故だけは勘弁願いたかった。
指摘した一文は、口語体の一人称に見える!

そこがワイには引っ掛かった!(`・ω・´)

634 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/13(日) 15:11:13
>>630
>主人公はエアバッグの衝撃をまともに受けていながら、何事もなかったかのように車外に飛び出した!
>轢いた人間の手足が傍目で折れているように見えても即死とは限らない!
>遺体と判断したあとに直視して恨み事をいう主人公は悪辣な性格付けがされているのか!
まさにおっしゃるとおりです。書き急ぎすぎて丁寧な描写が出来ていませんでした。この直後に主人公は逃亡するという流れで書き進めています。

>遺体と判断したあとに直視して恨み事をいう主人公は悪辣な性格付けがされているのか!
主人公は頭が良く寡黙なサラリーマンという設定です。特に悪辣な性格付けはしていませんでしたが、確かに最後の部分は読み手側に
そういったイメージを持たせてしまうかもしれませんね。

ワイ様、いろいろとご指摘ありがとうございます。勉強になりました。
人称のブレにも注意して今後に繋げていきたいと思います。 


635 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/13(日) 19:20:59
ワイ様、いつもお世話になります。
よろしくお願いします。
短編で、全七回で終わる予定のうち、一です。

http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0296.txt

636 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/13(日) 20:00:55
>>635
東大受験に専念するから創作活動を一時中断するとか言ってなかったっけ?

637 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/13(日) 22:13:07
>>636
書きかけのは書いとこうってことになって。

638 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/14(月) 06:06:19
>>635
>青く晴れた空に、その濃紺の旗は、平和の象徴である鳩の翼をかたどった金の刺繍入りのモチーフを煌めかせてはためいている。
(モチーフの意味に物体はない! 主に概念や動機に対して使われる!)

>今年で十七歳になる彼女は、時折頼朝もドキッとするほどに女性らしさが輪郭を明らかにしている。
(輪郭が女性らしさを表している! 女性らしさが輪郭に表れているとは意味合いが違う!)

>そう言ってその瞳を輝かせてノーサインを送る飛鳥に〜
(ノーサインでは送れない!)

>「わー!、いよいよだね! 」
(色々とおかしい!)

>二人はこの小旅行のいきさつと結果をレポートにして、夏休みの自由研究にしようとしていたのだ。
(いきさつには込み入った事情の意味が強い!
 何事も起こっていない状態なので『過程』を活かした文章を考えた方がよい!)

>どこか高いところから、一気に地上に落下するような感覚が前進を貫いている。
(変換ミス!)

会話文が幼いのに反して地の文が硬い!
仰々しい眼鏡と両耳にイヤホン程度のことで、
高いところから落下するような感覚が全身で得られるとは思えない!
このような疑似3Dは現代の話であって未来の要素は全く感じられない!
ジオ・マーレのシステムの部分は練り直した方がよい!

主人公に合わせた文体が望ましい58点!(`・ω・´)

639 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/14(月) 07:49:51
>>638
早速のご評価ありがとうございます。
なかなか厳しいもんですなあ。

設定を練り直す際の参考にさせていただきます。
ありがとうございます。

640 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/14(月) 17:12:53
ワイ様、よろしくお願いします。
その二です。

http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0301.txt

641 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/15(火) 04:33:14
>>640
>〜枕元の小卓の上の五本の燭台がある。
(間違いではないが『の』の連続で見た目が悪い!
 間にある『上の』を『上に』にした方がよい!)

>〜整髪料の油でてかった髪を整えている紳士だ。
(三人称の地の文で『てかった』の俗語は気になる!)

>館を出て、玄関に出てから見返ると、世界史の教科書で見たサン・スーシ宮殿のような見事な館が、その巖のような甍を誇っている。
(『出て』の重複! 玄関は内外に使うので意味も重なって見える! 『館を出てすぐに見返ると』等の工夫で問題は解消される!
 宮殿に対して『巌のような甍』がどの部分を指しているのか、はっきりとしない!
 切妻造りの形容だとしても西洋の建築物に適しているとは思えない!)

>もう一つはジオ・マ―レに参加している人々が、その時代、地域によって姿を変えた来客が演じるキャラクターだ。
(参加者が設定に沿った服装で見合った行動をする! 頭の中で理解はしているが説明の日本語はおかしい!)

>ふと胸元を見ると、参加者を現すバッジをつけている。
(この場合、『現す』は『表す』の方がよい!)

>「あの、僕は二十二世紀からやってきたジオ・マ―レの観客です〜
(上にある来客と観客の使い方がおかしい! ただの客であれば問題はない!)

>ネヴィルと呼ばれた男は、それを聞くと、さっと顔色を変え、舞踏会の日の来客さながらに、彼を屋敷へ上げた。
(応接室で御者に朝食を与えることが衝撃的なことなのか! 『彼』は『頼朝』の方がよい!)

642 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/15(火) 04:35:05
>しのつく雨水
(珍しい表現!)

>煉瓦造りのボロけた二階家の屋根〜
(三人称の地の文に口語体のような表現は浮いて見える! これ以降、同じ指摘はしない!)

>工場の煙が混じった雨と、足元に溢れるでこぼこの敷石の上にたまった泥水の臭いが入り混じり、
>それらがさらに一帯に広がる洗濯屋や皮革屋、居酒屋の独特の臭気と入り混じり、あまりにも胸くその悪い臭気が漂っている。
(『入り混じり』の重複! 『足元に溢れる』の表現に引っ掛かる! 無くてもよい!)

>〜生活という時計の歯車がギシギシと音を立てて動いている。そのけして解けきることのない発条は、
>貧しさというネジで年がら年中巻かれ、過酷で無情な歯車を回して、イーストエンドの時を刻んでいる。
(『けして』は『けっして』のような気がする! 発条に引っ掛かる! 時計に例えているのでゼンマイの方がよい!)

>この三つが溶け合い、時に反発しあい、時に溶け合いながら、しなびた空気を一帯に溢れさせている。
(『溶け合い』の重複!)

以前にも指摘した! 甍の意味をはっきりとさせた方がよい!
前回に引き続いてジオ・マーレの設定が良くない!
胸のバッジの有無で、人間(バッジ有り)と仮想人物(バッジ無し)を峻別している!
これは正直者と嘘つきを目で見える状態にしていることに等しい!
三人称の地の文で不自然に胸の描写を省けば、状況によっては先読みを可能にする!
先の展開が読める内容では物語を純粋に楽しむことはできないように思う!

根幹の設定がおかしいので早めに修正した方がよい55点!(`・ω・´)

643 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/15(火) 06:20:10
>>641
>>642
お読みいただきありがとうございます。
確かにご指摘のとおりですね……。
まだまだ改稿の余地がありそうですね。
参考にさせていただきます。

なお、あと五回ぐらいはお読みいただくことになりそうです。

これからも宜しくお願いします。

644 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/15(火) 16:40:44
夢の記録
http://t.co/eLMzYzn

評価おねがいします。

645 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/15(火) 17:58:53
ワイ様、いつもお世話になります。

よろしくお願いします。

http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0303.txt

646 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/16(水) 06:05:28
>>644
文章は一人称!

>記憶が飛ぶ〜
(これ以降、妹の助力を得て勝利したとされている!
 さらには姉に勝利した方法まで書かれていた!)

>〜本棚に放り捨てられた絵本を発見した。
(主人公が貸した絵本を教室の本棚で見つける!
 見た目だけの判断で本が放り捨ててあることがわかるのか!)

本来の大将棋にはない、「砲」や「盾」の駒があった!
大将棋の参照先!
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B0%86%E6%A3%8B

貸した絵本を相手は放り捨てていた!
そのように見て取った主人公が相手は絵本を気に入っていると判断する!
結論に至った理由が全くわからない!
文章の大半を占める絵本の内容がおざなりに見える! 落ちや訓話にもなっていない!

大将棋と絵本に関連性が見出せなかったので中身のない話に見えた52点!(`・ω・´)

647 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/16(水) 06:06:49
>>645
>今世界を見渡して、明らかに異常がみられるのが、あの女王です。
(一利用者の侯爵が全世界を把握することができるのか!
 物語の設定を揺るがしかねない問題発言!)

>「『日本』!?」
>「『ティー・デュエル』……」
(珍しい表現!)

>そこで産出された上質の茶と、普通の、並みの茶を飲んで、うまく味を利いて飲み分けられるかという争いです。
(侯爵の説明によると、闘茶は茶の質を言い当てる競技に見える!)
>これと同じ物を、わが英国でもやるんです。
(同じと言い切っている!)
>紅茶を飲んで、それがどんな茶葉であるか、どの紅茶会社の茶であるか〜
(紅茶の質だけではなくて会社名まで答えないといけない!
 同じ人物の発言の中で闘茶の設定に狂いが生じている!)

>頼朝、あたしはね、英国人の血が入っているのよ。
(ハーフなので間違ってはいない!)
>相手が女王陛下だろうと何だろうと、私はこの勝負に負けるつもりはないわ
(相手は生粋の英国人! 負ければギロチンにかけられる!
 血筋が頼りの彼女、ここまで勝ち気になれる心理状態が理解できない!)

>さらりと言ってのけた飛鳥に、頼朝は驚きまくった。
(砕けた言い方の地の文!)

>ヴィクトリア女王の進退について、全面的に指導、監督権が得られます。
(飛鳥が勝利した時の条件!)
>飛鳥の命は、今や運命の女神の手にする秤にかけられ、天秤のもう片方に載せられたヴィクトリア女王の命との間で〜
(いつの間にか女王が命を賭けていた!)

648 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/16(水) 06:09:16
>昼食後、午後四時、そして夕食後。通算九回の利き茶勝はそれぞれ一点が与えられ〜
(侯爵の話では九点が満点! 三日間の長丁場!)
>ルールは、三回の紅茶を淹れ、その味を確かめ、茶葉の種類、会社名を答える。
>一つ言い当てるごとに一点、得られます。そして通算三回の勝負において、一点でも多く得点した者が勝ち
(開催の宣言をする執事の話では六点が満点!
 三日間ではなく、一日で勝負が決する!)

この話には大きな問題点がある!
ひとつは電脳世界の死は直接の死に繋がるのか!
精神に干渉しているだけなのか! 肉体が別の次元に飛ばされているのか!
その状態によって危機感の度合いが変わってくる!
設定の甘さが物語の土台を揺るがしている!

闘茶についても同じことが言える!
利き茶の勝負で淹れ方は競技者の自由となっている!
相手に茶葉の種類や会社名をわからないようにする為に、わざと雑に淹れる方法もある!
一口も紅茶を飲んでいない状態で砂糖を入れる飛鳥の行動が理解できない!
さらには女王と同じ紅茶と会社名でありながら、すぐに答えが出ないのもおかしい!

話が進むほどに疵が大きくなるので点数は控える!(`・ω・´)

649 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/16(水) 06:33:22
>>647
>>648
ワイ様、早速お読みいただき、ありがとうございます。
ご指摘いただいた矛盾点、早速直しに入ります。

細かい部分までお読みいただき、感謝に堪えません。

本当にありがとうございます。

650 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/16(水) 08:15:47
>>646
ぷぅぎゃああああああさん大将棋が出てくる作品の感想を書くために大将棋を調べたのかよ……。
凄すぎるわ……。ていうか最近、ぷぅぎゃああああああさんって
自作を書く時間が取れてるのか心配になるんだわ。

あまり根を詰めないようにな。
2chの運営でreffi@報告人があそこまで毎日無償でやって
最後はあんな感じで終わっちゃったじゃないですか。
同じようにならないかとね。

余計なお世話かも知れないが、自分を第一に考えた方がいいのではと。

651 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/16(水) 10:34:24
ワイ様、いつも大変お世話になります。
お忙しい中、大変恐縮ですが、全五回の分が、今日で終わりになったので、
予定を繰り上げて晒します。

よろしくお願いします。

http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0309.txt

652 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/16(水) 12:16:03
「ねえ、私はね。ただの女じゃないわ。」
須藤は頭の中で当たり前だ。こんな女は他にいないよ。と思ったが、それを口には出さずただ、小さく頷いた。
しかし、女は続けた。
「違うのよ。もしもね。私の中で出してしまったら、あなたは私のオマンコに吸い込まれてしまうのよ」
須藤はそのとき、何を言ってるんだとは思わなかった。この女少し頭がおかしいのかとも思わなかった。
なぜだか、そのとき、その奇妙な内容にも関わらず、女の言ってることが本当だと須藤は思った。
「それでも、私としたいの?私とつながりたいの?」
女は質問した。
須藤は自分の心臓の音がこんなにも大きく聞こえたのは初めての経験だった。
それは今、自分たちは生の死の狭間にいるのだということを心臓が大声で知らせているようでもあった。
しかし、須藤はそれでも荒れ狂う嵐のような膨大な性と快楽の海を目の前にして自制心のないサーファーのようにそこへ飛び込まずにはいられなかった。
須藤は興奮した脳から言葉を探し、かろうじて口に出した。
「君と……したいんだ。今すぐに……」
女の顔がひどくいやらしく笑った。そして長い舌で須藤の口内を蹂躙した。
よく動く女の舌が須藤の舌をたたきつけ、締め上げ、抑え込んだ。
須藤は頭の中で光が飛び散るのを見た。女の甘い唾液が毒のように全身にいきわたるように感じた。


653 :652:2011/02/16(水) 12:16:43
女は須藤の身体の横にぴったりと自らの身体を密着させながら、むっちりとした太ももで須藤の痛いぐらいに勃起したペニスを押しつぶし、
両乳首を口と手でこねくりまわすように愛撫する。
須藤はたびたびに身体をびくんびくんと浮かせ、実験で電気を流してみたモルモットのように反応する。
女はじらすようにそれをかなりの時間続けた。
あまりの快感に口を開いたままぐったりとしてきた須藤を女は休ませなかった。
女は再度、須藤の上にまたがると肉付きのよい尻を踊り子のように器用に動かし、自らの性器で須藤のペニス擦りあげた。
「ふうううう」
須藤がうめき声をあげる。込みあがってくる下半身のだるさをかろうじて我慢する。
女の全身の肉の柔らかさが須藤の身体に伝わってくる。ときどき女の乳首が須藤の乳首と衝突する。
須藤はそれにまたびくんびくんと反応する。女はそれに気づいて、両手の指で両乳首をいじめながら、腰を動かす。
須藤のペニスは女の尻の下敷きになって、愛液でべちゃべちゃにされながら、一方的に擦りあげられている。
二人の間には汗の臭いと体液の臭いが充満している。
「ねえ、このままイカせてあげようか」
女の声が遠くの方で聞こえる。
須藤は振り絞るように答えようとする。
「だめ…だ…中に…入れたい…」
女が言う。
「吸い込まれちゃうよ…」


654 :652:2011/02/16(水) 12:18:31
「いい…から…それでも…いい…から…」
須藤がそう言うと、女の顔が蛇のように笑った。女は須藤の上にまたがったまま腕を伸ばしてカギを掴んだ。
そして須藤の手錠を外した。
女は須藤の愛液でべちゃべちゃになって破裂しそうなペニスを自らの中に導いた。
「ふうううう」
須藤が呻いた。
女は須藤のペニスを締め上げながら、須藤の下腹部にねっとりとしたうごきで尻を振りおろす。
そして、そのまま、須藤の頭を抱え込むとまたもや舌で口内を蹂躙する。
須藤は女のあたたかい舌の侵攻による息苦しさを甘受する。女の乳房が須藤と女の間で押しつぶされている。
須藤はその間、ただ赤ん坊のように女に抱きつくことしかできなかった。
反転して体位を変えようとかそんな思いつきは須藤の頭の中に生まれるはずがなかった。須藤はすでに女に全てを支配されていた。女の柔らかな乳房が須藤を縛っていた。
肉付きのいい丸い尻が須藤を抑えつけていた。あたたかい舌が須藤を鞭で叩いていた。頭の中をぐちゃぐちゃにする麻薬のような女の体臭が須藤を閉じ込めた檻だった。
頭の中も脊髄も内臓も骨も神経も肌も筋肉も、今や須藤は犯されるためだけに存在しているような売り飛ばされた外国の少女のようであった。
突如として、須藤が叫んだ。
「でちゃう!でちゃうよぉぉぉぉぉお」
小便でも漏らしそうな子供のような口調だった。
女はそれを聞いて、凶悪な顔でにやりと笑った。
しかし、女は須藤をがっちりと抱え込み、腰の動きのスピードを増した。


655 :652:2011/02/16(水) 12:20:55
女の尻が須藤の下腹部にこれでもかというほど打ちつけられる。
須藤のペニスは何もできずに女の体内の肉ひだによって無慈悲に搾り上げられる。
やがて、須藤は快楽の果てに深く、深く落ちるように射精した。
一週間寝ていなかったかのような脱力感が須藤の全身を覆い尽くした。
それはとてつもなく安らかな疲労感だった。そのままベッドに沈み込んでしまいそうだった。冬ではないので体が冷えて、すぐにシャワーを浴びたくなることもなかった。
生ぬるい空気が全てを包み込んでくれているおかげで、いつまでもゆらゆらとした感覚でいられた。
女はまだ須藤の上にいる。須藤はそれを重たいとは思わなかった。
ただ柔らかいものが自分の身体の上に乗っているという感覚だった。
女は須藤が射精してから何も言わない。あの息苦しさを伴う濃厚なキスをやめて、今はじっと須藤の上で顔を伏せている。
あの個所ではいまだかろうじて須藤のペニスと女の内壁はつながっていた。
須藤はこのまま眠ってしまおうかとも思った。この安らかな気持ちのまま目を閉じればそれは至極容易なのではないか。
しかし、次の瞬間だった。全てが現実に引き戻されるように須藤は血の気が引いていくような思いに駆られた。
須藤の身体がベッドの上で少しずつ動いていたのだ。それは須藤の意思によるものではなかった。
そして、須藤の頭の中に女の言った言葉がふと思い出された。須藤は今さらになって恐怖を感じた。
言いようのない不安感が須藤の心を揺さぶっていた。須藤はとりあえず女から離れようと思った。


656 :652:2011/02/16(水) 12:23:29
しかし、体が動かなかった。射精に全てのエネルギーを使ってしまったかのように、体がひどく重たかった。
須藤は女に向かって、言った。
「助けてくれ」
女はむっくりと体を起こすとヌラリとした目で須藤の顔を覗き込みながら言った。
「だめだよ。中で出しちゃったんだから」
すると、女はあえぎ声上げ始めた。それは、体の内部から湧き上がってくる快感に耐えきれないメスの本能的な声で、
その声は須藤とセックスをしている時の声よりもより本質的であった。
やがて須藤の身体はペニスを中心として女の性器に吸い込まれ始めた。ベッドの上を体が徐々に滑るように動いていくのを須藤は感じた。
須藤は痛みを感じなかった。むしろ、恐怖を癒すように須藤の体に波のように快感が襲ってくる。
それはセックスの時とはまた違った快感だったが、それはどちらかといえば、路地裏で外国人から買った麻薬を吸ったときに近かったかもしれない。
どういう原理になっているのか、女の性器は大きく広がる様子もなく、腹が膨れていくようするもなかった。
しかし、ゆっくりと愛液を滴らせつつも須藤の身体を飲み込んでいくのであった。それは蛇が獲物を捕食している姿に似ていた。
もはや、須藤には恐怖を感じる気持ちはなかった。女はその間も須藤の上で目を細め、頬を紅潮させて、官能的な声を上げ続ける。
やがて、須藤の体は上半身だけになり、それから頭だけになった。その光景は、恍惚とした須藤の頭が女の股の間から生えているように見えた。
頭だけになった須藤が、自分で乳房を揉みしだき乳首をつねくって喘いでいる女に言った。


657 :652:2011/02/16(水) 12:34:53
「僕は天国に行くのかい?」
「それはわからないわ」
「じゃあ、君と一体になるのかな」
「それはどうかしら」
須藤は麻薬と酒に溺れた廃人のようによだれを垂らしヘラヘラと笑いながら、やがて女の性器に吸い込まれた。
女は須藤が吸い込まれる瞬間、絶頂を迎えたかのように長い奇声をあげた。そして、ベッドの上に倒れこんだ。
須藤は興奮していて気づかなかったが、寝室の壁には、絵が掛けてあった。
それは、額に入った大きな油絵で、天使が自分の腹のあたりに手を当てている絵だった。それは見る人が見れば妊婦にも見える絵だった。
そして、女が自らの腹部をさすりながらつぶやいた。
「おバカさん」
そう言った女の顔にひどく官能的な微笑が張り付いていたことは言うまでもない。



658 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/17(木) 00:38:40
こんばんは。
初めて投稿させていただきます。
よければ指摘おねがいましす。
お忙しいと思いますので、一部分だけですけれど。


659 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/17(木) 00:46:16
「ねえ、少年法ってすごく変な法律だと思わない?」
一年と三ヶ月そばにいる恋人は、そう言って萎びたフライドポテトを口に放り込んだ。
「また、なんでそんな事を?」
僕はシェイクを啜りながら応じる。
「だっておかしいじゃん、年齢によって罪の重さが変わるの?変わらないよ。
それって大人たちが15才未満を一人の人間として見てない証拠じゃない。」
おかしなことを言う子だなあ、と思った。と、いってもこんな話を僕以外にすることはないだろう。
これこそが一年三ヶ月の信頼である。
「いいじゃないか、特権なんだ。存分に利用してやればいい。」
「そんなこと利用する子なんて…ロクな大人にならないよ。」
「道理だね。」
気のない返事をしながら、僕は店内を見回した。
テスト明けと言うこともあってか、同じ制服を纏う生徒たちが多く認められる。
ひどく騒がしい。
窓側のテーブル席では、ぎらぎらと重々しい携帯電話の画面を見ながら、けたたましく笑う四人組の女の子が見受けられる。
ああ、開いた大口から噛み砕いたハンバーガーが覗いている。見ちゃいられない。
耐えられなくなり僕は正面の女の子に視線を戻した。
両手でホットアップルパイを持って小さく齧る姿はげっ歯類を彷彿とさせるが、すらりと伸びた背筋と、上品な立ち居振る舞いは彼女の美徳だろう。
「そういえばさ、加奈、テストはどうだったの?」
ふと気になった僕は問うてみる。
アップルパイを咀嚼し、嚥下してから加奈は口を開いた。
「うーん、らくしょう。解けない問題は結構あったけど、ま、七十点以下はないでしょう。そう言うまあちゃんは?あたしがあれだけ尽力してあげたわけだから、赤点なんかとられたら傷つくんだけど。」
何を隠そう、今回の期末テストのために、加奈に徹底的に教え込んでもらったのである。
「俺は__うん。」
「あたしは悲しい。」
加奈はわざわざ鞄からハンカチを取り出して架空の涙を拭ってみせた。
「冗談だって。差し当たって、赤点の心配はないよ。今までで一番良い得点かもしれない。」
すると加奈はにわかに笑顔になって、いたずらっぽく言う。
「それはよかった。けど、テスト返しの時間になって泣きついたりしてこないでよ?」
__彼女は本当に表情が豊かだ。
その笑顔を見ながら僕は、そんな事を思った。


660 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/17(木) 01:26:44
>>659
同じ単語を使わないようにして、同じ事柄を示すってテクニックが存分に使われてるけど、

 一年と三ヶ月そばにいる恋人 正面の女の子

この「正面の女の子」という表現は、ちょっと違和感があるかな。なぜだろう。
恋人、って書いた後に女の子って書かれるのはよそよそしい感じだからかな。
「一年と三ヶ月そばにいる女の子」「正面の恋人」って書いてあったほうが納得できたかも。
もしくは、「正面の彼女」とか。

店内を見回した (多く認められる) 女の子が見受けられる ハンバーガーが覗いている

こっちも、工夫して書いているなぁとは思うけど、「店内を見回した」って言葉だけで視線が移動してるのはわかるんだよね。
「られる」「られる」「ている」と、文章尻が似てしまっているし。あんまり書きすぎるとリズムというか、韻が悪くなるような気がする。
自分ならどこかを体言止めで済ませちゃうかな。いや、でもこのままでも悪くはないのかな……個人の趣味の範疇かもしれない。

あと、個人的に気になったのは「__(アンダーバー)」

661 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/17(木) 07:01:49
>>651
『決して』を『けっして』ではなく、『けして』と書いている部分は統一されているので不問とする!

>けして裕福とは言えない飛鳥は、一度はセーヴル製の器で、紅茶を飲んでみたかったのだ。
(現実の飛鳥が裕福ではないのか! この世界の飛鳥の設定のせいなのか!
 月では手に入れられない茶器になっているからなのか! どのようにでも読める一文!)

>カップの淵に金の装飾が施され〜
(変換ミス!)

>飛鳥はひと時、戦いを忘れて、その茶碗に見いった。
(上記ではティーカップ! ここでは茶碗!)

>それではお給仕いたします
(仕える側の人間に『お給仕』はおかしい!)

>これはウバだ。
(味や匂いを必要としない! 見た目だけで茶葉の種類を当てた!
 しかし、会社名まではわからない! この後の飛鳥の行動が理解できない!)

>「ミルクを入れても良いですか?」
(利き茶の行動を無視して、このあとでカップにミルクをなみなみと注いだ! さらに砂糖まで加える!)

>硬かった砂糖の面影が、グジャリとしたスプーンの手ごたえに変わっていく。
(面影に実体があるかのように書かれている! ワイは誤用と判断した!)

>鼻先にカップを持っていき、香りを味わう。
(紅茶の匂いの重要性を仄めかしている! ミルクを注いだ行為が真逆に思える!)

>甘い、胸の骨が解けるような風味だ。
(茶葉の持つ味なのか! 砂糖の味なのか!
 ここでは味の重要性を謳っていながら、すでに砂糖を入れていた!)

662 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/17(木) 07:03:10
>この私にわからぬ味など、、この地上には存在しない。
(『、、』はいただけない! 作中には『……』の表記もあるので統一感がない!)

>美しさせは群を抜いている。
(打ちミス!)

>それは甘い桃源郷となって、掌の中で歌っている。
(桃源郷は場所! 歌っているのは桃源郷に住まう人々なのか!
 微妙な比喩であることは理解した!)

>これだけ極上の紅茶を存分に飲んで死ねるなら、英国人として本望だ。
(頼朝の命のことを忘れているような気がする!
 作者が設定を見失っているようにも感じる!)

>〜すっかり緩くなった日差しを浴びて、輝いてた。
(地の文なので脱字があるように見える!)

作品を読み終わってワイが思ったこと!
ジオ・マ―レの設定がダメ! 胸のバッジの設定が物語に全く活かされていない!

メインの闘茶がダメ! 利き茶にならない行為が多過ぎて個人的に苛立ちを覚えた!
勝因が偶然であって必然になっていないのもダメ!

>「あたしが英国人の血を引いているのと同じように、サムライの血を引いているのだから」
(頼朝の名前が映える一文! 終わりとしては悪くない!)

強引な上に無理な展開が続いた話なので点数は控える!(`・ω・´)

663 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/17(木) 07:04:30
>>652-657
>「ねえ、私はね。ただの女じゃないわ。」
(この部分にだけ、語尾に句点が付いている!)

>〜自らの性器で須藤のペニス擦りあげた。
(『を』が抜けているように見える!)

>須藤がうめき声をあげる。込みあがってくる下半身のだるさをかろうじて我慢する。
(三人称と一人称が混ざっているように見える!)

>須藤のペニスは女の尻の下敷きになって、愛液でべちゃべちゃにされながら、一方的に擦りあげられている。
(女が男の上に重なっている状態で考えると、性器をペニスに擦りつける姿は容易に想像できる!
 しかし、その姿勢で女の尻にペニスが下敷きにされるとは思えない!)

>須藤がそう言うと、女の顔が蛇のように笑った。
(比喩だとしても爬虫類の笑顔が想像できない! 女の長い舌を蛇に見立てれば意味は伝わるように思う!)

>〜腹が膨れていくようするもなかった。
(平仮名の部分がおかしい!)

天使の油絵! 蛇の比喩!
アダムとエバを、そそのかした蛇を彷彿とさせる!
怪しい内容なので、はっきりとした結末は書かない方がいいのかもしれない!

二人の関係がわからないので物語の深みは感じられなかった70点!(`・ω・´)

664 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/17(木) 07:06:02
>>659
>窓側のテーブル席では、ぎらぎらと重々しい携帯電話の画面を見ながら〜
(窓際なので『ぎらぎら』は構わない! しかし、『重々しい』には引っ掛かる!
 ストラップの類なのか! 形状にあるのか! 傍目で携帯電話が重々しいと感じる部分がわからない!)

>耐えられなくなり僕は正面の女の子に視線を戻した。
(よそよそしい表現に一年三カ月の信頼は微塵も感じられない!
 素直に加奈に視線を戻した方がよい!)

上記の書き込みの通り、アンダーラインが気になる!
無難にダッシュ(ダーシ)の使用が望ましい!

まどろっこしい表現や硬い文章に推敲の余地が残されている57点!(`・ω・´)

665 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/17(木) 07:31:06
>>661
>>662
早速お読みいただき、ありがとうございます。
ご指摘いただいた点は、三月の改稿作業に大いに活用させていただきます。
お忙しい中、拙文を精緻に読解していただき、まことにありがとうございました。

666 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/17(木) 11:26:48
どうにも処理できない気持ちが私の中で膨れあがりまして、半ば衝動的に私は包丁を持って家を飛び出したのです。
外は雨上がりで道路のあちこちに水たまりがありました。
アスファルトの上の濁った水たまりというのはどうしてあんなに光り輝いているのでしょうか。
私は勝手に、あれこそ私の心の残骸だと思いました。私は包丁を片手にずんずん歩きました。
途中で人とすれ違っても、その人が何かに気づいて殺伐とした顔で振り返っても、私はそれを気にせずただずんずんと歩きました。
途中で塀の上を歩いている猫に出会いました。茶色と白の毛を持つ痩せた猫でした。
猫は私が近くに寄ると、立ち止って私の方を見ました。私は猫の瞳の細い時の目が嫌いでした。
あの目を見ているとなぜだか私は不安になりました。もしも、その目で見られていたら、私は即座に猫を捕まえて、皮をすべてはいだ後で、
腹を少しだけ切り裂き、腸を少しだけ垂らした状態で近くの公園の木の枝にでも吊り下げようと思っていましたが、
幸運にもその時の猫の目は丸い瞳でしたので、私はその小さな毛むくじゃらの生き物を殺さずに済みました。
自分が人間であるにも関わらず、こんなことを言うのは少し変かもしれませんが、実は私は人間よりも動物の方が好きなのです。
ときどき、テレビを見ていますと狩猟者が逆に動物に襲われる衝撃映像なんていうものを見ますけれども、
私はそんなとき心の中で行け!やれ!そんなやつなんて喰い殺せ!と叫ぶのですが、その後でスタジオの芸能人の方が
いやぁ、危なかったですね、なんて言うと、ああ、私は人間の側なのだと少し残念な気持ちになるのです。


667 :666:2011/02/17(木) 11:29:54
私は住宅街を抜け、繁華街の方へ歩いて行きました。雨上がりの街は雲間からさす光によって特別な演出を与えられていました。
住宅街と違って、通りを人がたくさん歩いていました。最近の天気はもう春も後半だというのに長い雨と寒さが日本を覆っていまして、
未だに上着を着ている人をちらほらと見かけました。私は繁華街に入ってからも、片手に持った包丁を隠そうとはしませんでした。
もしかしたら、誰かが通報するかもしれないという思いが頭の中には存在していましたが、その時はその時だと割り切って考えていました。
私には特に目的地というものがありませんでした。だから、ぶらぶらと気の赴くままに歩きました。
歩いているうちに、私の持っている包丁に気づいた人が、悲鳴を上げる可能性もあるぞという考えも私の頭の中に浮かびました。
私は、もしそうなったら、どうしようかと歩きながら考えました。まず走って逃げるという選択肢を考えつきました。
もう少し、この散歩を続けたい場合はそれがいいでしょう。次にその悲鳴をあげたもの刺し殺すという選択肢を考えました。
何もしていないのに悲鳴をあげるのは、これはなんだかすごく薄汚い、ずる賢い行為のように思えました。
私は人を殺そうと思って家を出ましたが、その殺す相手というのは誰でもよかったのでした。
しかし、それは私の決めることで、誰かに決めて欲しいわけではありませんでした。私から選択肢を奪おうとするやつはやはり許しておけないという気持ちが強くなりました。私は悲鳴を上げたやつを殺そうと決めました。
しかし、頭の中でそう決めてから悲鳴をあげる者はなかなか現れませんでした。


668 :666:2011/02/17(木) 11:31:56
そうこうしているうちに、私は駅前まで来ていました。
タクシーやバスがその前で淀み、大きな駅の入り口からは絶えず、人が出たり入ったりしています。
私はここで殺す相手を選ぼうかと思いました。こんなに人間がいるなら、選びがいもあるだろうとそう思ったのです。
しかし、私は重要なことをまだ決めていませんでした。どんなやつを殺すかということです。
私は誰かに恨みを持っているわけでも、怒りをぶつけたいわけでもありませんでした。ただ衝動的に自分でも理解できない膨れあがった気持ちのまま人を殺そうと思い立ったので、殺したい相手を決めていなかったのです。
私は私の嫌いなタイプの人間を思い浮かべてみました。すると、私は真っ先に高校生の時の担任の顔を思い出しました。
その教師は背の低い太った女でいつも言葉の端々に皮肉さを込める人でした。私は彼女の全てが気に入りませんでした。
彼女の意地悪そうな目つき、その体系、発する言動。声の質。実は私は高校生の時に一度彼女を殺そうと思った時がありました。
教卓の中にこっそりと時限爆弾か何かを仕掛けておけば、朝のホームルーム中、彼女の突き出た腹に穴が開くのでないかと思ったのです。
私は授業中も、昼休みも、その妄想をひどく楽しんだものでした。私はもどかしい思いを抱きました。
今、ここにあの人がいればすぐに殺してやるのになと思ったのです。
もしかしたら、あの人は泣き叫んで、命乞いをして、逃げ出そうとするかもしれません。でもきっと、私は彼女を簡単に捕まえて殺すことができるでしょう。あの醜い体型ではそれほど速くは走れないでしょうから。


669 :666:2011/02/17(木) 11:37:03
私はあの人を殺す妄想に欲望が刺激されたのか、早く誰かを殺したくなりました。私は駅前を歩きました。
どこかに殺しがいのありそうな人間はいないかじっくりと品定めしようと思ったのです。私は多くの人とすれ違いました。ほとんどがスーツを着たビジネスマンやOLの人でしたが、
学生らしき若い私服の人や旅行者らしき年配のバッグを抱えた人もいました。
私は人ごみの中から浮浪者はいないかと目を凝らして探しました。どうせ殺すなら普通の人ではつまらないと思ったのです。
そもそも、初対面の人間に対して好きか嫌いかの判断を付けられるわけもなく、内面ではなく外見で選ぼうと思ったのです。
しかし、駅前で浮浪者を探すのはかなり難しいことでした。あのような忙しい雰囲気の中で浮浪しようとは誰も思いません。
すぐに警察官に職務質問をされて、交番に連れて行かれてしまいます。私も用心して辺りを見回しましたが、今は警察官の姿はありませんでした。
私は、少々、疲れを感じ始めてきていました。殺したいという欲望は未だ私の頭の中で健在でいるのですが、
殺す相手がなかなか決まりません。私はもう一度、考えてみることにしました。すると、外国の怪人のような殺人鬼の存在を思い出したのです。
そうです。イギリスの切り裂きジャックです。彼が狙ったのは娼婦ばかりでした。そこで私も娼婦を殺そうと思いました。
しかし、ここは現代の日本ですから娼婦が目につくところにいるはずがありません。そこで私は、娼婦のような女を殺すことにしました。
私の頭の中には家出少女のことがありました。
一晩セックスする代わりに男の家に泊めてもらう家出少女の話をこの前テレビでやっていたことが頭の中にまだ残っていたのです。
私はやっと殺す相手が決まったと頭の中で手を叩いて喜びました。

670 :666:2011/02/17(木) 11:43:42
私は嬉々として考えを実行に移すべく、
もう一度繁華街の方へ向かいました。私は街に入ると一番近いインターネットカフェに入り、掲示板を検索しました。
これもテレビで見て知ったのですが、家出少女はこのような出会い系と呼ばれる掲示板などに自分の居場所や年齢を書き込み、一晩宿を貸してくれる男を探すのです。
私はその類の掲示板を検索で見つけるとさっそく誘いの言葉を書き込みました。私の目的は家出少女と一晩を共にすることではなかったので、
誰からかまわず片端から声をかけて行きました。すると、一人の少女が返信を返してきたのです。
こうも短時間で簡単にいくとは自分でも思っていませんでしたので、私は正直、家出少女の供給の多さに驚きました。
そして同時にこの街にはどれだけの家出少女が潜んでいるのだろうと疑問に思いました。少女からの返信は今近くにいるので、
話は置いといて、とりあえず会いましょうという内容でした。
なるほど、実際に会ってから判断するというのは一種の自己防衛の手段として家出少女が身に付けたスキルなのかもしれません。
私はその返信にいいよと答え、待ち合わせ場所を決めました。私は徐々に興奮が湧き上がってくるのを身の内に感じていました。
私は待ち合わせ場所に移動し、腕時計を見ながら待ちました。あらかじめ、私の服装の特徴を少女に伝えておいたので、
きっと少女は私を見つけてくれるはずでした。夕方の通りを様々な人が行き交います。
行き交う人々の数だけ影が道の上を滑って行きました。すると、背後から声がしました。
「あの……。○○さんですか……」
それは、まさしく少女の声ではありましたが、その中にこもる感情はひどく大人びた、履き古して、ずいぶん形のくずれた靴のような印象を与えました。
私はその声に振り返ってはい、そうです。と答えました。少女は淀んだ目で私を見ていました。
少女の髪は濃い茶色で手入れをよくしないで、何度もカラーリングを繰り返したせいか毛先がパサパサとした感じで傷んでいるようでした。
服もどこか薄汚れていて、不潔さを感じさせました。しかしそれは、私の希望通りだったのでした。
私はその不潔さが娼婦を表す記号だと考え、頭の中で喜びました。


671 :666:2011/02/17(木) 11:56:59
私は包丁隠していました。
実を言うとインターネットカフェに入る時からジャケットの下でベルトと腹の間に差し込んで、隠していたのです。
さすがに、レジのところで包丁を持っていることが店員に分かると思ったのです。
包丁を持っていることが分かれば、騒ぎなることは間違いありません。もしかしたら、強盗に間違われてしまうかもしれません。
私がしたいことは強盗ではありません。人殺しです。
それに、その時は殺す少女を探すことが私の目的でしたから、
それを成し遂げるために包丁を持っていることで騒ぎを起こすのは避けなければならないことでした。
少女は慣れた調子で私に言いました。
「あの、今日泊めてくれるんですよね」
私は答えます。うん。泊めてあげるよ。
「近いんですか」
うん。そうだね。ここからだと、歩いて、二十分か三十分ぐらいかな。
少女は意外とフレンドリーに質問します。このような所に女性の脅威を感じざるを得ないと私は密かに思いました。
私はとりあえず、歩きながら話そうよと少女に言いました。少女は
「そうですね」
と言って、私と一緒に歩き出しました。どうやら、私は合格のようでした。歩きながら、少女は質問を続けました。
「マンションですか」
私はそうだよと答えました。
「どれくらいの広さですか」
一人暮らしには少し広いかな。
「へえ、家賃とか高いんじゃないですか」
うん、まあまあかな。東京はどこも高いしね。
私の腹のあたりで包丁が高熱を発しているような気がしました。
当たり障りのない答えをしつつも、私はまずはじめにどこに包丁を突き立てようかと興奮していたのです。
私と少女はしばらく夕暮れの街を歩きました。
私の家まではまだ距離がありましたが、家に連れ込んで、家の中で殺すことは嫌でした。単純に家が汚れるのが嫌だったのです。それに、死体の処理に困ります。
ですから、私は家に着く前に少女を殺そうと思いました。
私は少女に近道をしようと提案しました。路地裏に誘い込むためでした。歩きながら考えた結果、そこで事を為そうと思ったのです。
少女ははやく私の家に着きたかったのか、快く承諾しました。


672 :666:2011/02/17(木) 12:04:22
私はできるだけせまくて人目のつかない薄暗い路地を目指し、そこに入って行きました。
少女は少し警戒したのか、
「あの、本当にここが近道なんですか」
と私に聞いてきました。私はそうだよ。この道をまっすぐ行くと家のすぐ近くに出るんだと嘘をつきました。
路地は少し余裕を持って人が一人通れる位の道幅しかありませんでした。その狭い路地の入口で少女は冗談っぽく言いました。
「まさか、ここで痛いことをしようとか思ってませんよね」
私は内心をどきりとしましたが、まさかと軽く笑いながら言いました。
そして、私がただ性欲のために少女を誘ったと思わせるためにこんなことを言いました。
でも、セックスはOKなんだよね。少女はこともなげに言いました。
「それは、まあ、そういうルールというか、泊めてくれる対価ですから……でも、痛いことは嫌です」
私はまた軽い口調で言いました。痛いことなんてしないよ。ただ、少し君みたいな若い子が好きなだけさ。
それでも、まだ警戒をしていたのか、少女は路地に入る前にひどく頭のいい提案を私にしてきました。
「○○さん……あなたが先に歩いてくれませんか」
私はなるほどと思いました。少女が前を歩いていれば背後から気づかれないうちに何かをされてしまいますが、
後ろを歩いていれば、常に私の行動を警戒できますし、私が少女の方に振り返る隙に、もと来た道を逃げられます。
私はその提案を断りませんでした。断れば、少女の警戒を高めてしまい、逃げられてしまうと思ったのです。
かくして、私が前を先導して歩き、少女が私の後をついてくる形で狭い路地を歩くことになりました。
しかし、私はこの路地で決着をつけるつもりでいました。私は、少し歩いたところで唐突に足を抱えて大げさにうずくまりました。
もちろん演技です。少女を私のすぐ近くまで近寄らせるために、考えついた策でした。


673 :666:2011/02/17(木) 12:13:03
少女は目の前でうずくまった私に近づき、抱えた足を後ろから覗き込むようにして、
「大丈夫。どうしたの」
と声をかけました。そのとき私は、もしかしたら、少女は意外とやさしい子なのかもしれないと頭の片隅で思いました。
しかし、その考えが私に躊躇をさせることはありませんでした。私はうずくまる前から思っていた通りに行動をしました。
少女が私に近寄ってきた瞬間、私はそういう方法で獲物を捕食する何かの生物のように少女の華奢な体をがっちりと抱きしめ、
隠し持っていた包丁を逆手に持つと少女の背中に深く突き立てたのでした。
ついにやったという興奮が私の頭の中で嵐のように吹き荒れていました。
自分が人を殺したんだという喜びと達成感のせいで叫び声をあげたくて仕方がありませんでした。
私は包丁を抜いて吹き出る血液の存在を確認しようと思いました。
しかし、不思議と包丁を抜くことができませんでした。どうやっても、抜けないのです。私は躍起になって包丁を抜こうとしましたが、
そのうちもっとびっくりすることが起きたのです。少女の声が聞こえたのでした。それもはっきりとした健康的な声でした。
「○○さん!○○さん!ちょっと、こんなところで嫌です。家に着いてからにしてください」
ふと私は少女を見下ろしました。君、大丈夫なのか。私は少女にきょとんした顔で尋ねました。
「大丈夫じゃありませんよ。悪ふざけはやめてください。早く家に連れてってくださいよ」
私は急激に覚めていく気持ちを自分の中に見つけてしまっていました。包丁なんて刺さるはずがありませんでした。
私がしたことは、ただ少女を抱きしめ、背中を軽くたたいただけだったのですから。
包丁なんてものはそもそも最初から存在していませんでした。私はただ狂気の中に自分を埋没させたかっただけだったのです。
日常から逃れたい一心で私は一人ぼっちで、会社をサボり、くだらない戯曲を演じたかっただけなのでした。
私はその妄想から覚めると急にひどく心細く、淋しくなりました。私は少女を自分の家に連れて行きました。

674 :666:2011/02/17(木) 12:15:46
まず、シャワーを浴びさせて、体をきれいにさせました。それから、一緒に夕食を食べました。
調理をする時、包丁がきらりと光っているのを私は見ましたが、もうそれを使って何かをしようという気は起りませんでした。
私は人参とじゃがいもと玉ねぎと牛肉を適当な大きさに切ると、鍋の中である程度煮ました。
それから、牛乳とホワイトシチューの素を適量入れて、さらに煮込みました。
少女はその間、ずっとソファに座って、テレビを見ながら時々、こちらをちらちらとみていました。
シチューを皿によそうとテーブルの上にスプーンと一緒に並べました。
近所のパン屋で昨日買ったパンをいくつかと昨日の残り物であるポテトサラダも一緒に並べました。
私は少女にできたよ。食べよう。少女はテレビを消して、わたしと向かい合う形でテーブルに着きました。
私は少女の食べている姿を見て、最初、なんだか妙に落ち着いた気持ちになりました。
化粧を落とした少女の顔はまだあどけなかったのです。少女は黙々と食べました。
私は、少女が食べる分だけ心が満たされていく気持ちがしました。
しかし、その気持ちは長続きしませんでした。食事が進む中で、少女の顔はどんどんひどく悲しそうになっていったのです。
あまりにも、悲しそうなので、私はその理由を聞くことをためらい、
そうしているうちにも少女が泣いてしまうのではないかと私は内心ひどくハラハラしていました。
食べ終わると、私は食器をキッチンに片付けました。
片付けたあとで、私は少女に尋ねました。何か飲むかい。そして、冗談ぽくお酒だってあるよと言いました。少女は
「ホットミルクはありますか」
と小さな声で言いました。私は、ああ、あるよ。と言って、マグカップに牛乳を注ぐと電子レンジで数分間温めました。
私は缶ビールを開け、グラスに注ぎました。少女は少しずつ、少しずつ、ホットミルクをすすりました。

675 :666:2011/02/17(木) 12:29:38
私と少女は間隔をあけて、一緒にソファに座っていました。テレビではひどくつまらない番組が垂れ流されています。
時計の針だけが時間を刻んでいました。
そのとき、少女は唐突に言いました。
「もう、寝ませんか」
私は、言いました。そう。じゃあ、君はベッドで眠るといいよ。僕はこのソファで寝るから、予備の毛布、だしてこなくちゃな。
すると、それを否定するような感じで、少女は言いました。
「いいんです」
わたしは、え、と聞き返しました。
「いいんです。一緒に寝てください……私が一緒に寝てほしいんです」
それは、甘えでした。少女の見せた甘えに他なりませんでした。
それから、私は、少女といっしょにベッドに入ったのでした。そこで、少女から甘い匂いがしなかったのかと言えば嘘になりますが、
私は結局その晩、少女に手を出しませんでした。
ただ、数回頭を撫でて、彼女の作り話なのか、本当の話なのかわからない不幸な話を聞き、それから少女と一緒に眠りにおちました。
翌朝、目覚めてみると、すでに少女の姿はありませんでした。
しかし、カーテンの隙間から差し込む朝の光に照らされたテーブルの上には書置きが残してあり、そこには家に戻りますとだけ書いてありました。





かくして、私は狂人になりそこねたのでした。

【狂人】完

676 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/17(木) 13:18:41
「〜した」ばかりで私は狂人になりそうでした。

677 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/17(木) 15:52:58
>「近いんですか」
>うん。そうだね。ここからだと、歩いて、二十分か三十分ぐらいかな。

微妙に遠いw

678 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/17(木) 21:33:04
>>666-675
>幸運にもその時の猫の目は丸い瞳でしたので
(猫の瞳孔が開いている状態なので周囲は暗くないといけない!
 雨上がりで雲間から光が差している! 文章から暗さを感じないので微妙!)

一人称なので『皮肉さ』は指摘しない!

>私は包丁隠していました。
(『を』が抜けているように見える!)

妄想の力で包丁を作り出す! 意識まで狂人と化して疑似の殺人の行為に及ぶ!
>日常から逃れたい一心で私は一人ぼっちで、会社をサボり、くだらない戯曲を演じたかっただけなのでした。
(現実の少女に妄想が通用するはずもなく、主人公が動機を胸中で独白している!)
演じていたということは主人公に妄想の自覚があったことになる!
>かくして、私は狂人になりそこねたのでした。
(前述の理由で最後の一文の辻褄が合っていないように見える!)

主人公は妄想と思わずに犯行に及び、少女の態度で現実に引き戻される!
寂しい者同士が不純な動機で出会いながらも互いの心を癒してゆく!
そのような物語の方が魅力的に思える!

主人公を狂人に仕立てる描写は控え目にして少女との交流に焦点を当てた方がよい68点!(`・ω・´)

679 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/17(木) 23:09:13
>>666-675
地の文に入ってくる台詞で異常性が薄れたように思いますなあ。
「うん、いいよ」って地の文でしゃべらせるよりも「少女の問に私は了承しました」ってなるべく文章にした方が、
この作品の雰囲気に合ってるんじゃないですかな。
でも二人の交流を描くとなると、この文体自体変えるべきだと思うんですよね。
「私は〜でした」って調子は妄想している主人公のものだけど、妄想から醒めたあとの主人公も同じ調子で、
描きたいものが定まらないように思います。

680 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/17(木) 23:57:13
>>673
>私がしたことは、ただ少女を抱きしめ、背中を軽くたたいただけだったのですから。

ここの部分、昔、2chのコピペで、ネコを拾った男が虐待をするように悪ぶって
でも実はその行動はネコを助けているって文章があって、それを思い出したな。

この男は自覚できてなかったけど
2chのコピペの方の男は自覚出来ていたけど、照れて認めたくない。

どちらが良いという訳でもないけど、俺が共感出来るのは2chのコピペの方なんだよね。
ネコへのいたわりの気持ちと、自分を悪ぶってる気持ちが分かり易いし面白い。
両者が引き立てあって上手い捻りとなっているから。

今回の文章の場合、男の思いっていうのが実際のところ
男自身へのものなのか、少女へのものなのか分かり難いというか
その気持ちが、どこから来て、どういうもので、何処へ行って、どうなるのか
よく分からないんだよね。俺の読解力がないからかも知れないが。

俺が思うに、自分の気持ちがどうなのかの意外な発見がメインで
でもそうすると少女に対するいたわりの演出が薄れるので
引き立てるものではないので、残念ながら捻りとして失敗してるんじゃないかなと。

681 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/19(土) 00:33:19
今書いている小説の、ある登場人物の台詞になります。
評価の程、お願い致します。

「どこかで人生はすばらしいものという希望を頭の片隅に持ってしまっているから駄目なのです。
人生は地獄だと認識することです。
自分の為に生きるのでは無く、何かの為に人生を生きるということを認識しなければいけないのです。
そうすれば少し楽になるだろ?今が地獄?そうじゃないだろ、ずっと地獄なんだよ人生という物は。
そして、その地獄という人生を全うした者だけが、死んで救われるのです。
と思って生きてきました。ですがもう限界です。私はもう死にます。
今ここで死んだら私は救われるのでしょうか?
それは死んで見なければ分かりません。ですから死にます。死んでみせます。死んで結果を報告します。
なのですが、ひとつだけ気になる事があります。あなた何故私を追いかけて来たのですか?
私の事が気になるのですか?それとも人が死ぬ所をリアルで観て見たいとかそんなんでしょうか?
非常に迷惑ですので何処か遠い所へ行ってくれませんか?結果は必ず報告します。
だから、私が地獄から這い上がるのを遠くで待っていてくれませんか?」

682 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/19(土) 05:22:58
>>666-675
ワイのまとめ!

>日常から逃れたい一心で私は一人ぼっちで、会社をサボり、くだらない戯曲を演じたかっただけなのでした。
(ここまでの文章で終わっていれば、少し回りくどいがショートショートになった!)

>私はその妄想から覚めると急にひどく心細く、淋しくなりました。私は少女を自分の家に連れて行きました。
(ここから先の文章が少女との交流を描いた短編ないし中編の小説!
 ただし、分量が足りなくて不完全に終わる!)

形態の違うものを接ぎ木して一作に仕上げたので読後はすっきりとしない!
読者の意見が分かれる要因にもなっている!

書き手としての一定の実力は認める!(`・ω・´)

683 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/19(土) 05:25:59
>>681
登場人物の地獄の認識がわからない!
>人生は地獄
(この例えが広すぎる!)
>何かの為に人生を生きる
(本来の地獄を意味しているのであれば認識が間違っているように見える!
 地獄は鬼の責め苦に苛まれ、一切の自由が存在しない!
 故に選択肢はないので自己犠牲の選択も許されない!)

>そして、その地獄という人生を全うした者だけが、死んで救われるのです。
(登場人物の思い込みで処理できるが、死後に地獄があるので死んで救われるとは限らない!
 一般的な考えでは命を蔑にすると地獄に堕ちる!)

>死んで結果を報告します。
>結果は必ず報告します。
(命を絶ったあとに報告ができるのか!)

>あなた何故私を追いかけて来たのですか?
(登場人物と『あなた』の関係で意味合いが大きく変わる!
 よそよそしい言葉が行きずりの相手に思える!
 そのように仮定すれば、長々と人生を語り過ぎているように見える!)

>だから、私が地獄から這い上がるのを遠くで待っていてくれませんか?
(登場人物の思い込みの要素なので何とも言えない!
 現実の地獄は例えであって、本来地獄は自殺したあとに待ち構えている!)

多くの言葉を駆使して語っている部分が冷静に思える!
その反面、内容が支離滅裂に見えるので死に追い詰められた者の、それとは異なる!

背景がわからないながらも良くない印象を持った!(`・ω・´)

684 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/19(土) 12:14:23
とある新人賞に応募済みの小説の一部です。評価をお願い致します。


 駅の改札を抜けて外に出ると、朝靄に混じって微かに潮の香りが漂っているのに気づいた。ビルや倉庫の陰になっているのか水平線は見えないが、おそらく海が近いのだろう。
改札の前には既に五、六人の男達が集まっていたが、誰一人言葉を交わすことなく、思い思いの方向を向いて立っている。男達は二十代前半から三十代中盤くらいの年頃で、格好はまちまちだったが、皆一様にどこかくたびれてみすぼらしい雰囲気を持っていた。
榎戸雅裕が集団に近寄ると、その中では一番覇気のありそうな若者が、こちらを値踏みするように歩み寄ってきた。
「榎戸さん?」
 榎戸が黙って頷くと、男は持っていたバインダーに挟まれた紙をめくり、何かを書き加えた。
「どうも。現場リーダーの山崎です」
男は口調こそ丁寧だったが、横柄で気だるい態度を隠そうとはしなかった。
「じゃあ皆さん、揃いましたので行きましょう」
 山崎が振り返っていうと、男達はぞろぞろと歩きだし、駅前のロータリーに止めてある薄汚れたバンに順番に乗り込み始める。
榎戸もそれに続こうとしたが、山崎に呼び止められた。
「榎戸さん、五分遅刻です。会社に報告させてもらいます」
 榎戸は無言のまま軽く頭を下げておく。
気まずさから逃げるようにそそくさと皆の乗ったバンに乗り込もうとする榎戸の後ろから、山崎の声が続いた。
「失礼ですけど」
 山崎は一度咳払いをした。
「あなた、僕より随分年上ですよね? 僕みたいなガキに怒られて悔しくないの? いい年して仕事に遅れないでよ」
 榎戸はもう一度頭を下げた。
 バンのドアが乱暴に閉められ、大きな音を立てた。それと同時に、榎戸の胸もぎゅっと痛んだ。

685 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/19(土) 12:39:15
>>684
「潮の臭いがする=海が近いのね!」はテンプレすぎて工夫がないな。
そもそも電車で来たなら駅に降りる前に海が近いかどうかわかるだろ。

海が近いってことをどうしても伝えなきゃならんなら仕方ないが、そうでないなら蛇足だな。

覇気のありそうな若者→横柄で気怠い態度
伝えようとしてることはわかるが、矛盾してる。

あと、三人称の文と一人称の文が混ざってないか?


686 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/19(土) 13:14:48

 彼はある町の路地裏で年下の彼女と鬼ごっこをしていた。まだ辺りは明るいものの、ち
ょうど外灯には灯のともる時分だった。
「ここまで来い。」
 彼は楽々と逃げながら、鬼になってくる彼女を振りかえった。彼女は彼を見つめたまま、
一生懸命に追いかけてきた。彼はその顔を眺めたとき、妙に真剣な顔をしているなと思っ
た。
 その顔はかなり長い間、彼の心に残っていた。が、年月の流れるのにつれ、いつかすっ
かり消えてしまった。
 それから二十年ばかり経ったのち、彼は雪国の電車のなかで偶然、彼女と巡り会った。
窓の外が暗くなるのにつれ、湿った靴やコートのにおいが急に身にしみる時分だった。
「しばらくでしたね。」
 彼は煙草をくわえながら、(それは彼が同志と一緒に刑務所を出た三日目だった。)ふ
と彼女の顔へ目を注いだ。近頃夫を失った彼女は熱心に彼女の両親や兄弟のことを話して
いた。彼はその顔を眺めたとき、妙に真剣な顔をしているなと思った。と同時にいつの間
にか十二歳の少年の心になっていた。
 彼らは今は結婚してある郊外に家を持っている。が、彼はその時以来、妙に真剣な彼女
の顔を一度も目のあたりに見たことはなかった。



687 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/19(土) 13:51:15
>>684
公募に出す作品にしては全然推敲されてないし、文章表現が稚拙かなって思う。
情景描写、心理描写ともに抜けたものがないし、奥行きがない。簡単に書き過ぎ。
ストーリーもよくある感じの流れだな。

真面目に小説を書くって姿勢は感じられるけど
公募に出すには、まだまだ力不足、経験不足のように感じるなぁ……。
もっとゆっくり丁寧に書かれたらと思う。

例えば
>格好はまちまちだったが、皆一様にどこかくたびれてみすぼらしい雰囲気を持っていた。

〜〜〜〜な雰囲気なのであると、作者が説明してしまうのではなく
そいつらのダラシナイ格好、髪の毛はボサボサとかさ、体が臭うとかさ、歯が汚いとか、汚れた服とかさ
そういった人物描写を入れて、読者自身にみすぼらしいなと感じて貰うのが三人称の小説だろうし
一人称にしてもやはり人物描写をした上で、彼らをみた主人公がどう感じたかを表現するものなんじゃないのかね。

688 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/19(土) 13:59:45
>>683
ありがとうございます。とても参考になります。

689 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/19(土) 14:21:01
7レスほど投稿よろしいでしょうか。

長いものは酷評スレ行きですか?
親身スレ、リライトスレが無くなってしまったようで残念です。

690 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/19(土) 14:52:32

 私の顔は、この頃また一回り大きくなったようである。元から小さい顔ではなかったが、
この頃また一回り大きくなった。美男子というものは、顔が小さくきちんとまとまっている
ものである。顔の非常に大きい美男子というのは、あまり実例がないように思われる。想像
することもむずかしい。顔の大きい人は、すべてを素直にあきらめて、「立派」あるいは
「荘厳」あるいは「盛観」ということを心掛けるよりほかにしようがないようである。
 浜原雄一氏は、非常に顔の大きい人だった。やはり美男子ではなかった。けれども盛観で
あった。荘厳でさえあった。容貌については、ひそかに修養したこともあったであろうと思
われる。私もこうなれば浜原氏になるように修養するよりほかはないと思っている。
 顔が大きくなるとよっぽど気をつけなければ、人に傲慢と誤解される。大きいつらをしや
がって、いったい何だと思っているんだ!などと、不慮の攻撃を受けることもあるものであ
る。先日、私は新宿のある店へ入って、ひとりでビールを飲んでいたら、女の子が呼びもし
ないのに傍へ寄ってきて、
「あんたは、屋根裏の哲人みたいだね。ばかに偉そうにしているけど、女にはもてませんね。
きざに芸術家気取りをしたって、だめだよ。夢を捨てることだね。歌わざる詩人かね。よう!
ようだ! あんたは偉いよ。こんなところへ来るにはね、まず歯医者にひと月通ってから、
おいでなさいだ。」
 と、ひどいことを言った。私の歯はぼろぼろに欠けているのである。私は返事に窮して、
お勘定をたのんだ。さすがにそれから五、六日、外出したくなかった。静かに家で読書した。
 鼻が赤くならなければいいが、とも思っている。


691 :684:2011/02/19(土) 19:03:13
>>685
ありがとうございます。
確かに陳腐な表現になっていますね。
もう少し表現の幅を広げるよう意識していこうと思います。

三人称と一人称の件ですが、三人称の中での主人公の心情描写と一人称のそれの違いに悩む部分もあります。
このあたりもまだまだ勉強していきます。


>>687
処女作を勢いで応募したので、力不足とのご指摘はまさにその通りと思います。
具体例をあげていただきよくわかりました。
全編にわたって稚拙な表現も多いので、今書いている次回作では少しでも表現に奥行きを与えられるように精進します。

ありがとうございます。


692 :巫呪 1/2:2011/02/20(日) 00:36:20.44
遠乗りに出かけた兄が花を摘んで戻りました。
略奪もこの頃ではすっかり形骸化していて、相手方に事前に対価を支払い、騎獣に輿を置くといった具合なのですが、兄は文字通り目についた花を無造作に手折ったのでした。
それは廿をいくつかすぎた巫で、まだ十二分に美しいのですが、まったく口をきかず、また満足に歩くこともしませんでした。
のどを焼かれ、足の腱を断たれていたのです。
私はどんな罪人を掠めてきたのかと詰め寄りましたが、兄は神殿で見かけたのだと言うばかり、花を着飾らせて楽器など奏でさせるのでした。
女巫であれば私も目くじらを立てたでしょうが、花は二重に機能を失った男巫であったので、忙しさもあり放っておきました。
神殿からは巫を返せと幾度も使者を寄越しましたが、兄は充分な対価を置いてきたのだからと譲りません。
今、私は昼日中から花と戯れる兄に代わって執務をこなしています。
花はあと数年保つでしょう。
その間に、私はゆっくりと兄王を追い落とせばいいのです。
満願成就の暁には花の目を潰して神殿へ返しましょう。
巫の呪力とは、そうして強まってゆくものなのです。

―――

禅譲の儀式をかたちばかり済ませると、兄はすぐにも花の膝枕で寝入ってしまいました。
もともとこの数年は酒気が絶えぬのです。
花は室内に踏み入れた私の足先を凝と見つめ、兄が手ずから細工してやった髪挿しを引き抜きました。
なんとよくできた呪巫でしょう、後始末まで自分の手でするとは。
「医者を呼べ!」
片目を潰してのたうちまわる花を前に、兄は喚きました。
「おまえの望みどおり、私は位を退いたではないか。何故これに傷を負わせたのだ」
酒精の魔力も吹き飛んだと見え、めずらしく明瞭な物言いです。
「落ち着いてください兄上、それが自分でしたことです」
「新王は先王の客人に対する礼もわきまえぬか」
客人?
卑しい呪巫ふぜいが、更迭されたとはいえ一国の王たる者の、賓客とは。
私は兄の零落ぶりにあらためて胸を痛めました。
花は傷のために病犬のごとく震え、宮医どもが駆け付ける間に二度吐き、失神ました。

693 :巫呪 2/2:2011/02/20(日) 00:39:15.27
私は侍医どもに、傷が重篤ならば息が絶えぬうちに巫を神殿に返すよう命じました。
巫はまだ神殿にその所有権があるのです、王宮で死なれるわけにはいきません。
しかし兄は許さず、そうこうするうち前触れもなしに神官が乗り込んできました。
若いのか老いているのか判じがたいその神官は、あたかも気に入らぬ男に娘を掠められた父親のような恨み言を口にしました。
「先王は慈悲によって呪巫を台無しにされた」
寝台に腰掛け、もはや目を楽しませる花とは言いがたい巫の身を案じてやる兄は、たしかに献身的な庇護者でした。
私は神官に、命に別状はないという侍医の見解を伝えました。
さっさと呪巫を連れ帰るようにとも。
「新王は勘違いしておられる」
と神官は私に向き直りました。
「あれはもはや呪巫ではありません」

―――

ただの依代、使い捨ての道具であったはずの巫は、いまや強大な力をもつ呪師となりました。
神殿と王宮を場に、年経た呪巫である自分自身を媒介として、貴人である兄に対して術を敷いたのです。
兄は禅譲後2年生き、急速に病み衰えて亡くなりました。
亡くなる前はすっかり老けてのどは涸れ、目が濁り、足は萎えて呪巫に車台を引かれておりました。
いいえ、周囲の者はあの小さな老人がかつて花のように美しかった巫であり、世話をしていた慈悲深い先王はいまだ健在であると申します。
しかし、私は知っているのです。巫の呪を。
貴人を呼び寄せ、虜にし、互いを入れ替える呪を、この目で見たのです。
兄は忠臣の間に葬られ、巫は兄の顔で上王宮に篭っています。
私はあの無礼な神官を還俗させ、名ばかり夫となしました。
上王宮からじわじわと洩れ拡がる呪を防ぐためです。
呪はやがて王国全土に拡がるでしょう。
私は王として、どんな手段を用いてでも食い止めるつもりです。
さよう、王の務めです。
後悔や心の呵責などは微塵もない。
たとえ私が兄から王座を奪おうと画策したことが――見目好い呪巫を用意するよう神殿に申し入れたことが、すべての元凶だったとしても。

694 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/20(日) 06:41:05.91
>>684
>駅の改札を抜けて外に出ると〜
>〜皆一様にどこかくたびれてみすぼらしい雰囲気を持っていた。
(ここまでが一人称の文章に見える!)
>榎戸雅裕が集団に近寄ると〜
(ここから三人称の文章になっていた!)

>バンのドアが乱暴に閉められ、大きな音を立てた。それと同時に、榎戸の胸もぎゅっと痛んだ。
(最後に榎戸が乗り込んで山崎がバンのドアを乱暴に閉めたのか! 位置関係がよくわからない!)

冒頭部分の人称ブレが送り先で致命傷にならないことを祈るしかない!

しっかりとした文章ではあるが時に端折り過ぎて描写が不安定になる61点!(`・ω・´)

695 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/20(日) 06:42:18.52
>>686
>彼は楽々と逃げながら、鬼になってくる彼女を振りかえった。
>彼女は彼を見つめたまま、一生懸命に追いかけてきた。
(彼を追いかけて来る描写があるので『鬼になってくる彼女』は『鬼の彼女』にした方がすっきりする!)

>窓の外が暗くなるのにつれ、湿った靴やコートのにおいが急に身にしみる時分だった。
(外灯の対比に見える一文は構わない! においの部分は比喩なのか! 現実のことには見えない!)

過去と現在が簡潔な文章の対比で綴られていた!
古臭い文章なのだが時代は現代と思われる! 汽車ではなく、電車になっていた!
作者が古い話を想定していれば、文中に多少の疵があることになる!

淡々とした描写と内容が合っていた70点(疵なしの判断)!(`・ω・´)

696 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/20(日) 06:43:36.31
>>690
文中に頻出する『盛観』は『精悍』ではないのか!
変換ミスにしては多過ぎるので不問とする!
文中の言葉の重複はコミカルな表現、または強調と見なす!

>ひとりでビールを飲んでいたら、女の子が呼びもしないのに傍へ寄ってきて、
(ビールを飲んでいる! 酒の肴の描写がないので注文していないと判断する!)
>「あんたは、屋根裏の哲人みたいだね。ばかに偉そうにしているけど、女にはもてませんね。
>きざに芸術家気取りをしたって、だめだよ。夢を捨てることだね。歌わざる詩人かね。よう!
>ようだ! あんたは偉いよ。こんなところへ来るにはね、まず歯医者にひと月通ってから、
>おいでなさいだ。」
(会話文を単独で見ると性別や歳がわからない! 精神に異常をきたしているようにも見える!
 ビールを飲んでいる人間の歯の状態がわかるとは思えない!)

>鼻が赤くならなければいいが、とも思っている。
(在宅で鼻が赤くなる原因がわからない!)

書き慣れた文章は読み易い!
しかし、描写が足りない! 人物関係がわからない!
顔の大きさだけで年齢や容姿が頭に浮かんで来ない!

作者は三人称で描写の練習をした方がよい67点!(`・ω・´)

697 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/20(日) 06:45:36.00
>>692-693
>遠乗りに出かけた兄が花を摘んで戻りました。
>略奪もこの頃ではすっかり形骸化していて、相手方に事前に対価を支払い、
>騎獣に輿を置くといった具合なのですが、兄は文字通り目についた花を無造作に手折ったのでした。
(最初に野草に属する花を想像した! 一目では略奪したものが何を指しているのかわからない!
 騎獣だけでは姿が頭に浮かばない! 説明することで世界観を読者に伝えることができる!)
>花は二重に機能を失った男巫であったので〜
(この部分で花の正体がはっきりとした! 紛らわしい表現は読み難さを増大させる!)

>その間に、私はゆっくりと兄王を追い落とせばいいのです。
>満願成就の暁には花の目を潰して神殿へ返しましょう。
>巫の呪力とは、そうして強まってゆくものなのです。
(満願成就の暁に花の目を潰して返す意味があるのか!
 相手側に恨まれた上に呪力を高めた巫の報復の先には主人公も含まれているように思える!)

>「落ち着いてください兄上、それが自分でしたことです」
(自分が犯行に及んだことを自白しているように見える!
 『それは花がしたことです』と明示した方がよい!)

>「新王は先王の客人に対する礼もわきまえぬか」
(主人公が新王!)
>更迭されたとはいえ一国の王
(更迭されて王は名乗れない! 過去に属した名称にした方がよい!)

>花は傷のために病犬のごとく震え、宮医どもが駆け付ける間に二度吐き、失神ました。
(最後の方に脱字がある!)

698 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/20(日) 06:47:02.49
>私は侍医どもに、傷が重篤ならば息が絶えぬうちに巫を神殿に返すよう命じました。
(『傷が重篤』の部分に引っ掛かる! 病気の類ではないので『重傷』等、外傷についての表現が望ましい!)

>若いのか老いているのか判じがたいその神官は、あたかも気に入らぬ男に娘を掠められた父親のような恨み言を口にしました。
>「先王は慈悲によって呪巫を台無しにされた」
(神官の言葉に見える!)
>寝台に腰掛け、もはや目を楽しませる花とは言いがたい巫の身を案じてやる兄は、たしかに献身的な庇護者でした。
(寝台に腰掛けたのは神官ではないのか! 先王が腰掛けているように見える!
 一文に要素を詰め込み過ぎて読み難くなっている!)

>貴人を呼び寄せ、虜にし、互いを入れ替える呪を、この目で見たのです。
(どのようにして目にしたのか! 目で捉えることができるのか! 説明に終始した一文!)

>私はあの無礼な神官を還俗させ、名ばかり夫となしました。
>上王宮からじわじわと洩れ拡がる呪を防ぐためです。
(呪を防ぐ事と婚姻の因果関係がわからない!)

>たとえ私が兄から王座を奪おうと画策したことが――見目好い呪巫を用意するよう神殿に申し入れたことが、すべての元凶だったとしても。
(巫が貴人を呼び寄せて虜にしたのではないのか! 魂を入れ替えて未だに居座っているのではないのか!)

話の内容が頭に入って来ない! 物語が破綻しているようにしか見えない!
プロットの段階からおかしいのか! このような状態では何も判断ができない!

点数は断固として見送る!(`・ω・´)

699 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/20(日) 07:57:49.11
>>697
>「落ち着いてください兄上、それが自分でしたことです」
(『それが』は指示代名詞で『花』、『巫』を示しているようにも見えた!
 従って不問にする! 文中で男巫の呼び名に統一性がない部分を新たに指摘しておく!)

700 :684:2011/02/20(日) 11:05:07.52
>ぷぅぎゃああああああ様

ありがとうございました。
描写力の欠如と規定枚数への対応が相まって、全体に描写が不安定になっているようです。
図星をつかれました。
これを励みに精進させていただきます。

701 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 12:03:35.40
【ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifsの判定表】

〈87点/合格〉

>>686 芥川竜之介『鬼ごっこ』
>>695 過去と現在が簡潔な文章の対比で綴られていた!
    淡々とした描写と内容が合っていた70点(疵なしの判断)!(`・ω・´)

>>690 太宰治『容貌』
>>696 書き慣れた文章は読み易い!
    作者は三人称で描写の練習をした方がよい67点!(`・ω・´)



702 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 12:05:18.78
なるほど
これから通報する

703 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 12:22:46.75
手塚治虫はいうまでもなく偉大な作家だが、
いま、手塚絵で新人賞に送ってもまず通じない。
古臭い絵だと一刀両断される。
それと同じ。

704 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 12:43:01.56
おいおい、マンガと同じかよw
文学が。

705 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 12:44:12.38
>>703
頭大丈夫?

706 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 13:05:38.94
そりゃ全文じゃないから小説は読み切れないだろう。
描写が足りないと評したのはそういうことだろうし
文豪とはいえ明治の文章だから古臭いし。
両方の作品ともそんなに有名じゃない当時でも評価されなかった作品だし。

芥川の文章を、過去と現在が簡潔な文章の対比で綴られていた!
淡々とした描写と内容が合っていた70点(疵なしの判断)!(`・ω・´)

太宰の文章を、書き慣れた文章は読み易い!とか
文中の言葉の重複はコミカルな表現、または強調と見なす!とか
『盛観』は『精悍』とミスと決め付けずに慎重に読んでるし

思ったより読めてるんだと感じたがなぁ……。
合格なんじゃね?
創文板の祭りでもこんな感じの悪戯あったけど、殆ど全員もっと酷い評だったよ。

707 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 13:09:21.23
純文学に分かりやすさなんて求める方がおかしい。

708 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 13:17:56.19
誰も求めてないジャン。

709 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 13:25:31.96
ちょっとした呟きすらコピペみたいになったら人間終わりだな

710 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 13:33:21.53
>>704-705
非論理的。


711 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 14:00:31.13
>>703
非論理的。

712 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 14:41:18.18
ぷぎゃあの好きな作家って誰?
意識されるから秘密かな?

713 :ぷぅぎゃああああああ:2011/02/20(日) 14:43:59.96
赤川次郎!(`・ω・´)

714 :巫呪:2011/02/20(日) 15:44:26.12
ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs様

批評ありがとうございました。
書き直してみます。

715 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 16:21:35.28
livedoor blog 記憶の棲処は?

716 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/20(日) 20:54:28.39
ぷぎゃああああああさんいつもお疲れさまです!勉強させてもらってます!

717 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/21(月) 12:03:27.92
ワイ様、いつもお世話になります。
先日の短編を書きなおし、改稿してみました。
今の私にはこれが精一杯です。
ご評価、採点お願いします。

http://www5.pf-x.net/~wannabees/cgi-bin/upload/src/si0326.txt

718 :よろしくお願いします:2011/02/21(月) 14:56:26.46
 遥か東の国「イグサ」へと進行中のカラヤ国軍は、川沿いの小さな集落で決戦前の一夜を明かすこととなった。
 満月の明かりが、宴の後の静まり返った集落を照らしていた。川を挟んだ森からは、ほうほうとフクロウの鳴く声が聞こえる。
「ミラダ」
 女戦士ミラダはそう呼ばれて振り向いた。身につけた銀の鎧が音を立てて揺れた。
 立っていたのは、ミラダが所属する小部隊の隊長ガラであった。
「気に入らないか、ミラダ。皆の行動が」
 ガラは穏やかな口調に反して、睨むような目付きでミラダを見た。
「いえ、ただ私にはわからないだけです」
 負けずに睨み返すミラダ。その後方の、流木を使い立てられた民家からは、隊の者に半ば無理矢理犯される女の喘ぎ声が聞こえた。
 ガラの言う通り、仲間である男の行動もそうであるが、ミラダにとって一番理解できなかったのは、その女の喘ぎの中に時折、悦びが混ざることであった。
「私達は侵略をやろうとしています」
「それが正しいか、と?」
「正しいです」
 ミラダは間髪入れずに肯定をした。しかし、その反抗じみた態度からは自分達の行いに対する明らかな疑問が見てとれた。
「ミラダよ、女というのはどんな形であれ男に抱かれるのを至上の喜びとする」
「いえ、その話では」
「国も同じだ」
 ミラダはそう言われ、俯きかけていた顔を上げた。
 かつての強国イグサは、長年の悪政で崩壊の危機であった。隣国に媚びへつらう形だけの平和で、衰退した軍は今や戦力としての体を成しておらず、ミラダ達カラヤ軍が攻め入ったのなら、それは容易くその日の内に没落するだろう。
「我々強者に支配されるのが、イグサ国のあるべき姿なのだ」
 ミラダは、ガラの眼光に飲まれかかっていた。強くあろうという意思に反して、身体には上手く力を留められず、抜けて行く。
「ミラダ、俺に抱かれてみろ。お前が女かどうか、弱者であるかどうかを試してやる」
 言うやいなや、ガラは二メートル近い身体でミラダを覆うように迫った。ガシャガシャと鎧がぶつかり合う。声を上げず鼻息だけで抵抗するミラダを遂には押し倒し、鎧の隙間から手を差し込んだ。
「うう!」
 ミラダは、胸の突起から走る未体験の快感に飲まれそうになった。腰がブルブルと痙攣を始め、その中心から熱い液体が漏れ出すのがわかった。

719 :よろしくお願いします2:2011/02/21(月) 14:57:39.88
「話し合いなど不要! 力での返答ができない国に未来など元からない! 守ることは強者にのみ許された行為なのだから! それを身体をもって教えてやる! ミラダ!」
 ガラの怪力がミラダの纏っていた銀の鎧を引き剥がし、放り捨てた。十七歳の若い身体が、土の上で露わになった。
 白い胸を揉みしだき、そして、きつく結んだ唇に、ガラは自身の唇を重ねようと迫った。
 しかし、そこで意を決し、ミラダは自ら首を突き出して、ガラの無骨な唇を頬張るように口づけをした。白く荒れた唇をミラダの唾液が潤わせていく。
(──私は、何の為に戦士になった? それは……戦う為だろう!? 私は決して、女だからと言って、世界に飲まれることは望まない!)
 ミラダはそのまま、ガラとぶつかり合うように身体を重ねた。ミラダの狂ったような叫びとガラの咆哮は、夜の集落の遠くどこまでも鮮明に響き渡った。

 夜が明けて、集落の広場に二人の村人の死体が転がった。男が一人と、女が一人であった。ミラダがそれを見て、どのような事情があったのかを理解するには、余りに想像に容易かった。
「一緒に死ねて本望だろう」
 ガバルドという長髪の戦士が、男の死体の頭を蹴り転がした。捻れてミラダの方を向いたその顔は、激しい怒りのままに硬直していた。そして男との隙間から覗いた女の顔は、恥辱に耐える乙女のものであった。
「ミラダ、集合時間だ。行くぞ」
 ガラにそう言われ、ミラダは二人の死体を後目に集合場所へと向かった。
 カラヤ国軍のイグサ侵攻部隊は九人小隊が九つからなる。その指揮官の小男ペザは、集落前で隊列を作った戦士達に言った。
「おはよう皆さん。本日我々は一日かけて東へ進み、夕刻にはイグサ領へ辿り着くでしょう。そのまま夜間のうちに城下を越えて、イグサの城を占領します。先陣はガラ隊とガバルド隊、期待していますよ。では、出撃」
 丁寧な口調で終え、腕を振り上げると、隊列は一斉に動きだした。一同は馬を駆って集落を後にした。

720 :よろしくお願いします3:2011/02/21(月) 14:58:39.27
 カラヤ軍の流れるような軍勢は、イグサ国アキナの街を踏み荒らし駆け抜ける。ミラダは馬上から、自分と同じ程の年のイグサ国民の女の姿を見た。化粧をして着物を着た、年頃の女の姿だった。
(あれは、力ある者に蹂躙され、与えられることでしか生きられない者、それを悦びとするしかない者だ。……私は違う。……私は全てを制する。ガラも、指揮官のペザからだって、必要ならば私は奪う!)
 ぐいぐいと加速するミラダの馬は、赤の鳥居のようなアキナの街門を一番に抜けた。
 イグサ城下町はすぐ先だった。ミラダの目の前に巨大な黒屋根の城、城下に敷き詰められた数百の屋敷が広がる。
 黒の鎧に身を包んだイグサ兵達はカラヤの軍勢を発見すると、ある者は慌て、またある者は棒立ちで、城下に雪崩れ込む侵略を見送った。
「酷い戦争だ。だが、これで正しい」
 ガラが追いつき、堅い表情を変えずミラダに言った。その後ろから更にガバルドが追いついて声を投げかける。
「ガラの言う通りだ。抵抗がなければ無駄な血は流れない」
「あの村人の男女は抵抗したのね」
「したさ」
 ガバルドはミラダより長い髪をかきあげる。その視線はずっと先を見つめている。そして徐々に、先頭を走っていたミラダを追い越して行く。
「まだ迷いがあるのか? ミラダ」
「…………」
 ガラの問いかけに、ミラダは沈黙した。
「何を望む、ミラダ。この世界で。このおよそ意味の無い世界で、お前は」
「……私は……ただ強くありたい」
 ミラダが静かに言った、その時、後方で爆発音が轟いた。軍勢の後列の辺りで黒い爆炎が上がり、カラヤ軍の騎馬と戦士達が十数名、宙を舞っていた。ミラダはその嵐のような光景の中に、指揮官ペザの引きちぎれた上半身を見た。
「罠……だったの?」
 腐ってもかつては世界に名を轟かせたイグサである。こうも簡単に城下に進入できたことに、ミラダは内心腑に落ちない部分があった。そしてその疑問は、侵攻部隊を嵌める罠、という形で帰結した。
「罠だろうと何だろうと、指揮官が死のうと、俺達の任務に変わりはない。行くぞ」
 ガラとミラダ、そしてそれに続く数名は、馬を乗り捨て、夜にそびえ立つ五階層の黒城、その城内へと進んだ。

721 :よろしくお願いします4:2011/02/21(月) 15:01:00.89
 既にガバルドによって切り捨てられた兵の死体が転がる中を、ミラダ達の鉄鎧の音が走った。
 木柱の陰から飛び出してきた残存兵を、ミラダは剣で突き刺し返り討ちにした。両手で刀を振り上げたまま絶命した兵士を横目で見、感傷を残すことなく剣を捻って身体を横に引き裂いた。ミラダはそのまま奥の階段へと足を進めた。
 最上階、金箔の貼られた壁の中を進み、ガラが破壊した王室の扉の先にいたのは、赤い、巨体の鎧武者が一人であった。
 ミラダは咄嗟に、床から漂う異臭に鼻を覆った。広部屋の上質の畳の上、全面に撒き散らされたヘドロのような液状物質。
 それは恐らくガバルドであった。武者の左手には彼の首が、長い髪を掴まれ、垂れ下がっていたからだ。
「残念であったな。イグサ国王はここには居らぬ」
 カラヤの人間にはわからない言語であったが、ガラは意図を汲み取って理解し、言葉を返した。
「関係ない。お前を殺したのち、国王も探して殺す」
 言うが早いかガラは雄叫びを上げ、ヘドロの散らばる畳の上を走った。振り抜いたのは、ガラの体格でしか扱えない大剣である。下から振り上げるように、床から天井までを含め、敵の位置を切り裂いた。
 だが、鎧武者は一歩引いてそれをかわしていた。そして右手に握っていた、ガラのものと同等ともいえる程の巨大な刀を軽々と構えると、ガラの鎧の隙間からその胸を突き刺した。
 背中を貫通したその切っ先は、すぐ後ろにいたミラダの目前に血を滴らせながら突き付けられていた。
「西国の武者よ、少しは頭も使わねば事は成せぬぞ」

722 :よろしくお願いします5(終わり):2011/02/21(月) 15:02:19.43
 ガラを串刺しにした刀は、ミラダの見ている前で反転し、上を向いた。そして勢い良く上昇し、ガラの首から上を吹き飛ばし、天井に巻き上げた。残されたガラの身体は痙攣していた。
「ガラ……」
 ミラダは自身の中の決意が揺らぐのを感じていた。それはガラによって強固となっていた決意だからである。
(これでいいのか。……私達は殺される……これでいいのか? ガラは強かった。恐怖に打ち勝っていた。しかし、『だから』死んだ……)
 ミラダの背後では、彼女以上に竦んだ仲間の戦士達が、進む事も退くこともできず、無為にその場に留まっている。小隊長は二人とも死んだ。今彼らを率いることができるのは、恐らくミラダ以外にいなかった。
 ミラダと鎧武者の壁となっていたガラの身体が、両膝を重くつき、崩れ落ちた。
 大きく見開いた鎧武者の目が、ミラダの青い目を捉える。ミラダは堰を切ったように感情を爆発させた。
「理由は何だっていい! 私は戦う! 私はこいつを殺して進む! でなければ私は犯され、侵食され、奴隷のような生を甘受するからだ!」
 ミラダは叫び、鎧武者の眼光を押し返した。そして、剣を振り上げ大きく飛びかかった。
「西国の人形のような女、主はそのまま人形であればいいものを!」
 鎧武者の一振りは、空中のミラダの細い肉を鎧ごと粉砕し、部屋入り口で狼狽える戦士達に振りかけた。しかし、砕かれたのはミラダの両脚のみであった。
 ミラダはガラが天井に空けた穴を掴むことで、自身の落下を遅らせていた。
「なっ……見事……!」
 ミラダの剣が振られ、鎧武者の赤兜はその首ごと切断された。
 敵の巨体と共に玉座に崩れ落ちたミラダは、失われた両脚の激痛と乱れる呼吸、だがそれらに反して徐々に薄れていく意識の中で、自ら事を成した真の喜びを噛み締めていた。
 ミラダ・リルザーク、後に東西南北の国を治める女王の、これは序章の話である。

723 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/21(月) 17:26:09.39
「つまんねぇなぁ」
 六畳一間の部屋にあるのは二つの座椅子と炬燵。そして、テレビ台と小さなブラウン管のテレビだけ。
 男は座椅子に腰掛け炬燵で微睡んでいる。右手にはテレビのリモコン、左手は肘をつき顎を支えながらテレビを見ていた。
 適当にザッピングしてニュース番組に合わせる。
「こんな事がニュースになるのか?平和ボケだな……」
 男は重い腰を上げすぐ後ろの小さなキッチンに向かった。
 鍋に水を入れ。カセットコンロを点け。火にかける。
「塩ラーメンにするか」
 キッチンの下の戸棚を開けると、醤油味、塩味、みそ味の即席麺が山のように積まれていた。そこから一つ取り出し、袋を開け、鍋に放り込む。
 ふと視線をテレビ向けると、番組はニュースからバラエティに変わっていた。
「またこれかよ。好きだな。飽きないのか?」
 麺をほぐしながらため息をつく。
 出来上がったラーメンを鍋のまま炬燵に運ぶ。
「なにが工場見学だよ。工場で働く奴の身にもなれよ」
 こうして男は誰も居ない部屋で、テレビに向かって悪態をつく毎日を送っていた。

724 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/21(月) 17:27:48.28
お願いします

725 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/21(月) 17:30:33.42
せめて名前欄に 1/3 とか付ける配慮をしろよ

726 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/21(月) 17:42:30.25
採点してください。
   ↓
春日通りを抜け、せんがわ通りの路地に入り込むと、小石川植物園がある。
光恵は、言った「外に出るのは、1カ月ぶりなの。あなた、私の分までチケットを
買ってきて。ひとと話すのは恥ずかしいわ。」

小石川植物園のチケット売り場は券売機ではなく、近くの駄菓子屋でしか買えない仕組みになっている。
その駄菓子屋のおばさんがチケット売りなのだ。
しかたなく、私は、光恵の分までチケットを買いに行くことにした「おばさん、チケットおとな
二枚ね。」
「はい。これチケットね、二枚・・・と。あなた、ずいぶんと疲れた顔をしているわね。
どこのからいらっしゃったの。」
「茅ヶ崎です。ここまでかれこれ2時間近くもかかってしまい、ここに来るだけで
へとへとになってしまったのです。」
「そーう。きょうは楽しんでいってね。」

わたしは、光恵のところに行き、チケットを渡した。
「何、話してたの?」
「えっ、まあ、まだ来たばかりなのに疲れてるね〜とのこと。まあ、大した話じゃないよ。」
それから私たちは、植物園の門をはいり、辺り一面の雄大な自然に目をやった。
「ああ、こんな自然の中に身を置くのはひさしぶりだな。都会の喧騒から身を離れて魂が生き返った感じだよ」
「わたしもよ。なにせ、1カ月ぶりに外に出たんだから。気持ちいいなんてもんじゃないわよ。」
「あっはは、それもそうだな。俺との夜とどっちが気持ちいい?」
「バカね。エッチ。」
ふたりは、春になると一面に咲き乱れる桜並木のあたりまで、自然の空気の美味さを噛みしめる様に歩いた。





727 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/21(月) 21:49:14.52
>>717
文章と内容が改善されていた!
地の文の『驚きまくった』は作者の判断に委ねる!

ワイが気になった点だけを挙げる!
@シャルパンティエ侯爵がヴィクトリア女王の謁見を果たし、
 バグの正体だと確信した理由が書かれていない!
A飛鳥は味覚を重視していない! 自分に流れる英国人の血で勝負を受けたくだりが腑に落ちない!
B侯爵は女王を『バグ』、『人間』と二通りの呼び方をしていた!
 そのせいで正体がわからなくなった!
C勝敗を決する勝負が運任せのままだった!

これ以上の指摘は控える!
読み物としての面白さには言及しない!

作者の真摯な努力を認めて70点!(`・ω・´)

728 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/21(月) 21:52:43.09
>>718-722
>「気に入らないか、ミラダ。皆の行動が」
(隊長はミラダの態度を読み取って訊いた!)
>「いえ、ただ私にはわからないだけです」
(ミラダはわからないと答えた! この発言では相手に真意は伝わらないように思う!)
>「私達は侵略をやろうとしています」
>「それが正しいか、と?」
(ミラダの発言に見える!)
>「正しいです」
(言い切っていながらミラダは態度に反抗心を表す! よくわからない言動!)
>「ミラダよ、女というのはどんな形であれ男に抱かれるのを至上の喜びとする」
>「いえ、その話では」
(隊長はミラダが一番理解できなかったことを明言している!
 その話でなければ、何が理解できなかったのか!)

集落の広場に二人の男女の死体が見つかった! 男は憤怒の形相! 女は恥辱に耐えた乙女の表情!
現場の二人の死体でミラダは事情を理解した!
ワイは状況から推測した!
兵士に犯されていながらも悦びの声を上げた女に激怒した恋人の手によって二人は心中に至った!
両者の表情は無念の思いを雄弁に語っていた! しかし、読み進めていくと解釈が違う!
>「ガラの言う通りだ。抵抗がなければ無駄な血は流れない」
>「あの村人の男女は抵抗したのね」
>「したさ」
(殺害したような旨が書かれていた! ワイには展開が読めなかった!)

登場人物の感情の流れがわからない!
ミラダが上から鎧武者の頭部を刎ねる動作が理解し難い!
夜に敵地へ着いたにもかかわらず、ミラダがイグサ国民の女を馬上から子細に見ることができた!

読者にわかるように書かないと物語に集中できない57点!(`・ω・´)

729 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/21(月) 21:54:04.52
>>723
>鍋に水を入れ。カセットコンロを点け。火にかける。
(文の合間の句点は読点ではないのか!)

独り言が多い!
端的に言えば手抜きに見える!

具のない塩ラーメンのようなさっぱりとした文章だった53点!(`・ω・´)

730 :ぷぅぎゃああああああ ◆Puug571Ifs :2011/02/21(月) 21:56:19.75
>>726
『1カ月』、『二枚』、『2時間』等、漢数字とアラビア数字が混ざっている!
『・・・』は『……』の方がよい!
単語に句点は付けない方がよい!

>光恵は、言った「外に出るのは、1カ月ぶりなの。あなた、私の分までチケットを
>買ってきて。ひとと話すのは恥ずかしいわ。」
(軽い文章なので目に留まった! 光恵は「〜」(と)言った。光恵は、言った。「〜」
 人によっては句点が抜けていると判断されるかもしれない!
 これ以降、似たような箇所の指摘は省略する!)

>〜どこのからいらっしゃったの。」
(『どこから』のような気がする!)

>私は
>わたしは
(同じ人物なので一方に決めた方がよい!)

>「ああ、こんな自然の中に身を置くのはひさしぶりだな。都会の喧騒から身を離れて魂が生き返った感じだよ」
(語尾に句点がない! 他は引用文! この一文は会話文に見える!)

チケット売りのおばさんと光恵の口調が同じに見える!
人物の描き分けが足りない! 説明口調の会話が不自然に思える!

小説と呼ぶには全体的に拙い印象を受けた47点!(`・ω・´)

731 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/21(月) 21:58:30.34
いっそリライトしてやれよ

732 :嘉一朗 ◆oOLN65ZNXE :2011/02/21(月) 22:26:28.90
>>727
ありがとうございます!!

やった…。ついにやった…。
70点のラインに達した!!

感動…。

733 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/21(月) 23:31:19.25
>>732
70取っちゃったのか。おめでとう。

734 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/22(火) 01:59:33.18
>>728
ありがとうございました。冒頭の会話の矛盾ぶりは、指摘して頂けるまで気づきませんでした。

735 :名無し物書き@推敲中?:2011/02/22(火) 03:10:48.23
>>732
おめでとう。
未来はいつも、成長する者の味方だ。

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